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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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試写会に行ってきました。
も~映画館で予告を見た時から見る気満々だったので、久々に当たった試写会がコレって、嬉しかったのですが、なかなか一緒に行く人が見つかりませんでした;;
みんな、怖いから…っていうんですよ。

この映画の監督であるオトゥランデ・オスンサミは別作品の撮影で訪れたカロライナ州で、映画関係者からある女性心理学者の話を聞いた。
彼女は睡眠障害の研究で、驚異的な内容のデータを集めたという。
ツテをたどり、監督はついに博士を見つけ出した。
彼女は重い口を開き、大量の記録映像のこと、そして彼女の周りで起こったことを話し始めた……。

2000年、アラスカ州ノーム。
何者かに夫を殺害された心理学者のタイラー博士。
彼女は夫の遺志を継ぐべくこの町に多くいる原因不明の不眠に苦しむ住民たちのカウンセリングに当たる。
カウンセリングを続けるうちに、複数の患者が「フクロウを見た」と言う。
そのことに不審を感じた彼女は、ある患者を催眠療法を使って不眠の原因を探ろうと決心した。
しかし、催眠療法を施した一人目の患者が謎の言葉を残して妻子を道連れに自殺してしまいう。
彼女は警察に催眠中に何か暗示をかけたのではないかと疑われてしまう。
患者の残した謎の言葉の意味は?
フクロウとは何のことなのか?
さらに、自ら催眠療法を望んだ患者に信じられないことが起こる!

ノームでは、これまで多数の住民が行方不明になっており、60年代以降のFBIによる捜査訪問の数は2000回を超えるという。
この町で一体何が起こっているのか!?

信じるか否かはあなた次第。

まぁね、人によってはそんなことあるわけないじゃないか!バカバカしい<`ヘ´>
という方も多くおられると思いますが……
実際に催眠療法中の患者を記録したといわれる映像や、音源を使っているということなので、もし、本当に、何にも細工してない映像だとしたら、スゴイですよ~!
そして、何より、本物の方のタイラー博士。
彼女が監督のインタビューに答えている映像が、度々挟み込まれるのですが、この博士がもう、何て言うか……
生きているとは思えないような顔色なのよ;;
最近WWEに出てきたケルトの戦士(らしい)シェイマスもビックリの白さ!
というより、彼はホント何か色素が欠けているのかもしれないんですけど、ただ白いという感じなんですが、博士は違うのですよ。
何つうか、失礼な話だけどちょっとゾンビっぽい感じすらするんですよ。
そして、最後にスーッとカメラが引いて、ずっとバストアップしか映っていなかった博士の全身が映った時は、何か衝撃ですね。

ま、書いちゃうと、ここの住民達はアブダクションにあってるんじゃないかということなんです。

見終わってから、子供の頃に見たUFOを思い出しました。
私は8歳か9歳くらい。
夕方、飼っていた犬と散歩の途中でした。
近所の医院まで来たところで、ふと足が止まり、何故か左上方の空に目をやりました。
すると、そこにオレンジ色をした楕円形のものが浮かんでいました。
大きさは碁石の2倍くらいで、ずい分と高い所にいるようでした。
すると、クルクルとらせん状に旋回しながら、物凄い速さで上昇して、パッと消えてしまいました。
夕暮れ時だったから夕陽を反射して何かがオレンジ色に光っていたのではないか、と言われるかもしれませんが、私にはそのもの自体が光を発しているように見えました。
その物体が消えてしまった後、私はハッと目覚めたような気分で、隣にいるうちの犬に思わず訊きました。
「見た?」
その時の反応がどうだったか覚えていないのですが、私は何故か、その後何事もなかったかのように散歩を続けました。
翌日、同じクラスの女の子が同じ時間帯に、同じようなものを見たと言いました。
私もそうだと話し、彼女がこんな感じ…と書いてくれた絵は私が見たものととてもよく似ていました。
そして、今もアレが絶対に何か不思議なものだったに違いないと思う理由はうちの犬です。
普段もそうでしたが、彼女(メスでした)は散歩となると子供の私の言うことなどちっとも聞いてくれず、私が転びそうになってもお構いなしで駆けていました。
でも
あの時、彼女は私の横でジッと座っていたのです。
私はただ立ち止まっただけで、「おすわり」とさえ、言っていないのです。
だから、きっと、彼女もただならぬものを感じていたのだと思っています。

