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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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仕事で年間322日も出張するライアン。
彼の仕事はリストラの宣告。
目下の目標は、航空会社のマイレージを1000万マイル貯めること。
敏腕ぶりで知られた彼には講演の依頼も多く、そこで語る彼の人生哲学は、バックパックに入らない荷物は背負わないこと。
そんなある日、ライアンは自分と同じように出張で各地を飛び回っているアレックスと出会い、意気投合。
お互いの次の出張先で会えるように約束する仲に。
しかし、新人ナタリーの提案したネットによるリストラ宣告を会社が受け入れることになり、今までの生活が脅かされる危機に!
ネットのリストラ宣告に反対したライアンにナタリーの教育係が言い渡される。
果たして、夢の1000万マイル到達は実現するのか!?

一見クールにビジネスに徹しているように見えるライアンも、実は自分が傷つかないように予防線を張っているのではないかと思う。
いじめられっこが傷つかないように鈍感になるのと似ている。
でも、表立っては現われなくても、どこか深い所がやっぱり傷ついている。
ライアンはこれから職を失う人達の慰め役に徹し、諦めた夢を実現する機会だと言ったりする。
しかし、それもどこまで当人のことを思って言っているかは分からない。
自分の仕事がすんなりと運ぶようにとの方便かもしれない。
というか、そうなんだろうなぁ…と思う。
アレックスに出会ってから、ライアンは少しずつ変わり始める。
バックパックにもう少し荷物を詰めてみたい気になっていく。
一方で、ネット世代の期待の新人ナタリーも実際に、クビを言い渡される人々と関わっていくことで変わっていく。
ドライに見える彼女だが、実は恋人を追いかけて、わざわざこの会社にやってきたという情熱の持ち主。
そして、出張中に届いた恋人から別れを告げるメールに激しく傷つく。
このことで、自分がやってきたことの意味が分かったんじゃないかと思ったんだけど……
アレックスを妹の結婚式に誘ったり、だんだんと何かに縛られるのもいいんじゃないかと思い始めたライアンを待つ結末がほろ苦いよね。
今までの彼の人生のしっぺ返しなのかな~とも思うのですが……

彼の言うように人は一人で死んでいく。
集団自殺するような人たち以外は。
そして、生まれてくる時もやっぱり一人だ。
ラストシーンをどう読み取るべきなのか分からないけど、希望は感じられないな~私は。
いったん揺らいでしまった自分の人生哲学とどう折り合いをつけるか……、難しい問題です。

ジョージ・クルーニーは特に好きというわけでも、個人的には男前と思っているわけでもないのですが、今回はホントにいいかもと思った。
クールな男前さんがお似合いなんだけど、ちょっと情けない感じも漂ってるし、アレックスと出会ってからの何て言うか恋する中学生みたいな可愛らしさもいい。

ともあれ、ただマイルを貯めるという手段や過程である筈のものが目標となってしまっていた彼の最終目的地が気になるところです。
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ベルリン・オリンピックが開催された1936年の夏。
ナチス政府は、ドイツ国家の優越性を世界に誇示するために、ドイツ人登山家がアイガー北壁の初登攀に成功することを強く望んでいた。
金メダル(成功者にはオリンピックで金メダルが授与されることになっていた)とアイガー北壁初登攀をめざす男達の生死を賭けた闘い。
雲ひとつない満月の夜、足元すら見えない濃霧、容赦なく吹きつける極寒の猛吹雪。
目まぐるしく変化する山の表情を前にして、自分の知識、経験、そして肉体を頼りに彼らは頂上を目指す。
だが、当時の装備では気まぐれな風雪に対抗するには十分とはいえず、命を落とした挑戦者も多かった。
垂直に切り立った《殺人の壁》ともいわれる絶壁。
氷と雪と風がもたらす最悪のコンディション。
凍傷の痛みに耐え、わずかな生存への望みをかける男達……
彼らの運命は……?

