私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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ロシア・ボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働くさえない中年男アンドレイ。
実は彼は、かつてはボリショイ交響楽団の天才指揮者だった。
しかし、ユダヤ人をかばったかどで指揮者の座を追われたのだ。
それから30年、思いがけないチャンスが訪れた。
清掃中に届いた1枚のFAX。
それは、パリのシャトレ座からの出演依頼だった。
アンドレイはそのFAXを自分のポケットにしまい、届かなかったことにしてしまう。
とんでもないアイディアが閃いたのだ。
彼と同じように落ちぶれた昔の仲間を集め、ボリショイ交響楽団になりすまし、生涯の夢だったパリ公演を成功させようというのだ!
音楽を捨て、さまざまな職で、逞しく生きているかつての楽団員を誘い歩き、寄せ集めのオーケストラが誕生した。
演奏曲は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
アンドレイがソリストに指名したのは、今をときめくスターヴァイオリニストのアンヌ=マリー・ジャケ。
アンドレイの真の目的は、自身の復活だけではなかった--。
人生のすべてだった音楽を奪われ、一度は自暴自棄になったアンドレイだが、しっかり者の妻に支えられ、暮らしている。。
突拍子もない思いつきによって、くたびれきった中年のおっさんが再び音楽への情熱を取り戻す。
そんな無茶すぎる計画を応援する肝っ玉の据わった奥さん。
かつては楽団のチェロ奏者であり、アンドレイの親友だろう、今は救急車の運転手クマさんのようなサーシャ。
ロマのヴァイオリニストおじさんや、息子も売り込む名トランペッターで、商売人のユダヤ人のオジイ。
等々個性的なかつての名演奏家と、かつて彼を失脚させた元劇場支配人はそれぞれの憧れの地パリへと向かう。
が、
本当に演奏をする気だった者はわずかだったのか、パリにやってきた途端、姿を消してしまう演奏者達。
リハーサルの時間になっても誰も現れない。
アンヌ=マリーとの食事会。
彼はかつて、ともにチャイコフスキーを追求したヴァイオリニストの話を始める。
その話を聞いたアンヌ=マリーは出演できないと彼に告げる。
消えた楽団員、ソリストの不在、他にも頭の痛いことが山積み。
果たして、彼らの夢のコンサートは、実現するのか?
かつての仲間を探したり、パリに着いたあたりはドタバタ喜劇の様相が、後半シリアスモードに。
ちょっと神経質そうなアンドレイと大柄な丹古母鬼馬二さんといった風貌のちょっと強面なんだけど、実はいい人そうなサーシャの凸凹コンビがかつての仲間たちを訪ね歩くシーンとか。
偽造パスポートや、現地で足りない楽器をあっという間に調達する陽気なロマのおじさん、でも彼には別の顔が……
パリに着くなり商売を始めるオジイと息子等々。
しかし、みんながアンドレイの、そして、この公演の真の目的を知った時の決意。
でも、決意だけじゃ技術はついていかないのよ;;
何せリハもしていない楽団の呼吸はバラバラ((+_+))
敵対していたかつての支配人さえ神に祈るほどの酷さ。
しかし、アンヌ=マリーがヴァイオリンを弾き始めた時、奇跡は起こる!
アンドレイとアンヌ=マリー、そしてギレーヌの関係が明かされないところがいいんでしょう。
アンドレイとアンヌ=マリーの関係は、結局最初に思っていたとおりだったのですが、途中、「あれ、違うのかな?」と思わされる、この騙しが効いている。
最初から、引っ掛かっていれば、もっと「あぁ~!」っとなれたかも。
チャイコフスキーの曲が進むにつれて、真実が明らかにされていく、のは観客にだが、演奏するアンヌ=マリーにもきっと伝わった筈。
手垢のついた、ご都合主義の物語かもしれないが、その奥には忘れてはいけない悲しい歴史が埋め込まれている。
それは、記憶にしっかりと留めつつ、とりあえずはハッピーエンドに拍手しよう。
実は彼は、かつてはボリショイ交響楽団の天才指揮者だった。
しかし、ユダヤ人をかばったかどで指揮者の座を追われたのだ。
それから30年、思いがけないチャンスが訪れた。
清掃中に届いた1枚のFAX。
それは、パリのシャトレ座からの出演依頼だった。
アンドレイはそのFAXを自分のポケットにしまい、届かなかったことにしてしまう。
とんでもないアイディアが閃いたのだ。
彼と同じように落ちぶれた昔の仲間を集め、ボリショイ交響楽団になりすまし、生涯の夢だったパリ公演を成功させようというのだ!
