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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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今年も観て来ました。
一応、年に1回だからね。
今年も。
4回目か、5回目か…?
その前に3年位、気になるけど、行くのは何だか怖いような……という時期があって、初めて行った時は「うあ~今まで損してた~(泣)」と思ったものです。
今回のタイトルは『タイトル未定』だったのですが

“「昨日、ライブ観てきたんだよ。」
「へ~、何のライブ?」
「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ。」
「あ、歌じゃないんだ。」
「そう、まぁ、舞台…。」
「へぇ、何てタイトル?」
「『タイトル未定』」
「あ、決まってないんだ。」
「いや、『タイトル未定』っていうタイトルに決まってるみたい。」
というようなことになるとややこしい!!ので
お客さん「あなたの好きな食べ物はなんですか?」”

そんなこんなで大阪公演のタイトルは『アボカド』と決定しました。

今回も、(アレ、どうやるんですかね?)その場で書いたりしたものや、影をプロジェクター投影したり。
タイトルはその場で書きましたからね。
そして、今回もヘンです。
何ヶ月かは、こんなヘンなことばかり考えることに時間が費やされているのだな~と思うと、感心するような呆れるような(^_^;)
いや、お陰で楽しませていただいてるんですけど。
前回はちょっと、下ネタが多すぎるんじゃないの?(-_-;)
と思ったのですが、今回は、まぁ…程よく?
お気に入りは『物の状態についての質問』(だっけ?)
仏壇の中身を全部出して一直線に並べようと思うところが先ずヘン、いや、凄い!
『不完全なタイトル』も、一文字消すところが自分の思っているところと微妙に違っていたりして、他人様の頭の中はやっぱりよく分からんな~
今回、肉体表現だけっていうのがなかったんじゃ……と思ったら、『白鳥の湖』で部屋の掃除がそうですね。
アレは、凄い、つか、さぞかし疲れるだろうなぁ…と。
このライブの時、いつもTVとかで見る時よりも(って最近あんまり見てないんだけど;;)頬がこけているような…と思うんですが、こんなネタやってりゃ疲れるか…
顔色も普段からあまりよくない方だけど、さらによくないように見受けられるので、心配してしまいます(~_~;)
『命をかけた芝居』は、マジで危険なので、札幌公演(あ、「チラシ等には間に合わなかったけど3/17決まりました。」だそうなんで札幌の方、見に行って下さい。)まで、無事にやり遂げていただきたい。
今日の名古屋公演で命を落とさないことを祈ります。

ボツネタコーナー
大阪でやるんで緊張してます。といったので、多分大阪弁なんだろうと思ったんですが……
『不完全なタイトル』のボツネタ『シザーハンズ』→『シザーハン』
まぁ、イントネーションは全てオマケするとしてですね。
女主人と思われる人のことを「おいえはん」と言っていたのですが、そうなの?
小さい時に見ていた『あっちこっち丁稚』では、山田スミ子は『ごりょんさん』と呼ばれていた筈……
まぁ、私も分かりまへん。
あと、『おーみやはん』は、『近江屋はん』なのか、『大宮はん』なのか!?
ま、こんな辺鄙なブログを関係者の方が見ているとは思いませんけど、ハッキリさせて~(>_<)

