私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
オモシロモノ
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
ブログ内検索
最古記事
かうんたー
数え始め 2006/11/14
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~
を観て来ました。
元ナチス親衛隊員でリヨンの虐殺者(Butcher of Lyon)と呼ばれたクラウス・バルビーは何故、戦犯として裁かれることなく50年以上も生き延びたのか?
この一人の男の生涯を通して、冷戦時代と国家の偽善を描くドキュメンタリー。
ジャーナリスト、歴史家、彼と関係のあった人物の証言によって、残虐で欺瞞に満ちた男の人生と、その背後にある国家の闇を暴く。
て、感じですかね。
クラウス・バルビーはヒトラー・ユーゲントからナチス親衛隊(SD)に入隊というお決まりのコースを歩み、戦時中は占領下のフランス、リヨンでゲシュタポの責任者として、その『手腕』を振るう。
レジスタンスの指導者でフランスの国民的英雄であるジャン・ムーランを「殺した」大物戦犯だ。
ドイツ敗戦後、逃亡をしていたバルビーは、米ソの対立の中で、その『知識』と『手腕』を買われ、アメリカ陸軍情報部にスカウトされ、反共活動の工作員として第二の人生を送るようになる。
だが、フランスに身柄引き渡しを要求され、アメリカはバルビーはボリビアへと逃がす。
アルトマンと名前を変えて暮らすが、やがてそこでも政治に関わるようになっていき、第三の人生を歩むことになる。
そこで、チェ・ゲバラの殺害にも関与していたことが明らかになる。
『敵の敵は友』という図式が、戦後も彼を生かし続けてきたのだ。
ナチスを再興させ『第四帝国』を夢見ていた彼だったが、ついにフランスに身柄を引き渡されることに……
そして、裁判が開かれる。
バルビーの娘が語る父親像は優しくていい人。
だが、拷問を受けた人たちは、思い出すのも辛い経験をさせられている。
監督も、この人物の矛盾した二面性を興味深く思っているということだけど、人は皆そうだと思うんだよね、ふり幅の違いはあるだろうけど。
人は思ってるよりも、うんと残虐なことが出来るのだ。
アイヒマンですら自分がしたことはプレッシャーによるものが大きいと言っている。
それを裏付けるような実験が行われたというのを以前にTVで見たことがある。
被験者がもう一人の被験者(隔てられた所にいる)に電流を流すパネルが置かれている部屋に観察者とともに入れられる。
何か、問題を出して間違ったら電流を流す。
間違いが続けば電流を強くしていくという実験だったと思うのですが、実は電流を流される被験者というのはダミーで研究員がその役をしている。
被験者がパネルのつまみをいじっても実際に電流は流れることは無くて、研究員が向こう側で適当に悲鳴を上げている。
実験者達は、被験者達がもっと早い(相手に流れる電流の程度が軽い)段階で、良心の呵責に耐えかねて止めるだろうと思っていた。
しかし、被験者達はそれをうんと超えたレベルまで、相手に電流を流し続ける。
相手は凄い悲鳴を上げているけれど、観察者に「やってください」といわれると、そのプレッシャーでやってしまうというものだったと思います。
戦争中の兵士とかも、こういうところがあると思うんですよね。
特に自分の側が正しいと思っていると、一人の人間として「酷いんじゃないか」と思うレベルを超えたところにいってしまうのではないかと……。
バルビーの裁判で、彼を担当した弁護士が「あなたはアルジェリアのフランス軍将校と同じようなものだ。それ以上でもそれ以下でもない。」というようなことを言うのですが、この言葉がまさに戦争って物を語っているのではないかと思います。
戦争に関しては、個人としてその人(だけ)が悪いなんて風には、本当は裁けないんですよね。
バルビーが「あなた方は皆、私を求めたのに、裁かれるのは私一人だ。」と最後に言ったそうです。
結局、彼は色んな国にいいように利用されて、捨てられた人、ともいえる訳で、その点ではちょっと同情しちゃうね。
正直言って、時々意識がなくなりました(^_^;)
つまらなくは無かったんだけど、朝変な時間に目が覚めて、寝直したんだけど、やっぱりね~
「ただ、誰かが座っていて、何か喋っている。」そんなドキュメンタリーにしたかったんだと監督は言ってて、まさにそれなんです。
で、フランス語とか、スペイン語とか、ちょっと英語も、で喋られているわけで、それはもう読経を聞いているよう……
体調万全&眠気覚ましもお持ちの上お出かけください。
を観て来ました。
元ナチス親衛隊員でリヨンの虐殺者(Butcher of Lyon)と呼ばれたクラウス・バルビーは何故、戦犯として裁かれることなく50年以上も生き延びたのか?
