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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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初演の頃からずっと気になってはいたのだが、寺山修司×蜷川幸雄という、個人的にどうなの!?という取り合わせに尻込みしてしまっていた。
身毒丸役も私にとっては、特に魅力的ということもなかったし……
武田真治も好みでなく、藤原竜也って目と目の間の距離がちょっと……と初めて見た時に思ったのが消せなくて。
ま、両目の距離に関しては今も好みではない。うん。
さて、舞台。
サンダー(やと思ったんですが(お父ちゃんはそういうてた)、グラインダーとパンフで藤原が書いている。同じものやろか?)の火花の下。
物の怪の花嫁行列のような一行がやってくる。
そして、少年が現れる。
母の写真を眺め、悲しみに暮れる彼は、線路を探している。
「音は聞こえるのにどこにも線路がないのです。」と。

『母を売る店』で買われてきた女、撫子と買った父親の息子しんとくの物語。
父の買った『母』撫子に心を奪われてしまうしんとく。
撫子は長年旅芸人として生きてきて、憧れ続けた家、家族を手に入れた。
だが、自分は家の置物に過ぎないことに気づきいたたまれなくなる。

憎みあいながらも、惹かれあう二人の話。

最初と最後に使われる降ってくる火花が、火をつけたばかりの線香花火のようでとても美しい。

何か、どうしようもなく、寺山!って感じでした。
うん。

摂州合邦辻(浄瑠璃)とか、しんとく丸(説話)とかと通じるところがあるような、とてつもなく遠くにあるような……
何か、不思議~な1時間半だった。

実をいうと『身毒丸』と聞いて思い出すのは花組芝居の『怪誕身毒丸』なんである。
ちゃんと見たことはないんだけどね。
だからこそ、見てみたい芝居ではある。
再演、していただけませんか?座長様??
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