私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の“オールメール・シリーズ”
『から騒ぎ』を観てきました。もちろん大阪公演。
演出は、もちろん蜷川幸雄。
この“オールメール・シリーズ”は、いわゆる旬の若手俳優を起用することが多いですね。
『から騒ぎ』は、シェイクスピア喜劇の最高傑作とも言われる(らしい)作品。
美しい言葉と豊かな表現が数多く散りばめられていて、ベネディックとビアトリスの皮肉交じりの恋のやりとりは、この作品のひとつの観どころなんだそうです。
今回は 主演のベネディック役に小出恵介、ドラマや映画を中心に活動していて今回が初舞台。
普段日本のドラマや映画を見ない私も顔と名前くらいは知っているが、演技力云々というのは、分からない。(見てないからね)
楽しみだったのはオールメールではお馴染みの月川悠貴さん。
今回も佇まいからして儚げ~で、ビューチホーです。
相変わらず、素敵なお声の吉田鋼太郎さん。
そして、瑳川哲朗さんが……分かんなかったのですよ、パンフ見るまで。
だって、すっかりお爺様なんやもん。
あぁ、格好よかったのに大江戸捜査網……(家に帰るとTVに噛り付いて時代劇の再放送を見る変な子ども;;)
でも、朗々としたお声が素敵でした。
お話は
パデュアの若き貴族ベネディックとメッシーナ知事レオナートの養女ビアトリスは、会えば口論ばかりしている仲。
ある時、ベネディックの主君ドン・ペドロが凱旋の途中で一行を連れてメッシーナに立ち寄った。
そこでベネディックの親友で、この戦で戦功を挙げたフローレンスの若き貴族クローディオが、知事の跡取り娘ヒアローに恋をしてしまう。
ベネディックは自分と同じく結婚などしないと言ってはばからなかったクローディオの心変わりを理解できないでいた。
しかし、ドン・ペドロは可愛い部下でもある朴訥な彼に代わってこの恋をとりまとめる。
そして、ついでにベネディックとビアトリスをもくっつけてしまおうとクローディオや知事も巻き込み一芝居企てる。
しかし一行に恨みを持つドン・ペドロの異母弟ドン・ジョンがクローディオとヒアローの縁談を壊そうと企んだことから事態は思わぬ方向へと転がり始める。
シェイクスピアの作品も近松の作品同様、本来は三面記事に載るような事件を人々の記憶が消えないうちに芝居にしたもの。
つまりは、再現ドラマとそんなに変わらない趣旨なので、そうそう高尚ぶることもないのです。
たくさんの言葉遊びに埋め尽くされた楽しい場面から、思いもかけぬ悲劇へと物語は急展開し、更にはどんでん返しの大団円。
ま、中盤の悲劇は大団円のためのステップていうところか(ホップ、ステップ、ジャーンプの)。
小悪党がやたらとアッサリ改心したり、ご都合主義は、まぁ、いつもの如く。
楽しく見れたから、いいんじゃないですかね。
小出君の演技力に関しては、よく分かりませんが、特段下手ってこともなく……結構出来るやん。というところかな。
たくさん笑わせてもらって、それは喜劇だからいいんだけど、蜷川はどこに行こうとしてるんかなぁ……と思わないでもないこのシリーズなのでした。
吉田さんがさぁ、脚を組んで座るんやけど、重心が何ていうか、こう……頭が重たいんやね(笑)
クローディオ役の長谷川博己さんと、並んで跪くシーンがあるんですけどね……あぁ、プロポーションの違いが……(~_~;)
そんなことはさておいての、さすがのハマりっぷりは、お見事でした。
カーテンコールでの「アホか、何回も!」という、お叱りの言葉すらお素敵ですわ~(笑)
とにかく、理屈ぬきで楽しめることが多いこのシリーズ、お芝居なんて……と思う方に一度見ていただくのにはいいかも。
それには、チケット代がちょっと、難あり、ですけどね……(~_~;)
