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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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すっかり押し詰まりましたね~
明日、あさってくらいからお正月休みという方も多いのではないでしょうか?
帰省されたり、旅行されたりと予定のある方もいらっしゃると思いますが、今年は曜日の並びがイマイチよくなくて、ちょっと短めですよね。
そんな訳で、今年はもうどこにも行かずにまったり過ごすよ~
と、いう方は普段はなかなか見られない長編映画をご覧になってはいかがでしょう?
個人的にオススメするのは
『ハムレット』
ここでも書きました、よね?
ケネス・ブラナー監督主演の完全版。
4時間あまりあったと思います。
普通なら名前が出てくるだけのローゼンクランツとギルデンスターンもちゃんと登場。
舞台となる宮殿もとても美しく、悲劇の舞台にピッタリ。
設定を近代くらいに変えているので衣装も、何じゃこりゃ!?という所までは行かず、でもクラシカル。
ケイト・ウィンスレットの死ぬとは思えない、でも熱演のオフィーリアも見所です。
ハリウッド映画にチョコチョコ顔を出すようになったルーファス・シーウェルも美味しい役どころで凛々しい姿を見せてくれます。
更にお暇のある方は、定番のローレンス・オリヴィエ版や、評価の高いソ連版と見比べてみるのもオススメです。

『ルートヴィヒ』
ヴィスコンティ×ヘルムート・バーガーの決定版、でしょうか?
これも4時間程。
ヴィスコンティの美意識が隅々まで行き届いた映像を堪能してください。
狂気に満ちた、それでいながら繊細なルートヴィヒ王を演じきったヘルムート・バーガーも見事です。(偉そう…ごめんなさい;;)

そして『天井桟敷の人々』
タイトルくらいは耳にされたことがあるのではないでしょうか?
買ったまま開けてもいないDVDのパッケージには「フランス映画史上に燦然と輝く金字塔」とあります。
え、お前見てないんじゃないか、って…?
いえ、観たんです。
2年くらい前によく行く劇場で「荒野の七人」とか、クラシック映画の名作を期間限定で上映する企画があったんですよ。
それで、その時に、このタイトルだけは聞いたことのある作品を見ました。
3時間あまりの作品なのですが、「あぁ、ロマンティックというのはこういうことなのかも。」と思いました。
今ではレンタルするよりも安いくらいの値段でDVDが買えます。(って、レンタルしたことないから相場がイマイチ分かんないけど;;)
私の持ってるは500円、かな。
ほら、3枚買ったら割引とかあるでしょ?
あの時にもう一枚あれば…、というので買ったんですけど、何しろ長いから。
途中まで見て、また明日っていうのも嫌だし(^_^;)

あ、それから
どれもHAPPY ENDではございません。
正月から、そんなのは嫌だという方はお気をつけ下さいませ。
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韓国のとある田舎の村で暮らすおじいとおばあ。
子供達は既に独立して、二人きりで暮らしている。
おじいは牛と、この30年間毎日欠かすことなく畑仕事に出かける。
普通は15年くらいが寿命だと言われる牛だが、おじいの牛はもう40歳になる。
しかも、今もまだちゃんと働いてくれていた。
この牛のおかげで9人の子どもも立派に育てあげることができた。
しかし、最近どうも食欲がないようだ。
かかりつけの獣医に診せると「もって後一年だ」と言う……