でも、ま、兎に角、笑い過ぎで喉がちょっとおかしくなるくらい楽しませていただきました。
ありがとうございました。
来年も、お待ちしてます。
それまで、どうぞ、お元気で。
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BIFFY CLYROが来る!!
うわ~行く行く!!!
と思ってたら、NIGHT RANGER/FIREHOUSEと同じ日やないか!!
その日はCheap Trickの一夜限りのat武道館公演とかもあって、ただでさえ悩んでたのに!!
すげー観たいのに、どうしてくれるんや~(>_<)
ナイレンだけならな~やめてもいいんやけど、FIREHOUSEは、な~
スッゴイ好きやったからな~ 
それに、チケットもう持ってるし…誰か買うてくれるんやったら、まぁ、な~
それにしても、KULA SHAKERの時も思ったんやけど、何で大阪でそんなにかぶるわけ?
『洋楽』で動く人間って、結構重なってるんやで。
ジャンルが違うからえぇやろと思うのは、ちょっと甘い。と思う。
初演の頃からずっと気になってはいたのだが、寺山修司×蜷川幸雄という、個人的にどうなの!?という取り合わせに尻込みしてしまっていた。
身毒丸役も私にとっては、特に魅力的ということもなかったし……
武田真治も好みでなく、藤原竜也って目と目の間の距離がちょっと……と初めて見た時に思ったのが消せなくて。
ま、両目の距離に関しては今も好みではない。うん。
さて、舞台。
サンダー(やと思ったんですが(お父ちゃんはそういうてた)、グラインダーとパンフで藤原が書いている。同じものやろか?)の火花の下。
物の怪の花嫁行列のような一行がやってくる。
そして、少年が現れる。
母の写真を眺め、悲しみに暮れる彼は、線路を探している。
「音は聞こえるのにどこにも線路がないのです。」と。

『母を売る店』で買われてきた女、撫子と買った父親の息子しんとくの物語。
父の買った『母』撫子に心を奪われてしまうしんとく。
撫子は長年旅芸人として生きてきて、憧れ続けた家、家族を手に入れた。
だが、自分は家の置物に過ぎないことに気づきいたたまれなくなる。

憎みあいながらも、惹かれあう二人の話。

最初と最後に使われる降ってくる火花が、火をつけたばかりの線香花火のようでとても美しい。

何か、どうしようもなく、寺山!って感じでした。
うん。

摂州合邦辻(浄瑠璃)とか、しんとく丸(説話)とかと通じるところがあるような、とてつもなく遠くにあるような……
何か、不思議~な1時間半だった。

実をいうと『身毒丸』と聞いて思い出すのは花組芝居の『怪誕身毒丸』なんである。
ちゃんと見たことはないんだけどね。
だからこそ、見てみたい芝居ではある。
再演、していただけませんか?座長様??
前作を劇場では観なかったのですが(ケイト・ブランシェットが怖い;;)、やはり見てからの方がいいだろうと、先日CATVでの放送が見れたので観て来ました。
アカデミー賞、衣装でオスカーを獲得した本作ですが、これはもう、純粋に衣装で選んだんだなぁ。というか……
他では取れないわな。というか……ケイトは、凄いですけどね、何だか。
ストーリーとしては、そんな大したこともないかなぁ。

カトリックの一派のアジトで真っ赤に染められていく布を見ながら、あぁ、これは『まさかの時のスペイン宗教裁判』!?とか、そんなこと考えてました(~_~;)
そんなこと言いつつも、なかなか楽しめましたよ、うん。
ストーリー的に凄く深い、というようなことはないですけど、それなりに見応えはあります。

スペイン国王が、がに股過ぎじゃない?とか(史実に基づいてても、王様なんだからもうちょっと…)
せっかくのあの時代に拷問器具は鳥かごだけ?とか
女王様の手が働き者の農夫みたいに見えちゃうなぁ…とか
突っ込みたいところは色々ありますが……

でも、この話ってよく考えたら、愛しのスペイン無敵艦隊が負けちゃう話だったのよね~(~_~;)

あ、今回の男前。
初めの方の場面、エリザベスが、スペインの大使とかと会う部屋に入る時に、カーテンというか幕というか、を開けて入るのですが
そこの所に左右に衛兵(?)が立っております。
その、向かって右側。これはなかなか男前なんじゃないかと……
後、エリザベスの求婚者の一人で一番若い人?
一緒に食事をしてた王子、ね。彼も可愛いかな。
ハンドタオルでよかった。
見終わった後、そんなタイトルのメールを友達に送りました。
これも、予告編で泣いてしまった映画の一つ。
予告では特に、そんなに悲しい場面は出てこないのですが、何だかキューっとなって涙が出てしまったのでした。

平和だった頃のアフガニスタン。
アミールとハッサンは友達同士。
なのですが、物語か進んでいくとちょっと様子が違ってくる。
アミールの家は裕福で、ハッサンはそこで働く使用人の子どもだったのだ。
子供同士、友達なのだけれども時々主従が見え隠れする。
ハッサンの父は、子どもの頃先代に引き取られて、そのまま使用人として働いている。

