私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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落ちこぼれ気味の高校生、パーシー・ジャクソンの人生は、ある日を境に一変する。
博物館で、怪物に変身した教師が彼に突如襲いかかり「雷を返せ!」と言うのだ。
危ない所を助けてくれたのは、別の教師だった。
彼によると、ギリシア神話の神々は今も存在していて、パーシーは神と人間の間に生まれた<デミゴッド>だというのだ。
親友のグローバーも彼を守るために使わされたのだという。
最強の武器である<ゼウスの雷撃>が盗まれ、ポセイドンの息子であるパーシーに疑惑がかけられていたのだ。
とにかく追っ手から逃げるしかないと、母親と三人で逃げ出すが、途中母親はさらわれてしまう。
疑いを晴らし、奪われた母を助け出すためには、どうすればいいのか?
訓練学校で出会った仲間とともに、真実を究明する旅に出ることになったパーシー。
彼らに次々と困難が立ちはだかる。
果たして、彼の旅の結末は……
主役のパーシーは『3時10分~』で、クリスチャン・ベールの息子役だったローガン・ラーマン。
彼の起用で主人公の年齢が引き上げられたとのことで、確かに、もう少し下の方がいいかも。
ギリシャ神話の神様達について、ある程度の知識があった方が楽しめるでしょう。
エンパイアステートビルのエレベーターがオリンポスに通じてたり、ハリウッドサインの隣が冥界の入り口だったり、「スニーカーなのかよ!?」等々ツッコミどころ満載。
まぁ、つっこむのを楽しむ映画かも。
基本的には、少年が大人になるための通過儀礼的冒険物語。
何にも訓練しなかったのにそんなこと出来ちゃうの?と言いたくなってしまうところですが、他の神様とは格が違うってことなんでしょうか?
視覚効果はやっぱりスゴイので(水って難しいんでしょ?)そこんところは見物ですね。
後々考えさせられるようなことは何もないけど、「面白かったね。」と、気軽に観られる映画です。
それにしても、アメリカだけであれだけギリシャ神のご落胤がゴロゴロいるんだったら、世界中ではエラいことになってるんじゃ!?
それとも、アメリカがお気に入りなのか?
博物館で、怪物に変身した教師が彼に突如襲いかかり「雷を返せ!」と言うのだ。
危ない所を助けてくれたのは、別の教師だった。
彼によると、ギリシア神話の神々は今も存在していて、パーシーは神と人間の間に生まれた<デミゴッド>だというのだ。
親友のグローバーも彼を守るために使わされたのだという。
最強の武器である<ゼウスの雷撃>が盗まれ、ポセイドンの息子であるパーシーに疑惑がかけられていたのだ。
とにかく追っ手から逃げるしかないと、母親と三人で逃げ出すが、途中母親はさらわれてしまう。
疑いを晴らし、奪われた母を助け出すためには、どうすればいいのか?
訓練学校で出会った仲間とともに、真実を究明する旅に出ることになったパーシー。
彼らに次々と困難が立ちはだかる。
果たして、彼の旅の結末は……
主役のパーシーは『3時10分~』で、クリスチャン・ベールの息子役だったローガン・ラーマン。
彼の起用で主人公の年齢が引き上げられたとのことで、確かに、もう少し下の方がいいかも。
ギリシャ神話の神様達について、ある程度の知識があった方が楽しめるでしょう。
エンパイアステートビルのエレベーターがオリンポスに通じてたり、ハリウッドサインの隣が冥界の入り口だったり、「スニーカーなのかよ!?」等々ツッコミどころ満載。
まぁ、つっこむのを楽しむ映画かも。
基本的には、少年が大人になるための通過儀礼的冒険物語。
何にも訓練しなかったのにそんなこと出来ちゃうの?と言いたくなってしまうところですが、他の神様とは格が違うってことなんでしょうか?
視覚効果はやっぱりスゴイので(水って難しいんでしょ?)そこんところは見物ですね。
後々考えさせられるようなことは何もないけど、「面白かったね。」と、気軽に観られる映画です。
それにしても、アメリカだけであれだけギリシャ神のご落胤がゴロゴロいるんだったら、世界中ではエラいことになってるんじゃ!?
それとも、アメリカがお気に入りなのか?