映画は意外にも既に牛を失ったおじいとおばあがどこかにお参りに行く所から始まる。
おばあがおじいに訊く。
「まだ、悲しいかい?」と。

おじいは、おばあによると、子供の頃に受けた針治療が失敗したせいで片足が不自由。
それでも、79 歳になっても、毎日牛とおばあと田んぼや畑へ出ては仕事をする。
おばあは、牛ばかり可愛がってとか、あの牛がいなきゃもっと楽が出来るのにとか、農薬や耕作機械を使って楽をしたいと、文句が多い。
おじいは、そんな文句も聞き流し、今日も牛のために藁をきざんで餌を作ったり、食べさせるための草を刈ってやったりしている。
今の牛はもう先が長くないと言われて新しい牛を買って来たが、前からいる牛とばかり一緒に畑に行く。
何で?と思っていたら、色々と訓練が必要らしいのだが、少しでも長い時間一緒にいたいのかもしれない。
「人間より大切だ」とさえ、おじいは言う。
おばあは文句を言いながらもおじいの体も牛のことも、実は心配している。
おじいとおばあの生活は、とても慎ましやか。
毎日毎日一生懸命働いて
一緒に働いてくれる牛のことを思いやって
実は『生きる』というのは、こういうことなのかもね。

遂に来てしまった別れの時、おじいが泣くおばあが泣く、牛も泣いて、私も泣いた。
文句ばっかりだったおばあが牛を讃える。
「病気だったのに、私らが困らないようにたくさん薪を運んでくれた。」

韓国で観客動員数累計300万人という大ヒットになったドキュメンタリー。
インディペンデント映画で初の興行成績第1位になったそう。
おじいとおばあと牛の残された日々を淡々と追った映画なのですが
とりあえず、観ろ!
いいから、つべこべ言わずに観ろ!!
と、言いたくなってしまうのでした。

それにしても、隣のオッサン。
よく、ポップコーンなんかポリポリ食いながら観たな……
しかも、食いかけを持ち込みやがって…袋がガサガサうるさいんだよ~(ー_ー)!!
一応、上映中の飲食はご遠慮くださいっていう映画館なんですけど……
しかも、話しを漏れ聞くと医者らしいのにセコイ、せこ過ぎる!!
観てきました。
2Dで。
オイオイ!って……
だって、自前の眼鏡かけるのも嫌なのに;;
ブラディ・バレンタインの試写では眼鏡くれたけど、今は使いまわしみたいだし、それも更にちょっと嫌&3Dって、酔いません?
何か、体質に合わんのでしょうか……

カール・フレドリクセンは、最愛の妻に先立たれ、彼女との思い出が詰まった小さな家で一人暮らしている。
周りに住んでいた人達は皆いなくなり、カールじいさんの家だけがぽつんと残ってる。
何か大きなものが建つらしい。
ある時、二人の思い出の郵便受けが工事の車に壊されてしまい、じいさんはつい杖で相手を殴ってしまった。
裁判所の措置で老人ホームに行くことになったじいさんだったが、幼馴染でもあった妻、エリーとの約束を思い出す。
いつか、南アメリカのパラダイス・フォールへ行こう!
そのために、貯めたお金も日々の暮らしや思わぬ出費で貯まらずじまいだった……
カールじいさんは、ついに人生最初にして最後の旅立ちを決意する。
エリーとの思い出を詰め込んだ家に無数の風船をつけ、カールじいさんは家ごと空高く舞い上がった!

ピクサー初、人間が主人公。
らしいですけど、そうでしたっけ?
インクレディブルマンは人間とは違うのか……あれは、ピクサーじゃなかったでしたっけ?
普通の人ってことですかね?

出色なのは、やはりカールと妻エリーとの半生(人生)を綴った台詞を用いないシーン。
もう、ここだけで泣けちゃう(@_@。
というか、ここ以外は泣く所はあまりない。
カールじいさんと、有り得ない偶然で一緒に旅することになった子どもラッセル。
脳天気に見えるこの子も、何やら訳あり。
色とりどりのたくさんの風船とともに舞い上がる夢のような家と、妙にリアルに複雑な背景の人間達。
旅の途中で起こる様々な出来事、沸き起こる様々な感情。
一緒に危機を乗り越えると絆はぐんと強まるんだね。
そして、冒険をあきらめさせてしまったとばかり思っていた妻の『冒険ノート』に綴られていた彼女の冒険の日々。
『つまらないことだけど、つまらないことのほうがよく思い出すんだ』
ラッセルが言う。
つまらないことの積み重ねが、きっと生きていくってことなのかな、大体の人間には。

