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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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アカデミーに上ってしまいましたね。
以前から見るつもりだったのに(このパターンが多いです)、混んでるんじゃないかな~?ちょっと厭だなと思ってたんですが…
まぁ、席は取れましたけど、やっぱりいつもより人が多かったですね。

さて、感想。
よい出来です。よく出来た映画です。
でも、それ以上あまり、書くことがないのです。
私の見方に問題があるのかもしれません。
これは別に、東西ドイツの統合を喜ぶ映画でもないですし、東ドイツがこんなに酷いことをしていたのだという告発の映画でもない。と私は思います。
一人の、組織に忠実な男がどう変わっていったのかということが主題だと思うのですが……
予告編をご覧になった方はお解かりだと思うのですが、『善き人のためのソナタ』は、そのものズバリ『ソナタ』のことです。
これは、監視員である主人公が監視している劇作家が一緒に仕事をしていた演出家から誕生日のプレゼントに贈られた楽譜のタイトルです。
その演出家は、もう何年も仕事を禁じられていて、数日後自殺してしまいます。
その時、劇作家はこの楽譜を取り出し曲を弾くのですが、聴いていた監視員は涙を流します。
劇作家は言います。「この曲を本気で聴いたものは、悪人になれない。」
監視員が泣いた理由は、ハッキリ解りません。
ただ、『ソナタ』の持つ力に打たれたのかもしれませんし、劇作家の身に起きたことから、国家に、そして自分のしていることに対しての自信が揺るいだためかもしれません。
この曲を聴いたことをキッカケに、監視員は変わっていくのですが……
この『ソナタ』がね……そんな力があるような曲には思えないのです。
そういうパンチ力がない。
私が何度も予告編を見て、既に聞き知っていたせいかもしれませんし、本気で聴いていなかったからかもしれません。
ともかく、あの『ソナタ』にもっと力があれば、納得できたのに……と思いました。

帰り道、私は『海神別荘』(泉鏡花 作)のある台詞を思い出していました。
この作品に出会うまで(実際には上演されるのを観るまで)私は、金剛石は海の底で眠っていても、金剛石の価値があると思っていました。
作中の竜宮公子に近い考えで生きてきたのだと思います。
彼が、漁師の頭領の美しい娘を身の代と引き換えに手に入れます。
自分が死んだと思っている親の許へ、一度帰って無事な姿を見せたいという娘に公子は何故だと問いかけます。
親に知らせなくても生きていることには変わりはないのですからね。
すると、彼女は言います。
「だって、貴方、人に知られないで活きているのは、活きているのじゃないのですもの。」
「誰も知らない命は生命ではありません。この宝玉も、この指環も、人が見ないでは、ちっとも価値がないのです。」
この台詞を聞いたとき、私は目から鱗が落ちた思いでした。(鏡花は逆のことが言いたいのでしょうけど)

映画のラストシーンで、私は少ぅし泣きました。
自分がいいと信じて人知れずした行いも、やっぱり報われてこそ、なのじゃないかと……
そんなこと考えていてはいけないのかも知れませんけどね(~_~;)
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