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ホントはさ、恋する兵士をはっつけたかったんだけど、まともなのがなかったの。
日曜日は何の疲れか、三時半(もちろん午後)まで、寝とりました(^_^;)
合間にちょこっとテレビつけて『エルモと毛布の大冒険』を半分寝ながら見たりしてたんですけど…。
いや~何しかしんどかったんですわ。
でも、色々予定が詰んでますんで、前に『パリ、オペラ座~』を観た時の半券で割引してくれるというので、ちょっと気になってたこの映画に行ってきました。
特に、ベジャールが好きって訳でもないんですけど『ベジャール、バレエ、リュミエール』も何でか観に行きましたね~
2007年11月22日、バレエ界に留まらず、様々なエンタテインメントに影響を与え続けた巨大な星が消えた。
“20世紀最高の振付家”といわれる、モーリス・ベジャールだ。
偉大な師を亡くしたモーリス・ベジャール・バレエ団の40人のダンサーたち、そして、ベジャールの後継者ジル・ロマンの進む美しくも険しい道。
バレエ団の存続を賭けた公演と、その初日までの舞台裏に迫るドキュメンタリー。
偉大な師と、その遺産。
それは何にも替えがたい贈り物であり、同時に大きな壁でもある。
彼らは“ベジャールがいない”という初めての状況に立ち向かい、やがて知るのだ。
踊っている間は、彼が共にあることを。
ベジャールの死後の初の公演の練習風景に数々の舞台の名場面が挿入される。
ジョルジュ・ドンを、大きな画面で観てみたくて、足を運んだ。
ほんのちょっぴりだけだろうと思っていたが、思っていたよりは長く彼を見ることができた。
「恋する兵士」そして「ボレロ」。
なるほど、魔力全開か……
もっとちゃんと見てみたいなぁ。
それはさておき、観ている内にだんだんジル・ロマンとダンサー達の奮闘振りに、入れ込んでしまったのか、
あの喝采が、まるで自分が受けたかのように嬉しくて、いい気分だった。
合間にちょこっとテレビつけて『エルモと毛布の大冒険』を半分寝ながら見たりしてたんですけど…。
いや~何しかしんどかったんですわ。
でも、色々予定が詰んでますんで、前に『パリ、オペラ座~』を観た時の半券で割引してくれるというので、ちょっと気になってたこの映画に行ってきました。
特に、ベジャールが好きって訳でもないんですけど『ベジャール、バレエ、リュミエール』も何でか観に行きましたね~
2007年11月22日、バレエ界に留まらず、様々なエンタテインメントに影響を与え続けた巨大な星が消えた。
“20世紀最高の振付家”といわれる、モーリス・ベジャールだ。
偉大な師を亡くしたモーリス・ベジャール・バレエ団の40人のダンサーたち、そして、ベジャールの後継者ジル・ロマンの進む美しくも険しい道。
バレエ団の存続を賭けた公演と、その初日までの舞台裏に迫るドキュメンタリー。
偉大な師と、その遺産。
それは何にも替えがたい贈り物であり、同時に大きな壁でもある。
彼らは“ベジャールがいない”という初めての状況に立ち向かい、やがて知るのだ。
踊っている間は、彼が共にあることを。
ベジャールの死後の初の公演の練習風景に数々の舞台の名場面が挿入される。
ジョルジュ・ドンを、大きな画面で観てみたくて、足を運んだ。
ほんのちょっぴりだけだろうと思っていたが、思っていたよりは長く彼を見ることができた。
「恋する兵士」そして「ボレロ」。
なるほど、魔力全開か……
もっとちゃんと見てみたいなぁ。
それはさておき、観ている内にだんだんジル・ロマンとダンサー達の奮闘振りに、入れ込んでしまったのか、
あの喝采が、まるで自分が受けたかのように嬉しくて、いい気分だった。
先々週の水曜日に観に行くつもりだった台湾映画です。
そう、歯医者に行くんで観れなくなったヤツ。
新作の発表直前に声が出なくなった新人歌手のメイ。
彼女は誰にも告げずに、姿を消した。
台北の郊外を走るローカル線の終点の昔ながらの佇まいを残す街にたどり着いたメイ。
彼女はそこで、孤児となり街の人々に育ててもらったという青年モウに出会う。
モウと周りの気のいい人々に癒されるように、メイは次第に元気を取り戻し、声も再び出るようになった。
やがて、彼女が街にいることを知った芸能記者からの情報で、音楽プロデューサーのレイが迎えにやってくる。
