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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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Langeais
野球、見ない方が、いい(結果が出る)かも。と、出かけてきました。
やっぱ、歩くと痛いねぇ……(>_<)

ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠リヴェット監督が、文豪バルザックの名作を映画化。
19世紀初頭、パリの貴族社会を舞台に男と女の叶わぬ愛が辿る数奇な運命を描く。
らしいんだけれども……
幕開けは、教会のミサ。
ナポレオン軍の英雄、アルマン・ド・モンリヴォー将軍が椅子に腰掛けている。
不意に涙を流し席を立つ将軍。
場所はスペイン・マヨルカ島。
ミサの音楽に彼は何か思うものがあったのか?
再び教会、彼は閉ざされた幕の向こうに懐かしい歌を聴く。
実は、彼は突然消息がわからなくなったランジェ公爵夫人・アントワネットを探し続けていたのだ。
将軍は彼女がこの修道院にいると確信する。
地元の有力者のツテで、本当なら会うことも出来ない修道女への面会を取り付ける将軍。
果たして、彼女は将軍が捜し求めたランジェ公爵夫人だった。
一緒に来て欲しいという将軍。
自由の身ではないという、元公爵夫人。

舞台は5年前に遡る。
パリ社交界の華といわれていたランジェ公爵夫人は、ある舞踏会でモンリヴォー将軍と出会う。
将軍はアフリカ奥地や砂漠での冒険談で、社交界の話題の的となっていた。
ランジェ公爵夫人は彼に好奇心を抱き、自分の屋敷を訪れ、冒険談の続きを聞かせてくれるよう将軍にねだる。
それから、毎晩将軍は夫人の家を訪れるようになった。
将軍は夫人にすっかり夢中になっている。
しかし、公爵夫人は思わせぶりなふるまいで翻弄し、会話を交わすだけにとどめる。
モンリヴォー将軍は彼女の態度に腹を立て逆襲に出る。
完全に優位に立っていた公爵夫人だったが、ある事件をきっかけに立場は逆転し、この『ゲーム』は思いもかけない方向へ展開していく。

当時の社交界で、恋愛は細かい規則のあるゲームのようなものだったのだそうである。
将軍はそんな駆け引きなど知らない男。
一方のランジェ公爵夫人は社交界の中心にいる貴族で、ルールをわきまえた女性。
この二人が繰り広げる緊張感に満ちた会話劇。
かな?

残念なのは、場面や情景がト書きで済まされてしまうのが多いこと。
パンフレットを読んで、「あぁ、なるほどね」と思ったけど。
そりゃ、そうだ。どの映画も『山猫』ほどお金がかけられれば苦労はないのである。
なので、 ゴージャスなのだが、ちょっとしみったれた感じがしてしまう。
『霧に煙るパリの街』ト書きじゃなくて、絵で見たい!
何だか、やたらと疲れてしまう映画である。

将軍役のギョーム・ドパルデューは、脚を切断してからは初めて見るかな?
歩く時に響く義足の音が効果的である。(将軍なんだから、脚の一本や二本なくても不思議はないってことなのだろう、何も説明はない。)
こういう役って、オトン(ジェラール・ドパルデュー)のはまり役とされてたものじゃないかな?
今までの彼の映画を観ていると驚くけど、よい出来だと思います。
夫人は残念ながら、社交界の華というには、ちょっと……と個人的には思うものの、人を翻弄する魅力を秘めているのを感じられると思う。
夫人の友人役で、ミシェル・ピコリが出ています。やっぱりいいですね。

さて、ラストシーン。
この『ゲーム』の勝者は一体どちらなのか?
と思うと共に、「だったらそのままにしとけよ!!」と思わずにはいられない。(観れば、解る。)

男性の恋愛へのある種の憧れの具現化、かな?と思うお話でした。
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