この映画のようなことが、もしも自分の身に起こるとしたら、とりあえず、せめて痛くないようにしてもらいたい!と、思ったのでした。

しかし、これをクリスマス~正月に持って来る配給会社の英断がちょっと心配;;
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1949年、外交官の夫の転勤でパリにやって来たジュリア。
フランス料理の虜になった彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。
その50年後、9.11関係の電話相談員として働くジュリー。
友達はみんな仕事で大きなプロジェクトを抱えており、作家になる夢を叶えられないまま臨時職員として働くジュリーはコンプレックスを感じている。
その友達の一人が始めたブログに触発されたジュリーはジュリアの524のレシピを1年の間に作って、ブログに載せるという計画を立てる。

そういえば、予告編も一度見たかどうかなんですけど、何だか気になっていたので観てきちゃいました。
小説も中途半端で書きあがらず、諦めてしまい、自分は何をやっても中途半端だと落ち込むジュリー。
「ADDだから、家事が苦手なのよ!」という台詞も出てきますが、スゴイよく分かる。
家事が苦手っていうだけじゃなくて
プレッシャーを感じなくてもいいようなことにもプレッシャーを感じている。
何かにつけて歯を食いしばりがち。
なので、歯医者さんに歯がメッチャ磨り減っていると言われる(>_<)←それは、私;;
締め切り間際にならないと動き出せない。
ダンナに料理ブログにしたらと言われて、じゃ期限を決めなきゃと言いつつ、1年と言われるとこんなに分厚い本なのに無理に決まってると言うジュリー。
あぁ、自己矛盾;;
それでも、一念発起、とにかく始めることにしたのでした。
ジュリーがブログを始めたのは、まだブログ自体が今ほど生活に浸透していなかった頃の話。
自分のためにと始めたけれど、読んでくれている人がいるのかどうかも気になる。
こんなに一生懸命やってるのに、誰も読んでないんじゃないか……
というのは、ブログ始めた頃は思う人多いと思います。
私も、最初は自分が好きで書くだけだから、人が読んでくれようがくれまいが関係ないし、カウンターなんていいや!
と、思っていたのですが……
やっぱり気になるんですよね~
自分の他に、せめて一人でも読んでてくれることが分かれば……と思って数ヶ月してカウンターをくっつけたのでした;;
読んでくれている人がいると分かると、張り切りつつもプレッシャーを感じたり。
ジュリーの場合は、料理を失敗したり、ブログで公表したゲストが急に来てくれなくなったりしてとても凹んだり。
その末に、ダンナに八つ当たりしてケンカしたり。
私ゃダンナはいないので誰にも八つ当たりできませんが、体調が悪いとか、仕事が忙しいとかで1週間に1本も映画を観に行けなくて何にも更新するネタがない!となるとやっぱりちょっと焦る(^_^;)
お金もらってるわけでもないし、好きでやってるんだから出来る時にやったらえぇやん。
なのですが……
自分の立場を置き換えてみると、通ってるブログがずっと更新してないと、やっぱりちょっとガッカリしたり、時には心配したり、するでしょ?
ジュリーに戻ると、そんな色々なことを体験しながら、ジュリアのレシピを作り、ジュリアと対話しながら(もちろん想像だけど)少しずつ成長していく。

