私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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フセイン政権の崩壊から3週間後のイラク。
戦地に出向いたまま戻らない息子を探して、年老いた母親は、12歳の孫アーメッドを連れ、旅に出る。
息子の嫁は既に亡くなっており、アーメッドは父の顔も知らない。
彼に残されたものは父親の縦笛だけだった。
祖母とアーメッドはわずかな現金を持って、ひたすら歩き、時にヒッチハイクをし、バスを乗り継ぎ、砂漠を旅していく。
祖母はクルド語しか話せず、アーメッドが片言のアラビア語で道を訪ねたりする。
2人は、強欲なようだが、実は気のいいトラックの運転手、逞しく路上で生きる少年、クルド人殺戮に加担し心に傷を負った元兵士らと出会っては別れていく。
過酷なイラクの現状に押しつぶされそうになりながら、息子そして父のいる筈の地を目指す。
一面の砂漠(砂というより石の)
荒れ果てたままの建物
荒涼とした風景が、旅の過酷さを物語る。
12年も音沙汰がない息子を、私には信仰がある、子どもが死ねば自分の一部が死ぬ(から分かるのだ)と、老婆は言い、生きていると言い張るが、本心そうなのか、自分を励ますためなのか……
まるで、ドグマ方式のようにBGMは排除され、聞こえるのは少年が吹く縦笛、トラックの運転手やその他の人々が歌う歌声、喧騒等々。
自分もその場にいるような気分になれればいいが、なかなか入り込めない気もする。
婆ちゃんは、このまま喋らないの?と思う程ずい分喋らない。
かと思うと、喋り出したら止まらなかったりするのだけど。
クルド語しか話せない婆ちゃんはヒッチハイクしたり道を訪ねたりするのもままならず、そういうのは孫の役目。
出会った人達は、結構おっかなかったり素っ気なかったりするのだが、それは余裕がないためで、実は優しいのだな。
トラックの運ちゃんはがめつくお金を取ろうとしたのに、バグダッドについて二人を降ろすとお金を返してくれたりする。
バスで近くの席に乗り合わせた男性・ムサは、二人を放っておけないとあれこれ面倒を見てくれる。
クルド語が何故話せるのかと尋ねると、彼は、昔、無理やり兵士にされてクルド人の村々を襲ったことを打ち明ける。
すると、とたんに婆ちゃんは「人殺し!」となじり出す。
まぁ、気持ちは分かるけど……
何だかとても悲しい場面でした。
だって、好きでやったことじゃないんだもの。
孫は、「傷つけられても許しなさい」と、婆ちゃんが言ったじゃないか!!と言うんだけど、婆ちゃんはなかなか聞き入れない。
目的の刑務所についても、やっぱりだけど息子はいない。
最近見つかった集団墓地に行ったらどうかと言われても、息子の生存を信じたい婆ちゃんは決心がつかない。
しかし、ついに覚悟を決めてアーメッドを連れて墓地へ向かう。
だが、墓地と言っても単に埋められただけみたいなもんで、誰がどこにいるのか分からない。
他の墓地を探してみるよう言われたり……
そんなに、いっぱい人が埋められていることに呆然とする。
戦争ってそんなもんだけど……
やっぱり、酷いもんだ。
探しても探しても息子は見つからず……
そんな人達がいっぱいいっぱいいるらしい。
何だか、とってもやりきれない気持の残る映画でした。
見てる最中に、スッゴイ揺れたんだけど(地震。和歌山でM5.5だったってヤツ)、映画もそのまま続けられ、お客さんも静か。
一人で、ちょっとあわわ(@_@;)ってなってました。
という訳で、中盤若干集中力のない状態で見てしまいましたとさ;;
戦地に出向いたまま戻らない息子を探して、年老いた母親は、12歳の孫アーメッドを連れ、旅に出る。
息子の嫁は既に亡くなっており、アーメッドは父の顔も知らない。
彼に残されたものは父親の縦笛だけだった。
祖母とアーメッドはわずかな現金を持って、ひたすら歩き、時にヒッチハイクをし、バスを乗り継ぎ、砂漠を旅していく。
祖母はクルド語しか話せず、アーメッドが片言のアラビア語で道を訪ねたりする。
2人は、強欲なようだが、実は気のいいトラックの運転手、逞しく路上で生きる少年、クルド人殺戮に加担し心に傷を負った元兵士らと出会っては別れていく。
過酷なイラクの現状に押しつぶされそうになりながら、息子そして父のいる筈の地を目指す。
一面の砂漠(砂というより石の)
荒れ果てたままの建物
荒涼とした風景が、旅の過酷さを物語る。
12年も音沙汰がない息子を、私には信仰がある、子どもが死ねば自分の一部が死ぬ(から分かるのだ)と、老婆は言い、生きていると言い張るが、本心そうなのか、自分を励ますためなのか……
まるで、ドグマ方式のようにBGMは排除され、聞こえるのは少年が吹く縦笛、トラックの運転手やその他の人々が歌う歌声、喧騒等々。
自分もその場にいるような気分になれればいいが、なかなか入り込めない気もする。
婆ちゃんは、このまま喋らないの?と思う程ずい分喋らない。
かと思うと、喋り出したら止まらなかったりするのだけど。
クルド語しか話せない婆ちゃんはヒッチハイクしたり道を訪ねたりするのもままならず、そういうのは孫の役目。
出会った人達は、結構おっかなかったり素っ気なかったりするのだが、それは余裕がないためで、実は優しいのだな。
トラックの運ちゃんはがめつくお金を取ろうとしたのに、バグダッドについて二人を降ろすとお金を返してくれたりする。
バスで近くの席に乗り合わせた男性・ムサは、二人を放っておけないとあれこれ面倒を見てくれる。
クルド語が何故話せるのかと尋ねると、彼は、昔、無理やり兵士にされてクルド人の村々を襲ったことを打ち明ける。
すると、とたんに婆ちゃんは「人殺し!」となじり出す。
まぁ、気持ちは分かるけど……
何だかとても悲しい場面でした。
だって、好きでやったことじゃないんだもの。
孫は、「傷つけられても許しなさい」と、婆ちゃんが言ったじゃないか!!と言うんだけど、婆ちゃんはなかなか聞き入れない。
目的の刑務所についても、やっぱりだけど息子はいない。
最近見つかった集団墓地に行ったらどうかと言われても、息子の生存を信じたい婆ちゃんは決心がつかない。
しかし、ついに覚悟を決めてアーメッドを連れて墓地へ向かう。
だが、墓地と言っても単に埋められただけみたいなもんで、誰がどこにいるのか分からない。
他の墓地を探してみるよう言われたり……
そんなに、いっぱい人が埋められていることに呆然とする。
戦争ってそんなもんだけど……
やっぱり、酷いもんだ。
探しても探しても息子は見つからず……
そんな人達がいっぱいいっぱいいるらしい。
何だか、とってもやりきれない気持の残る映画でした。
見てる最中に、スッゴイ揺れたんだけど(地震。和歌山でM5.5だったってヤツ)、映画もそのまま続けられ、お客さんも静か。
一人で、ちょっとあわわ(@_@;)ってなってました。
という訳で、中盤若干集中力のない状態で見てしまいましたとさ;;
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