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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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出会いは最高の“贈り物”
NYの街角から生まれるさまざまな形の「愛」の物語。

ということで、まぁ、様々な人々の様々な出会いが描かれているんですけど……
それぞれの出来栄えにかなり差がある、のは、『パリ、ジュテーム』でも言えることなんですけど。
何だかな~(*_*;
という作品の方が多い感じが……

ちょっと気になったのは、勝新を思い出させるような画家と、出てるって知らんかったわスー・チー、の話。
勝新は画家で、ずっと彼のミューズを探している。
そして、チャイナタウンでまさに捜し求めていた女に出会う。
モデルを依頼するが、断られてしまい、気が変わったらと、住所のメモを渡す。
女は気が変わったのか、ある日画家を訪ねるが……
という。
何ていうか、いわばすれ違っただけ、よりもほんのちょっとだけ接点を持った人との、何て言うかな~;;
そんな人の自分に向けられた想いとか、生死とか。
知り合いともいえない人だけど、きっとずっと、何か引っかかるんだろうな~と。

それと、シャイア・ラブーフがホテルのボーイ役だったんだけど、そのボーイと、元オペラ歌手で久々にそのホテルを訪れた女性の話。
このボーイが一体何者だったのか?
というのが、一番考えさせられるところなんだろうけど
彼女は、何故戻ってきたのか?
何故、部屋で一人ウェディングドレスを着ているのか?
ボーイの悲しげな瞳の理由は?
何故、そんなにも寒がるのか?
そして、一体どこへ行ったのか?
もしかしたら、過去にこの歌手と何か接点があったのかも、とか。
何かしら過去のにおいがする作品でした。
これって、ミンゲラの遺稿なんだね、なるほど。

岩井俊二監督(って、好きじゃないんだけど)のも割りとよかった。
オーランド演じるデビッドはアニメ映画に音楽を付ける仕事をしている。
で、監督との連絡係の女性カミーユ(クリスティーナ・リッチ)と色々電話で話すうちに、何か絆みたいなものが出来ていく。
ある日、監督から『カラマーゾフの兄弟』を読めと言われたデビット。
しかし、本のあまりの厚さに辟易して、「もう辞める」とカミーユに電話をする。
すると、珍しく携帯にではなく自宅の電話に彼女からコールが。
そして、ドストエフスキーと速記者のエピソードを話し、「私が、その速記者の役をしてあげる」と言う。
電波だったり、ラインだけで繋がっていた二人が、現実世界で出会って、その先は?

後、結婚63年目、だっけ?の老夫婦の話は、笑えた。
幸せな結婚て、こういうのかもね。

後は、何ていうか、割とえげつない感じのが多くて、私は好きじゃない。
最後にすべてのストーリーが関わりを持つって…、ただ、ビデオで撮り回ってた女がいただけの話しやん!?
繋がってるって、そういうことじゃないと思うのだが……
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華やかなルネサンスが終焉した時代に、徹底した写実描写、劇的な明暗対比や感情表現で、多くの人を魅了した画家カラヴァッジョ。
情熱的に愛し、信念を貫くために闘いを挑み、そのため多くの敵を作った。
絵画の依頼主であったヨーロッパ貴族らの教皇の座をめぐる争いの中、ある時は時代の籠児に、またある時は反逆者になった数奇な画家の物語。

ミラノ近郊で生まれ育ったカラヴァッジョは、さらなる絵の修行のためにローマへ出る。
仕事もなく、飢えと寒さに震える彼は、画家のマリオと知り合い、彼の協力で工房に入り、次第に成功を収めていく。
従来の方法とは違い、実際にモデルを使って絵を描くカラヴァッジョ。
聖人や聖女のモデルも庶民や娼婦だった。
しかし、教皇に献上する聖母の絵のモデルに町の娘を使ったことが非難を浴び、娘にも危害が及んでしまう。
逆上したカラヴァッジョは娘に傷を負わせた相手と決闘となるが……

