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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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仏蘭西映画祭のオープニングだったこの作品ですが、ロードショー(関西)は最近ですね。
やっと観て来ました。
ニースの時代遅れなキャバレー『青いオウム』
そのオーナーガブリエルが急逝して……
お葬式は、お別れの場でもありますが、懐かしい人や、疎遠だった人、そして初めての人との出会いの場でもありますね。
葬儀の翌日、ガブリエルが遺言を当てた四人が公証人の前に。
『青いオウム』で手品ショーをしていたニッキー、彼はアルジェリアからの移民で十五歳からガブリエルが面倒を見ています。
その子どもたち、マリアンヌとニノ。それに、マリアンヌの母親であるシモーヌの四人。
ガブリエルは、自分のドレスと靴(彼は女装の芸人でした)をシモーヌに、男物の服とカフスボタンのコレクションをニッキーに、そして『青いオウム』と屋敷をマリアンヌとニノに贈ると遺言します。
自分がキャバレーを継ぐと思っていたので、ショックを隠せないニッキー。
会計士であるニノはマリアンヌとも相談し、相続税を払うためにもすべて売却するしかないと言うのですが……
ここに、葬儀に遅れてやってきたニノの母親のアリスも加わってそれぞれの人生の秘密が少しずつ明らかになっていきます。
それと、時々出てくる、ガブリエルが何ともイイ!のです。
そして、ラストシーン、仏蘭西映画ぽくない(という気がする)終わりって感じの(でも旅は続く…のですが)ラストシーンでした。
よく出来てるな~と、思います。
もっと派手に出来ると思うけど、一つ一つの事実(秘密)がポロリとこぼれ出る感じで明かされるのが、仏蘭西映画らしいですね。
いろんなエピソードが混ざり合って複雑な味わいを醸し出しているというか……フランス料理っぽいというか……
料理は文化です。はホントですね。
話が横道に逸れましたね。
キャバレーのショーは楽しく、舞台裏の人間模様は興味深く、時に切なく、時に心安らぐ。
なんて、キャッチコピーみたいに書いてみましたが、説明するのはとても難しい。
人はみんないろんな秘密を抱えて(それでも、しっかり、強く)生きているのだな~と思いました。
個人的にはマリアンヌの自分の遺伝子に関しての述懐は、私と同じで共感してしまうのですが、秘密を知った後、彼女の考えは変わったのでしょうか?
仏蘭西映画なんて……と食わず嫌いは勿体ない作品だと思うので、興味を持たれた方はぜひ。
ドヌーブ様もずい分貫禄出たっつうか、側面と正面の幅が同じくらいありそうですが、彼女の出るシーンは画面がひと際華やぐのはさすが。
余談ですが「ROSE」のフランス語詞って、英語のより切なくて儚げな感じがしました。英語詞は強さを感じるけど……。
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