彼は、メイが思いを寄せる相手でもあった。
レイに向けるメイ笑顔を見たモウは、自分の気持ちを言い出せなかった。
歌手として再スタートをしたメイ。
彼女は、やがてモウの優しさに気づき、再び街を訪れるが……
『山の郵便配達』『故郷の香り』のフォ・ジェンチィが監督だというので、観に行ってきました。
上に挙げた2作はどちらも少し昔の中国を描いたものだったと思いますが、今回は現代の台湾が舞台です。
故郷の青島から遠く離れた台北で、夢を掴もうとしていたメイ。
幼い頃に母に捨てられ、天涯孤独のモウ。
どちらも幸せに過ごしているようで、心の中には孤独が蓄積していたのかもしれない。
メイの声がだんだんと出るようになるのは、漢方医のおかげだけではなく、町の人達と恐らく殆どはモウのお陰だろう。
小さな田舎町で二人の距離は少しずつ少しずつ近づいていく。
が、メイの心の中にはすでに住んでいる人がいたのだ。
街にやって来た芸能記者が言う。
「人はどうして失踪すると思う?誰かに探して欲しいからさ。」
もちろん、誰もがそうとは限らない。
でも、メイは雇ってもらうことになった飲食店のおばさんに、「あの歌手じゃないの?」と訊かれても否定しない。
最初は電源を切っていたケータイも声が戻ると、再び電源を入れる。
何よりも最初から、あの人が心配してくれているかを気にしていたのだから。
結局、彼女は元いた場所へと戻っていってしまう。
子供の頃、「雪が降ったら母親が帰って来る。」そう、祖母に言われていたモウ。
「台北に雪なんか降らない、つまり、帰ってこないってことだ。」
だが、ある日、遂に『雪』を目にする。
そして、記者のあの言葉を思い出し……
なるほど、『雪』ね~というものが、『雪』なんですけど。
それを見て、子どもの頃の奇跡を願う気持ちを思い出したのか、モウは行動に出るわけです。
諦めたと言いながら、今でも心のどこかで奇跡を期待していた自分に気づいたのかもしれない。
そして、奇跡を信じて待つことしか出来ない子どもではなくなった自分にも気づいたのだろう。
再び、街を訪れるメイ。
だが、いつも街を走り回っていたモウの姿はどこにもなかった。
診てくれた漢方医は養老院へ移っているし、モウの友達のカフェの店員も街を出ると言う。
芸能記者が言っていたように彼女は、レイの才能を愛していたが、レイ本人を愛していなかったことに気づいたのかもしれない。
変わらず待っていてくれる人を期待して戻ったのだろうか……
人も街も移り変わっていく、それでも、変わらないものってどこかにあるんだろうか?
フォ・ジェンチィらしい切ない映画ですが、鍵となりそうな音楽プロデューサーのレイの人物像がイマイチ見えない。
せっかく、トニー・ヤンなのにね~
まぁ、どの人物もあまり作りこまれてない感じなんですが……
何かこう、ふわふわ~っと観た方がいいかも。
モウや街の人達にメイと同じように癒されながら、自分の中にしまい込まれている切なさを思い出すための映画なのかも。
そう、歯医者に行くんで観れなくなったヤツ。
新作の発表直前に声が出なくなった新人歌手のメイ。
彼女は誰にも告げずに、姿を消した。
台北の郊外を走るローカル線の終点の昔ながらの佇まいを残す街にたどり着いたメイ。
彼女はそこで、孤児となり街の人々に育ててもらったという青年モウに出会う。
モウと周りの気のいい人々に癒されるように、メイは次第に元気を取り戻し、声も再び出るようになった。
やがて、彼女が街にいることを知った芸能記者からの情報で、音楽プロデューサーのレイが迎えにやってくる。
彼は、メイが思いを寄せる相手でもあった。
レイに向けるメイ笑顔を見たモウは、自分の気持ちを言い出せなかった。
歌手として再スタートをしたメイ。
彼女は、やがてモウの優しさに気づき、再び街を訪れるが……
『山の郵便配達』『故郷の香り』のフォ・ジェンチィが監督だというので、観に行ってきました。
上に挙げた2作はどちらも少し昔の中国を描いたものだったと思いますが、今回は現代の台湾が舞台です。
故郷の青島から遠く離れた台北で、夢を掴もうとしていたメイ。
幼い頃に母に捨てられ、天涯孤独のモウ。
どちらも幸せに過ごしているようで、心の中には孤独が蓄積していたのかもしれない。
メイの声がだんだんと出るようになるのは、漢方医のおかげだけではなく、町の人達と恐らく殆どはモウのお陰だろう。
