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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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ジョージ6世は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていた。
そのため、人前に出ることを嫌う内気な性格となった。
父王ジョージ5世はそんな息子にも厳しく、様々な式典のスピーチを容赦なく命じた。
ジョージは妻のエリザベスに付き添われ、吃音を改善しようと何人もの医者や言語聴覚士を訪ねるが効果は表れない。
ある日、言語障害専門と看板を掲げるライオネル・ローグのもとへ。
自分ならば治せるというライオネルだが、治療は他の患者同様に彼の診察室で行うという条件をつける。
ジョージがライオネルのもとを訪ねると、彼はここでは私たちは平等だと宣言し、王太子を家族だけが使う愛称『パーティー』と呼び、煙草も吸わせない。
ライオネルはジョージにハムレットの有名な一節を朗読するよう言い、絶対につっかえずに読めると懸けをする。
大音量で音楽が流れるヘッドホンをつけられ、シェイクスピアを朗読するという奇妙な治療に、ジョージは自分には合わないと告げ、出て行ってしまう。
だが、またスピーチに失敗したジョージは、腹立ち紛れに診察室からの帰り際ライオネルに渡された自分の朗読を録音したレコードをターンテーブルに乗せた。
すると、どうしたことか。
つっかえることなくハムレットを朗読する自分の声が……
再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励む。

ホントは、アカデミーを獲る前に観に行っておきたかったんですけど、(混雑するから…みんな賞を獲ったとかいうと俄かに来るんだよね。いいんだけど…)他にどうしても見たいというものもなかったし。
座席を予約できる所なら、まぁ、満員でもね。
席はありますから。

観終わって、アカデミーは久々にアカデミーらしい作品に賞をあげたんじゃないかと思った。
昨年の『ハートロッカー』は、私は好きだけど、というか、好きだからこそオスカーを、しかも作品賞で獲る、ということには違和感があった。
自分の好きな映画は、ベネチアやカンヌで勝ってもアカデミー会員にはイマイチ好かれないらしいことを何度も感じてきたからだ。
『ハートロッカー』は、いい映画だと思うのだけど(何度もいうけど私は好きだ)、ちょっと、通ぶって無理してるんじゃないの、アカデミー会員は?
と、思わなくもなかった。
失礼かもしれないけど、もう少し大衆好みな作品にアカデミーはいつも賞をあげてきたと思うんだな。
ここ何年かは違うけど、もっともっと以前はね。
英国の歴史物が強いというデータもあるけど、観終わった後に温かな余韻の残る映画がオスカーにはふさわしい気がする。
まぁ、気がするだけだし、個人的には『悲劇』が好きなんだけど。
まぁ、何ていうか中心に据えられるのは『愛』であるべき、という感じかな~?

さて、これは苦難を乗り越えて国民に最も愛されたといわれる王の第一の難関を乗り越える様を描いた映画ではないかと。
厳しい父親や、好き勝手やり放題の問題児の兄との関係を描く家庭のドラマであり。
献身的に夫を支える妻とそれに応えようとする夫の愛情の物語でもあり。
国王と平民という身分を超えたオッサン二人の友情物語でもある。

さて、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワードが即位する。
が、彼は、かねてから交際中のアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンとの結婚を望み、王位か恋かの選択を迫られる。
彼は王位を退くことを決意する。
ジョージは思いもかけず、国王となることに……
そのために必要な、王位継承評議会のスピーチは上手くいかなかった。
しかし、ジョージはライオネルと特訓し、戴冠式のスピーチを無事に乗り切る。
だが、さらなる試練が彼の前に……
ナチスドイツとの開戦直前、王は国民の心をひとつにするため、世紀のスピーチに挑む……。

次男坊とはいえ、様々な行事に引っ張り出されてはスピーチをさせられてきたジョージ。
それさえも上手くこなせなかったのに、国王となるとさらに大変!!
そんなすぐに治るなら誰も苦労しないしね……。
でも、やっぱり王様なんだから虚勢だろうと何だろうと張って、「あぁ、この人信頼できるなぁ…」と国民に思わせなきゃいけないのだ。
ジョージ5世の言葉が印象的。
「我々王室は最も卑しい者となった。」
それは、まぁ、言い過ぎじゃないの?ですけど、自分のやりたい通りにやりたいことだけやるというのではなく、民のご機嫌をうかがわねばならないのだものね。
ライオネルの治療で、吃音の原因は幼い時に感じた恐怖や抑圧にあるということが分かっていく訳ですが、それだけでなく、何故上手く話さなければいけないのか?
という問いに自分で答えを出していく。

王冠を懸けた恋、という、まぁ世紀のロマンスの陰で重荷を背負いながらもスンゴク頑張った王様の話。
そら、まぁ、聞く分にはロマンチックな気はしますけど、色々な決まりごとがあるし跡取りになるのは嫌や~って飛び出した兄ちゃんは阿保ボンにも思えるし……

史実と違うとか(そら、そうやろ)色々批判的な意見もあるようですが、誰もがいいと思うなんてことあり得ないし、批判も興味の内だと思うしね。
ま、何ていうか、いい映画だったと思う。
クライマックスである開戦のスピーチに臨む2人は指揮者と演奏者のようでもあるけど、指揮者の方が絶対に偉いってこともなく……
一風変わったバディームービーとも言えるので、点が甘くなるのは、仕方ないね(笑)

そうそう、ヒュー・グラントがジョージ6世役のオファーを断ったのを後悔してるとかいう噂だけど、ヒューにはコリンに感じる屈託があんまないんだね。
だから、彼がやったら、こんなに上手くは行かなかったと思うよ。
違う良さがあっただろうけど。

あ、この映画のことを知った時に、『わが教え子ヒトラー』を思い出したんだよね。
こっちは、フィクションだったと思うけど、スピーチが出来なくなってしまったヒトラーと彼の治療にあたったユダヤ人演劇家の話。
こちらも、おススメです。
てか、個人的にはこっちの方が好きかも。
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