天才画家の波乱万丈の人生とともに「聖マタイの召命」や「果物かごをもつ少年」といった名画の数々の誕生の秘密を描いている。
ま、どこまでホンマかは分かりませんけど。
16世紀のことやしね。
この、カラヴァッジョという男、とにかく熱い。
自分の絵をけなされたり、影で貶めた評価をばら撒かれたりすると、真っ向から戦いを挑む。
それも、ほぼ暴力に訴えるといった方がいい方法で。
だが、彼は自分のためだけに戦うのではない。
虐げられている女性を見ると我慢が出来ないらしい。
暴力を振るう男をやり込めたりもするフェミニストでもある。
でも、2日働いて一週間酒びたり、みたいな放蕩者でもある。
事件を起してはパトロン達を煩わせたり、遂には権力者達もかばい切れない程の罪を犯して、ローマを出ることになる。
そうやって、逃亡中であってもあちこちで傑作を残していく。
これは、やっぱり天才なんですかね?
でも、ちゃちゃっと描いているというのではない。
食事をする間も寝る間も惜しんで製作を続けているのだ。
でも、それは描きたいものが描けていないから、自分の頭の中にある『天啓』そのものが描けていないから、ということになるとやっぱり天才なのかな。
小さい頃に父と祖父を亡くした彼は、常に死の影に怯えているようだ。
死は、黒装束の騎士の姿をして彼に付きまとう。(指輪~の昔の王様達みたいな感じ)
そうして、時に悪夢にうなされたり、錯乱したりする彼を恋人のように母親のように支え続ける、生涯の友でもあるマリオが印象的。
歴史や美術史に詳しいわけではないけど、映画の中に見たことのある絵は何枚も出てくるし、その絵が生まれていく過程も興味深い。
また、撮影監督であるストラーロによる、カラヴァッジョ絵画のもつ光と影のコントラストの強さを見事に再現した映像。
それは、作品中に映し出される絵画のみならず、あらゆる光景に眩しい程の光と漆黒の影を映し出し、照りつける太陽の熱さすら感じさせる。
この映像こそが、一番の見ものかな。

デレク・ジャーマンの撮った分がウチにあるはずなんだけど(何それ;;)、長い間見ていないので、どんな話だったか忘れてしまいました(^_^;)
まぁ、大分違ってますね。
試写会に行かせてもらいました。

名探偵といえば?
との問いに返ってくる答えナンバーワンであろう、サー・アーサー・コナン・ドイルが生み出したキャラクター、シャーロック・ホームズ。
今までに何度も映画化されてきましたが、(ちなみに、私は『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』がお気に入り)今回は、頼む方も頼む方なら引き受ける方も引き受ける方だよ!
と、言ってしまいたくなるガイ・リッチーが監督。

物語の舞台は19世紀末のロンドン。
進歩する世界の中心地。
であり、あらゆる悪がはびこる街。
そんなロンドンで、若い女性が次々とで殺される事件が発生。
ロンドン警視庁は解決の糸口さえつかめない。
しかし、行方不明になった娘の両親から依頼を受けた、かの名探偵ホームズはたちまち犯人を突き止める。
地下での儀式の最中、逮捕されたのは、邪悪な黒魔術を操るブラックウッド卿。
彼は闇の力によって、処刑されても復活すると宣言する。
彼の言うとおり、真の事件はここからだった。

世紀末ロンドンの薄暗くてきっちゃない感じがよく出ています。
CGなんでしょうね~
本当に、あらゆる暗がりで悪巧みがされていそうです。
さて、今回のホームズ。
ちょっと、調べているとコミックが原作と書いてある所もあったり……
そう言われれば、漫画っぽいですね。
ロバダウが演じるホームズは、依頼するのをちょっと躊躇うような雰囲気(笑)
髪もくしゃくしゃだし、部屋は散らかり放題、よれよれのガウンをまとい、事件がないと部屋から出ない。
が、一度依頼を受けたとなると警察の厄介になるほどの暴走っぷり。
そんな彼の歯止めになってきたのが、医師でもある相棒のワトソン。
だが、彼は、冒頭からいきなり部屋を引き払う準備をしている。
婚約者と同居するのだそう。
ホームズはそれが気に入らないらしく、婚約者に会うことも拒み続け、やっと会っても失礼な態度で怒らせたり。
かと思うと、してやられた悪女には惚れちゃっている様子。
何だか可愛らしくていじめられキャラかと思うと、マーシャルアーツに長けていて、鬱憤晴らしに格闘場で試合に出て一稼ぎしたり。
愛すべきキャラクターだけど、近くにいられると困るタイプ(笑)

