私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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週末ダウンしました(~_~;)
今思えば『ヘアスプレー』試写の後から続いた腹痛はその前触れだったのかも……
金曜の夜から急に喉が痛くなって、身体もガチガチだし、扁桃腺の腫れ→発熱という……
風邪なんでしょうね~
喉は少しマシですが、身体はまだまだ重だるいです。
やっぱり、急に冷え込んできたからなんでしょうか?
毛布を使いたいけど、でも晴れた日に少し位は風に当てたいし……と思ったけど、背に腹は変えられず、已む無く使用。
重ね着にも限度があるからねぇ…余計肩が凝りそうだし。
今の酷い凝りは、どちらかというと風邪のせいだと思うんですが……
そんなわけで、週末DVD鑑賞三昧とはいきませんでした。(あぁ、まだレッスルマニア見れてない;;)
届いた『ショートバス』米版DVDだけは気になって見たんですけど。(←寝てろよ)
いや~丸出しですよ!(オイオイ;;)
あそこまで開けっぴろげだと笑ってしまいますね(^_^;)
劇場では全然分からなかった監督のカメオ出演もすぐ分かったし。(字幕がないので映像に集中しているからでしょうか?)
最初のお風呂のシーン、ご覧になった方は分かると思いますけど、見当はつくけど何やっているのかよく分からないという感じだったと思うんですが(私だけ?)「あ~そんなモノ撮ってたのね。」と。
後、『ターネーション』のジョナサン・カウエットが、サロンショートバスで三つ編みメガネさんの持っているトレイからクッキーか何かをゴソッと持っていく人として出ていました。
『ターネーション』は、元はジョン・キャメロン・ミッチェル監督に送ったオーディションテープだというのは知ってたんだけど、この映画のオーディションだったのですね。
すっかり忘れてました。それくらい製作に時間がかかったってことですね。
削除シーンを見るとカレブ(ストーカー?の人)のキャラクターがずい分変わったことが分かります。
メイキングも、キャスティングやワークショップの様子が分かって興味深かったです。
国内版も同じくらい特典がつくといいなぁ。
本編は一度見たから内容は大体覚えているのですが、字幕ナシでネィティブにダーッと喋られるとツライです。
それはさておき、見れば見るほど説明が出来なくなる感じなのですが、とっても愛しい映画です。
ロマンティック&ハッピーエンドという、私が絶対好きじゃないタイプなんですけど(笑)
でも、フツーのロマンティックとか、ハッピーエンドではないですけどね(^_^;)
まだご覧になってない方はよろしかったらご覧になってください。(映画の感想自体は9/3の記事で。)
今思えば『ヘアスプレー』試写の後から続いた腹痛はその前触れだったのかも……
金曜の夜から急に喉が痛くなって、身体もガチガチだし、扁桃腺の腫れ→発熱という……
風邪なんでしょうね~
喉は少しマシですが、身体はまだまだ重だるいです。
やっぱり、急に冷え込んできたからなんでしょうか?
毛布を使いたいけど、でも晴れた日に少し位は風に当てたいし……と思ったけど、背に腹は変えられず、已む無く使用。
重ね着にも限度があるからねぇ…余計肩が凝りそうだし。
今の酷い凝りは、どちらかというと風邪のせいだと思うんですが……
そんなわけで、週末DVD鑑賞三昧とはいきませんでした。(あぁ、まだレッスルマニア見れてない;;)
届いた『ショートバス』米版DVDだけは気になって見たんですけど。(←寝てろよ)
いや~丸出しですよ!(オイオイ;;)
あそこまで開けっぴろげだと笑ってしまいますね(^_^;)
劇場では全然分からなかった監督のカメオ出演もすぐ分かったし。(字幕がないので映像に集中しているからでしょうか?)
