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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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ベルリン・オリンピックが開催された1936年の夏。
ナチス政府は、ドイツ国家の優越性を世界に誇示するために、ドイツ人登山家がアイガー北壁の初登攀に成功することを強く望んでいた。
金メダル(成功者にはオリンピックで金メダルが授与されることになっていた)とアイガー北壁初登攀をめざす男達の生死を賭けた闘い。
雲ひとつない満月の夜、足元すら見えない濃霧、容赦なく吹きつける極寒の猛吹雪。
目まぐるしく変化する山の表情を前にして、自分の知識、経験、そして肉体を頼りに彼らは頂上を目指す。
だが、当時の装備では気まぐれな風雪に対抗するには十分とはいえず、命を落とした挑戦者も多かった。
垂直に切り立った《殺人の壁》ともいわれる絶壁。
氷と雪と風がもたらす最悪のコンディション。
凍傷の痛みに耐え、わずかな生存への望みをかける男達……
彼らの運命は……?

いや~
辛かった~
観る方も辛いけど、撮る方はどれだけ辛かったかと思うと、クラッとします。
もう、色んな山が征服され、今度はより難しいルートで登るということを競うようになった時代。
別に登れるんやから、それでえぇや~ん!と思うのですけどね;;
登山家として有名になり始めていたトニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーを中心に、新聞社に勤める彼らの幼馴染ルイーゼ、彼らと競うことになったオーストリアの二人、ルイーゼの上司が主な登場人物。
記者達や金持ち連中はふもとの豪奢なホテルで初登攀が成功するかと見守っている。
そんな人達と、雪山で粗末な食事をし寒さに震え寝袋で過ごす登山家達の対比がすごい。
順調に登り始めたのも束の間、山の天候は急変し彼らに牙を剥く。
すぐに彼らの後を追って登ったオーストリア隊が、ちょっと悪役っぽくみえてしまうのだが、彼らの装備は“突撃隊”から提供されたものだという。
『地獄に落ちた勇者ども』だっけ?
ナチスによる突撃隊の粛清のシーンがありましたよね?
ナチスと突撃隊の間には対立のようなものがあったようです。
目指す大きな所は同じだけど、どちらが優位に立つか…みたいな。
そんな訳で、もし、自分達の他の人間が初登攀に成功したら、どうなるか?というのがあったと思います。
だから、怪我をしても山を降りるわけにはいかないと言い張った訳です。
途中で引き返したら、山で凍死するよりも酷いことが待っていると思っていたのではないかなと思います。
山の上の彼らの奮闘や人間ドラマと共に、下界の人々の人間ドラマも見物です。
二つの世界が、ラストシーン間近ルイーゼによってグッと引き寄せられる感じがしました。

人は愛のために生きてる、んだって。
なるほど、あまり生きていたくないはずだ……。
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