ジュリア・チャイルドは日本では有名ではないけれど(実際知らないし)、アメリカでは有名な人みたい。
テレビの料理番組も持っていたし、彼女がパリの友人と共に出版した初めてのレシピ集『王道のフランス料理』(逆?)は、アメリカの食卓に革命をもたらす。
それまで、手軽で手早く出来る料理がもてはやされていたアメリカに、本格的なフランス料理を紹介した初めての人。
185cmという大柄な身体に、甲高い笑い声、豪快(?)な性格。
会った人の殆どが彼女のことを嫌に思わないだろうというような感じの人。
演じているメリル・ストリープは、たまたま監督にあった時、この企画を聞いて彼女の決め台詞“ボナ・ペティ”を即座にまねしてみせたとか。
それが、そっくりだったから決めたかどうかは分かりませんが、とにかく誰もが知っている女性だってことですね。
この映画に出てくるジュリアには欠点は何も見当たらないし、その夫も妻のやることは応援しても反対しない理想的な夫婦。
なので、コレはジュリーの思い描くチャイルド夫妻なのかな?と思ったりする。

ともかく、二人の女性の挑戦を心から応援したくなります。
そして、出てくる料理の美味しそうなこと!
絶対、絶対、お腹を空かせたまま観ちゃダメ!

観た後、料理を作りたくなるかも。
料理はダメな私ですが、お菓子は結構作ってたのさ~
でも、一人で暮らすようになって道具類はおろか、調理台もない有様なので、何にも作ってません。
せっかく買い揃えた道具類も、もう捨てられちゃったかも(;_;)

それはさておき
オーブンに入れたケーキが焼きあがるのを待っている、少し不安で幸せな時間を思い出しました。

追記:この、ジュリア・チャイルドのレシピ本、日本では出てないみたいですね。
英語じゃとても読めないし。(本当に事典みたいに分厚いの!)
傍で見守ってくれているような気がするレシピって、どんななんでしょう?

やっと観れました~
何で、大阪こんなに公開が遅かったんやろ(>_<)

私が観に行った理由は、まぁANVILだからですが(別にそんな好きでもないんだけど;;)、私が観る前の回の上映が終わって出てきた中にはとんでも爺さんとかいて、客層が読めない映画でした;;
同じ回を観るスーツ姿のサラリーマンが始まる前からパンフ買ってて、「あぁ好きだったのね!」と思ったり。
とりあえず、爺さんがどんな感想を持ったかちょっと気になる(^_^;)

映画の冒頭は84年に日本で開かれたスーパーロック。
ボン・ジョヴィ、スコーピオンズ、ホワイト・スネイク。
今や超大物(スコピーは当時からまま大物でしたよね?)のバンドと一緒に登場したANVILだが、その後どんどんビッグになっていった共演バンドとは違い何故か泣かず飛ばず……
80年代初頭、革新的な音でスラッシュ・メタルの旗手として脚光を浴び、現在ビッグになった多くのバンドからもリスペクトされたカナダのへヴィ・メタル・バンド。
それがANVIL。
しかし今、、ヴォーカルでリーダーのスティーヴは、給食配給センターで働いている。
結成時依頼のメンバーで親友のロブは建設現場で仕事をしているが、これはセラピーだとの話。
解散することもなくバンドは続けているが、それで得られる収入はほとんどない。
そんな彼らの元に、ヨーロッパツアーの話が舞い込む。
バンドは再起をかけて、ツアーに出るのだが…。

もう、後はドラマーが爆発するだけよね?
っていう。
スパイナル・タップを地でいく(?)ドキュメンタリー。
まぁ、狙って撮ってるでしょ?的なところもないとはいえませんが……
「バンドを続けられれば幸せなんだ~」と言いつつ、やっぱり売れたいという……
そりゃあね。
俺だって思うさ~好きなことでご飯が食べられれば一番幸せだよ。
すっごい嫌なことしていっぱいお給料もらうよりも、好きなことしてほどほどに暮らしていける人の方が幸せだと思うんだけど……
仕事にしたら嫌な面も見るって言うけど、「でも、コレが好きだったはず」と、思えるものの方がいいような気がするんだけど……
ねぇ?
こんな、まぁ甲斐性のない男達ですが、家族に恵まれているなぁと思った。
奥さんや兄弟姉妹も、呆れ半分でも夢を持つのはいいことだし、叶って欲しいと思ってるって言うのさ。
いや、もう、ホントに。
こんなこと言われたら、いつまでも夢だ何だって浮かれていられない、ちゃんと仕事するべ!と思うか、こんなに思ってくれてるんだから諦められない!と思うか。
どっちも正しいし、自分が後悔しなければどちらだっていいのよ。