最初のお風呂のシーン、ご覧になった方は分かると思いますけど、見当はつくけど何やっているのかよく分からないという感じだったと思うんですが(私だけ?)「あ~そんなモノ撮ってたのね。」と。
後、『ターネーション』のジョナサン・カウエットが、サロンショートバスで三つ編みメガネさんの持っているトレイからクッキーか何かをゴソッと持っていく人として出ていました。
『ターネーション』は、元はジョン・キャメロン・ミッチェル監督に送ったオーディションテープだというのは知ってたんだけど、この映画のオーディションだったのですね。
すっかり忘れてました。それくらい製作に時間がかかったってことですね。
削除シーンを見るとカレブ(ストーカー?の人)のキャラクターがずい分変わったことが分かります。
メイキングも、キャスティングやワークショップの様子が分かって興味深かったです。
国内版も同じくらい特典がつくといいなぁ。
本編は一度見たから内容は大体覚えているのですが、字幕ナシでネィティブにダーッと喋られるとツライです。
それはさておき、見れば見るほど説明が出来なくなる感じなのですが、とっても愛しい映画です。
ロマンティック&ハッピーエンドという、私が絶対好きじゃないタイプなんですけど(笑)
でも、フツーのロマンティックとか、ハッピーエンドではないですけどね(^_^;)
まだご覧になってない方はよろしかったらご覧になってください。(映画の感想自体は9/3の記事で。)
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では、予告どおり『ヘアスプレー』
ジェームス・マースデンが歌うとなれば、やっぱり見に行かなくっちゃね!!
太っちょの女子高生トレーシーのサクセス・ストーリーではあるんだけど、それだけじゃなくてまだ残る人種差別に立ち向かっていく様子も描いている。
舞台は’60年代、ボルチモア。
トレーシーは太めだけどそんなことはまるで気にしてなくて、流行のヘアスタイルでおしゃれして登校、ダンスも得意で、夕方のダンス番組を楽しみにしている女子高生。
ヘアスプレー会社が提供しているのがマースデン司会のダンス番組。
ある日、電気店の前で番組を見ている時、メンバーに一人欠員が出来てオーディションがあることを知ったトレーシーは意気揚々と出かけていく。のですが……
リメイク作品だから、ストーリーは有名ですよね?
(といいつつ私あんまり詳しく知らなかったんだけど;;前から、オリジナル版に興味があったのですが、何だか見れないままに今日に至る。なのです。)
今回はオリジナル作品をミュージカルの舞台化したものの映画化(ややこしい;;)
『プロデューサーズ』と同じ形態ですね。
考えさせられるテーマを扱っているのですが、それだけじゃなくて本当に楽しい!
見てて身体がムズムズしてしまいます。なので、思わず踊りだしそうになって、隣の人に舌打ちとかされないよう注意しましょう(笑)
気をつけることとしては、初っ端からトレーシーちゃんのテンションは最高潮なので、引かないように注意しましょう(爆)
それだけかな?
さて、マースデン氏のお歌ですが、「上手いや~ん!!」です。
声も個人的にはすごく好み。
なるほど、ヒュー・ジャックマンとミュージカルで共演したいと言っていたという話も頷けます。
ところで、ザック・エフロンてあんな顔でしたっけ?
ハイスクール・ミュージカルはチラ見なので、記憶が……(~_~;)
それはともかく、とにかく楽しめる映画です。
帰り道がハッピー&爽やか。
まぁ、現実にはそんなに簡単にはいかないことなんだけどさ。そこは映画だから。
ホントに楽しめるし、マースデンは出番は少ないけど、素敵なのでオススメなのですが、ちょっと元気ないなぁ…という時は見るのは止めておきましょう。
みんなのテンションにあてられますから…こちらもテンション高めで挑みましょう。
それと、画像では何度も見ていたトラボルタ・ママですが、動いているとなかなかキュートです。
特にラストのダンスシーンは圧巻!!
あれであれだけ踊れるって……凄い~!!
ジェームス・マースデンが歌うとなれば、やっぱり見に行かなくっちゃね!!
