忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジョージ6世は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていた。
そのため、人前に出ることを嫌う内気な性格となった。
父王ジョージ5世はそんな息子にも厳しく、様々な式典のスピーチを容赦なく命じた。
ジョージは妻のエリザベスに付き添われ、吃音を改善しようと何人もの医者や言語聴覚士を訪ねるが効果は表れない。
ある日、言語障害専門と看板を掲げるライオネル・ローグのもとへ。
自分ならば治せるというライオネルだが、治療は他の患者同様に彼の診察室で行うという条件をつける。
ジョージがライオネルのもとを訪ねると、彼はここでは私たちは平等だと宣言し、王太子を家族だけが使う愛称『パーティー』と呼び、煙草も吸わせない。
ライオネルはジョージにハムレットの有名な一節を朗読するよう言い、絶対につっかえずに読めると懸けをする。
大音量で音楽が流れるヘッドホンをつけられ、シェイクスピアを朗読するという奇妙な治療に、ジョージは自分には合わないと告げ、出て行ってしまう。
だが、またスピーチに失敗したジョージは、腹立ち紛れに診察室からの帰り際ライオネルに渡された自分の朗読を録音したレコードをターンテーブルに乗せた。
すると、どうしたことか。
つっかえることなくハムレットを朗読する自分の声が……
再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励む。

ホントは、アカデミーを獲る前に観に行っておきたかったんですけど、(混雑するから…みんな賞を獲ったとかいうと俄かに来るんだよね。いいんだけど…)他にどうしても見たいというものもなかったし。
座席を予約できる所なら、まぁ、満員でもね。
席はありますから。

観終わって、アカデミーは久々にアカデミーらしい作品に賞をあげたんじゃないかと思った。
昨年の『ハートロッカー』は、私は好きだけど、というか、好きだからこそオスカーを、しかも作品賞で獲る、ということには違和感があった。
自分の好きな映画は、ベネチアやカンヌで勝ってもアカデミー会員にはイマイチ好かれないらしいことを何度も感じてきたからだ。
『ハートロッカー』は、いい映画だと思うのだけど(何度もいうけど私は好きだ)、ちょっと、通ぶって無理してるんじゃないの、アカデミー会員は?
と、思わなくもなかった。
失礼かもしれないけど、もう少し大衆好みな作品にアカデミーはいつも賞をあげてきたと思うんだな。
ここ何年かは違うけど、もっともっと以前はね。
英国の歴史物が強いというデータもあるけど、観終わった後に温かな余韻の残る映画がオスカーにはふさわしい気がする。
まぁ、気がするだけだし、個人的には『悲劇』が好きなんだけど。
まぁ、何ていうか中心に据えられるのは『愛』であるべき、という感じかな~?

さて、これは苦難を乗り越えて国民に最も愛されたといわれる王の第一の難関を乗り越える様を描いた映画ではないかと。
厳しい父親や、好き勝手やり放題の問題児の兄との関係を描く家庭のドラマであり。
献身的に夫を支える妻とそれに応えようとする夫の愛情の物語でもあり。
国王と平民という身分を超えたオッサン二人の友情物語でもある。

さて、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワードが即位する。
が、彼は、かねてから交際中のアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンとの結婚を望み、王位か恋かの選択を迫られる。
彼は王位を退くことを決意する。
ジョージは思いもかけず、国王となることに……
そのために必要な、王位継承評議会のスピーチは上手くいかなかった。
しかし、ジョージはライオネルと特訓し、戴冠式のスピーチを無事に乗り切る。
だが、さらなる試練が彼の前に……
ナチスドイツとの開戦直前、王は国民の心をひとつにするため、世紀のスピーチに挑む……。

次男坊とはいえ、様々な行事に引っ張り出されてはスピーチをさせられてきたジョージ。
それさえも上手くこなせなかったのに、国王となるとさらに大変!!
そんなすぐに治るなら誰も苦労しないしね……。
でも、やっぱり王様なんだから虚勢だろうと何だろうと張って、「あぁ、この人信頼できるなぁ…」と国民に思わせなきゃいけないのだ。
ジョージ5世の言葉が印象的。
「我々王室は最も卑しい者となった。」
それは、まぁ、言い過ぎじゃないの?ですけど、自分のやりたい通りにやりたいことだけやるというのではなく、民のご機嫌をうかがわねばならないのだものね。
ライオネルの治療で、吃音の原因は幼い時に感じた恐怖や抑圧にあるということが分かっていく訳ですが、それだけでなく、何故上手く話さなければいけないのか?
という問いに自分で答えを出していく。

