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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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本当は『魔笛』を観るつもりだったのですが、満席でガックリ(ちょっと意外でした;;)
そのまま帰って野球でも見ようかと地下街を歩き始めたのですが、せっかく梅田まで出たし、食料も仕入れたのに勿体ないかなと……。
で、別の日に観るつもりでいた『MALA NOCHE』を。
レイトショーだったんでイヤだったんだけど、カート・コバーンの映画も、何だかね~(~_~;)特別好きだったわけでもないし。
MALA NOCHE とは直訳すると悪い夜。
ビートニク詩人、ウォルト・カーティスの原作の映画化らしいです。
この手の人たちに関しての知識は欠落しているので、どんな人かとか、原作はどんなか、とかはまったく分かりません(~_~;)
ガス・ヴァンサントの長編処女作。映画祭などでは絶賛されたけど、公開されずにお蔵入りになった作品らしいです。
以下はオフィシャルサイト掲載の粗筋をちょい書き直したもの(私の記憶と違う部分、表現が違うと思うものを訂正してあります。)
オレゴン州ポートランド市の場末の地区にある食料品店の店番として、毎日、街のろくでなしどもの相手をしているウォルトだが、その立場も彼らとそう変わらない。
ある日、彼は、仲間と一緒に国境を越えて北へと流れてきたメキシコ系の不法移民のジョニーに恋をする。
18歳だという、スペイン語しか話さない彼に片言で話しかけるも、ゲイではないジョニーに邪険にされるが、妹のベティーと二人で彼を食事へと誘い、なんとか距離を縮めようとする。
平等な恋愛関係とうそぶいてみるウォルトだが、貧しいジョニーにカネ(15ドル)を渡して想いを遂げようとする。
男と女の関係にもありがちな、純粋な恋心と資本主義を介した所有欲が微妙に交錯する。
ゲーセンや食事、クルマで滝や太平洋へ連れ出したり、彼らの世話をかいがいしく焼くウォルトは、言葉が完全に通じないまでも、幸せそうだ。
一人では絶対に会おうとしないジョニーを、ウォルトは二人の間のゲームだと思っている。
それなりにジョニーとの幸せな日々に満足するウォルトの前からジョニーが突然姿を消す。
裏切られたと落ち込むウォルトだが、それでも残された友達のロベルト/ペッパーの面倒を見ながら、ジョニーの帰りを待つ。
そして彼と寝るようになったペッパーも、拳銃を持っていたために警察に撃たれてしまう。
そこへ突然ジョニーが街に舞い戻ってくる……。
ガス・ヴァンサントは、やっぱりガス・ヴァンサント。
というのが、感想だったりする。
台詞等が私がイメージする彼の他の映画(インディーぽいヤツ)よりは、どれも直接的である。
これは、原作がそうなのかもしれない。
予算の都合で全編モノクロ(一部カラー:ウォルトが撮影したフィルム部分)なのだけど、それもまたこの作品に合っている気がする。
私の持っている監督の映画の印象よりも、ずい分分かりやすく、素直な感じがするこの作品なのだけど、ラストシーンで「…で?」と思うのは変わらない気がする(~_~;)
ウォルトの日記という形態なので、これからもろくでもない(そして時折素晴らしい)日々が続いていくのだろうから、これでいいのだろう。とも思う。
人に恋をするというのは、別に特別な理由もないまま、こんな風に引きずり込まれていくことなのだろうな。と思わせる。(よく解んないの、私ゃ;;)
人を好きになる時って、その人の性別とか、他に相手がいるかとか、釣り合いが取れてるかとか、そういうことを頭のどこかで計算しているのだろうか?
まぁ、種の保存を遺伝子が第一の目的としているのであれば、その乗り物である私達は当然そういう命令を受けて行動している部分があるのだろうけど。
個人的には、そういうのまったく考えていない(意識しては…だから、潜在意識下では、考えているのかもね)と思っているのだけど……。
例えば『あの人は○○だから、好きになっちゃダメだ。』と思った時は、もうその人のことを好きでしょ?
だから、まぁ、何だろう……一目惚れ意外は恋じゃないみたいに思っているところもありますね。
あ、でも、気づいた時には好きだったっていうのは一目惚れとは違うか……う~む、分からん(-_-;)
話がずい分逸れたけど、ウォルトも(彼の場合は根っからゲイみたいですが…)ジョニーを一目見て惹かれちゃったのでしょうね。
というか、一目惚れ以外では、好きにならないような人物だと思う。
でも、(私にとっては)不思議なことに、どうも彼のジョニーに対する思いは深まる一方なんである。
要するに、ウォルトの恋の日々を綴った映画なんである。
考えようによってはとても甘い(空想の)恋物語なのだ。
ガス・ヴァンサントがお好きな方は多分気に入ると思う、ので、スクリーンで観られるうちに、ぜひ。
関係ないけど、ウォルトの尋常じゃないTシャツの破れっぷりばかりにやたらと目を奪われておりました(^_^;)
どうやったら、あそこまでボロボロになるのか、また、何故あそこまでボロボロなのにまだ着るのか……疑問は尽きませんです。(←そこか!?)
メキシカン達の方が、身なりがいいんだもん(^_^;)
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恋は妄想!?
恋愛心理学の本はしこたま読みましたが、赤姫さんのおっしゃるとおり、無意識ではかなりの値踏みをしています(爆)。そもそも、相手を好きになるときには、無意識に「自分と釣り合う相手」を好きになるし、「自分に釣り合う相手」というのは、要するに「自分が持っている自分のイメージ」に釣り合う相手なのだそうです。性別っていうのも、この「イメージ」に関係していると思うから、無意識には選別しているんだろうなあ。しかも、ストーカー事件のことから考えてもそうですが、「見返りがある」と信じているから、いろいろ努力するんでしょう。こっちが「あんたなんか嫌い」と言っても、自分の中では「そんなハズはない」と思っているようでした。

恋は妄想なのよ!!
ちゅちゅ 2007/08/09(Thu)21:29:22 編集
Re:恋は妄想!?
恋愛心理学の本はしこたま読まれましたか……凄い。
自分が、普通の『恋愛感情』とあまり縁がない人間のようだと思い初めてずい分経ちます。
俳優やアーティストを『好き』というのは、違いますもんね。
そんなわけで、私自身の『自分で終わり』という気もちも含めて私の遺伝子はかなりの面で失敗しているようです。(今のところ)
そういえば、ストーカー事件はすっかり解決したのですか?
あぁ、嫌なこと思い出させちゃったらごめんなさいm(__)m
ストーカーとかは何ていうかオジサン達がよく言う『嫌よ嫌よも好きのうち』を本当だと思っているのでしょうか?(そんな場合もあるとは思うけど…;;)
【2007/08/10 17:21】
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