太っちょの女子高生トレーシーのサクセス・ストーリーではあるんだけど、それだけじゃなくてまだ残る人種差別に立ち向かっていく様子も描いている。
舞台は’60年代、ボルチモア。
トレーシーは太めだけどそんなことはまるで気にしてなくて、流行のヘアスタイルでおしゃれして登校、ダンスも得意で、夕方のダンス番組を楽しみにしている女子高生。
ヘアスプレー会社が提供しているのがマースデン司会のダンス番組。
ある日、電気店の前で番組を見ている時、メンバーに一人欠員が出来てオーディションがあることを知ったトレーシーは意気揚々と出かけていく。のですが……
リメイク作品だから、ストーリーは有名ですよね?
(といいつつ私あんまり詳しく知らなかったんだけど;;前から、オリジナル版に興味があったのですが、何だか見れないままに今日に至る。なのです。)
今回はオリジナル作品をミュージカルの舞台化したものの映画化(ややこしい;;)
『プロデューサーズ』と同じ形態ですね。
考えさせられるテーマを扱っているのですが、それだけじゃなくて本当に楽しい!
見てて身体がムズムズしてしまいます。なので、思わず踊りだしそうになって、隣の人に舌打ちとかされないよう注意しましょう(笑)
気をつけることとしては、初っ端からトレーシーちゃんのテンションは最高潮なので、引かないように注意しましょう(爆)
それだけかな?
さて、マースデン氏のお歌ですが、「上手いや~ん!!」です。
声も個人的にはすごく好み。
なるほど、ヒュー・ジャックマンとミュージカルで共演したいと言っていたという話も頷けます。
ところで、ザック・エフロンてあんな顔でしたっけ?
ハイスクール・ミュージカルはチラ見なので、記憶が……(~_~;)
それはともかく、とにかく楽しめる映画です。
帰り道がハッピー&爽やか。
まぁ、現実にはそんなに簡単にはいかないことなんだけどさ。そこは映画だから。
ホントに楽しめるし、マースデンは出番は少ないけど、素敵なのでオススメなのですが、ちょっと元気ないなぁ…という時は見るのは止めておきましょう。
みんなのテンションにあてられますから…こちらもテンション高めで挑みましょう。
それと、画像では何度も見ていたトラボルタ・ママですが、動いているとなかなかキュートです。
特にラストのダンスシーンは圧巻!!
あれであれだけ踊れるって……凄い~!!
何だ、それ!?
イタリア映画を二本観て来ただけなんです(^_^;)
先ずは、『ミルコのひかり』
実際にイタリア映画界で活躍する盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの少年時代に着想を得たストーリー。
監督のインタビューによると描かれている殆どのエピソードは実際にあったことのようです。
もちろん、映画として成り立つように脚色はしてあるそうですが……
一言で言ってしまうと、銃の暴発事故で視力を失った少年が、自分の状況を受け入れて、希望を見出していく物語。
当時のイタリアでは法律により、視覚障害児は普通の学校で学ぶことが出来ないため、全寮制の盲学校へ親元を離れて入学することになったミルコ。
少年達を従順な『職人』として育てようとする校長、彼もまた盲人である。
ミルコは自分が視力を失ったことを受け入れられず、点字を学ぶことを拒否、作文の課題として出されたテーマを、偶然見つけたオープンリールのレコーダーを使って音だけの物語として提出。
校長はそんなミルコを即座に否定し問題児だと決め付け、また同じようなことがあれば退学だと言う。
そんなミルコの才能を理解し、新しいテープレコーダーを与える教師であるジュリオ神父。
やがて、ミルコは知り合った管理人の娘や、クラスメート達と力をあわせて音だけで寓話を作り上げるのですが……
時は’70年代、学外では、学生達などによる抗議デモが盛んに行われています。