王冠を懸けた恋、という、まぁ世紀のロマンスの陰で重荷を背負いながらもスンゴク頑張った王様の話。
そら、まぁ、聞く分にはロマンチックな気はしますけど、色々な決まりごとがあるし跡取りになるのは嫌や~って飛び出した兄ちゃんは阿保ボンにも思えるし……

史実と違うとか(そら、そうやろ)色々批判的な意見もあるようですが、誰もがいいと思うなんてことあり得ないし、批判も興味の内だと思うしね。
ま、何ていうか、いい映画だったと思う。
クライマックスである開戦のスピーチに臨む2人は指揮者と演奏者のようでもあるけど、指揮者の方が絶対に偉いってこともなく……
一風変わったバディームービーとも言えるので、点が甘くなるのは、仕方ないね(笑)

そうそう、ヒュー・グラントがジョージ6世役のオファーを断ったのを後悔してるとかいう噂だけど、ヒューにはコリンに感じる屈託があんまないんだね。
だから、彼がやったら、こんなに上手くは行かなかったと思うよ。
違う良さがあっただろうけど。

あ、この映画のことを知った時に、『わが教え子ヒトラー』を思い出したんだよね。
こっちは、フィクションだったと思うけど、スピーチが出来なくなってしまったヒトラーと彼の治療にあたったユダヤ人演劇家の話。
こちらも、おススメです。
てか、個人的にはこっちの方が好きかも。
PR
亡くなったんだそう。
御歳89、ということだから大往生なんだろうけど。
こういう
何ていうか
見てうっとりしちゃうような女優さんは、お目にかかることは少なくなりましたね。
コレ↓ はマリリンと共演した『紳士は金髪がお好き』。

jane
昨年の午前10時の映画祭企画でも見そびれてしまっていたのですが、今年は別の館ですが複数回上映されることになり、やっと観れました。
TV放送された時に見たと思うんですけどね。
あんまりちゃんと見なかった気がします。
今さら、あらすじを書くのも何ですが……
映画監督のサルヴァトーレは深夜帰宅すると母からの伝言を受け取る。
それは、「アルフレードが死んだ」というものだった。
その名を聞き、彼は小さな村で過ごした子供時代を思い出す。
アルフレードは村の映画館の映写技師だったのだ。

やっぱりね、ボーボー泣きました(ToT)
でも、この映画何でヒットしたかということをふと考えたんだけど。
映画館に足を運ぶ人間は、基本的に『映画』と『映画館』を愛してるんだな。
そういう人間は、こういう『映画』や『映画館』への愛についての映画、しかも子供時代の思い出とリンクしているような…
を見ると堪らないものがあると思うんだね。
「いい」って聞いて観に行ったけどイマイチ。
という人は、『映画』は『映画館』で。
という人は少ないんじゃないのかな~と。

私個人としては、『映画館』で、この『映画』を観れてよかったと思います。
いや~、やっぱトルナトーレ、モリコーネのコンビはいいなぁ(^_^)
何故だか分からないのですが
時々どうしようもなく、この曲のことが気になって気になって頭の中をグルグルして離れません。
と、言う訳で、今回はyouTubeさんで探してみました。
ら、結構いろいろありました。
Justin Nozukaも、これだといい感じがする。
Teddy Thompsonのも発見したり
自分で口ずさんでたのは何故かMJの(子供の時の)バージョンと判明。
これでしょ!と思ってたAmyで歌われてるのはちょっと違う。
あ、この映画のお母さんてブラザーズ&シスターズの長女だったのね。気づかなかった(^_^;)
色々見たなかで結構気に入っているのは、スーザン・ボイルも輩出したイギリスのオーディション番組の。
この子の声は好きだな~
これぐらい、怒涛でI know 攻撃が出来れば、思い残すことがなくなって頭から離れるかも(笑)
ま、MJバージョンじゃないと無理なんですけどね;;


