私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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見てきました。
見た一番の理由は、ダニエル・ブリュールだから。
『グッバイ・レーニン!』以降、彼の映画は出来るだけ見ようかなと思っています。(『戦場のアリア』は見そびれちゃったけど…)
『グッバイ・レーニン!』のせいか、ドイツ人というイメージが私には強いのですが、ドイツ人の父とカタルーニャ人の母のハーフなんだそう。
でも、顔立ちとか、体つきとか、やっぱりドイツ人かなぁ……ラテンの男ってあんなに肩とか厚くない気がする。
えと、重い映画です。
目が痛いです。(泣いて;;)
私は、死刑制度に反対ではない人間なのですが、(償いきれないことってあると思うのですよ。)
それは、今の日本というのが前提なのですよね。
司法が独立してて、この映画の主人公サルバドールのような『政治犯』がいない、という。
『政治犯』ていうのは、難しい問題ですよね。
普段あまり考えるようなことでもないし。
いつも思うのは、ヒトラーや、スターリンだって、最初は理想に燃えて自分の考える『人々のために』っていうのがあった筈。
それが、だんだんと歪んでいってしまうのは何故なんだろう?
その理想が、誰にとっても理想かというと、これもまた難しいですけどね。
舞台はフランコ独裁政権下のスペイン。
『パンズ・ラビリンス』と重なりますが、こちらは末期です。
主人公の無政府主義者サルバドールは、彼を待ち伏せしていた治安警察官を射殺した罪で死刑が求刑されます。
映画ではサルバドールがどんな風に活動に参加するようになっていくか、ということだけでなく、彼の恋愛であるとか、家族のこととか、人との関わりが描かれています。
ごく普通の人好きのする青年として。
当初彼をクズのように思っていた刑務官も彼と話をするうちに、(父親宛の手紙を読んだことも大きいと思う)その人柄にだんだんと惹かれていき、この青年が死ななければならないのは間違っていると思うようになります。
サルバドールに射殺されたとされる警官の遺体には、サルバドール自身が撃った以上の弾丸が残されており、弁護士は弾道検証や検視結果の再考を主張しますが、受け入れられず、彼の刑は確定してしまいます。
彼の刑の執行が迫るある日ブランコ首相が暗殺されて、サルバドールはスケープゴート、というか、政府側の報復の標的とされてしまう。
理不尽な裁判に、彼を救うために動く大勢の人々。
それでも……
印象的だったのは、もう執行まで12時間と迫った彼と過ごす三人の姉妹との場面。
小さい頃の写真を見て、笑ったり…、最後まで希望はあると信じていたいと思いながら、最後の時間を大切に過ごそうとしている。
四人の間には笑顔が溢れているのだけど、頑張って必死に笑っていることは、その中の誰もが承知している。
鉄環絞首刑<ガローテ>のシーンは、ショッキングというか……
備え付けじゃないのね。
職人のおじさんがやってきて、「支柱にするのにこれくらいの棒がいる」とか言って、それに器具を取り付けるわけ。
執行もおじさんがやる。
日本の十三階段の方がよっぽどいいと思える方法です。
私自身はこういうアナーキスト的な活動っていいのかどうか分からない。
『接収』も、あんまりいいこととは思えないし。
その時そこにいないとどんな風に感じるのか分からないことだと思います。
サントラとか、とってもいいと思う。挿入されるシーンがちょっと煩く思えなくもないけど、よく出来た映画だと思います。
オフィシャル・サイトで本当のサルバドール・プッチ・アンティックの写真が見れます。
ダニエルよりいかにもラティーノって感じの中々なハンサムで、明るい人柄が伝わってくるような感じです。
こんな人が死ななきゃならないのを傍で見ているのは、相当に辛いことだと思います。家族や、友達は、ね。
見た一番の理由は、ダニエル・ブリュールだから。
『グッバイ・レーニン!』以降、彼の映画は出来るだけ見ようかなと思っています。(『戦場のアリア』は見そびれちゃったけど…)
『グッバイ・レーニン!』のせいか、ドイツ人というイメージが私には強いのですが、ドイツ人の父とカタルーニャ人の母のハーフなんだそう。
でも、顔立ちとか、体つきとか、やっぱりドイツ人かなぁ……ラテンの男ってあんなに肩とか厚くない気がする。
えと、重い映画です。
目が痛いです。(泣いて;;)
私は、死刑制度に反対ではない人間なのですが、(償いきれないことってあると思うのですよ。)
それは、今の日本というのが前提なのですよね。
司法が独立してて、この映画の主人公サルバドールのような『政治犯』がいない、という。
『政治犯』ていうのは、難しい問題ですよね。
普段あまり考えるようなことでもないし。
いつも思うのは、ヒトラーや、スターリンだって、最初は理想に燃えて自分の考える『人々のために』っていうのがあった筈。
それが、だんだんと歪んでいってしまうのは何故なんだろう?
