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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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66歳になるミジャは、娘に代わって、中学3年生の孫ジョンウクを育てている。
右腕の不調を感じたミジャは病院で診察を受ける。
しかし、その時に症状を説明するのに『電気』という単語も思い出せない。
最近、度々こんなことがあるという彼女に医者は、そちらの方が心配だからと精密検査を受けるよう勧めた。
帰り道、救急車の前で泣き崩れる中年女性の姿を見る。
娘が川に身投げしたとのことだった。
バス停で、詩作教室の募集広告に目が留まる。
帰宅したミジャは、ジョンウクに自殺した少女のことを尋ねるが、素っ気ない返事しか返ってこない。
小学生のとき教師に詩人になれると言われたのを覚えていたミジャは、詩作教室を受講することにした。
“見ることがいちばん大事”という講師の言葉に従い、見たものについて感じたことを手帳に記していくミジャ。
そんな折、ジョンウクの友人の父親から連絡を受け、孫の仲間6人の保護者の集まりに呼ばれる。
実は、自殺した少女ヒジンの死には、その6人組が関わっていたのだ。
通りかかった(と思ったんだけど……)教会で、アグネスという洗礼名を持つヒジンの慰霊ミサが開かれており、ミジャも引き込まれるように中に入った。
ふと、自分に向けられた視線に気づき、席を立つと、入り口にはアグネスの写真が飾られていた。
思わずその写真を持ち去ったミジャは、だんだんと彼女に心を寄せるようになり、その足跡をたどっていく。

結構、寝そうとかいう話も聞いたりしたのですが、何だか予告編がスゴく気になってて……

おしゃれと皆から言われているミジャ。
まぁ、キレイな人だし、彼女には似合っていると思うのだが、彼女の服装はどこか少女趣味。
天神橋筋界隈ではかなりの馴染み具合だと思うが、映画の中では結構浮いている。
でも、彼女には合っているのだろう。
服装の通り、少女のような心を持った人なのだ。
だから、出かける時はいつも綺麗な格好をしなければと思っているのだ。
要件や場所に相応しい恰好というのが、イマイチ分かっていないようだ。

『詩』を習うことになったミジャ。
その少女のような天真爛漫さ故か、教室で講師が話している途中でも勝手に話しだしたりする。
まぁ、おばちゃんにはありがちなことだけど……。
さて、『詩』を書くために真の美しさを探すミジャだったが、そんな彼女に容赦なく“汚い”現実が降りかかる。
アグネスの自殺は自分の孫も加わっていた暴行事件が原因だったこと。
友達の親達は、子供たちの将来のためと言って示談を進めていたこと。
すでに、示談金の金額が決められ、自分も500万ウォンを用意する必要を言い渡されたこと。
そして、生活のために介護をしている裕福なカン老人が未だに性欲を持っていると見せつけられたこと。
詩の朗読会で下卑た冗談を言ってばかりいる刑事と出会ったこと。

美しいものを探そうと懸命な彼女の目の前には薄汚れた事柄ばかりが差し出される。

アグネスの写真を持ち歩き、アグネスが暴行を受けたという科学準備室を始め、彼女の足跡をたどっていく内に、心もアグネスに寄り添っていく。
いや、寄り添いたいと心から思ったのだと思う。
突然、ミジャがカン老人に身体を差し出す決意をしたのは、まぁ、後でお金をもらうのにこのことを使ったけど、最初からそのつもりではなかったと思うんだな。
その時は、ただ、アグネスの気持ちを理解したくて、そうしたように見えた。
アグネスと出会ってから……と言っても、彼女は既にいないのですが、アグネスのために生きている時間が増えていくミジャ。

母親が明日来るからと、孫に身ぎれいにさせた晩、詩の朗読会で顔なじみの刑事がやって来ます。
ジョンウクを同僚に連れていかせると、それまで孫と二人でしていたバドミントンを続けようという刑事。
二人はいつまでバドミントンを続けたのでしょうか?

詩の教室の最終日。
教壇には花束とミジャの書きあげた詩が。
題名は『アグネスの詩』
彼女に問いかけるミジャの声はやがてアグネスの声に変わっていく。
ミジャの気持ちは本当にアグネスに寄り添ったのだろうか?

終わった後、「反省してない孫をこのままではアカンと思って刑事を呼んだんやで」と、後ろに座っていたおばちゃんが言っていた。
どうなんだろう?
本当に娘がミジャを訪ねて来たのを見て、もしかしてミジャが警察を呼んだのじゃないかもしれない、とも思った。
示談の席で、アグネスの母親が気もちを変えたのかもしれない。
でも、やっぱり、ミジャが呼んだのかもしれない。
だとしたら、それは、アグネスのためなのじゃないかと思う。

詩と花束を教室に残したミジャが、その後どうなったのかは描かれない。
もしかしたら死を選んだのかもしれない。
が、そうではない気がする。
しかし、今は物忘れ程度のミジャのアルツハイマー病はだんだんと進行していくだろう。
彼女が変わっていってしまう、それもまた『死』なのかもしれないと思う。

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