いや~
辛かった~
観る方も辛いけど、撮る方はどれだけ辛かったかと思うと、クラッとします。
もう、色んな山が征服され、今度はより難しいルートで登るということを競うようになった時代。
別に登れるんやから、それでえぇや~ん!と思うのですけどね;;
登山家として有名になり始めていたトニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーを中心に、新聞社に勤める彼らの幼馴染ルイーゼ、彼らと競うことになったオーストリアの二人、ルイーゼの上司が主な登場人物。
記者達や金持ち連中はふもとの豪奢なホテルで初登攀が成功するかと見守っている。
そんな人達と、雪山で粗末な食事をし寒さに震え寝袋で過ごす登山家達の対比がすごい。
順調に登り始めたのも束の間、山の天候は急変し彼らに牙を剥く。
すぐに彼らの後を追って登ったオーストリア隊が、ちょっと悪役っぽくみえてしまうのだが、彼らの装備は“突撃隊”から提供されたものだという。
『地獄に落ちた勇者ども』だっけ?
ナチスによる突撃隊の粛清のシーンがありましたよね?
ナチスと突撃隊の間には対立のようなものがあったようです。
目指す大きな所は同じだけど、どちらが優位に立つか…みたいな。
そんな訳で、もし、自分達の他の人間が初登攀に成功したら、どうなるか?というのがあったと思います。
だから、怪我をしても山を降りるわけにはいかないと言い張った訳です。
途中で引き返したら、山で凍死するよりも酷いことが待っていると思っていたのではないかなと思います。
山の上の彼らの奮闘や人間ドラマと共に、下界の人々の人間ドラマも見物です。
二つの世界が、ラストシーン間近ルイーゼによってグッと引き寄せられる感じがしました。

人は愛のために生きてる、んだって。
なるほど、あまり生きていたくないはずだ……。
グイド・コンティーニは、世界的な映画監督。
今も、新作のクランク・インを待つばかり。
しかし
撮影開始までは、後10日。
なのに
脚本は全く書けていない。
一行も!

長年彼の作品の衣装を担当しているリリーは、グイドにこう説く。
「監督の仕事は“はい”と“いいえ”を言えばいいの。--それが監督の仕事なのよ」。

記者会見では、構想すらない作品について矢継ぎ早に質問を浴びせてくる記者達をテキトーにかわすグイド。
しかし、とうとう堪えきれずに会見場から逃げ出してしまう。
誰にも気づかれたくないグイドはリゾートホテルに飛び込み、妻のルイザに電話をかける。
彼女の救いと慰めを求めるが、彼にはカルラという愛人がいた。
幻想の世界へと逃避するグイドの元にママが現われる。

そんな折、主演女優クラウディアのエージェントから脚本を要求する電話がかかってくる。
彼女はグイドにとって、まさに女神のような存在。
彼の作品はクラウディアなしでは成立しない。

グイドの周りに集まる美女達は、映画監督グイド・コンティーニのインスピレーションの源。
だが、彼は誰のことも愛しきれない。

グイドの人生、そして映画には女性と愛が必要だ。
しかし、彼女達から誰かを選ぶことは出来ない--グイドの愛と映画は、果たしてどこへ向かうのか?

やっとこ見てきました。
結構面白かったけど、私は。
81/2は、確か昔々TV放送されたのを見たのですが、殆ど記憶にありません。
まぁ、女子中学生には難しかったんでしょうね~
それはさておき
登場する女性達を全部合わせると、グイドの理想像が出来上がるんでしょうか?
包容力とか奔放さとか、色々。
まぁ、完璧に理想の人なんて、まず、いないですからね。

ダニエル・デイ・ルイスでどうなの?
と思ったけど、靴職人修行時代の恩恵かイタリア訛りな英語もスラスラと。
歌も、まぁまぁ。
憔悴具合はいうことナシ。
それぞれ、自分が一番でしょ?とばかりに、競い合う女性達も楽しい。
ジュディ・デンチのシャンソンも味があるし、ケイト・ハドソンも意外にやる(顔に付いた肉が乳に行かなくてちょっと残念)。
ファーギーは、やっぱりプロだなぁ…というか……
女優陣の歌は皆それぞれに、なかなかなのですが、ファーギーが歌うと何て言うかグワッと掴まれるような感じがした。

オープニング、エンディングともにゴージャス!