その理想が、誰にとっても理想かというと、これもまた難しいですけどね。
舞台はフランコ独裁政権下のスペイン。
『パンズ・ラビリンス』と重なりますが、こちらは末期です。
主人公の無政府主義者サルバドールは、彼を待ち伏せしていた治安警察官を射殺した罪で死刑が求刑されます。
映画ではサルバドールがどんな風に活動に参加するようになっていくか、ということだけでなく、彼の恋愛であるとか、家族のこととか、人との関わりが描かれています。
ごく普通の人好きのする青年として。
当初彼をクズのように思っていた刑務官も彼と話をするうちに、(父親宛の手紙を読んだことも大きいと思う)その人柄にだんだんと惹かれていき、この青年が死ななければならないのは間違っていると思うようになります。
サルバドールに射殺されたとされる警官の遺体には、サルバドール自身が撃った以上の弾丸が残されており、弁護士は弾道検証や検視結果の再考を主張しますが、受け入れられず、彼の刑は確定してしまいます。
彼の刑の執行が迫るある日ブランコ首相が暗殺されて、サルバドールはスケープゴート、というか、政府側の報復の標的とされてしまう。
理不尽な裁判に、彼を救うために動く大勢の人々。
それでも……
印象的だったのは、もう執行まで12時間と迫った彼と過ごす三人の姉妹との場面。
小さい頃の写真を見て、笑ったり…、最後まで希望はあると信じていたいと思いながら、最後の時間を大切に過ごそうとしている。
四人の間には笑顔が溢れているのだけど、頑張って必死に笑っていることは、その中の誰もが承知している。
鉄環絞首刑<ガローテ>のシーンは、ショッキングというか……
備え付けじゃないのね。
職人のおじさんがやってきて、「支柱にするのにこれくらいの棒がいる」とか言って、それに器具を取り付けるわけ。
執行もおじさんがやる。
日本の十三階段の方がよっぽどいいと思える方法です。
私自身はこういうアナーキスト的な活動っていいのかどうか分からない。
『接収』も、あんまりいいこととは思えないし。
その時そこにいないとどんな風に感じるのか分からないことだと思います。
サントラとか、とってもいいと思う。挿入されるシーンがちょっと煩く思えなくもないけど、よく出来た映画だと思います。
オフィシャル・サイトで本当のサルバドール・プッチ・アンティックの写真が見れます。
ダニエルよりいかにもラティーノって感じの中々なハンサムで、明るい人柄が伝わってくるような感じです。
こんな人が死ななきゃならないのを傍で見ているのは、相当に辛いことだと思います。家族や、友達は、ね。
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理想って
>それが、だんだんと歪んでいってしまうのは何故なんだろう?
これの答えがまさに、
>その理想が、誰にとっても理想かというと、これもまた難しいですけどね。
なんじゃないかと思いました。一人の人の理想どおりになればなるほど、それが理想じゃない人が増えてくる。するとその人たちの間で諍いが起こる・・・
これが面倒くさいので、私は自分の理想は持たないことにしました(あらっ)。
これの答えがまさに、
>その理想が、誰にとっても理想かというと、これもまた難しいですけどね。
なんじゃないかと思いました。一人の人の理想どおりになればなるほど、それが理想じゃない人が増えてくる。するとその人たちの間で諍いが起こる・・・
これが面倒くさいので、私は自分の理想は持たないことにしました(あらっ)。
Re:理想って
『理想』って難しいでね。
持ってりゃ持ってたで、高望みが過ぎると言われたり、持ってないと人間としてダメみたいに言う人もいるじゃないですか?
独裁者達の話じゃないですが、理想が現実に負けちゃうというか、自分の欲に負けちゃうというのはあるんでしょうね。
だから、自分の財産を増やすことだけに走ったりね。
>面倒くさいので、私は自分の理想は持たないことにしました
うん、まぁ確かに…高邁な理想は、自分には抱えきれないですね(^_^;)
持ってりゃ持ってたで、高望みが過ぎると言われたり、持ってないと人間としてダメみたいに言う人もいるじゃないですか?
独裁者達の話じゃないですが、理想が現実に負けちゃうというか、自分の欲に負けちゃうというのはあるんでしょうね。
だから、自分の財産を増やすことだけに走ったりね。
>面倒くさいので、私は自分の理想は持たないことにしました
うん、まぁ確かに…高邁な理想は、自分には抱えきれないですね(^_^;)