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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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久々の阿佐ヶ谷スパイダース。
いや、
苦手なんですよ、阿佐スパ。
1,2回観たんですけど、帰り道それはもう厭な気分で。
昔、『十字架』だったか、観た後はふらりと線路に降りてしまわないのが不思議な程厭な気分でした。
でも、それだけ人の感情をどうこうするっていうのは、やっぱり凄いんでしょうけど。
何で、そんなとこの芝居を観に行ったかというと
「あれ、加納さまお出になるの!?」という思いがけない出演者。
そして、イギリスに行って(から帰って)変わったという、長塚圭史氏の弁。
じゃあ、再チャレンジってことで。

客電が消えて、時計が時を刻む音が響きだした時点で既に、来たことを後悔し始めた。
ダメなんである、時計の音。
ADD傾向の人間には結構あるらしい。
子供の頃はそうでもなかったように思う。
数年前から本当にダメで、何かの粗品でもらったチクタクと音を立てる時計は電池を抜かれて捨て置かれたまま。
1年ほど前に粗品でデジタル時計(音はしない)をもらうまで、ビデオデッキやケータイ、はたまた給湯器の時計表示で間に合わせていた。
事務所のあるオッサンの机の上においてあるチクタクとウルサイ時計もその内キレて投げつける日が来るかもしれない。

とにかく
そんな人間なので、芝居が始まる前から神経がヒリヒリしている。
時計の音は私に動悸を起させるし、呼吸も上手く出来なくする。
10日間ばかり悩まされていた呼吸しづらさがマシになってきたところだったので、これには参った;;
まだ、上演予定もいっぱいあるし、詳しくは触れない。
こういうお話で、というストーリーでもない。
でも、登場人物たちは実は…というのは、今までに何度も観てきた気がする。
現実と非現実の境界が曖昧なのは、よく分かっている。
そもそも境界なんてあるのかどうか……。
多くの人というものは、それを考えない。
考えないようにしている。
気づかない振りをしている。
振りをしているうちに、そんな気になってしまったのか?
これは、恐ろしげな衣装を身にまとった胡蝶の夢なのではないだろうか?

自分が誰かの夢の産物でないという保証はどこにもない。
などと、時々ふと思ってしまう人間にはさほど堪えなかった。
のは、ラッキーなのか?

とりあえず
やっぱり、阿佐スパに私は向いていない。
現実からほんの一時でも逃れようと、劇場や映画館の闇に身を潜める人種には不向きなようだ。

追記:
普通の男の人の格好をして普通の男の人を演じて舞台に立っている加納幸和氏
というのが、今回私にとって一番シュールだったかも(^_^;)
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何やら喧しいですな。
オリンピック、男子フィギュアスケートですけど。
どうなんですかね~?
プルシェンコもフリーでの自分のジャンプの多くがイマイチの出来だったというのは分かってると思うんだけど。
4回転を跳びさえすれば他はガタガタでもいいのか?
ということになると、これまた議論の的だろうし。
ただ遠くへ飛べばいいとか、ただ速ければいいとかいう競技とは異なるものなので、これまた難しいところです。
殆どノーミスで構成も難度高目のライサチェックをそうそう低くも見られないだろうし。
プルが他のジャンプもほぼ完璧だったら、間違いなく表彰台の一番高い所へ登っただろうけど、う~ん。
まぁ、4回転の得点がもっと高ければ、ランビエールがメダルに手が届いていたかも。
日本が初の男子フィギュア、オリンピックでのメダル獲得に沸き立つ中、何だか落ち込んじゃうランビエールファンなんですよ(>_<)
プルは地元でもあるし、ソチでのオリンピックを目指すんだとか、30過ぎで出られたらそれこそ快挙だね。
初めて出たオリンピックで、ビールマンスピンをして私達を驚嘆させた彼ですから、驚かせ続けて欲しいところです。

ところで、解説をしていたと思われるストイコはどう思ってるんですかね~?
4回転創始者ともいえる彼の意見が聞きたいところであります。
久々に祝日に朝一番で出かけたんですけど、思ったよりも遅くなってしまい、チケット売り場には長蛇の列。
あぁ、やっぱり韓流って、まだまだパワーあるのね;;
ともあれ、何とか1回目の上映券&席を確保しました。

高麗末期。
王は正体不明の刺客に命を狙われ、また、強大な権力を元からは政治的な圧力をかけられ続け、高麗国は大きく揺れていた。
元の圧力は後継者問題を巡り、更にエスカレートする。
ついに王は重大な決断を下す。
幼い頃から寵愛する護衛隊 乾竜衛の隊長であるホンニムに王妃を身ごもらせるように命じたのだ。
王の命令には絶対服従でありながらも茫然自失となるホンニム、望まぬ交わりを拒めない王妃、そして国家を守るための自らの決断に揺れる王。
それまでバランスを保ち続けていた三人の運命はその日を境に大きく狂い、時を同じくして国家も大きく動き始めていく。