私なんかがこんなこというのもなんだけど、この映画を観ると、何で売れないかもよく分かる気がする。
まず、レミー(モーターヘッド)の言うようにタイミングってすごく大事だと思うんだけど、この人達何かにつけて間が悪い気がする。
それとやっぱり、ちゃんとしたマネージャーをつけた方がいいよね。
といっても、売れてないからこそ、難しいんだけど。
売れてない間はメンバーの中でそういうの担当することもあるみたいですよね。
THE ANSWERのタイコの人とかやってたと思うんですが、こういうことってすごく向き不向きあるじゃないですか?
リップスには向いてないですね。
激しやすすぎる。
どっちかというとロブの方が向いてるんじゃないかと思うんですけどね~まぁ、何とも……
とりあえず、プロを探せ!です。
あんな、ギターの彼女兼用じゃなく。(彼女は彼女なりに一生懸命やってたように見えましたけれども。)
ケンカは人間だからしょうがないんだけど……
大人なんだから、もう少し……
プロデューサーって大変なのね。
ケンカの仲裁までするのか……
後、コレは超個人的な見解なんですが……、今時遅いんじゃないの?テンポが。
早きゃいいとは言わないんですが、物凄いもっさり聴こえる気が……

まぁ、それはさておき、十代で知り合って、五十代になっても、ずっと一緒に好きなことが出来る友達がいるっていいですよ、ね。

ラストは、四半世紀以上の時を経て、再び日本でのフェスティバル出演。
あぁ~よかったね~(@_@。
というハッピーエンドです。
友達がアップで映っててビックリ\(◎o◎)/!

時々前向きすぎてどうかと思うオッサンとそれを補うごとくやや後ろ向きなオッサンの友情物語?
10代の頃に大好きでローディーとしてツアーを一緒に回らせてもらったという監督の愛情ある目線で撮られた映画です。
現実は厳しすぎるけど、夢が叶うといいね~と言ってあげたくなってしまうのでした。
ケイデン・コタードはニューヨーク在住の演出家で、なかなかに高い評価を受けている人物。
しかし、ある日突然、画家である妻は家族で行くはずのドイツでの個展に娘だけを連れて行くという。
そんな、一人きりで寂しく日々を過ごすケイデンの元にマッカーサー・フェロー賞、別名天才賞を受賞したとの知らせが舞い込む。
文面には賞金を『有意義なことに』使ってくださいとあった。
ケイデンは、壮大なプロジェクトの構想を思いつく。
それはニューヨークの中に、新たな自分の「ニューヨーク」を作り出すことだった・・・。

観てきました。
レディースデイなのに、客入りが少なかったと嘆いておられるブログを拝見しましたが、私が観たのは会員のサービスデイだったんですけど……
チケット買って整理番号を見た時は、ビックリの若い数字でしたけど、開場してみればまぁまぁ…だったと、私の感覚では思うんですけど。
多くはないですね~

さて、『エターナル・サンシャイン』も『マルコビッチの穴』も何か解せん。
と思っている私なのに何故に観に行ってしまったのか?
好きな俳優は誰一人出ていないと言うのに、何故観に行ってしまったのか?
何だろね~
予告が何か解せんかったからかもしれんし、あのエンドロールやバーで歌われる歌が妙に耳に残ってたからかもしれんし、肌からハラリと散る花びらがやるせないほど美しく思えたからかもしれない。
とりあえず、何か気になって行ってきました。