ある日学校を抜け出したミルコと管理人の娘フランチェスカはその学生の一人で元はミルコと同じ学校の生徒であった青年エットレと知り合います。
やがて学内にも、外の世界のように変化の波が……
まぁ、小難しいことはさておいて、よい映画です。
ミルコ役の子が本当にいい。
負けん気が強そうでありながら、可愛らしさも備えています。(イタリアの子どもって何であんなに睫毛バサバサなのかしら)
盲学校の生徒達はオーディションで本当に目の不自由な子とそうでない子がほぼ半数ずつ選ばれていて、見える子達は見えない子達に、普段どんな風に外の世界を感じているかを教わったそう。
そうしている間に彼らの間に生まれた本当の友情も、この物語を自然で特別なものにしています。
この映画を観て思ったのは『出会い』ってやっぱり大切なんだな。ってことです。
ミルコは自分の才能を認めてくれるジュリオ神父に出会ったことで、生まれ持った才能を潰さずに済んだ。
ミルコの退学を取り消させるために、仲間達と戦ってくれたエットレも彼の人生にとって大切な一人。
個人的にとても印象に残ったのは、校長に逆らうことは出来ないと思い悩むジュリオ神父に「どうしたらいいのか分からない。経験から教えてくれ。」と言われた厨房づとめのおばちゃんの答え。
「私には学がないからよく分からないけど」と、前置きした彼女は言う。
「言いたいことは、たとえ誰かを怒らせても口に出さないと、後できっと後悔する」と。
とはいっても、世の中には言わない方がよかったと思うこともあるから、100%支持するというのでもないけれど、つまりは、自分が本当に正しいと信じることを権力によってねじ伏せられてはいけないということなんだと思う。
でも、校長の言うことも分かるんだよね。
世界は視覚障害を持つ人にとって、決して住みやすくは出来ていないのだろうし、先ず、自立して生活するために職を身につけるべきだ。というのはある意味正しいのだとも思う。
ただ、『良い加減』を見つけなきゃいけないのだと思うのだけど……
映画の美しさを再確認する映画です。
ミルコが最初に作った物語に挿入されるさまざまな景色は本当に美しい、けれども彼の目には私たちが見るその景色よりもさらにすばらしい景色が見えているのかもしれない。
ラスト、学芸会で寓話を音だけで演じる子ども達と一緒に彼らの目に映る景色を体感してください。
『題名のない子守唄』
トルナトーレ/モリコーネのコンビとなれば、見なくちゃね。
予告編を見た時、私はこの映画は何か事情があって子どもを手放した女が、その子どもを探す話だと思った。
本編を見始めると復讐を狙う女の話のようにも見える。
本当はどうなんだろう?
何度も挿入される女の過去のフラッシュバック。
彼女は時に幸せそうで、またある時は酷い目にあっている。
怖いシーンと痛いシーンが満載の映画です。
あまりにも痛いのがダメだという方にはあまりオススメ出来ません。
本編に入る前に、ラストシーンについて話さないようにと監督からのメッセージがあります。
なので、こう書くとネタばれなんじゃないだろうかと少々心配ですが……
全編「これは本当に、トルナトーレの映画なの?」と思わせながら進んでいきます。
だけど、エンドロールを見ながら、「これは間違いなくトルナトーレの映画だ」と思うはず。
パーフェクト・ストレンジャーなんか目じゃない『裏切り』が、ここにある。
後、もう一本『ヘアスプレー』の試写も行ったんだけど、長くなったので、また次回。
イタリア映画を二本観て来ただけなんです(^_^;)
先ずは、『ミルコのひかり』
実際にイタリア映画界で活躍する盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの少年時代に着想を得たストーリー。