凧揚げのシーンから始まるこの映画、この『凧揚げ』は象徴的だ。
公園で、子供達の凧揚げを見ている大人のアミール。
妻と家に帰ると、自分の本(処女作のよう)の入った段ボール箱が部屋の前に置かれていた。
その箱を開けていると電話が鳴る。
アミールが出ると、それは彼の恩人とも言うべき父の友人だった。
彼は告げる。「君は戻って来なければならない。」と。

少年時代のアミール。
ここでの凧揚げはケンカ凧というのか、相手の糸を切ったら勝ち、というヤツである。
糸を切られ飛ばされた凧を追いかけるアミールとハッサン。
他の子供達と全然違う方向へと走るハッサンにアミールがそっちでいいのかと問いかけると「僕を信じて」と彼は答える。
やがて、彼が立ち止まると、子供達が凧を追いかけながら走ってきた。
凧はまるでそこに来ることになっていたかのように、ハッサンの手の中に。
家に帰る途中、年上の三人組に絡まれてしまうが、ハッサンのお陰で何とか切り抜けた。
家に着いたアミール、手にはハッサンが取った凧が。
居間では父親とその友人が話をしている。
そして、アミールは父親が、「あの子には何かが欠けている」というのを聞いてしまう。
黙って自分の部屋に行くアミール。

自分は親に愛されていないんじゃないかと思う子どもは悲しい。
前にも書いたかもしれないけど、これは経験から……今、思い出しても涙が出そうになる。

彼の様子を気にして、部屋に来てくれたのは、居間で話していた父の友人、ラヒム・ハーン。
アミールは机に向かい、物語を書いていた。
ラヒムは先程のことには触れずに、それを読ませて欲しいといい、ノートを持ち帰る。
後日、気に入ったと手紙をくれたと嬉しそうに話すアミール。
どんな話かと訪ねるハッサンに、「魔法の杯を手に入れた男の話で、その杯に涙を注ぐと真珠になる。終わりは男は真珠の山に座って、腕には死んだ妻を抱いているんだ。」と。
それを聞いて、不機嫌な様子になるハッサン。
どうしたのかと聞くアミールに、訊ねる。
「何故、妻を殺したの?たまねぎを切ったって涙は出るのに。」
二人の違いが端的に現れているシーンじゃないかと思う。

恒例の凧揚げ大会の日、アミールとハッサンは次々と向かってくる凧の糸を切り、最後の一つになる。
つまり優勝したのだ。
最後に落とした凧をアミールのために取ってくると走り出すハッサン。
頼んだというアミールに彼が言う。「君のためなら千回でも。」
凧を見つけて帰る途中、ハッサンはいつかの三人組に出くわしてしまう。
なかなか帰ってこないハッサンを探しに来たアミールは、ハッサンが乱暴されるのを目撃するが彼を助けに飛び出すことは出来なかった。
その後、アミールは後悔の念からか、ハッサンを遠ざけようとする。
そして、二人の心は離れていき、実際の距離も離れることになる。
ハッサンの父は屋敷を辞め、アミールはソ連のアフガニスタン侵攻により父とパキスタンへと逃れ、アメリカへ。

彼を故郷へと呼び戻す一本の電話。
アミールの贖罪の旅が始まる。

誰にでも後悔していることがある。
あの時、ああいう風に出来ていればよかったのに。
何故、行動に移さなかったんだろう。
もう、ほんの少し勇気があればよかったのに。

私たちには時間を戻すことは出来ない。
だから、本当の意味でのやり直しは出来ない。
だけど、やり直す方法が…、その後悔を後悔だけで終わらせない道があるんじゃないか。

というお話。だと思う。
前半のストーリーをずい分細かく書いてしまった。
ちょっと反省してます。
でも、ここから後をぜひ見ていただきたいので、まぁ長めの前振りと思ってください。

最後の凧揚げのシーンも、とても心に沁みます。
娯楽大作じゃなきゃ嫌だ!という方以外にはオススメです。
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