結局、何やったんやろ~?っていう。
上手く説明できないです(-_-;)

ある朝、7時45分を告げるラジオ。
目覚めるケイデン。
ラジオ番組のゲストが朗読するへヴィーな『秋』の詩。
ケイデンは洗面所で蛇口に襲われ、流血して病院へ。
さらにそこで、目に問題があると言われて眼科へ。
さらに神経科で検査を受けるように言われる。
この日を境に、ケイデンの生活は少しずつ少しずつ壊れていく。
が、謎の病に悩まされながらも、次々と言い寄られたり、傍目にはそんなに悪いことばかりでもなさそうなのだが、本人には納得のいかないことばかり。
一人になってからケイデンの体内時計は狂い始める。
もぎりの娘から「奥さんからはもう1年も連絡がないじゃないの」と言われるが、彼は「まだ1週間だ」という。
ある写真を見て、娘の近況を知り、ドイツへと向かうケイデン。
しかし、彼が4歳だと思っている娘は既に11歳。
自分のニューヨークで自分を描く芝居は、日々であった人や物事が付け足されていき、一向にまとまらない。
役者達が訊く「いつ上演するんだ?もう17年経つぞ!」
彼自身を作り出すのだから当然、彼自身の役も必要。
現場には複数の彼が存在し、現実と非現実は綯交ぜになってくる。
何年も何年も何年もかかっても、どう幕を引くのか分からない。
みんなどんどん死んだり、出て行ったり
瓦礫となった自分のニューヨークをケイデンは車で走る。
その時に耳につけたイヤホンから指示の言葉が、「ここは7時43分」「ここは7時44分」
とうとう最後には、二人目のケイデン役を演じた役者の思い出の中の母親役の女優と彼だけに。
彼が指示通りに彼女の肩に頭を預けると……

「ここ」は「7時44分」
なんて、まるで時間の方向性が分かっているみたい。
ということは、4次元なのか?と思ったり。

ケイデンが役者達を集めて言った言葉は、ここでも書いたことあるかもしれないけれど、私が思っていることにとても近い。
「人は死に向かって生きている、毎日毎日。」
そう、そのとおりだ。
「いつかは来る死を理解しながら、自分は死なないと思っている。」
確かに、塞ぎこんで「いっそのこと、明日目が覚めなきゃいいのに」と思う時も、疑いなく明日も目を覚ますと思っているからそんな風に思うのだ。

観終わって、何だか気持ちがズーンとした。
人は死ぬために生きてるんだって知ってるけど、こんなにもがいてもがいて生きなきゃいけないのかな……
そう思うと何とも言えず気持ちが沈んだ。
エンターテインメント映画とか、書いてる紹介記事があったけど、そんな気持ちで観に行ったら足をとられて抜け出せないかも。

そういえば、あの日の朝7時45分から始まったこの物語。
終わりが7時44分てことは、ここまで来てクルンとなるのか?

気持ちの落ち込んだ所にウェンディーズ全店閉鎖のニュース。
あぁ、近所にはないからなかなか行けないけど、その分なんか特別だし他より太目のフレンチフライも取り放題のケチャップもなぜか四角いパテも好きだったのに(>_<)
マイケル・ムーア監督が今回描くのは、キャピタリズム(資本主義)とそれに支配された世界≒アメリカ。
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズの経営破綻は大規模な金融危機を引き起こした。
これをきっかけに、世界経済は100年に一度と言われる同時大不況に陥る。
アメリカでは住宅市場の大暴落、企業や銀行の相次ぐ倒産で、自宅や職を失う人々が続出した。

いったい誰のせいで、こんなことになってしまったか!?
『金』に取り憑かれた人達の、思わず唖然としてしまう真実。
いったい何故、民主主義国家であるはずのアメリカは、資本主義国家になってしまったのか?
莫大な年収を得ていたNYウォール街のエグゼクティブ達は、あの時いったい何をしていたのか?
巨額の金は、いったいどこに消えてしまったのか?

