私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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何だ、それ!?
イタリア映画を二本観て来ただけなんです(^_^;)
先ずは、『ミルコのひかり』
実際にイタリア映画界で活躍する盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの少年時代に着想を得たストーリー。
監督のインタビューによると描かれている殆どのエピソードは実際にあったことのようです。
もちろん、映画として成り立つように脚色はしてあるそうですが……
一言で言ってしまうと、銃の暴発事故で視力を失った少年が、自分の状況を受け入れて、希望を見出していく物語。
当時のイタリアでは法律により、視覚障害児は普通の学校で学ぶことが出来ないため、全寮制の盲学校へ親元を離れて入学することになったミルコ。
少年達を従順な『職人』として育てようとする校長、彼もまた盲人である。
ミルコは自分が視力を失ったことを受け入れられず、点字を学ぶことを拒否、作文の課題として出されたテーマを、偶然見つけたオープンリールのレコーダーを使って音だけの物語として提出。
校長はそんなミルコを即座に否定し問題児だと決め付け、また同じようなことがあれば退学だと言う。
そんなミルコの才能を理解し、新しいテープレコーダーを与える教師であるジュリオ神父。
やがて、ミルコは知り合った管理人の娘や、クラスメート達と力をあわせて音だけで寓話を作り上げるのですが……
時は’70年代、学外では、学生達などによる抗議デモが盛んに行われています。
ある日学校を抜け出したミルコと管理人の娘フランチェスカはその学生の一人で元はミルコと同じ学校の生徒であった青年エットレと知り合います。
やがて学内にも、外の世界のように変化の波が……
まぁ、小難しいことはさておいて、よい映画です。
ミルコ役の子が本当にいい。
負けん気が強そうでありながら、可愛らしさも備えています。(イタリアの子どもって何であんなに睫毛バサバサなのかしら)
盲学校の生徒達はオーディションで本当に目の不自由な子とそうでない子がほぼ半数ずつ選ばれていて、見える子達は見えない子達に、普段どんな風に外の世界を感じているかを教わったそう。
そうしている間に彼らの間に生まれた本当の友情も、この物語を自然で特別なものにしています。
この映画を観て思ったのは『出会い』ってやっぱり大切なんだな。ってことです。
ミルコは自分の才能を認めてくれるジュリオ神父に出会ったことで、生まれ持った才能を潰さずに済んだ。
ミルコの退学を取り消させるために、仲間達と戦ってくれたエットレも彼の人生にとって大切な一人。
個人的にとても印象に残ったのは、校長に逆らうことは出来ないと思い悩むジュリオ神父に「どうしたらいいのか分からない。経験から教えてくれ。」と言われた厨房づとめのおばちゃんの答え。
「私には学がないからよく分からないけど」と、前置きした彼女は言う。
「言いたいことは、たとえ誰かを怒らせても口に出さないと、後できっと後悔する」と。
とはいっても、世の中には言わない方がよかったと思うこともあるから、100%支持するというのでもないけれど、つまりは、自分が本当に正しいと信じることを権力によってねじ伏せられてはいけないということなんだと思う。
でも、校長の言うことも分かるんだよね。
世界は視覚障害を持つ人にとって、決して住みやすくは出来ていないのだろうし、先ず、自立して生活するために職を身につけるべきだ。というのはある意味正しいのだとも思う。
ただ、『良い加減』を見つけなきゃいけないのだと思うのだけど……
映画の美しさを再確認する映画です。
ミルコが最初に作った物語に挿入されるさまざまな景色は本当に美しい、けれども彼の目には私たちが見るその景色よりもさらにすばらしい景色が見えているのかもしれない。
ラスト、学芸会で寓話を音だけで演じる子ども達と一緒に彼らの目に映る景色を体感してください。
『題名のない子守唄』
トルナトーレ/モリコーネのコンビとなれば、見なくちゃね。
予告編を見た時、私はこの映画は何か事情があって子どもを手放した女が、その子どもを探す話だと思った。
本編を見始めると復讐を狙う女の話のようにも見える。
本当はどうなんだろう?
