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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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「殺人事件は、人々をある点に導く物語の結末に過ぎない。その点こそがゼロ時間なのです。」
と、この事件を解決に導く刑事の言葉にあるように、この映画では殺人それ自体にはあまり多くの時間が割かれていません。
でも、まぁ、謎解きなんだから、他のもそんなものでしょうか?
冒頭で老弁護士が語る「たいていの推理小説は出だしがマズイ。先ず殺人から始まるが本当はそうではない。ある人々をある場所へある時に導く通過点だ。」(台詞はウソです。そんな感じってこと;;)
その言葉どおり、始まりは殺人ではなく、その老弁護士の心臓発作によると思われた死だった。
殺人らしい殺人までは、結構時間がかかります。
前半はとにかく、伏線が張り巡らされていく時間だといえるでしょう。
崖から飛び降り自殺をするんだけど、助かって入院しているおじさんとか、そこで看護婦が語る言葉とか
そのおじさんが飛び降りた崖の下にいるカップルの女の子が歌っていた中国語の歌すらも後で思い返せば気にかかるし
転がってしまった心臓発作の薬とか、片方なくなったイヤリングとか、いかにも関係のありそうなものまで
何もかもが気にかかる。
だいたいお金持ちの伯母さんの家に一組の夫婦とその元妻が揃うって言う時点で不穏な空気が張り詰めてます。
観る方も緊張を強いられる感じ。
ハリウッド映画がお好きな方には耐えられないかも。
とにかく前半はじっと我慢の子。
殺人事件が起こってからも、(コレはこういうお話の常だけど)誰も彼も動機があるように思えるし、また殺人を犯すにはその動機は希薄すぎるようにも思える。
これまたお定まりだけど、思いがけないところから謎が解けていくきっかけが現れる。
アガサ・クリスティー自身も、江戸川乱歩もベストの作品リストに入れているので、元々のストーリーが面白いのだと思います。
アメリカ人が作ったら、もっと派手で劇的に、いかにもエンターテイメント作品になるかもしれない。
結構淡々と物語りは進み、あちこちにすぐには理解のできないシーンが散りばめられています。
理解できないままなのも私はあるんだけど(~_~;)
とにかく派手な映画が好きだという自覚のある方は止めておいた方がいいでしょう。
やっぱり、コレ、フランス映画なんですもん。
メルヴィル・プポーは見るたびに「痩せたなぁ」と思うのですが、考えて見ればロメールの四季の時も太ってはなかったし、『キッドナッパー』のあれはもしや役作り?
いや~でも、太っている必要があるようには思えなかったけど……
元々はロマン・デュリスがちょっと足りないスピード狂(だっけかなぁ)の運転手役つか、手下で出てるっていうので、昔々深夜に放送した時に見た覚えがあるんだけど、内容は……
もう、サッパリ覚えてない!!
メルヴィルのお腹にビックリした覚えがあるんだけどなぁ……
とにかく、今より太っていたのは確かですね。
それはさておき、終盤前半の彼とは打って変わった姿が見れます。
今までこういう役はなかったんじゃないかなぁ。そんな、彼をご堪能ください。
この映画で一番気になったのは冒頭書いた台詞を言ったバタイユ警視が歌う歌。
「ホームズ、メグレ、ミス・マーブル、ポアロ、コロンボ……」という
そんな歌あるのか?気になる~
あ、この映画舞台を現代に移しています。携帯電話使うからビックリしちゃった(^_^;)
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