私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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楽しい映画を観る気分ではなかったので。
舞台は、ロンドン。
アンジーは働いていた職業紹介所を、理不尽な理由でクビになってしまった。
彼女はひとり息子を持つシングル・マザーだが、今まで職にめぐまれず、息子は両親に預けっぱなしだ。
会社に利用されたと感じたアンジーは自分の経験を生かして職業紹介所を開くことにした。
ルームメイトのローズを説き伏せ、パートナーにする。
アンジーは持ち前のパワーとノウハウでビジネスを軌道にのせていく。
しかし、ある日、不法移民を働かせる方が儲けになることを知る。
もっとお金があれば息子と暮らせるし、もっといい生活ができるようになる。
ローズや心優しい移民青年カロルの心配をよそに、彼女はついに一線を越えてしまう。
そして事件が起きた……。
日本でも今、派遣労働者の切捨てなんて話題が毎日のようにニュースを賑わわせています。
だから、振り返ってみると他人事ではない話なのかも……
アンジーはパワフルで怒りに満ちていて、自分には何かができると感じているし、道を切り開く度胸のある人。
労働許可証を持たないイラン人男性を追い返すような冷酷さも持っている。
のだが……
冷酷になりきれたら、こんなことにはならなかったのだろうな。と思わせる。
移民の青年カロルが言うように彼女は『優しい』のだ。
追い返したイラン人男性に道で出会ったアンジー。
案内されるまま彼の家に。
妻とまだ幼い娘が2人。
父の代から出版業を営んでいたが、悪書を出版したとの罪で母国では罪人に。
イギリスへの亡命も許可されず、かといって国に帰れば逮捕されてしまう。
仕方なく異国に身を潜めているのだ。
彼らの実情を知ったアンジーは自分の家に彼らを招き食事を与え、トレーラーハウスを紹介し、仕事を見つけると約束する。
彼に労働許可証はない。
これは、違法なことなのだ。
『優しさ』から道を踏み外してしまったアンジー。
だが、いつしか深みには待っていってしまう。
彼女の不法なビジネスは大金を生むのだが、その代償は高くついてしまった。
そして、再び……
自由市場と倫理とか、移民労働者からの搾取とか、社会的な事柄が中心にあるのですが、私には、人はどうして、どこで『たが』が外れてしまうのか、ということが心に残った。
そして『自由』の意味をもう一度考えさせられる。
でも、アンジーはきっと純粋で世間知らず過ぎる面が、その経験に似合わずあるのだろうと思う。
知り合いに見せられたマフィアのボスが犯した不法就労者の斡旋事件の顛末が彼女が違法なビジネスに踏み切る後押しをするのだが、マフィアのボスの罪が軽いからシングル・マザーはもっと罪が軽くなるなんてことはない。
マフィアのボスの罪が軽いのは、彼にはシングル・マザーにはない『力』があるからだ、とバカな私ですら思い当たるのに。
舞台は、ロンドン。
アンジーは働いていた職業紹介所を、理不尽な理由でクビになってしまった。
彼女はひとり息子を持つシングル・マザーだが、今まで職にめぐまれず、息子は両親に預けっぱなしだ。
会社に利用されたと感じたアンジーは自分の経験を生かして職業紹介所を開くことにした。
ルームメイトのローズを説き伏せ、パートナーにする。
アンジーは持ち前のパワーとノウハウでビジネスを軌道にのせていく。
しかし、ある日、不法移民を働かせる方が儲けになることを知る。
もっとお金があれば息子と暮らせるし、もっといい生活ができるようになる。
ローズや心優しい移民青年カロルの心配をよそに、彼女はついに一線を越えてしまう。
そして事件が起きた……。
日本でも今、派遣労働者の切捨てなんて話題が毎日のようにニュースを賑わわせています。
だから、振り返ってみると他人事ではない話なのかも……
アンジーはパワフルで怒りに満ちていて、自分には何かができると感じているし、道を切り開く度胸のある人。
労働許可証を持たないイラン人男性を追い返すような冷酷さも持っている。
のだが……
冷酷になりきれたら、こんなことにはならなかったのだろうな。と思わせる。
移民の青年カロルが言うように彼女は『優しい』のだ。
追い返したイラン人男性に道で出会ったアンジー。
案内されるまま彼の家に。
妻とまだ幼い娘が2人。
父の代から出版業を営んでいたが、悪書を出版したとの罪で母国では罪人に。
イギリスへの亡命も許可されず、かといって国に帰れば逮捕されてしまう。
仕方なく異国に身を潜めているのだ。
彼らの実情を知ったアンジーは自分の家に彼らを招き食事を与え、トレーラーハウスを紹介し、仕事を見つけると約束する。
彼に労働許可証はない。
これは、違法なことなのだ。
『優しさ』から道を踏み外してしまったアンジー。
だが、いつしか深みには待っていってしまう。
彼女の不法なビジネスは大金を生むのだが、その代償は高くついてしまった。
そして、再び……
自由市場と倫理とか、移民労働者からの搾取とか、社会的な事柄が中心にあるのですが、私には、人はどうして、どこで『たが』が外れてしまうのか、ということが心に残った。
そして『自由』の意味をもう一度考えさせられる。
でも、アンジーはきっと純粋で世間知らず過ぎる面が、その経験に似合わずあるのだろうと思う。
知り合いに見せられたマフィアのボスが犯した不法就労者の斡旋事件の顛末が彼女が違法なビジネスに踏み切る後押しをするのだが、マフィアのボスの罪が軽いからシングル・マザーはもっと罪が軽くなるなんてことはない。
マフィアのボスの罪が軽いのは、彼にはシングル・マザーにはない『力』があるからだ、とバカな私ですら思い当たるのに。
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