監督のインタビューによると描かれている殆どのエピソードは実際にあったことのようです。
もちろん、映画として成り立つように脚色はしてあるそうですが……
一言で言ってしまうと、銃の暴発事故で視力を失った少年が、自分の状況を受け入れて、希望を見出していく物語。
当時のイタリアでは法律により、視覚障害児は普通の学校で学ぶことが出来ないため、全寮制の盲学校へ親元を離れて入学することになったミルコ。
少年達を従順な『職人』として育てようとする校長、彼もまた盲人である。
ミルコは自分が視力を失ったことを受け入れられず、点字を学ぶことを拒否、作文の課題として出されたテーマを、偶然見つけたオープンリールのレコーダーを使って音だけの物語として提出。
校長はそんなミルコを即座に否定し問題児だと決め付け、また同じようなことがあれば退学だと言う。
そんなミルコの才能を理解し、新しいテープレコーダーを与える教師であるジュリオ神父。
やがて、ミルコは知り合った管理人の娘や、クラスメート達と力をあわせて音だけで寓話を作り上げるのですが……
時は’70年代、学外では、学生達などによる抗議デモが盛んに行われています。
ある日学校を抜け出したミルコと管理人の娘フランチェスカはその学生の一人で元はミルコと同じ学校の生徒であった青年エットレと知り合います。
やがて学内にも、外の世界のように変化の波が……
まぁ、小難しいことはさておいて、よい映画です。
ミルコ役の子が本当にいい。
負けん気が強そうでありながら、可愛らしさも備えています。(イタリアの子どもって何であんなに睫毛バサバサなのかしら)
盲学校の生徒達はオーディションで本当に目の不自由な子とそうでない子がほぼ半数ずつ選ばれていて、見える子達は見えない子達に、普段どんな風に外の世界を感じているかを教わったそう。
そうしている間に彼らの間に生まれた本当の友情も、この物語を自然で特別なものにしています。
この映画を観て思ったのは『出会い』ってやっぱり大切なんだな。ってことです。
ミルコは自分の才能を認めてくれるジュリオ神父に出会ったことで、生まれ持った才能を潰さずに済んだ。
ミルコの退学を取り消させるために、仲間達と戦ってくれたエットレも彼の人生にとって大切な一人。
個人的にとても印象に残ったのは、校長に逆らうことは出来ないと思い悩むジュリオ神父に「どうしたらいいのか分からない。経験から教えてくれ。」と言われた厨房づとめのおばちゃんの答え。
「私には学がないからよく分からないけど」と、前置きした彼女は言う。
「言いたいことは、たとえ誰かを怒らせても口に出さないと、後できっと後悔する」と。
とはいっても、世の中には言わない方がよかったと思うこともあるから、100%支持するというのでもないけれど、つまりは、自分が本当に正しいと信じることを権力によってねじ伏せられてはいけないということなんだと思う。
でも、校長の言うことも分かるんだよね。
世界は視覚障害を持つ人にとって、決して住みやすくは出来ていないのだろうし、先ず、自立して生活するために職を身につけるべきだ。というのはある意味正しいのだとも思う。
ただ、『良い加減』を見つけなきゃいけないのだと思うのだけど……
映画の美しさを再確認する映画です。
ミルコが最初に作った物語に挿入されるさまざまな景色は本当に美しい、けれども彼の目には私たちが見るその景色よりもさらにすばらしい景色が見えているのかもしれない。
ラスト、学芸会で寓話を音だけで演じる子ども達と一緒に彼らの目に映る景色を体感してください。
『題名のない子守唄』
トルナトーレ/モリコーネのコンビとなれば、見なくちゃね。
予告編を見た時、私はこの映画は何か事情があって子どもを手放した女が、その子どもを探す話だと思った。
本編を見始めると復讐を狙う女の話のようにも見える。
本当はどうなんだろう?
