忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[584] [583] [582] [581] [580] [579] [578] [577] [576] [575] [574]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ケイデン・コタードはニューヨーク在住の演出家で、なかなかに高い評価を受けている人物。
しかし、ある日突然、画家である妻は家族で行くはずのドイツでの個展に娘だけを連れて行くという。
そんな、一人きりで寂しく日々を過ごすケイデンの元にマッカーサー・フェロー賞、別名天才賞を受賞したとの知らせが舞い込む。
文面には賞金を『有意義なことに』使ってくださいとあった。
ケイデンは、壮大なプロジェクトの構想を思いつく。
それはニューヨークの中に、新たな自分の「ニューヨーク」を作り出すことだった・・・。

観てきました。
レディースデイなのに、客入りが少なかったと嘆いておられるブログを拝見しましたが、私が観たのは会員のサービスデイだったんですけど……
チケット買って整理番号を見た時は、ビックリの若い数字でしたけど、開場してみればまぁまぁ…だったと、私の感覚では思うんですけど。
多くはないですね~

さて、『エターナル・サンシャイン』も『マルコビッチの穴』も何か解せん。
と思っている私なのに何故に観に行ってしまったのか?
好きな俳優は誰一人出ていないと言うのに、何故観に行ってしまったのか?
何だろね~
予告が何か解せんかったからかもしれんし、あのエンドロールやバーで歌われる歌が妙に耳に残ってたからかもしれんし、肌からハラリと散る花びらがやるせないほど美しく思えたからかもしれない。
とりあえず、何か気になって行ってきました。

結局、何やったんやろ~?っていう。
上手く説明できないです(-_-;)

ある朝、7時45分を告げるラジオ。
目覚めるケイデン。
ラジオ番組のゲストが朗読するへヴィーな『秋』の詩。
ケイデンは洗面所で蛇口に襲われ、流血して病院へ。
さらにそこで、目に問題があると言われて眼科へ。
さらに神経科で検査を受けるように言われる。
この日を境に、ケイデンの生活は少しずつ少しずつ壊れていく。
が、謎の病に悩まされながらも、次々と言い寄られたり、傍目にはそんなに悪いことばかりでもなさそうなのだが、本人には納得のいかないことばかり。
一人になってからケイデンの体内時計は狂い始める。
もぎりの娘から「奥さんからはもう1年も連絡がないじゃないの」と言われるが、彼は「まだ1週間だ」という。
ある写真を見て、娘の近況を知り、ドイツへと向かうケイデン。
しかし、彼が4歳だと思っている娘は既に11歳。
自分のニューヨークで自分を描く芝居は、日々であった人や物事が付け足されていき、一向にまとまらない。
役者達が訊く「いつ上演するんだ?もう17年経つぞ!」
彼自身を作り出すのだから当然、彼自身の役も必要。
現場には複数の彼が存在し、現実と非現実は綯交ぜになってくる。
何年も何年も何年もかかっても、どう幕を引くのか分からない。
みんなどんどん死んだり、出て行ったり
瓦礫となった自分のニューヨークをケイデンは車で走る。
その時に耳につけたイヤホンから指示の言葉が、「ここは7時43分」「ここは7時44分」
とうとう最後には、二人目のケイデン役を演じた役者の思い出の中の母親役の女優と彼だけに。
彼が指示通りに彼女の肩に頭を預けると……

「ここ」は「7時44分」
なんて、まるで時間の方向性が分かっているみたい。
ということは、4次元なのか?と思ったり。

ケイデンが役者達を集めて言った言葉は、ここでも書いたことあるかもしれないけれど、私が思っていることにとても近い。
「人は死に向かって生きている、毎日毎日。」
そう、そのとおりだ。
「いつかは来る死を理解しながら、自分は死なないと思っている。」
確かに、塞ぎこんで「いっそのこと、明日目が覚めなきゃいいのに」と思う時も、疑いなく明日も目を覚ますと思っているからそんな風に思うのだ。

観終わって、何だか気持ちがズーンとした。
人は死ぬために生きてるんだって知ってるけど、こんなにもがいてもがいて生きなきゃいけないのかな……
そう思うと何とも言えず気持ちが沈んだ。
エンターテインメント映画とか、書いてる紹介記事があったけど、そんな気持ちで観に行ったら足をとられて抜け出せないかも。

そういえば、あの日の朝7時45分から始まったこの物語。
終わりが7時44分てことは、ここまで来てクルンとなるのか?

気持ちの落ち込んだ所にウェンディーズ全店閉鎖のニュース。
あぁ、近所にはないからなかなか行けないけど、その分なんか特別だし他より太目のフレンチフライも取り放題のケチャップもなぜか四角いパテも好きだったのに(>_<)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
がくっ!
〆がウェンディズかよ!って笑ってしまいましたが、確かにコレって赤姫さんの哲学に近いかもね。主人公超悲惨!!PSPって悲惨な人ぴったり!とか思いつつ観ました。
chuchu 2009/12/15(Tue)22:36:27 編集
だって~
凹な気分の時にもう好きなものが食べられへんかも(>_<)
ってなったら、結構キツいですよ;;
全店舗閉店が決定しちゃいましたけど……

確かに、PSPには、悲惨な人がよく似合いますね。
しかし、一体どうやったら蛇口があんなことに!?
そして、何故あんななのにあんなにモテモテなのか!?

結局、ゴールはそこしかないんやから、もがいてもがいてたどり着きましょう。
ということなのでしょうか……?
【2009/12/17 17:18】
だって
>しかし、一体どうやったら蛇口があんなことに!?
>そして、何故あんななのにあんなにモテモテなのか!?

だって、「脳内」だから。
chuchu 2009/12/18(Fri)00:29:47 編集
そうなの?
もう、蛇口から脳内なの?

だったら、サマンサ・モートンのもっさりした胴回りとかもどうにかして欲しかった……。
【2009/12/22 18:01】
でもそれは
それはまーちゃんの好みで、ケイデンはもっさりした腰周りの女が好きなのかもよ。
チュチュ姫 2009/12/24(Thu)07:24:01 編集
そうか…
いや、でも、もっさりにも程がある;;
【2009/12/25 17:39】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]