真実を暴くため、あの男がスクリーンに帰ってきた!

限定公開やったんやね、これ。
何も考えずに観て来ちゃいました。

サブプライム・ローンの話を聞いた時は、「そんなの上手くいく訳ないやんか。何でそんな話に乗ってしまったんやろ?」と思いました。
上手い話には裏がある。やんか。
消費者金融のCMに登場するのは可愛い女の子でも、取立てに来るのは怖いオッサンやんか。
物凄い困って家を抵当にして、借金する。
というのは、分かる。
ありがちやんな。
それは、もう、ホンマにどうしょうもなくてするもんやと思うんですよ。
そうせんかったら、もう工場が潰れて雇ってる人らも路頭に迷ってしまう!
もしも資金繰りがつかへんかったら家がなくなるけど他にどうしようもない!!
言うてね、町工場のおっちゃんが苦汁の決断をするようなね、そんな風に思ってたんですよ。
アメリカで多くの人が家を抵当にしてお金を借りたのは、お金を増やすためやんね。
持ち家があるってことは、まぁローンもあってしんどいやろけど、家を買おうかと思うくらいやから、そこそこの暮らししてはったと思うんよ。
まさか、ホンマに家を取られるとは思わんかってんやろなぁ……
確かに、お金はあるに越したことはないんやろけど……こう思う時点で毒されてるのかも(^_^;)

えぇ大学を出た賢い人たちが、科学技術とかじゃなく金融商品を開発。
滅多やたらと難しい式で「何か、分からんけど凄そうや。信用できそうや。」と思わせてお金を出させる。
これは、もう詐欺の手口でしょ?
かしこが寄ってたかって騙そうとしたら……やっぱり、騙されちゃうんかな。

お金持ちが悪いとは思わないけど、お金を儲ける手段はちゃんとしたものであるべきやし。
儲けさしてもらったら、やっぱりお返しせんとあかんでしょ。
まぁ、ちっとばかし慈善団体に寄付したからってどうってもんでもないけどさ。
何でお金持ちはどんどん強欲になるのか?
持ってない人間も、やっぱり欲張りではあるけどね(^_^;)

社会主義を『悪』扱いする人々が出てきますが、でもね、悪くない社会モデルやと思うんですよ。
人間誰もが欲張りじゃなくて、怠け者じゃなかったら……
レーニン(スターリンの方がえぇ?)も毛沢東も、チャウシェスクすら、『みんなのために』立ち上がった筈なんですよ、最初は。
でも、人間だから欲が出ちゃったんやね。

まぁ、欲があって怠け者やから、色んなものが発展するともいえるんですけど……。

日本も、まぁエラいことですよね。
蜂に刺された程度とか言ってた人がいましたが、蜂に刺されて死ぬこともあるんやで馨ちゃん。

このリーマン・ショックによる不況とは関係なく、ですが
私ゃボーナスなんてもうずっと(何年も何年も何年も)もらってないし。
ずっと前に、週五日終日働かされてるのに、非常勤扱いに格下げされたんやけど。
ま、もっと酷い人はいっぱいいるからね。
とか言ってるからいかんの?
でも、映画にも出てきたけど特殊技能もない人間に働き口なんかないわけよ。
そんな私よりもちょっと高い程度がパイロットのお給料だということに、愕然とさせられた。
確かに、身近でも賃金カットとか、そんな話ばっかりだし、日本のパイロットや、キャビンアテンダントも例外ではないらしいけど……
医療費の予算も削られてばっかりだし、私らなんて年金をかけさせらてても、もらえるかどうかも怪しい感じ。
日本ていう国も、マイケル・ムーアに羨ましがってもらえるのは、もう後僅かかも;;

とりあえず、ボーナスもないのにテレビ代金をボーナス払いにした赤姫の運命やいかに!?
おまけにドライヤーも壊れてしまった……(>_<)
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