何度も挿入される女の過去のフラッシュバック。
彼女は時に幸せそうで、またある時は酷い目にあっている。
怖いシーンと痛いシーンが満載の映画です。
あまりにも痛いのがダメだという方にはあまりオススメ出来ません。
本編に入る前に、ラストシーンについて話さないようにと監督からのメッセージがあります。
なので、こう書くとネタばれなんじゃないだろうかと少々心配ですが……
全編「これは本当に、トルナトーレの映画なの?」と思わせながら進んでいきます。
だけど、エンドロールを見ながら、「これは間違いなくトルナトーレの映画だ」と思うはず。
パーフェクト・ストレンジャーなんか目じゃない『裏切り』が、ここにある。
後、もう一本『ヘアスプレー』の試写も行ったんだけど、長くなったので、また次回。
昨日で梅田の三番街シネマがクローズしました。
最後に『リバー・ランズ・スルー・イット』を見てきたのですが、何だか勿体ないなぁと……
イスとか、変えてからまだそんなに経ってないのにね。
まぁ、集客数が割が合わないということなんでしょうけどね。
そういう私も、三番街はあまり行かなかったんですよね(~_~;)
上映される映画と私が見に行く映画とのタイプが違うというのが、一番の問題ですけど、住んでる場所からいっても、難波の方が便利やったし……
それでも、『テアトル』通いにいつも通る場所なので、無くなっちゃうと寂しいです。
三番街で見て一番記憶に残ってるのが『ハムレット』(ケネス・ブラナー版)。
これ、4時間あるんですよ……
母と一緒に見に行ったんですけど、改装前だったので、古いイスで、しんどくて堪らなかったのを覚えてます(~_~;)
あと、『ブロンドと棺の謎』(キルスティン・子泣き・ダンストが出てました。)を見に行ってもう始まるって時に嫌な電話が入ったのとか……
ありゃ、いい思い出が無いですね(^_^;)
シネコンは確かに増えてますよね。
郊外でショッピングセンターとセットみたいになっている所はなかなか集客率もいいらしいです。
子供連れとかにはいいかもね。
子ども連れて梅田や難波の映画館に出かけるってなかなか大変だろうし。
でも、気軽に見られるのもいいけど、ちょっと気張って出かけるというのも映画館に行くよさでもあると思うのですけどね。
ま、そんなことも言ってられないか。
自分だって、より近場に見たい映画をやってくれるところがあればそこで見るようになるんだろうし……
個人的にはシネコンばっか増えて、ミニシアター系がどっちかというと減っている傾向がなかなかに辛いです。
夜の十三とか九条とかちょっと、怖い。(住んでる方ごめんなさい;;)
梅田みたいに賑やかではないですからね~
東京みたいに上映館が多くないから、期間が短かったり、朝1回とか、夜1回とかで対応したりしている感じなので、見に行けないこともしばしば……
シネコンでも1スクリーンくらいは、芸術系とかに当てて欲しいわ。
ホント。(また、愚痴っちゃった;;)
最後に『リバー・ランズ・スルー・イット』を見てきたのですが、何だか勿体ないなぁと……
イスとか、変えてからまだそんなに経ってないのにね。
まぁ、集客数が割が合わないということなんでしょうけどね。
そういう私も、三番街はあまり行かなかったんですよね(~_~;)
上映される映画と私が見に行く映画とのタイプが違うというのが、一番の問題ですけど、住んでる場所からいっても、難波の方が便利やったし……
それでも、『テアトル』通いにいつも通る場所なので、無くなっちゃうと寂しいです。
三番街で見て一番記憶に残ってるのが『ハムレット』(ケネス・ブラナー版)。
これ、4時間あるんですよ……
母と一緒に見に行ったんですけど、改装前だったので、古いイスで、しんどくて堪らなかったのを覚えてます(~_~;)
あと、『ブロンドと棺の謎』(キルスティン・子泣き・ダンストが出てました。)を見に行ってもう始まるって時に嫌な電話が入ったのとか……
ありゃ、いい思い出が無いですね(^_^;)
シネコンは確かに増えてますよね。
郊外でショッピングセンターとセットみたいになっている所はなかなか集客率もいいらしいです。
子供連れとかにはいいかもね。
子ども連れて梅田や難波の映画館に出かけるってなかなか大変だろうし。
でも、気軽に見られるのもいいけど、ちょっと気張って出かけるというのも映画館に行くよさでもあると思うのですけどね。
ま、そんなことも言ってられないか。
自分だって、より近場に見たい映画をやってくれるところがあればそこで見るようになるんだろうし……
個人的にはシネコンばっか増えて、ミニシアター系がどっちかというと減っている傾向がなかなかに辛いです。
夜の十三とか九条とかちょっと、怖い。(住んでる方ごめんなさい;;)
梅田みたいに賑やかではないですからね~
東京みたいに上映館が多くないから、期間が短かったり、朝1回とか、夜1回とかで対応したりしている感じなので、見に行けないこともしばしば……
シネコンでも1スクリーンくらいは、芸術系とかに当てて欲しいわ。
ホント。(また、愚痴っちゃった;;)
夏休みが余ってたので、昨日は仕事はお休みしました。
本当なら、映画見倒して……というところなのですが、夕方からライヴだったのと、2,3日前から頭痛で……(~_~;)
結局映画はこれ一本きり。
10月からは東宝の別館にされちゃうOS劇場に行ってきました。
私個人はOS劇場よりも2階の名画座(色々名前変わりましたね~ココ。)の方で、色々映画を見ました。
ミニシアター系の上映館がまた一つ減っちゃうのだろうかと、不安です(-_-;)
今回ももちろん、2階。
ロビーはもう、チラシが置いてあったスタンドとか、何もなくなってて、ガランとしてて寂しかったです。
さて、『オフサイド・ガールズ』
イラン映画です。
こう言うだけで「えぇ~」と言われそうなんですけど、イラン映画って佳作と言うか秀作と言うかいっぱいありますよね?