音楽を捨て、さまざまな職で、逞しく生きているかつての楽団員を誘い歩き、寄せ集めのオーケストラが誕生した。
演奏曲は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
アンドレイがソリストに指名したのは、今をときめくスターヴァイオリニストのアンヌ=マリー・ジャケ。
アンドレイの真の目的は、自身の復活だけではなかった--。
人生のすべてだった音楽を奪われ、一度は自暴自棄になったアンドレイだが、しっかり者の妻に支えられ、暮らしている。。
突拍子もない思いつきによって、くたびれきった中年のおっさんが再び音楽への情熱を取り戻す。
そんな無茶すぎる計画を応援する肝っ玉の据わった奥さん。
かつては楽団のチェロ奏者であり、アンドレイの親友だろう、今は救急車の運転手クマさんのようなサーシャ。
ロマのヴァイオリニストおじさんや、息子も売り込む名トランペッターで、商売人のユダヤ人のオジイ。
等々個性的なかつての名演奏家と、かつて彼を失脚させた元劇場支配人はそれぞれの憧れの地パリへと向かう。
が、
本当に演奏をする気だった者はわずかだったのか、パリにやってきた途端、姿を消してしまう演奏者達。
リハーサルの時間になっても誰も現れない。
アンヌ=マリーとの食事会。
彼はかつて、ともにチャイコフスキーを追求したヴァイオリニストの話を始める。
その話を聞いたアンヌ=マリーは出演できないと彼に告げる。
消えた楽団員、ソリストの不在、他にも頭の痛いことが山積み。
果たして、彼らの夢のコンサートは、実現するのか?
かつての仲間を探したり、パリに着いたあたりはドタバタ喜劇の様相が、後半シリアスモードに。
ちょっと神経質そうなアンドレイと大柄な丹古母鬼馬二さんといった風貌のちょっと強面なんだけど、実はいい人そうなサーシャの凸凹コンビがかつての仲間たちを訪ね歩くシーンとか。
偽造パスポートや、現地で足りない楽器をあっという間に調達する陽気なロマのおじさん、でも彼には別の顔が……
パリに着くなり商売を始めるオジイと息子等々。
しかし、みんながアンドレイの、そして、この公演の真の目的を知った時の決意。
でも、決意だけじゃ技術はついていかないのよ;;
何せリハもしていない楽団の呼吸はバラバラ((+_+))
敵対していたかつての支配人さえ神に祈るほどの酷さ。
しかし、アンヌ=マリーがヴァイオリンを弾き始めた時、奇跡は起こる!
アンドレイとアンヌ=マリー、そしてギレーヌの関係が明かされないところがいいんでしょう。
アンドレイとアンヌ=マリーの関係は、結局最初に思っていたとおりだったのですが、途中、「あれ、違うのかな?」と思わされる、この騙しが効いている。
最初から、引っ掛かっていれば、もっと「あぁ~!」っとなれたかも。
チャイコフスキーの曲が進むにつれて、真実が明らかにされていく、のは観客にだが、演奏するアンヌ=マリーにもきっと伝わった筈。
手垢のついた、ご都合主義の物語かもしれないが、その奥には忘れてはいけない悲しい歴史が埋め込まれている。
それは、記憶にしっかりと留めつつ、とりあえずはハッピーエンドに拍手しよう。
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ロイ・ミラーと彼の部隊は、隠された大量破壊兵器の探索が任務だが、上官から渡された情報に基づく場所を捜索しても空振りが続いていた。
そのため、彼は情報の信憑性に疑問を持ち始める。
ある日の任務中、イラク人男性からサダム政権下の要人たちが会合をしているとの情報を得て、持ち場を離れ踏み込む決断をするミラー。
しかし、確保した証人達も、別の部隊に奪われてしまう。
国防総省の動きを不審に思った彼は、以前接触を図ってきたCIA調査官ブラウンに情報を持ち込み、彼の下で働くことに。
しかし、そこにも妨害の手が……
ミラーは部隊を離れ単独で調査を開始、謎の核心に迫っていく。
マット・デイモンことジミーちゃんとポール・グリーングラスのボーン・コンビで送る戦争アクション。ですか?