この一人の男の生涯を通して、冷戦時代と国家の偽善を描くドキュメンタリー。
ジャーナリスト、歴史家、彼と関係のあった人物の証言によって、残虐で欺瞞に満ちた男の人生と、その背後にある国家の闇を暴く。
て、感じですかね。
クラウス・バルビーはヒトラー・ユーゲントからナチス親衛隊(SD)に入隊というお決まりのコースを歩み、戦時中は占領下のフランス、リヨンでゲシュタポの責任者として、その『手腕』を振るう。
レジスタンスの指導者でフランスの国民的英雄であるジャン・ムーランを「殺した」大物戦犯だ。
ドイツ敗戦後、逃亡をしていたバルビーは、米ソの対立の中で、その『知識』と『手腕』を買われ、アメリカ陸軍情報部にスカウトされ、反共活動の工作員として第二の人生を送るようになる。
だが、フランスに身柄引き渡しを要求され、アメリカはバルビーはボリビアへと逃がす。
アルトマンと名前を変えて暮らすが、やがてそこでも政治に関わるようになっていき、第三の人生を歩むことになる。
そこで、チェ・ゲバラの殺害にも関与していたことが明らかになる。
『敵の敵は友』という図式が、戦後も彼を生かし続けてきたのだ。
ナチスを再興させ『第四帝国』を夢見ていた彼だったが、ついにフランスに身柄を引き渡されることに……
そして、裁判が開かれる。
バルビーの娘が語る父親像は優しくていい人。
だが、拷問を受けた人たちは、思い出すのも辛い経験をさせられている。
監督も、この人物の矛盾した二面性を興味深く思っているということだけど、人は皆そうだと思うんだよね、ふり幅の違いはあるだろうけど。
人は思ってるよりも、うんと残虐なことが出来るのだ。
アイヒマンですら自分がしたことはプレッシャーによるものが大きいと言っている。
それを裏付けるような実験が行われたというのを以前にTVで見たことがある。
被験者がもう一人の被験者(隔てられた所にいる)に電流を流すパネルが置かれている部屋に観察者とともに入れられる。
何か、問題を出して間違ったら電流を流す。
間違いが続けば電流を強くしていくという実験だったと思うのですが、実は電流を流される被験者というのはダミーで研究員がその役をしている。
被験者がパネルのつまみをいじっても実際に電流は流れることは無くて、研究員が向こう側で適当に悲鳴を上げている。
実験者達は、被験者達がもっと早い(相手に流れる電流の程度が軽い)段階で、良心の呵責に耐えかねて止めるだろうと思っていた。
しかし、被験者達はそれをうんと超えたレベルまで、相手に電流を流し続ける。
相手は凄い悲鳴を上げているけれど、観察者に「やってください」といわれると、そのプレッシャーでやってしまうというものだったと思います。
戦争中の兵士とかも、こういうところがあると思うんですよね。
特に自分の側が正しいと思っていると、一人の人間として「酷いんじゃないか」と思うレベルを超えたところにいってしまうのではないかと……。
バルビーの裁判で、彼を担当した弁護士が「あなたはアルジェリアのフランス軍将校と同じようなものだ。それ以上でもそれ以下でもない。」というようなことを言うのですが、この言葉がまさに戦争って物を語っているのではないかと思います。
戦争に関しては、個人としてその人(だけ)が悪いなんて風には、本当は裁けないんですよね。
バルビーが「あなた方は皆、私を求めたのに、裁かれるのは私一人だ。」と最後に言ったそうです。
結局、彼は色んな国にいいように利用されて、捨てられた人、ともいえる訳で、その点ではちょっと同情しちゃうね。
正直言って、時々意識がなくなりました(^_^;)
つまらなくは無かったんだけど、朝変な時間に目が覚めて、寝直したんだけど、やっぱりね~
「ただ、誰かが座っていて、何か喋っている。」そんなドキュメンタリーにしたかったんだと監督は言ってて、まさにそれなんです。
で、フランス語とか、スペイン語とか、ちょっと英語も、で喋られているわけで、それはもう読経を聞いているよう……
体調万全&眠気覚ましもお持ちの上お出かけください。
PR