この映画は『白い風船』や『チャドルと生きる』(←こちらは未見;;)を撮ったパナヒ監督の作品。
この監督はヨーロッパの映画祭でよく賞をもらっていますね。
今回はイラン代表の2006年ドイツワールドカップ出場を掛けた大事な一戦が、首都テヘランで行われることになり、何とかスタジアムで観戦しようと奮闘する女の子達の話。
イスラム教の国の女性が、外出する際にベールのようなもので、髪や身体を隠さないといけないというのはよく知られていますが、それ以外にも色々決まりごとがあるんだなぁ…と。
男性のするスポーツを競技場などいわゆるナマで観戦することも基本的に禁じられているそうです。
で、この映画はイラン対バーレーン戦を何とかして見ようと、男装をして競技場に入ろうとする女の子達、その中で、捕まってしまった女の子達を中心に話が展開します。
彼女達の監視役の兵士は「本来なら休暇のはずで、母親を見舞って、農作業や家畜の世話を手伝うはずだったのに…」と最初、彼女達に腹を立てています。
「どうして試合を見せてくれないのか?」と尋ねる彼女達に兵士達は「汚い言葉を聞かせないためだ。」と言います。
(イランでは、高校までは男女別々で、バスなどでも席が別れているらしいし、男女同席というのも、ダメなようです。)
つまり、元々は女性のために決めた決まりごとが、彼女らから(西洋的な)自由を奪っているということ。
最初は彼女達に対して否定的だった兵士達も(元は普通の人で、また普通の人になる人たちだから)彼女達の一生懸命さについつい味方のような感じになっていきます。
試合の様子を教えてあげることを許可したり、ラスト間近の車で女の子達を移送するシーンでは、「せめてラジオで試合の様子を聞かせて」とせがむ彼女達のために、調子の悪いアンテナを身体を乗り出して直したり、喉が渇いたと言うのでジュースを買ってあげたり……
兵士達だって、ワールドカップ出場がかかった試合なら見たくて当然だから、女の子達の気持ちも分かる。
また、どうして女の子達が試合を見れないのかちゃんとした説明が出来ないことも兵士達の行動の理由かも。
女の子達自身も(西洋的な)自由をすべて手に入れようとは思っていないけど、納得いかないのは、どうしてただ試合を見ることもいけないのか?ということ。
TV観戦ならよくて、競技場ではダメなのは何故なのか?
きっちりした説明はないようです。解釈も人によってまちまち。
これは『イラン女性の不自由さ』を描いた映画であり、考えさせられるのですが、今回は娯楽性を重視したと言う監督の話のとおり、本当に楽しめる映画です。
実際の試合の日に撮影した場面もあるそうで、試合自体はまったく映らないのですが、臨場感はたっぷり。
出演者は皆俳優ではありませんが、それも却っていい結果になった気がします。
大阪での上映は(劇場もなくなるし)今週までですが、まだ見られる地域の方はぜひぜひ。
女の子達の奮闘振りは微笑ましく、且つアグレッシブ。
見ているこちらも笑顔と元気がもらえます。
少女達の一人が試合を見たかった理由や彼女の振る舞いにちょっぴり涙したり……
難しいことは考えずに、楽しんでみてもらいたい映画です。
で、その後、ちょっぴり考えてみましょう。
本当なら、映画見倒して……というところなのですが、夕方からライヴだったのと、2,3日前から頭痛で……(~_~;)
結局映画はこれ一本きり。
10月からは東宝の別館にされちゃうOS劇場に行ってきました。
私個人はOS劇場よりも2階の名画座(色々名前変わりましたね~ココ。)の方で、色々映画を見ました。
ミニシアター系の上映館がまた一つ減っちゃうのだろうかと、不安です(-_-;)
今回ももちろん、2階。
ロビーはもう、チラシが置いてあったスタンドとか、何もなくなってて、ガランとしてて寂しかったです。
さて、『オフサイド・ガールズ』
イラン映画です。
こう言うだけで「えぇ~」と言われそうなんですけど、イラン映画って佳作と言うか秀作と言うかいっぱいありますよね?