映画通を自負する、81/2に思い入れたっぷりの方の中には、侮辱だとか元の作品をないがしろにしてるとかいう意見もあるみたい。
でも81/2を下敷きにしたミュージカルを下敷きにしたミュージカル映画、でしょ。
元々の作品からはずい分遠くに来たのじゃないかな~?
観客を楽しませる、ということに徹した点では、これはこれで成功だと思うのですが……。
この記憶を持ちながら、81/2をもう一度見たら、少し理解が深まるのでは?と個人的には思っている。
とりあえず、自分としては、見たいと思ってます。
メキシコの片田舎のバナナ園で、ケンカしながらも楽しく働く兄弟はそれなりに幸せな毎日を送っていた。
兄のベトは妻子持ちでバナナ園の作業長も務めているが、ギャンブル好きの乱暴なゴールキーパー。
荒っぽいプレースタイルから“ルド”=(タフな乱暴者)と呼ばれている。
弟のタトは優秀なストライカーだが、歌手になるのが夢だ。
今日も草サッカーへと向かう二人の前に、ある日偶然、サッカー・スカウトの“バトゥータ”が現われた。
二人とも見込があると彼は言うが、他にも選手を抱えているため、どちらか一人とだけ契約したいと言う。
PK対決でどちらが行くか決めることにした二人。
兄に勝ったタトだけが選ばれ、メキシコシティに行くことになった。

落胆したベトだったが、その後タトの頼みもありバトゥータから、ある二部チームのキーパーとして呼ばれる。
やがてタトは大げさで古くさいプレーで“クルシ”=(軟弱な自惚れ屋)というあだ名をつけられるが、スター選手となり、豪邸や新車を手に入れる。
ベトもやがて頭角を現し、二人ともチームは違うがそれぞれ一部リーグの中心選手として活躍するようになる。
だが、貧乏から一転、何不自由ない暮らしを手に入れたのも束の間、タトは美女に翻弄され、ベトはギャンブルと麻薬にハマっていく。
一気に上昇した運が急激な下降線を辿り始めた二人。
そして、今度は大観衆が見守る中、再び人生の大きなターニング・ポイントを賭けたPK戦による兄弟対決を迎える。
試合の行方は!?
そして二人の運命は!?

いや~思いがけず、深かったです。
「どこが!?」と言われるかもしれませんけど……(^_^;)

ありがちといえばありがち尽くしの展開のストーリーなのですが、何だか惹かれるものがある。
悲壮感を漂わせつつも、何でかのんびりというかお気楽モードというか……
ラテンの血のなせる業でしょうか?
物語は、バトゥータのナレーションによって語られていきます。
人生をサッカーに喩えた言葉はいちいち深いのですが、このオッサンがメッチャ胡散臭くて、それもまた皮肉めいていいんじゃないかと。
でも、こういう人の方が人生分かってそうな気もするなぁ。
何かにつけて競い合ってきた兄弟は、ケンカばかりなのですが、やはり他人とは違う絆があるようで……
自分では散々バカバカ言ってるのに、嫁に弟をバカ扱いされると怒る兄ちゃんとか。
何だかんだ言って、兄を呼び寄せ、住処まで提供しちゃう弟とか。
そんな二人は仲良く母親孝行では妹にあっさり出し抜かれたりとか。