ハート・ロッカーと同じ撮影監督ということで、手持ちカメラによるドキュメンタリーのような味わいの映像が、ストーリーにもよく合っています。
揺れたり、粗かったりする画面から、ミラーの緊迫感が伝わってきます。
イラク戦争の発端となった大量破壊兵器はあったのか?なかったのか?
という、非常に政治的な素材をアクション映画に仕立てた手腕はさすが!というところでしょう。
政治がテーマの映画とアクション映画じゃ、観る人の数が格段に違うと思うしね。
ただ、ミラーがたどり着く疑問の終着点を私達は(多分)知っているが故に、「あぁ~!!そうなの!?」的な驚きはないのが残念なところ。
一つの駒として動く、ミラーのような兵士達と指し手である上層部との関係も、ミラーが軍を辞めるとも思えないし、辞めたところで変わるとも思えない。
ラストのミラーの反撃も、どこまで打撃を与えられるのか…と思ってしまう。
やっぱり、駒と指し手が入れ替わるような逆転劇はあり得ないんである。
が、サスペンス仕立てのアクション映画として、とてもよく出来ていると思う。
銃撃戦とか派手だから、少々眠い日に行っても大丈夫(笑)
そのため、彼は情報の信憑性に疑問を持ち始める。
ある日の任務中、イラク人男性からサダム政権下の要人たちが会合をしているとの情報を得て、持ち場を離れ踏み込む決断をするミラー。
しかし、確保した証人達も、別の部隊に奪われてしまう。
国防総省の動きを不審に思った彼は、以前接触を図ってきたCIA調査官ブラウンに情報を持ち込み、彼の下で働くことに。
しかし、そこにも妨害の手が……
ミラーは部隊を離れ単独で調査を開始、謎の核心に迫っていく。
マット・デイモンことジミーちゃんとポール・グリーングラスのボーン・コンビで送る戦争アクション。ですか?
ハート・ロッカーと同じ撮影監督ということで、手持ちカメラによるドキュメンタリーのような味わいの映像が、ストーリーにもよく合っています。
揺れたり、粗かったりする画面から、ミラーの緊迫感が伝わってきます。
イラク戦争の発端となった大量破壊兵器はあったのか?なかったのか?
という、非常に政治的な素材をアクション映画に仕立てた手腕はさすが!というところでしょう。
政治がテーマの映画とアクション映画じゃ、観る人の数が格段に違うと思うしね。
ただ、ミラーがたどり着く疑問の終着点を私達は(多分)知っているが故に、「あぁ~!!そうなの!?」的な驚きはないのが残念なところ。
一つの駒として動く、ミラーのような兵士達と指し手である上層部との関係も、ミラーが軍を辞めるとも思えないし、辞めたところで変わるとも思えない。
ラストのミラーの反撃も、どこまで打撃を与えられるのか…と思ってしまう。
やっぱり、駒と指し手が入れ替わるような逆転劇はあり得ないんである。
が、サスペンス仕立てのアクション映画として、とてもよく出来ていると思う。
銃撃戦とか派手だから、少々眠い日に行っても大丈夫(笑)
1987年、ニューヨーク、ハーレム。
16歳の少女、プレシャスは、極度の肥満体型。
そのうえ読み書きもろくに出来ず学校で発言することもない。
2度目の妊娠が学校にバレて、退学になってしまうプレシャス。
妊娠はどちらも彼女の父親によるレイプが原因だった。
仕事もせずに家でテレビばかり見ている母親は、そんなプレシャスを容赦なく虐待し続ける。
訪ねてきた校長の勧めでフリースクールに通い始めるプレシャス。
そこで若い女性教師レインと運命的な出会いをする。
彼女の親身な指導によって、読み書きを覚え、プレシャスは次第に希望の光を見出し始める。
『私』には辛すぎるんじゃないかと思っていました。
でも、プレシャスが現実から逃げるために見る白昼夢・妄想が作品に不思議な味わいを与えていて、決して辛い思いばかりをさせ過ぎない作りになっています。
まぁ、実は辛いことなんだけど、白昼夢に逃げるっていうのはね。
人格乖離の一歩手前なんじゃないかという気がする。
それでも自分の“幸せな姿”を思い浮かべることの出来る彼女の力をスゴイと思う。
息をしていない自分を想像するのとは違う。(彼女も想像したことはあると思うけど)
世の中は、理不尽なことばかりに思えるけど、まぁ実際の話そうだけど。
それでも、いいことが全くないってわけでもないんじゃないか…そう思えてくる。
プレシャスには愛情を注ぐ対象がいる。
それだけでも幸せなことかもしれない。
自身も虐待を受けていたという監督が描く、虐待を受けて育った少女がその過去と決別する物語。
完全にそれを自分からこそげ落としてしまうのは難しいと思うけど、それでも未来を見て生きていくことの大切さが描かれている。
だから
『私』と同じように、観るのは辛すぎるんじゃないかと思っていたあなた。