この映画は『白い風船』や『チャドルと生きる』(←こちらは未見;;)を撮ったパナヒ監督の作品。
この監督はヨーロッパの映画祭でよく賞をもらっていますね。
今回はイラン代表の2006年ドイツワールドカップ出場を掛けた大事な一戦が、首都テヘランで行われることになり、何とかスタジアムで観戦しようと奮闘する女の子達の話。
イスラム教の国の女性が、外出する際にベールのようなもので、髪や身体を隠さないといけないというのはよく知られていますが、それ以外にも色々決まりごとがあるんだなぁ…と。
男性のするスポーツを競技場などいわゆるナマで観戦することも基本的に禁じられているそうです。
で、この映画はイラン対バーレーン戦を何とかして見ようと、男装をして競技場に入ろうとする女の子達、その中で、捕まってしまった女の子達を中心に話が展開します。
彼女達の監視役の兵士は「本来なら休暇のはずで、母親を見舞って、農作業や家畜の世話を手伝うはずだったのに…」と最初、彼女達に腹を立てています。
「どうして試合を見せてくれないのか?」と尋ねる彼女達に兵士達は「汚い言葉を聞かせないためだ。」と言います。
(イランでは、高校までは男女別々で、バスなどでも席が別れているらしいし、男女同席というのも、ダメなようです。)
つまり、元々は女性のために決めた決まりごとが、彼女らから(西洋的な)自由を奪っているということ。
最初は彼女達に対して否定的だった兵士達も(元は普通の人で、また普通の人になる人たちだから)彼女達の一生懸命さについつい味方のような感じになっていきます。
試合の様子を教えてあげることを許可したり、ラスト間近の車で女の子達を移送するシーンでは、「せめてラジオで試合の様子を聞かせて」とせがむ彼女達のために、調子の悪いアンテナを身体を乗り出して直したり、喉が渇いたと言うのでジュースを買ってあげたり……
兵士達だって、ワールドカップ出場がかかった試合なら見たくて当然だから、女の子達の気持ちも分かる。
また、どうして女の子達が試合を見れないのかちゃんとした説明が出来ないことも兵士達の行動の理由かも。
女の子達自身も(西洋的な)自由をすべて手に入れようとは思っていないけど、納得いかないのは、どうしてただ試合を見ることもいけないのか?ということ。
TV観戦ならよくて、競技場ではダメなのは何故なのか?
きっちりした説明はないようです。解釈も人によってまちまち。
これは『イラン女性の不自由さ』を描いた映画であり、考えさせられるのですが、今回は娯楽性を重視したと言う監督の話のとおり、本当に楽しめる映画です。
実際の試合の日に撮影した場面もあるそうで、試合自体はまったく映らないのですが、臨場感はたっぷり。
出演者は皆俳優ではありませんが、それも却っていい結果になった気がします。
大阪での上映は(劇場もなくなるし)今週までですが、まだ見られる地域の方はぜひぜひ。
女の子達の奮闘振りは微笑ましく、且つアグレッシブ。
見ているこちらも笑顔と元気がもらえます。
少女達の一人が試合を見たかった理由や彼女の振る舞いにちょっぴり涙したり……
難しいことは考えずに、楽しんでみてもらいたい映画です。
で、その後、ちょっぴり考えてみましょう。