忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[486] [485] [484] [483] [482] [481] [480] [479] [478] [477] [476]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

観てきました。
川崎で。
って、何してんのかね?
一緒にツアった人が東京在住のお友達と会うというので、暇つぶしに。

世界中で人気のクイズ番組『クイズ$ミリオネア』で、ジャマールは次々と正解を答え、いよいよ最高額の賞金獲得まであと1問。
しかし、医者も弁護士もここまで勝ち進んだことはなかったので、スラム育ちでろくに学校にも行っていない彼に不正の疑いがかけられる。
最終問題を翌日に残し収録を終えた直後、番組司会者の差し金で何と逮捕されてしまう。
そして警察で厳しい尋問を受けた彼が語りだした、答えの分かる理由とは驚くべきものだった…。

描かれているように、いやそれ以上にインドは過酷なところだ。
映画には出てこないけど、未だにカースト制度による身分差もガッチリあるし、貧富の差はとてつもなく激しい(富める方はあまり出てこないけど)。
ジャマールは幼い頃に暴徒に母親を殺され(これも宗教間の戦いだし)、兄と二人、何とかスラムで生き延びる道を見つけようとする。
その内に少女ラティカと出会い、孤児を束ねて金儲けを企む裏社会のボスに拾われ、命からがら逃げ出し……ラティカと離れ離れになってしまう。
数年後再会するが、兄の裏切りでまた離れ離れに……
そして、また……
ジャマールはラティカが『皆は現実を忘れるためにこの番組を見る』と言っていたことを思い出し、クイズ$ミリオネアへの出場を決意する。
ジャマールとラティカのラヴ・ストーリーなんだね。
そして、ジャマールは人のことは考えない。
兄ちゃんは彼を助けるために、危険を冒していくのに。
自分のラティカへの思いだけを通そうとする。
兄ちゃんだって彼女を好きだったかもしれないし、一緒に逃げたりしたら彼女の命も危険なのに。
そんなことは考えない。
ラティカが自分を好きじゃないかもしれない、とも思わない。

正直者で、真っすぐ、ひたむき。
こう書くといい青年に思える。
でも、それって、ちゃうんちゃう?

正直にいうと……大して、どうってことない映画、だった。

日本では何年か前に一大インド映画ブームがあったよね?
私も何本か観た。
「何じゃ、こりゃ?」と言いつつ、ハマってしまった。
そう、だってあれは『憂世を忘れるためのもの』だから。

ダニー・ボイルは『マサラ・ムービー』に恋をしたんだと思う。
だけど、皮肉屋のイギリス人にはあんなとんでもない物は、小っ恥ずかしくて撮れなかったんだろう。
非現実要素を削ぎ取って削ぎ取って、妙なリアリズムを与えてしまった故に、大団円を素直に受け止められなくさせたのだ。
取ってつけたようなラストシーンに文句があるわけじゃない。
どうせ取ってつけたようなら、どうしてもっともっと華やかに出来なかったのかと思う。

アメリカの人達は疲れていたんやね。
アメリカンドリームを夢見ているんやね。
だけど、今は夢見るだけで終わりそうだから
だから…………

アメリカ人よ。
本物のマサラ・ムービーを観ろ!
憂世を忘れて幸せな気もちを心に貯めろ!


追記:お兄ちゃんはギリギリでやっぱり弟の味方をしてしまう悲しい生き物だな……と、そこだけが泣けてしまった(:_;)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
そう?
あんま面白くなかった?なんか自分のレヴュー読み直してもあんまり思い出さないなあ

http://princesschu.blog23.fc2.com/blog-entry-601.html
チュチュ姫 2009/04/21(Tue)21:06:03 編集
ん~と。
面白くなくはなかったけど、何であんなに褒めちぎられたんか分からない。
『ムトゥ、踊るマハラジャ』を観た時のインパクトには遥かに遠く及ばないし。
“マサラな感じ”を取り入れた映画としては『ベッカムに恋して』の方が面白かったかな~まぁ、これはインドが舞台ちゃうから、『インドはこんな国』というのは出てこないけど。
在英インド人家庭のサッカー好きな女の子の話で、私は面白かった。
そもそもは、ジョナサン・リース・マイヤーズ目当てだったけど。
シャクレことキーラ・ナイトレイもこの時が一番マシ、いや、好き;;
【2009/04/22 16:55】
なぬっ!?
来てたのー!???
って、川崎には居ないけど、土曜だったら新宿でぷらぷらしてたのにーぃ!(じゃなくって)

>アメリカ人よ。
>本物のマサラ・ムービーを観ろ!
>憂世を忘れて幸せな気もちを心に貯めろ!

確かに!
というか、この映画ヒットの要因って結局どこなんですか?
あ、次回いらっしゃる時は一声をば。フルーツサンドの腕を上げときます。もしくは千疋屋にて(≧∀≦v
2009/04/22(Wed)00:56:33 編集
来てました~
でも、土曜は名古屋から移動してきたので、割りとすぐにライヴでバタバタでした;;

千疋屋さんのフルーツサンドは食べましたよ~v
りんごが多くてちょっと意外。
ちょっと苦手な(食べるときやむく時の音でサブいぼが立つ!)りんごですが、薄めにスライスされていたので、比較的大丈夫でした。

じゃ、今度は百さんのフルーツサンドを目当てに~(笑)
【2009/04/22 17:01】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]