気になっているのなら、ほんのちょっと勇気を出してみましょう。
だけど
無理はしないで欲しい。
『17歳の肖像』の所でも書いたけど、“助けを求める”勇気の大切さが分かります。
でも、難しいよね。
うん……。
彼女に辛く当り続ける母親の、裏に潜む悲しみも、それを演じたモニークの凄さも必見ではあります。
16歳の少女、プレシャスは、極度の肥満体型。
そのうえ読み書きもろくに出来ず学校で発言することもない。
2度目の妊娠が学校にバレて、退学になってしまうプレシャス。
妊娠はどちらも彼女の父親によるレイプが原因だった。
仕事もせずに家でテレビばかり見ている母親は、そんなプレシャスを容赦なく虐待し続ける。
訪ねてきた校長の勧めでフリースクールに通い始めるプレシャス。
そこで若い女性教師レインと運命的な出会いをする。
彼女の親身な指導によって、読み書きを覚え、プレシャスは次第に希望の光を見出し始める。
『私』には辛すぎるんじゃないかと思っていました。
でも、プレシャスが現実から逃げるために見る白昼夢・妄想が作品に不思議な味わいを与えていて、決して辛い思いばかりをさせ過ぎない作りになっています。
まぁ、実は辛いことなんだけど、白昼夢に逃げるっていうのはね。
人格乖離の一歩手前なんじゃないかという気がする。
それでも自分の“幸せな姿”を思い浮かべることの出来る彼女の力をスゴイと思う。
息をしていない自分を想像するのとは違う。(彼女も想像したことはあると思うけど)
世の中は、理不尽なことばかりに思えるけど、まぁ実際の話そうだけど。
それでも、いいことが全くないってわけでもないんじゃないか…そう思えてくる。
プレシャスには愛情を注ぐ対象がいる。
それだけでも幸せなことかもしれない。
自身も虐待を受けていたという監督が描く、虐待を受けて育った少女がその過去と決別する物語。
完全にそれを自分からこそげ落としてしまうのは難しいと思うけど、それでも未来を見て生きていくことの大切さが描かれている。
だから
『私』と同じように、観るのは辛すぎるんじゃないかと思っていたあなた。
気になっているのなら、ほんのちょっと勇気を出してみましょう。
だけど
無理はしないで欲しい。
『17歳の肖像』の所でも書いたけど、“助けを求める”勇気の大切さが分かります。
でも、難しいよね。
うん……。
彼女に辛く当り続ける母親の、裏に潜む悲しみも、それを演じたモニークの凄さも必見ではあります。
1961年、ロンドン郊外のトゥイッケナムで暮らすジェニー。
彼女はこの町の私立学校に通う16歳。
両親は、苦手なラテン語以外は成績優秀なジェニーがオックスフォード大学に進学するのを期待している。
楽団でチェロを弾くジェニーだが、父にとってはそれも趣味・特技の欄に書くためのもの。
練習する必要はないと言うが、団体行動が出来ると示すために楽団には所属し続けるように言う父親に理不尽さを感じていた。
寝室でシャンソンに耳を傾け、フランスに憧れ、ロマンティックな恋を夢見るジェニー。
現実はロマンティックには程遠く感じられたが、大学に入れば変わるかもと思っていた。
そんな彼女の生活・人生がある日一変する。
楽団の練習の帰り道、どしゃぶりの雨の中立ち尽くすジェニーに、高級車を運転する見知らぬ男性が声をかける。
「チェロが心配だ。チェロだけ載せるから車の脇を歩いて。信用できないならチェロに見合うお金を預けておくよ」。
自宅までの僅かな距離を歩く間に、彼の紳士的な態度や物腰、ウィットに富んだ言葉が、ジェニーの心を捉え、いつの間にか、彼女は彼の隣のシートに座っていた。
デイヴィッドとの出会いはこうして始まった。
雨の日の出会いから数日後、ジェニーは街角でデイヴィッドを見かけ、声をかける。
音楽会と夕食に誘われ、喜ぶジェニーだが、問題は堅物の父親だった。
父親が、許してくれっこないと彼女は思っていた。
ところが金曜の夜、迎えにやって来ると、巧みな話術でたちまち父親の信頼を得たデイヴィッドにジェニーは驚く。
友人で仕事仲間のダニー、その恋人ヘレンに紹介され、ナイトクラブや絵画のオークションに同行したジェニーは、大人の世界にすっかり魅了されていく。
彼女は生まれて初めて、“人生を楽しむ”ということを知り、同時にこれまでの自分の人生をつまらなく思うようになる。
デイヴィッドにますます恋をしていくジェニー。
オックスフォードへの週末旅行で見た彼の一面にジェニーはショックを受け、離れようとするが、上手く言いくるめられてしまう。
17歳の誕生日を迎えたばかりの彼女に、重大な選択が迫られる。
舞台は1961年。
ということで、ビートルズ登場の直前。
やっぱり何か違っているんでしょうか?