PK戦の使い方がドラマティックでいいですよね。
元々PK戦てドラマティックなものですけど。
1対1の決闘ですからね。
何だか西部劇テイストです。

ラストは衝撃的かつしんみり。
バカな夢なんか見ないで、地道に暮らしてればよかったのに。
という向きもあるでしょうが……
う~ん、どうでしょう?
個人的には夢は叶わないより叶った方がいい気がします。
ほんの短い間でも。

さて、ガエルのお歌ですが……
いや~BGMでかけちゃダメですよ~;;
と、映画館の方に直訴しようかと思いました。
観てる時の「お、おぉっ!?」っていう衝撃が激減です(>_<)
いや、しかし、そうですか……
何故に『甘い罠』がチョイスされたんでしょう?
メリル・モーガンは、マンハッタンでセレブ向けの高級物件ばかりを扱う不動産会社のトップセールス・ウーマンにしてやり手の社長。
ポール・モーガンは、全米でも10本の指に入る敏腕弁護士。
雑誌の表紙を飾ることもたびたびという二人は、人もうらやむ超セレブカップルだった。
夫の浮気が発覚するまでは……

すっかり冷めきってしまった妻、メリルの気もちを、何とか取り戻そうとポールはプレゼント攻撃を開始する。
その夜も、忙しい二人のスケジュールを何とか調整し、夜景の美しいレストランで食事をしながら、関係の修復に懸命に努めるポール。
しかし、話は平行線。
このまま修復不可能かと思われた二人を思わぬ事態が二人を襲う。
歩いて客を案内する予定の物件へ向かうというメリルを追いかけるポール。
急に降りだした雨の中、メリルは建物のベランダに顧客を見つける。
声を掛けた次の瞬間、彼は落下……その背中にはナイフが!!
そう、殺人事件に遭遇してしまったのだ!
犯人に顔を見られた二人。
メリルは丁度その時発売されていた雑誌の表紙になっていたことで殺し屋に身元を知られてしまう。
身の安全を確保するため、証人保護プログラムにより送られた場所は……ワイオミング!!
都会暮らしに慣れ親しんだ二人が、人間よりも牛や馬のほうが多いド田舎で二人きり。
この夫婦、いったいどうなるの!?

こんな映画見るなんて意外でしょ?
自分でもそう思います;;
まぁ、色々事情がございまして…
予告見た時、結構面白そうだと思ったんですよね~

都会人が田舎暮らしのギャップに驚く様を笑いつつ、離婚の危機!?を迎えた夫婦のドタバタ喜劇を見守るという。
コメディーの定番二つをくっつけたような感じですけど、証人保護プログラムとか、今までにラブコメではあまり入ってこなかった要素も盛り込んだ所がちょっと目新しいですね。
ヒュー・グラントは憎めないダメ男ぶり全開で、これまた彼の十八番。
ポールの絶えることない皮肉めいたジョークや、カルチャー・ギャップに翻弄される二人で笑わせつつも、都会では見られない降るような星空の下で、結婚の誓いを思い出す二人にちょっとキュンとしたり(するんでしょ?みんな)。
素直な気持ちになれたことで、自分の秘密を打ち明ける決意をしたメリル。
これがまた爆弾発言で、元の鞘に納まりかけたかと思っては、また気を揉まされる。
「期待する気持ちにブレーキをかけたくない」というメリルの言葉は印象的。
結婚なんて妥協なしではキツイと思うのですが……;;
でも、ハナっから妥協するのは、やっぱり違うか。

せっかく殺し屋まで登場させたんだから、もう少しサスペンス要素を多めに盛り込んでもよかったかなと思うけど、最後は裏切らないハッピーエンドで、楽しく見られる。

オープニングの留守電のアイディアは、個人的にはウケた(^・^)

しかし、ヒュー・グラントもサラ・ジェシカ・パーカーも『中年(ま、世間的には)夫婦の危機』を演じるお年頃になったのね。
そろそろ、ラブコメ路線はキツイかも(^_^;)
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