何度も挿入される女の過去のフラッシュバック。
彼女は時に幸せそうで、またある時は酷い目にあっている。
怖いシーンと痛いシーンが満載の映画です。
あまりにも痛いのがダメだという方にはあまりオススメ出来ません。
本編に入る前に、ラストシーンについて話さないようにと監督からのメッセージがあります。
なので、こう書くとネタばれなんじゃないだろうかと少々心配ですが……
全編「これは本当に、トルナトーレの映画なの?」と思わせながら進んでいきます。
だけど、エンドロールを見ながら、「これは間違いなくトルナトーレの映画だ」と思うはず。
パーフェクト・ストレンジャーなんか目じゃない『裏切り』が、ここにある。
後、もう一本『ヘアスプレー』の試写も行ったんだけど、長くなったので、また次回。
イタリア映画を二本観て来ただけなんです(^_^;)
先ずは、『ミルコのひかり』
実際にイタリア映画界で活躍する盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの少年時代に着想を得たストーリー。
監督のインタビューによると描かれている殆どのエピソードは実際にあったことのようです。
もちろん、映画として成り立つように脚色はしてあるそうですが……
一言で言ってしまうと、銃の暴発事故で視力を失った少年が、自分の状況を受け入れて、希望を見出していく物語。
当時のイタリアでは法律により、視覚障害児は普通の学校で学ぶことが出来ないため、全寮制の盲学校へ親元を離れて入学することになったミルコ。
少年達を従順な『職人』として育てようとする校長、彼もまた盲人である。
ミルコは自分が視力を失ったことを受け入れられず、点字を学ぶことを拒否、作文の課題として出されたテーマを、偶然見つけたオープンリールのレコーダーを使って音だけの物語として提出。
校長はそんなミルコを即座に否定し問題児だと決め付け、また同じようなことがあれば退学だと言う。
そんなミルコの才能を理解し、新しいテープレコーダーを与える教師であるジュリオ神父。
やがて、ミルコは知り合った管理人の娘や、クラスメート達と力をあわせて音だけで寓話を作り上げるのですが……
時は’70年代、学外では、学生達などによる抗議デモが盛んに行われています。
ある日学校を抜け出したミルコと管理人の娘フランチェスカはその学生の一人で元はミルコと同じ学校の生徒であった青年エットレと知り合います。
やがて学内にも、外の世界のように変化の波が……
まぁ、小難しいことはさておいて、よい映画です。
ミルコ役の子が本当にいい。
負けん気が強そうでありながら、可愛らしさも備えています。(イタリアの子どもって何であんなに睫毛バサバサなのかしら)
盲学校の生徒達はオーディションで本当に目の不自由な子とそうでない子がほぼ半数ずつ選ばれていて、見える子達は見えない子達に、普段どんな風に外の世界を感じているかを教わったそう。
そうしている間に彼らの間に生まれた本当の友情も、この物語を自然で特別なものにしています。
この映画を観て思ったのは『出会い』ってやっぱり大切なんだな。ってことです。
ミルコは自分の才能を認めてくれるジュリオ神父に出会ったことで、生まれ持った才能を潰さずに済んだ。
ミルコの退学を取り消させるために、仲間達と戦ってくれたエットレも彼の人生にとって大切な一人。
個人的にとても印象に残ったのは、校長に逆らうことは出来ないと思い悩むジュリオ神父に「どうしたらいいのか分からない。経験から教えてくれ。」と言われた厨房づとめのおばちゃんの答え。
「私には学がないからよく分からないけど」と、前置きした彼女は言う。
「言いたいことは、たとえ誰かを怒らせても口に出さないと、後できっと後悔する」と。
とはいっても、世の中には言わない方がよかったと思うこともあるから、100%支持するというのでもないけれど、つまりは、自分が本当に正しいと信じることを権力によってねじ伏せられてはいけないということなんだと思う。
でも、校長の言うことも分かるんだよね。
世界は視覚障害を持つ人にとって、決して住みやすくは出来ていないのだろうし、先ず、自立して生活するために職を身につけるべきだ。というのはある意味正しいのだとも思う。
ただ、『良い加減』を見つけなきゃいけないのだと思うのだけど……
映画の美しさを再確認する映画です。
ミルコが最初に作った物語に挿入されるさまざまな景色は本当に美しい、けれども彼の目には私たちが見るその景色よりもさらにすばらしい景色が見えているのかもしれない。
ラスト、学芸会で寓話を音だけで演じる子ども達と一緒に彼らの目に映る景色を体感してください。
『題名のない子守唄』
トルナトーレ/モリコーネのコンビとなれば、見なくちゃね。
予告編を見た時、私はこの映画は何か事情があって子どもを手放した女が、その子どもを探す話だと思った。
本編を見始めると復讐を狙う女の話のようにも見える。
本当はどうなんだろう?
何度も挿入される女の過去のフラッシュバック。
彼女は時に幸せそうで、またある時は酷い目にあっている。
怖いシーンと痛いシーンが満載の映画です。
あまりにも痛いのがダメだという方にはあまりオススメ出来ません。
本編に入る前に、ラストシーンについて話さないようにと監督からのメッセージがあります。
なので、こう書くとネタばれなんじゃないだろうかと少々心配ですが……
全編「これは本当に、トルナトーレの映画なの?」と思わせながら進んでいきます。
だけど、エンドロールを見ながら、「これは間違いなくトルナトーレの映画だ」と思うはず。
パーフェクト・ストレンジャーなんか目じゃない『裏切り』が、ここにある。
後、もう一本『ヘアスプレー』の試写も行ったんだけど、長くなったので、また次回。
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覚悟が必要
私的にはですね、信念を貫き通す、ということは、何かを失うことを覚悟でやるべき、ということだと思います。言わない方が良かった、と思うとき、それは言ったことによって何かを失った(誰かをキズつけたということも含めて)ということだと思うのですよね。
それでも貫きたい信念なのか!?
ということですなあ。
それでも貫きたい信念なのか!?
ということですなあ。
Re:覚悟が必要
なるほどですね。
人を傷つけるというのは、辛いことですよね。意図していなくても辛いから、こんなこと言ったら(したら)傷つけるんじゃないか、と分かっていて行動するのは尚更ですね。
>それでも貫きたい信念なのか!?
自分で責任を持ってしっかり見極めなくちゃ、とは思うのですけどね(~_~;)
やっぱ、難しい……
人を傷つけるというのは、辛いことですよね。意図していなくても辛いから、こんなこと言ったら(したら)傷つけるんじゃないか、と分かっていて行動するのは尚更ですね。
>それでも貫きたい信念なのか!?
自分で責任を持ってしっかり見極めなくちゃ、とは思うのですけどね(~_~;)
やっぱ、難しい……