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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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観てきました。

舞台はゴラン高原。
ドゥーズ派の娘・モナが、シリアの人気俳優に嫁ぐ日のこと。
人生最高の日となる筈なのに、彼女も姉のアマルも、悲しげな顔をしている。
実はこの地域は1967年の第三次中東戦争でイスラエルに占領され、住民達は『無国籍者』となってしまったのだ。
一度“境界線”を越えて花婿のいるシリア側へ行ってしまうと、二度と家族のもとへ帰れなくなってしまう。
今日がモナと家族にとって今生の別れの日となるのだった。
親シリア派で、政治活動のために逮捕されたこともある父親。
ロシア人女性と結婚したために村を追放された長男。
商売のためにイタリアに渡っていたが久々に戻ってきたプレイボーイの次男。
世間体ばかり気にする夫にうんざりしている姉。
などなど、家族もみなそれぞれに問題を抱えている。
また、同じ日にデモが行われたり、長老達が父親に追放した息子を迎えれば承知しないと告げに来たり……
おめでたい日なのに、不穏な空気が漂い、顔を知っているだけの花婿に嫁ぐモナの不安はますます大きくなる。
村での花嫁だけの祝いの席も滞りなく済み、いざシリア側へ渡るという時に、思いもかけない問題が!
それは、イスラエル側の係官が上司から使うように言い渡された、真新しいゴム印のせいだった。

花嫁と家族の一日のエピソードが、時に美しく、時にコミカルに(小ネタを挟みつつ)描かれていく。

不勉強なので……
そういう地域があることは何となく知っていたのですが、一度出国したら家族にも二度と会えない、なんて知りませんでした。
モナは、ハッキリと出てこないのですが、一度不幸な結婚を体験しているよう。
姉も幸せそうではないし、どんな理由で会ったこともない男(親戚らしい)との結婚を決めたのか分からないのですが、結婚自体をだんだんと不安に思っている様子。
それなのに、せっかくはるばる戻ってきてくれた兄に父親は冷たいし、デモにまで出かけたりして逮捕寸前になったり。
花嫁の気の休まる時はない。
ま、結婚式って不安な気分で迎える人も多いのでしょうが、彼女の場合は特別でしょう。
それに、もし、結婚がまた上手く行かなくても、実家に帰って来ることは出来ないのです。
あぁ、これは、大変だ!
おまけに境界線でのハプニング。
でも、それが、彼女の決意を強くし、家族の絆を強くしたのだと思う。

ラストシーン、彼女の決断に私達は驚き、不安を覚え、彼女のこれからを考え、その勇気を讃えたくなる。

登場する誰もが、特別なようで、どこにでもいる。
どこにでもいるようで、特異な存在。

それなのに、どこか知っているような気になる。

そして、世界で起こっていることを、もう少しちゃんと知らなくちゃいけないな、と思うのでした。
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