スローモーションと、本当のスピードで(予測と実際という感じですが)2回見せられるシーンが、ちょっとウザったくて、毎回毎回これだと嫌だなと思ってたんだけど、2回くらいしかなくてよかった。
まぁ、いつものガイ・リッチーの見せ方でもあるんですけど。
そんな風に、彼らしさを感じさせるシーンもあるのですが、誰もが知っている名探偵のお話を、誰もが楽しめるエンターテインメントに仕上げたという感じで、毒気は少なめ、というか、ほとんどナシ。
とはいえ、今までのホームズ像からは、ずい分遠い今回のホームズなので、自分の持っているイメージはとりあえず脇へ置いといて別物として観れば、楽しめるかも。
ブラックウッド卿役のマーク・ストロングの方が従来のホームズのイメージに近いかもですね。
内務大臣で、カワード卿という人が登場するんですけど、この素敵な目は見覚えが……と、エンドロールで確かめたらハンス・マシソンでした。
ビル・ナイ主演(?)の『スティル・クレイジー』で、新加入のギタリスト役だった人です。
いや~、結構おじさんになったんだね。

それは、さておき『ロックン・ローラ』でほぼ復活か!?と思わせた私達の愛するガイ・リッチーですが、完全復活にはもう少し時間がかかるのかも。
それとも、これは、猫かぶりか?
平凡ながらも一人息子に恵まれ、幸せに暮らす教師のジュリアンと編集者のリザ。
ところが、ある日、リザが上司を殺した罪で逮捕されてしまう。
リザの無罪は証明されないまま3年が経ち、刑が確定してしまった。
ジュリアンは息子と妻、3人の幸せを取り戻すためにある計画を立てる。

いつもと変わらない平凡だが幸せな朝は、突然の闖入者によって壊される。
訳も言わずに夫と息子の目の前で妻を捕らえる男達。
こんな不幸に突然見舞われてしまったら、どんな気持ちだろうか?
観客には、真犯人が(犯行の理由は別として)明かされ、妻の無実が告げられる。
しかし、実際には妻の無実を証明するものはなく、有罪が確定してしまう。
突然妻を連れ去られた朝から、3年が過ぎた。
その間の、探偵を雇っての捜査や裁判の様子は、言葉としてほんの少しばかり耳にするだけで潔くすっぱりカットされている。
しかし
これが、いいんである。
夫が妻を“自分の手で”救う、という点に観る側の気持ちをグーッと引きつけて行く。
妻のリザは自分の無実が証明されることを信じて、3年間耐えてきたが、裁判の結果を聞き絶望のためか、自殺をはかる。
このことで、妻を失ってしまう危機感を強めた夫は思いもかけない行動に出るのだ。
自らの脱獄体験を記した著者を訪ね、話しを聞いたり
偽造パスポートを求めて、裏社会に首を突っ込み痛い目に遭ったり
金のために強盗をしようとしたが、ためらって引き返したり
自分達と同じ『普通の人』が、それでも、徐々に度胸や凶暴さすら身につけていく。
それでいて、息子や妻への真摯で溢れる程の愛情も失わない。
優しい父親であり、妻を愛する夫でありながらも、いや、そうであるからこそ、一線を越えてしまう。
「脱獄は簡単だがその後が大変だ」との、脱獄の達人の言葉に従い、逃走の手段、経路、資金を確保し、行動に出る夫。
都合がよすぎると思える偶然も、無実の罪で捕らわれた妻と、妻を救うために必死な夫のための天の計らいかも、と思える。
計画の成功に私達はホッと息を吐くが、脱獄の後の大変さはまだまだ続くのだろう……。