まだ、戦後を引きずっているだろうし、イギリスの空と同じ、どこか陰鬱な雰囲気は画面から伝わってくる。
16歳の女の子って、こんなもんなんですか?
そうなんだろうなぁ…
自分を基準にするとよく分からないですね;;
まぁ、確かに背伸びしたいお年頃でしょう。
父親は自分は大卒でないことがコンプレックスなのか、娘には何が何でもオックスフォード!という感じだし。
でも、年代からそして後にジェニーが校長や小論文担当の先生に言うように、大学に行ったからって女なんてせいぜい教師止まりじゃないの!!という。
父親も、大学を出していい職に就いてもらって…というよりは、将来性のある男を捕まえてこいって感じだし。
いわゆる『クラス』というのが、(もちろん今もあると思うけど)根強くはびこっていた時代を背景にしているのです。
私も恋愛たら何たらの経験値はほぼゼロとはいえ、長い間生きてるだけあってか、こんな口八丁手八丁みたいな男絶対信用出来ねぇ!!と思うのだが、親を上手くだまくらかしちゃうとか、恰好よく見えちゃうんだろうね~
詐欺まがいの仕事をしてると知った時も、一度は拒絶するものの正直に打ち明けられるとジェニーはすぐに折れてしまう。
“私には”正直に話してくれた。
そう思うのかな?
そのことの優越感なのか、自分を特別に思ってくれているという勘違いなのか……
まぁ、恋なんて勘違いで成り立っていると思うのですが……
『秘密』がこれだけの筈がない、と私なら思うのですが、若いから気付かないのか、好きだから目を瞑ってしまうのか。
ついにデイヴィッドからのプロポーズを受け、一世一代の決断をした彼女を待っていたのは、最低で最悪の嘘だった。
だけど、彼女は凛として立ち直っていく。
高い授業料を払って得た、痛みを伴う経験は彼女をより賢くししたたかにしていくだろう。
何にしても、“助けを求める”ことが出来る、その強さがうらやましい。
エンドロールDUFFYの歌が、沁みます。
彼女はこの町の私立学校に通う16歳。
両親は、苦手なラテン語以外は成績優秀なジェニーがオックスフォード大学に進学するのを期待している。
楽団でチェロを弾くジェニーだが、父にとってはそれも趣味・特技の欄に書くためのもの。
練習する必要はないと言うが、団体行動が出来ると示すために楽団には所属し続けるように言う父親に理不尽さを感じていた。
寝室でシャンソンに耳を傾け、フランスに憧れ、ロマンティックな恋を夢見るジェニー。
現実はロマンティックには程遠く感じられたが、大学に入れば変わるかもと思っていた。
そんな彼女の生活・人生がある日一変する。
楽団の練習の帰り道、どしゃぶりの雨の中立ち尽くすジェニーに、高級車を運転する見知らぬ男性が声をかける。
「チェロが心配だ。チェロだけ載せるから車の脇を歩いて。信用できないならチェロに見合うお金を預けておくよ」。
自宅までの僅かな距離を歩く間に、彼の紳士的な態度や物腰、ウィットに富んだ言葉が、ジェニーの心を捉え、いつの間にか、彼女は彼の隣のシートに座っていた。
デイヴィッドとの出会いはこうして始まった。
雨の日の出会いから数日後、ジェニーは街角でデイヴィッドを見かけ、声をかける。
音楽会と夕食に誘われ、喜ぶジェニーだが、問題は堅物の父親だった。
父親が、許してくれっこないと彼女は思っていた。
ところが金曜の夜、迎えにやって来ると、巧みな話術でたちまち父親の信頼を得たデイヴィッドにジェニーは驚く。
友人で仕事仲間のダニー、その恋人ヘレンに紹介され、ナイトクラブや絵画のオークションに同行したジェニーは、大人の世界にすっかり魅了されていく。
彼女は生まれて初めて、“人生を楽しむ”ということを知り、同時にこれまでの自分の人生をつまらなく思うようになる。
デイヴィッドにますます恋をしていくジェニー。
オックスフォードへの週末旅行で見た彼の一面にジェニーはショックを受け、離れようとするが、上手く言いくるめられてしまう。
17歳の誕生日を迎えたばかりの彼女に、重大な選択が迫られる。
舞台は1961年。
ということで、ビートルズ登場の直前。
やっぱり何か違っているんでしょうか?