豪奢な宮中、大人数による華やかな群舞や剣舞、剣術アクション、美しい風景そして血生臭いシーンなどを背景に描かれる三角関係。
メロドラマ、ですかね。
監督もメロドラマって言ってるし。
現代を舞台にメロドラマを撮るのは難しくなってきているのかな?
家柄や性別も当事者となってみれば話は別ですが、フィクションの世界ではさほど障害ではなくなってきているし……。
R+18ってことで、生々しいというか何というかな描写も多く……
個人的には、王妃とホンニムのF*CKシーン(もうラヴシーンとかベッドシーンとかじゃないです;;)の多さにちょっとウンザリ。
そのまんま過ぎて、却って淫靡な感じとか、背徳とか、感じられません。
何かだんだんスポーツ観戦か動物の観察か、って感じに……
もう一工夫あれば、色っぽく見られたかも(-_-;)
王様とは1シーンだけだし、そんなに大したことはない…と思うんだけど。
王様役のチュ・ジンモはMUSAで初めて観て…その後はあまり出演作もなかったそうなので、しばらく見てなかったと思うんですけど。
通路に貼ってあるパネルを眺めながらおば様、いえ、お姉様たちが、「やっぱり綺麗な顔立ちよね~年取ったけど」と言ってましたが、その通り綺麗な方です。
MUSAの時はもう少し可愛らしさが勝っていたような気もしますが。
年を取るのはお互い様ですから仕方がないですね~
で、ホンニムの人は、私、韓流はあんまり詳しくないし、今まで映画やドラマをたくさん見ている訳じゃないので出演作を見たことないんじゃないかと思うんだけど……
チラシの写真は凄く綺麗なんよね~
髪を上げちゃうからなのかな~
口の周りが結構泥棒だからなのかな~
ちょっと、ビジュアルが違う……思ってたのと。
私が勝手に思ってただけで、大部分の方はそんなことはないと思うんだけどね。
王様が、何だか可憐でですね~どうしても王様びいきに……
だって、「(代わりに王妃と交わるのが)どうして自分なのか?」と訊くホンニムに「お前に似た子が生まれれば嬉しい」って……もう!
何だってこんな人を捨てられるのか、分かりません(>_<)
何ですかね~?
初めての体験にハマっちゃったんですかね~?
王妃は王妃で、初めての恋愛ごっこにどっぷり浸かってしまったというか…もうちょっと立場考えたら?…とか思うんだけど。
王様も姦夫姦婦を重ねて四つ。(これは、江戸時代の武士に許されたことで、まぁ、不倫現場を押さえたら二人とも叩き切ってもいいよ。っていう)
と、出来ないのは愛情なのか執着なのか?

これ書いていいのかな?
結局、王様もホンニムも命を落とすわけですが、最後にホンニムの目に映ったのは、何だっただろう?
実際の「もの」じゃなくて、その「もの」から彼が感じた「もの」。
ラストシーンは、彼が自分の本当の気持ちが分かったという証だと思いたい。
だって、王様が不憫なんやもん(T_T)
事故に遭い、14年前に視力を失った男。
事故の前、彼には2つの名前があった。
映画監督であり、本名のマテオ・ブランコ。
そして、脚本を書く時のペンネームであるハリー・ケイン。
事故で、愛する女性を亡くした彼は、その時同時にマテオも死んでしまったと、ハリーとしてだけ生きることにした。
すべての事情を知るエージェントのジュディットと、彼女の息子のディエゴの助けを借りて、ハリーは仕事も私生活も何不自由ない日々を送っていた。
ある日、ライ・Xと名乗る男が現われ、ハリーと共同で脚本を書き映画を撮りたいと言う。
それは、「父の記憶に復讐する息子の物語」。
自分向きではないと断ったハリーは、その男が誰だか思い出していた。
エルネスト・マルテルの息子だ。
葬ったはずの過去が、ハリーを捕らえようとしているかのようだった。

ある日、病院へと運ばれたディエゴに付き添うことになったハリーは彼に請われて、封印していたマテオ時代の物語を語り始める。
それは、甘美な恋と激しい嫉妬、恐ろしい裏切りに満ちた愛の物語だった……。