シリアスに締めてみましたが
何で壁に(壁紙貼ってあるとはいえ)直書き!?
しかも、家だけじゃなく職場にまで!?
とか、ツッコミたくなっちゃうんですけど;;

リメイクするんだってね。
ポール・ハギスが。
何でそんなことするんだろう?
このままで、そして、このままが、いいと思うのだが……
水曜日、台湾映画に行く心積もりの私を突然の悲劇が襲いました。
歯の詰め物が……取れたっ;;
これはやっぱり、歯医者に行かねばなりますまい(>_<)
まぁ、考えてみれば前日は阿佐スパだったし、木曜日は歯医者は定休日なわけで、運がよかったと思わねばなりますまい。

さて、そんなにすすんで観る気はなかったんですけど、この映画。
阿佐スパに神経やられっぱなしで週末を迎えるというのも何だか……なので。

ロサンゼルス。
2月14日。
そう、バレンタインデー。
この日、花屋のリードは同せい中のモーリーにプロポーズした。
みんなの予想を裏切って彼女の返事は「YES」。
しかし、仕事の途中で自宅に立ち寄るとモーリーは荷物をまとめていた。
一方、リードの親友で教師のジュリアリードのアドバイスで、恋人のハリソンの出張先に押し掛けようとするが……けしかけた筈のリードが彼女を引き止めに来た。
リズ初めて一夜をともにしたジェイソンの寝起きの顔をカメラに収めていた。
二人は、同じ会社に勤めている。
素敵な夜だったと言ったリズだが、時計を見て逃げるように帰ってしまう。
バレンタインを忘れていたのが原因かとジェイソンは、リズをディナーに誘うのだが……
エステルとエドガーは出逢って50年以上にもなる中のよい夫婦。
しかし、この日妻は夫に重大な告白をする。
ロサンゼルス行きの飛行機の中で目を覚ましたホールデンは、カーテンを閉めようとして、隣の席の軍服を着た女性ケイトを起してしまう。
大尉である彼女は、一晩だけの滞在許可をもらい、これから大事な人に11ヶ月ぶりに会いに行く。
職業柄か人物観察に優れたケイトは、ホールデンが恋の悩みを抱えていると指摘する。
この日に、苦い思いをしている男女がいる。
有名アメフト選手のパブリシストのカーラと、スポーツキャスターのケルビン。
カーラは、毎年開く“バレンタインデーなんか大嫌い!パーティー”の参加者が、今年はまだゼロだと焦っている。
ケルビンはスポーツの仕事を干され、朝からバレンタインがらみの取材ばかり。

バレンタインデーに、彼らは、本当に大事な人を見つけることができるのか?

告白します。
『プリティ・ウーマン』を観たことがありません。
キャスティングもシチュエーションも耳にするあらすじも受け付けません;;
なので、同じ監督の映画をぜひとも観に行きたいという気分ではなかったんですけど。

しかし、アメリカ人がこんなにもバレンタインデーに夢中だとは……。
いや、マジですか?
小学生から老人まで。
いやはや、何とも……
予告編とかでほのめかしておいたのとは違う組み合わせのカップルが誕生したり。
意外性は楽しい。
一応花屋さんが主人公で、彼を中心にして系統樹のように人々がつながってたんだね、実は。
という感じ。
アン・ハサウェイの芸達者振りに感嘆しつつ、でも、ちょっとやりすぎたか…と思ったり
ジェシカ・アルバがバリバリのキャリアウーマンて……と突っ込んだり
でも、彼女についてはあまり掘り下げられてなくてちょっと可哀想でしたね。
テイラー×テイラーのウザったさに殺意を覚えたり(笑)
あんな告白を大々的にしたアメフト選手の将来を憂えたり(大々的な分マシかもね)
そんなことを要求したであろう恋人の気持ちを量りかねたり

とりあえず、自分が、一人がもう一人の髪の毛をくしゅっとするああいうシーンがいかに好きかという認識を新たにしました。
だから、バディ物が好きなわけですよ(笑)

ほぼハッピーエンドで、観終わった後楽しい気分で帰れることは間違いないかな。
深く考えさせられるような何かはないけどね。
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