ロンドン・イーストエンドで若い母親は、爆弾処理担当の夫と4歳の息子と暮らしていた。
ある夜、仕事に出かけた夫を待つ時間の緊張に耐えられなくなった彼女は、パブへ出かける。
そこで出会った若い男ジャスパーに声をかけられる。
彼は、彼女が暮らす公団の向かい高級住宅地に住んでいる新聞記者だった。
そのまま2人は関係を持った。
大ファンのアーセナルの試合に夫と息子を送り出した彼女は、高級車でスタジアムに向かう途中のジャスパーと再会する。
最初は取り合わなかった彼女だか、いつしか彼を部屋に招く。
ソファの上での情事の最中、テレビに映し出されていたサッカー中継が、突然の爆音とともに打ち切られる。
ニュースでスタジアムでの爆発を知った彼女は車でスタジアムに向かう、人をかき分け中に入るが、瓦礫が彼女の上に落ちてきた。
病院で目覚めた彼女の元に、ジャスパーが見舞いに来る。
夫も息子も帰らぬ人となった。
彼女は、事件を思い出させるジャスパーを拒絶する。
一方、スタジアムで自分も命を落とす筈だったジャスパーは事件を追究し、数年前から当局が目を点けていた男が、スタジアムの観客席にいたのを見つける。
さらに夫は行方不明だと言っていたその男の妻が夫を探すのをやめ、引っ越すことも。
また、亡き夫の上司・テロ対策部門長テレンスは“若い母親”を慰めようとしていた。

ジャスパーからもたらされた、警察が隠している情報。
自爆犯かもしれない男の息子との交流。
その母親からの詫び状。
そして、警察がひた隠す驚愕の真実が彼女を………

ども。
ミシェル・ウィリアムズを見かけて、「いい女だ」ということは絶対にない赤姫です。
ご批判もあることと存じますが、まぁ、好みの問題ですから。
ユアンとの共演は「二度愛したS」以来ですね。
また、こんな二人か…って感じはあります。

悪くはなかったんですけど……
ちょっと欲張って盛りだくさんにし過ぎたのかな~
何がしたいのかよく分からない(^_^;)
家族を失った女性の再生なのか
はたまた罪の意識から立ち直っていく過程なのか
被害者家族と加害者家族の関係性なのか
真実の隠ぺいを暴くサスペンスなのか
もしかして…ホラー?
という……

自爆テロ犯と思われる男の息子と過ごす内にだんだんとやわらかな表情になっていく“若い母親”はよかったですけど。
これもね、最初どういう意図があったのかがちょっと分からないんですよね~
悟れといわれても分かりにく過ぎるというか。
ただ、息子との最後の幸せな思い出のある海辺に一緒に出かけたりするんだけど、そういう時は成長した息子を想っているのかな~と思ったんですけどね。

オサマ・ビンラディンへの手紙という形で“若い母親”のモノローグが語られるんですけど。
それも何か……
手紙自体はとてもいいのですよ。
多分セラピストとかは、怒りをぶつけるとか、そういう意図があったのかもしれないですけど、彼女の手紙はそういうのではないのですよね。
責めるというのではなくて「悪いのは双方」「西側に言いたいことがあるんでしょ」というのは、私の個人的な考えと合致してるところもあるからかもしれないですけど。
多分、この手紙は軸となるべきものだったと思うんですが、それにしては扱いがちょっと軽いというか、出番が少ないというか……

まぁ、欲張りは身を滅ぼすってことかな。
映画じゃなくて作り手側のことだけど(^_^;)

あ、上映前に公開する映画館にポスターが貼られてまして、この下にスタッフの方のコメントなのか「この邦題がすごい」的なことが書いてありました。
え、邦題って……単にカタカナにしただけちゃうんか?と思っていたら原題は違うのね。
それともこれはサブタイトルなのか?
いずれにしても、ブローン・アパートって、何のこっちゃ?て感じですよ。
アパートって言われたら違うものの方が思い浮かぶし。
大体、邦題って、いい例が思い浮かばないけど、直訳とかカタカナしただけとかのことじゃないと思うんですけど。
じゃ、この意味不明のものをわざわざ考えたのか?
褒めそやす程のものなのか、世の中不思議なことが多いです。
忍者ブログ [PR]