小さな田舎町で二人の距離は少しずつ少しずつ近づいていく。
が、メイの心の中にはすでに住んでいる人がいたのだ。
街にやって来た芸能記者が言う。
「人はどうして失踪すると思う?誰かに探して欲しいからさ。」
もちろん、誰もがそうとは限らない。
でも、メイは雇ってもらうことになった飲食店のおばさんに、「あの歌手じゃないの?」と訊かれても否定しない。
最初は電源を切っていたケータイも声が戻ると、再び電源を入れる。
何よりも最初から、あの人が心配してくれているかを気にしていたのだから。
結局、彼女は元いた場所へと戻っていってしまう。
子供の頃、「雪が降ったら母親が帰って来る。」そう、祖母に言われていたモウ。
「台北に雪なんか降らない、つまり、帰ってこないってことだ。」
だが、ある日、遂に『雪』を目にする。
そして、記者のあの言葉を思い出し……
なるほど、『雪』ね~というものが、『雪』なんですけど。
それを見て、子どもの頃の奇跡を願う気持ちを思い出したのか、モウは行動に出るわけです。
諦めたと言いながら、今でも心のどこかで奇跡を期待していた自分に気づいたのかもしれない。
そして、奇跡を信じて待つことしか出来ない子どもではなくなった自分にも気づいたのだろう。
再び、街を訪れるメイ。
だが、いつも街を走り回っていたモウの姿はどこにもなかった。
診てくれた漢方医は養老院へ移っているし、モウの友達のカフェの店員も街を出ると言う。
芸能記者が言っていたように彼女は、レイの才能を愛していたが、レイ本人を愛していなかったことに気づいたのかもしれない。
変わらず待っていてくれる人を期待して戻ったのだろうか……
人も街も移り変わっていく、それでも、変わらないものってどこかにあるんだろうか?
フォ・ジェンチィらしい切ない映画ですが、鍵となりそうな音楽プロデューサーのレイの人物像がイマイチ見えない。
せっかく、トニー・ヤンなのにね~
まぁ、どの人物もあまり作りこまれてない感じなんですが……
何かこう、ふわふわ~っと観た方がいいかも。
モウや街の人達にメイと同じように癒されながら、自分の中にしまい込まれている切なさを思い出すための映画なのかも。
新居を買うための資金をギャンブル依存症の夫に持ち逃げされてしまったレイ。
彼女は2人の子供を抱えて途方に暮れている。
そして、愛する夫に先立たれ、義理の母に赤ん坊を奪われてしまったモホーク族のライラ。
レイの夫が乗り捨てた車を運転するライラをレイが追ったことで、2人は出会い、それぞれの抱える問題を切り抜けるために、共犯者となる。
ライラがやっていた不法移民をアメリカへと越境させる仕事=犯罪を二人で組んで行うのだ。
ライラは言う。
「あんたは白人だから、車は止められない。」と。
真冬の氷点下の寒さで凍った川を車で渡り、カナダとの国境を越える。
稼ぎはいいが、先住民居留地の外で警察に見つかれば即刑務所入りだ。
人種も生活環境も異なるレイとライラは、最初はいがみ合いながらも、少しずつ信頼関係が生まれていく。
その一方で、2人の行く手には数々の困難やトラブルが待ち受ける。
やがて、二人の命運が尽きたと思われる最悪の事態が訪れ、2人は「究極の決断」を迫られることに……。
期待以上に面白かったです。
冒頭見るからにくたびれて、年齢以上に年取って見えるんじゃないかというおばちゃんが、寒そうなのに外でタバコを吸っている。
確か素足だった。
足の指に掘られたタトゥーがのぞいていた。
身体のあちこちにあるタトゥーは、女優さんの身体に実際にあるものもあるのか、すべて今回の役作りなのか分からないけど、それが、こういう暮らしをせざるを得ない人というのをすごくよく出していた。
若い頃は、少々無茶しても何とかなるけど、年取ってくるとそうも行かない。
多分、固い仕事はしてこなかっただろうから、今だって1$ショップの店員、しかも非正規の職しかない。
まともに働くダンナでもいて自分の小遣い程度を稼ぐならいいけど、暮らしていくのは大変だろう。
新居っていったって、組み立てのプレハブみたいなのだし。
まだまだ底はあるのだろうけど、二人の子供を抱えているとなるとかなり厳しい。
そこへ、ダンナの持ち逃げである。
父親っ子だったらしい長男は、何故探すこともしないのかと母親を責めるが、家族を捨て、家を買うために必死で貯めたと知っている金まで奪って逃げた男なんか探してどうする!?