ペネロペ演じるレナは、富豪エルネスト・マルテルの愛人。
貧しさから、囲われる身となった彼女。
何不自由ない暮らしだが、退屈な日々。
新進監督のマテオが、新作を撮ると聞きつけ、一度は諦めた女優への夢を託し、オーディションに申し込む。
ジュディットが「美しすぎる女」と言った彼女を一目見た瞬間に、マテオは心を奪われてしまう。
主役に抜擢されたレナも、また、才能あるマテオに惹きつけられ、二人は恋に落ちる。
しかし、二人の仲はエルネストの知るところとなり、レナは怪我まで負わされてしまう。
映画を撮り終えた二人は、編集作業も放り出し、逃避行へ。
その頃、マドリードでは裏切りと復讐が始まっていた。
ある日二人は編集していないはずの映画がが完成したという広告、そしてプレミア上映での酷評記事を目にする。
マテオが状況を調べるために戻ろうとした折、事故は起きたのだ。

二人の愛を奪ったあの事故は、偶然だったのか、それとも罠か--?
ライ・Xから、事故の夜を撮影したDVDを受け取ったハリー。

彼は、過去と向き合い、再び愛する人をその腕に取り戻す決意をする。

レナとマテオの狂おしい程にお互いを求め合う愛。
エルネストのレナへの執着とも呼ぶべき愛。
エルネストJr.のマテオへの憧れと、二人への羨望。
二人を見守りながらも苦悩するジュディットの愛と、嫉妬。

最悪の場面を繋ぎズタズタにされた映画は、マテオによって最高の場面が選ばれ、再び輝き始める。
本当に過去を取り戻すことも、失った愛しい人をもう一度抱きしめることも出来ない。
けれども思い出すことも出来ない程苦痛に満ちた過去も、幸せな記憶を内包している。
映画の中で輝きを取り戻したレナのように、マテオの胸にも二人の幸せな日々が蘇えったはずだ。
人生も、同じかもしれない。

とりあえず、『編集賞』の値打ちがよく分かる1本でした。
頭痛やら何やらでダウンしちゃってる間に、
もう上映している映画館も少なくなっちゃいましたかね~;;
ちょっと迷ってたんで、観るのも遅くなったし……

ぼく、マックス。
8歳。
この頃、お姉ちゃんのクレアは自分の友達ばかりを大切にして、ぼくはのけ者。
ぼくがせっかく作ったイグルーを友達が壊したときも、何も言ってくれなかった。
ぼくを「世界の王様」と呼んでくれたパパは、もういない。
ママはいつも忙しい。
仕事にも、ボーイフレンドにも。
あの男が訪ねてくると、話しかけても上の空。
学校では「太陽もいつかは消える」と先生が言った。

ある晩、とうとうメチャクチャに腹が立って(着ぐるみで)オオカミになったぼくは、てママに噛みついた。
そのまま家を飛び出して、通りを抜け、林を抜け、気がつけば見たこともない浜辺に出た。
目の前にあったボートに飛び乗り、ひとりで海へ漕ぎ出す。
荒れ狂う波をくぐり抜け、やがてボートは島へたどり着いた。

島の奥へと入っていくと、そこには…見たこともない大きな体のかいじゅうたちが!
そのうちのひとりは物すごく怒っているのか、仲間たちが遠巻きに見つめ中で、何かを壊している。
ぼくは、かいじゅうたちの輪の中に入っていくと、一緒になって壊し始めた。
何かを壊していたかいじゅうは「壊し方にセンスがある!」とほめてくれた。
でも、他のかいじゅうたちはジロジロとぼくを見るばかり。
しまいにはぼくを食べようとしたんだ!
ぼくはあわてて、ぼくがいかにスゴイ力を持っているかをみんなに話して聞かせた。
それを聞いたみんなから、王様になるように頼まれたんだ。

みんなを幸せにするために、がんばったんだけど……

顔は怖いのに三頭身くらいのかいじゅう達が何だか妙に可愛く見えてしまう。
個性豊かなかいじゅう達ひとりひとりも。
島の森や浜辺や砂漠も。
実はみんなマックスの分身と心の中なんだと見ているうちに分かってくる。
色んなかいじゅう達と折り合いをつけて人は大人とか言うものになっていくんだね。

忘れていた、説明できない切ない気持ちを思い出す。
それと、同時にマックスをわがままだと思う大人の気持ちを分からなくもない自分にも気づく。
頭や心の中に物すごい嵐が起きてどうにもしようがないことって、でも、あるんだもんね。

この間、立ち寄った本屋に原作の絵本が置いてあって、未読だったのでパラパラと読んでみた。
映画の方が、マックスの立場というか、がよく分かるつくりになっているので、ただ「わがままな子」ではないつくりになっている。
着ぐるみのかいじゅう達も質感がちゃんとある分CGよりも、私は好き。
ヤー・ヤー・ヤーズの音もスパイク・ジョーンズの絵とよく合っている。

ラストは、やっぱり、オズの魔法使いでドロシーが言ってたことが真実だってことなのか?
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