まだ、戦後を引きずっているだろうし、イギリスの空と同じ、どこか陰鬱な雰囲気は画面から伝わってくる。
16歳の女の子って、こんなもんなんですか?
そうなんだろうなぁ…
自分を基準にするとよく分からないですね;;
まぁ、確かに背伸びしたいお年頃でしょう。
父親は自分は大卒でないことがコンプレックスなのか、娘には何が何でもオックスフォード!という感じだし。
でも、年代からそして後にジェニーが校長や小論文担当の先生に言うように、大学に行ったからって女なんてせいぜい教師止まりじゃないの!!という。
父親も、大学を出していい職に就いてもらって…というよりは、将来性のある男を捕まえてこいって感じだし。
いわゆる『クラス』というのが、(もちろん今もあると思うけど)根強くはびこっていた時代を背景にしているのです。
私も恋愛たら何たらの経験値はほぼゼロとはいえ、長い間生きてるだけあってか、こんな口八丁手八丁みたいな男絶対信用出来ねぇ!!と思うのだが、親を上手くだまくらかしちゃうとか、恰好よく見えちゃうんだろうね~
詐欺まがいの仕事をしてると知った時も、一度は拒絶するものの正直に打ち明けられるとジェニーはすぐに折れてしまう。
“私には”正直に話してくれた。
そう思うのかな?
そのことの優越感なのか、自分を特別に思ってくれているという勘違いなのか……
まぁ、恋なんて勘違いで成り立っていると思うのですが……
『秘密』がこれだけの筈がない、と私なら思うのですが、若いから気付かないのか、好きだから目を瞑ってしまうのか。
ついにデイヴィッドからのプロポーズを受け、一世一代の決断をした彼女を待っていたのは、最低で最悪の嘘だった。
だけど、彼女は凛として立ち直っていく。
高い授業料を払って得た、痛みを伴う経験は彼女をより賢くししたたかにしていくだろう。
何にしても、“助けを求める”ことが出来る、その強さがうらやましい。
エンドロールDUFFYの歌が、沁みます。
川崎にはやっぱりプチ切れていくことが出来なくて、おうちでウジウジグタグダ息苦しく過ごしました。
ずっと続いてるんだよ~;;
息苦しいの。
何カ月も前からなんだけど。
何か悪ィ病気かしらねん?
ま、それはともかく、大人になったのか、年取ったってことなのか、月曜日に休むって電話するのが気後れしたからか……
何だかダメなやつなんですよ(>_<)
皆様ご存じだと思うけどぉ~(V)o¥o(V)
とりあえず、この人のやることはあんまブレないですね。
ハゲ散らかしても(コラコラ;;)
ずっと続いてるんだよ~;;
息苦しいの。
何カ月も前からなんだけど。
何か悪ィ病気かしらねん?
ま、それはともかく、大人になったのか、年取ったってことなのか、月曜日に休むって電話するのが気後れしたからか……
何だかダメなやつなんですよ(>_<)
皆様ご存じだと思うけどぉ~(V)o¥o(V)
とりあえず、この人のやることはあんまブレないですね。
ハゲ散らかしても(コラコラ;;)