残念だったな~と思ったのは、悪役、になってしまったかつてカールとエリーが憧れた冒険家チャールズ・マンツ。
彼もいわれない中傷を受けて傷つき、執念に凝り固まって偏屈になってしまっただけの老人なんである。
憧れの人だったのに…と、がっかりするばっかじゃなくて何とかしてやれよ!
と、思ってしまった。
決着の着け方も、ディズニーにだけはやって欲しくなかった後味の悪さである。
まぁ、悪い魔女だと思えば仕方ないのかもしれないけどね。
はぁ、やっと観てきました。
上映時間が長いからか、なかなか映画館のスケジュールと私の都合が合わず;;
すっかり小さいスクリーンになっちゃってました(^_^;)
おまけに、ちょっとトラブルがあって最初の10分ほどは殆ど観れず(>_<)
私の隣に耳のご不自由なご夫婦(と思うんですけど)が、座られたんですけど、次の上映回の券だったのに通されてしまったみたいで……
また、ちょうど隣が遅れてたんですよ。
で、始まったくらいに来られたんですけど、係員さんとのやり取りもなかなかかみ合わず;;
年配の方だったんで、システムがイマイチ分かってなかったのかもしれないんですけど。
時間が違うとメモを渡されても「構わない」みたいなジェスチャーが……
残念だけど、最近は構うんですよ~っていう;;
こんなやり取りが私の目の前で繰り広げられてましたんで、多分、地球の異常を発見する辺りが観れてないです;;

売れない作家で生活のためにリムジンの運転手をしているジャクソン・カーティスは、離婚して今は離れて暮らしている子供達とイエローストーン国立公園へキャンプに出かけた。
昔行った思い出の場所へ行こうとしたところ、そこにはフェンスが張られ立ち入り禁止地区になっていた。
納得がいかずフェンスを乗り越えて中に入ると、そこにあったはずの湖はすっかり干上がってしまっていた。
彼らを発見した軍人達に取り囲まれ、外へ出される際に一人の若い研究者に出会う。
彼は、偶然にも今ジャクソンの本を読んでいる最中だと話し、この地区は不安定なので離れた方がいいと告げる。
公園内でのキャンプの最中、来る途中の車内で偶然聞いたラジオ電波の発信者を発見。
彼によると地球は2012年に破滅を迎えるというのだが……
アメリカのみならず世界各地で起こる地震。
心配はないと国民に告げる政府が実は裏で、逃げ出すための『船』を造っているというのだ。
信じなかったジャクソンだが、キャンプから帰るとすぐに彼の勤め先であるロシア人富豪の子供達を飛行場に送り届けることに……
子供達の言葉から、彼は『船』が本当に存在し、地球が破滅するかも知れないと知る。
この危機から逃れるため、奔走するジャクソンだったが、科学者達の予想よりもはるかに早く異変は進んでいた!

え~ローランド・エメリッヒだから、もちろん深遠なテーマはなし。
こういう映画のお約束は全部クリアーの娯楽大作という感じでしょうか?
崩れてくる高架をギリギリで通り抜けるとか、心が離れかけたいた家族がお互いに思いやりを取り戻すとか、いけ好かないと思っていた男が実は頼れるいいヤツだったとか……
科学的には多分物凄く間違ってる所がいっぱいあるでしょう。
あの人、勢いだけだから(笑)
個人的にはせっかくタイトルまで2012なんだから、マヤのカレンダーについてもう少しくらい掘り下げてくれてもよかったんでは?と。
他にもホピ族の伝説とか色々出てくるけど、いずれも中身については殆ど触れず。
まぁ、そっちを掘り下げすぎちゃうと違うテイストになってしまうんですけど、もうちょっとくらい時間を割いてもよかったんでは?