と、母親は思っているのか……。
最初は無理やりレイを“仕事”に引きずり込んだライラも、母親だ。
しかも、子供を奪われた母親だ。
彼女は子供を取り戻すため、アブナイ仕事をしている。
やがて、二人の思惑は重なり、またずれ始める。
犯罪なんてとんでもないと思っていたレイは、家族のために金を手に入れたくて深みにはまっていくし、ライラは子供を取り戻すためにまともに働こうとする。
二人は“仲良し”にはならないが、友情とは違う次元でつながっている。
ハラハラと二人を見守りながら、最後に二人が出した結論に胸が詰まる。
世界は女が、てか、オカンが回しているのかもね。
彼女は2人の子供を抱えて途方に暮れている。
そして、愛する夫に先立たれ、義理の母に赤ん坊を奪われてしまったモホーク族のライラ。
レイの夫が乗り捨てた車を運転するライラをレイが追ったことで、2人は出会い、それぞれの抱える問題を切り抜けるために、共犯者となる。
ライラがやっていた不法移民をアメリカへと越境させる仕事=犯罪を二人で組んで行うのだ。
ライラは言う。
「あんたは白人だから、車は止められない。」と。
真冬の氷点下の寒さで凍った川を車で渡り、カナダとの国境を越える。
稼ぎはいいが、先住民居留地の外で警察に見つかれば即刑務所入りだ。
人種も生活環境も異なるレイとライラは、最初はいがみ合いながらも、少しずつ信頼関係が生まれていく。
その一方で、2人の行く手には数々の困難やトラブルが待ち受ける。
やがて、二人の命運が尽きたと思われる最悪の事態が訪れ、2人は「究極の決断」を迫られることに……。
期待以上に面白かったです。
冒頭見るからにくたびれて、年齢以上に年取って見えるんじゃないかというおばちゃんが、寒そうなのに外でタバコを吸っている。
確か素足だった。
足の指に掘られたタトゥーがのぞいていた。
身体のあちこちにあるタトゥーは、女優さんの身体に実際にあるものもあるのか、すべて今回の役作りなのか分からないけど、それが、こういう暮らしをせざるを得ない人というのをすごくよく出していた。
若い頃は、少々無茶しても何とかなるけど、年取ってくるとそうも行かない。
多分、固い仕事はしてこなかっただろうから、今だって1$ショップの店員、しかも非正規の職しかない。
まともに働くダンナでもいて自分の小遣い程度を稼ぐならいいけど、暮らしていくのは大変だろう。
新居っていったって、組み立てのプレハブみたいなのだし。
まだまだ底はあるのだろうけど、二人の子供を抱えているとなるとかなり厳しい。
そこへ、ダンナの持ち逃げである。
父親っ子だったらしい長男は、何故探すこともしないのかと母親を責めるが、家族を捨て、家を買うために必死で貯めたと知っている金まで奪って逃げた男なんか探してどうする!?
と、母親は思っているのか……。
最初は無理やりレイを“仕事”に引きずり込んだライラも、母親だ。
しかも、子供を奪われた母親だ。
彼女は子供を取り戻すため、アブナイ仕事をしている。
やがて、二人の思惑は重なり、またずれ始める。
犯罪なんてとんでもないと思っていたレイは、家族のために金を手に入れたくて深みにはまっていくし、ライラは子供を取り戻すためにまともに働こうとする。
二人は“仲良し”にはならないが、友情とは違う次元でつながっている。
ハラハラと二人を見守りながら、最後に二人が出した結論に胸が詰まる。
世界は女が、てか、オカンが回しているのかもね。