『から騒ぎ』を観てきました。もちろん大阪公演。
演出は、もちろん蜷川幸雄。
この“オールメール・シリーズ”は、いわゆる旬の若手俳優を起用することが多いですね。
『から騒ぎ』は、シェイクスピア喜劇の最高傑作とも言われる(らしい)作品。
美しい言葉と豊かな表現が数多く散りばめられていて、ベネディックとビアトリスの皮肉交じりの恋のやりとりは、この作品のひとつの観どころなんだそうです。
今回は 主演のベネディック役に小出恵介、ドラマや映画を中心に活動していて今回が初舞台。
普段日本のドラマや映画を見ない私も顔と名前くらいは知っているが、演技力云々というのは、分からない。(見てないからね)
楽しみだったのはオールメールではお馴染みの月川悠貴さん。
今回も佇まいからして儚げ~で、ビューチホーです。
相変わらず、素敵なお声の吉田鋼太郎さん。
そして、瑳川哲朗さんが……分かんなかったのですよ、パンフ見るまで。
だって、すっかりお爺様なんやもん。
あぁ、格好よかったのに大江戸捜査網……(家に帰るとTVに噛り付いて時代劇の再放送を見る変な子ども;;)
でも、朗々としたお声が素敵でした。
お話は
パデュアの若き貴族ベネディックとメッシーナ知事レオナートの養女ビアトリスは、会えば口論ばかりしている仲。
ある時、ベネディックの主君ドン・ペドロが凱旋の途中で一行を連れてメッシーナに立ち寄った。
そこでベネディックの親友で、この戦で戦功を挙げたフローレンスの若き貴族クローディオが、知事の跡取り娘ヒアローに恋をしてしまう。
ベネディックは自分と同じく結婚などしないと言ってはばからなかったクローディオの心変わりを理解できないでいた。
しかし、ドン・ペドロは可愛い部下でもある朴訥な彼に代わってこの恋をとりまとめる。
そして、ついでにベネディックとビアトリスをもくっつけてしまおうとクローディオや知事も巻き込み一芝居企てる。
しかし一行に恨みを持つドン・ペドロの異母弟ドン・ジョンがクローディオとヒアローの縁談を壊そうと企んだことから事態は思わぬ方向へと転がり始める。
シェイクスピアの作品も近松の作品同様、本来は三面記事に載るような事件を人々の記憶が消えないうちに芝居にしたもの。
つまりは、再現ドラマとそんなに変わらない趣旨なので、そうそう高尚ぶることもないのです。
たくさんの言葉遊びに埋め尽くされた楽しい場面から、思いもかけぬ悲劇へと物語は急展開し、更にはどんでん返しの大団円。
ま、中盤の悲劇は大団円のためのステップていうところか(ホップ、ステップ、ジャーンプの)。
小悪党がやたらとアッサリ改心したり、ご都合主義は、まぁ、いつもの如く。
楽しく見れたから、いいんじゃないですかね。
小出君の演技力に関しては、よく分かりませんが、特段下手ってこともなく……結構出来るやん。というところかな。
たくさん笑わせてもらって、それは喜劇だからいいんだけど、蜷川はどこに行こうとしてるんかなぁ……と思わないでもないこのシリーズなのでした。
吉田さんがさぁ、脚を組んで座るんやけど、重心が何ていうか、こう……頭が重たいんやね(笑)
クローディオ役の長谷川博己さんと、並んで跪くシーンがあるんですけどね……あぁ、プロポーションの違いが……(~_~;)
そんなことはさておいての、さすがのハマりっぷりは、お見事でした。
カーテンコールでの「アホか、何回も!」という、お叱りの言葉すらお素敵ですわ~(笑)
とにかく、理屈ぬきで楽しめることが多いこのシリーズ、お芝居なんて……と思う方に一度見ていただくのにはいいかも。
それには、チケット代がちょっと、難あり、ですけどね……(~_~;)
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