でもさぁ、地球ごと滅びるんだったら、もう諦めません?
アメリカ大陸だけ地殻変動で沈んじゃうよ!!とかだったら、そら、逃げた方がよろしいですけど。
そんな、何もかもなくなってしまったような所でどないしますねん!?
ノアの箱舟みたいにそこから始めたらえぇやん、ていう問題ちゃいますよ!
地軸がいがんでるんですよ!!
多分ちゃんと自転できないですね。
残りの人も時間の問題と思います。

まぁ、「うぅわ、すっげぇ~」と映像を楽しむ映画でございます。
お家で観るよりは劇場でどうぞ。

ついでに
小さい頃からマヤのカレンダーとか興味があって(地球が滅びるとか、超好きなの!)見たり、読んだりしたんですけど。
確か、2012年の冬至でマヤの一番でっかい単位の暦が始めて一周するんじゃなかったんでしたっけ?
マヤの暦は幾つも幾つもの単位の暦を組み合わせた複雑なものだそうなんですが、その一番大きい単位は何百年に一こま動くという感じで、2012で始めて一周して他の暦も基点に戻るとか、そういうんだったと思うんですよね。
で、地球が滅亡するとかではなく、『今の太陽が終わる』という意味のことが書かれていたとか読んだ記憶があるんですけど……
まぁ、コレもうろ覚えです(^_^;)

ジェラール・フィリップ没後50年の特別企画として『赤と黒』がデジタルリマスター版で上映されました。
DVDは、持ってるんですけどね、確か。(←何、それ;;)
綺麗になった映像をスクリーンで堪能すべく出かけてきました。

1820年代のフランス小都市ヴェリエール。
職人の息子ながら、ジュリヤン・ソレルは、ラテン語を得意としていて、シェラン司祭の推薦で町長のレナール家の家庭教師となった。
やがてジュリヤンは、レナール夫人と人目をしのぶ恋仲になる。
しかし、二人の仲を密告する手紙が町長宛に届き、また、立身出世の夢を抱いていたジュリヤンは、当時出世の近道であった神学校へと旅立つが……

己の美貌と才知を武器に、いわば平民から貴族への道を駆け上がろうとしたジュリヤン・ソレル
愛さえも野心の道具としか思っていなかった筈の彼が、最後にたどり着いたのは……

フランスの文豪スタンダールの名作『赤と黒』を『肉体の悪魔』を監督したクロード・オータン=ララとジェラール・フィリップによって映画化。
役柄と実年齢の差等を理由に出演依頼を辞退し続けたジェラールを、監督は8年にわたって口説き続けたのだそう。
彼はジュリヤン・ソレルを、単なる野心家ではなく、脆さ、儚さを内に秘めた青年として演じ絶賛を浴びたそうです。

まぁ、確かに本来はもう少し若い方がいいだろうなぁと思う。
ジュリヤン・ソレルという役柄には。
もう少し早くオファーを受けてさえいてくれたら、そんなことは感じなかっただろうと思うとちょっと残念なのですけど、ここまでの経験があったからこその演技なのかもしれないですね。

『赤と黒』は中学生くらいの時読み始めたものの途中で挫折したままなんですけど、なかなか読み直す気にはなりませんね~(^_^;)

花組芝居観た後、『婦系図』は読み直したんですけど(笑)
だって、後半にあんな大スペクタクルが待っているとは……!!
何で新派はあんな辛気臭い湯島の白梅みたいなとこばっかりやるのかしらん?

ま、そんな訳で(何が!?)
読むにはなかなかに大変な大作ですので、映画で美しい女優さんと美しいジェラールでご覧になるのはいかがでしょう?
時々井上順に似てるんですけど(爆)
でも、男前ですよね?井上順。
子供の頃、何か好きだったのは(井上順が)、男前だったからなのかな~?
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