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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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終身刑で刑務所にいるレイラ。
だが、12年経ったある日、恩赦による出所を言い渡される。
しかし、行く当てのないレイラは、不本意ながらすすめられるまま、ある牧師の家に住み込みで働くことに。
レイラが家を訪ねると、盲目の牧師ヤコブがいた。
牧師はレイラを温かく迎え入れるが、すぐに出ていくつもりのレイラはそっけない。
牧師がレイラに頼みたいこととは、目の見えない彼に毎日届く手紙を読んで聞かせ、その返事を代筆することだった。
「ヤコブ牧師、郵便ですよ~♪」自転車に乗った郵便配達人が、毎日届けに来る人々からの手紙。
「親愛なるヤコブ牧師様…。」
手紙の内容は、些細な事柄から重大な秘密まで様々。
そして、牧師に祈って欲しいと頼むのだ。。
手紙は一度だけの場合もあれば、長い間、何度も送り続ける人もいると牧師は言う。
ひとつひとつに、丁寧な返事をするヤコブ牧師。
雨漏りのする牧師館も、手紙をくれる人が困るからと、移ろうとしない。
面倒になったのか、レイラはある日、配達された手紙の一部だけを残し、後は捨ててしまった。
毎日やってくる郵便配達人はレイラに不信を抱き、2人の中は険悪になってしまう。
ある日、毎日届いていたヤコブ牧師への手紙がパッタリ届かなくなった。
気にしないふりをする牧師だったが、それが生きがいとなっていた彼は、元気を失くしてしまう。

フィンランドの美しい風景を背景に…
というには、あまりにも舞台の範囲が狭いので、そういうところは味わえません。
牧師館は白樺で囲まれているけれど……

来る日も来る日も手紙は届かず、ガッカリし過ぎたせいなのか、ヤコブ牧師はおかしな行動を取ったりする。
それにうんざりしたのか、出て行こうとしたレイラだが、行く当てのないことに気づき、絶望してしまう。
何とか、家にたどり着いたヤコブ牧師はレイラの気配を感じ、「まだこの家にいてくれたんだね」と言うのだ。
レイラはスゴイ恰好なんだけどね。
牧師は心から人を思いやる人だと分かって、レイラもようやく心を許し始める。

相変わらず手紙は届かず、日に日に弱っていく牧師を見かねたレイラ。
通り過ぎようとする郵便配達人をとっ捕まえて、かばんを探る。
「来ない手紙は届けられない」という郵便配達人。
レイラは郵便配達人に明日は必ず牧師館まで来て欲しいと頼む。
しかし、翌日も手紙はなかった。
それでもレイラは、ヤコブ牧師に「手紙が来ましたよ」と告げ、手紙を読んでいた場所、裏庭へ行く。
適当な作り話をするレイラ。
ヤコブ牧師はそのことに気づいたのかどうか、あまり元気は出ない。
立ち上がろうとする牧師をレイラが引きとめる。
「もう1通あります。」
そしてレイラは語り始める。
「親愛なるヤコブ牧師…。」

レイラが何故終身刑になったのか、なかなか明かされることはない。
でも、終身刑なんだから、相当なことをしたのは分かるし、郵便配達の不信感も分かる。
レイラは収監中休暇も取らず(取れるの?)、面会も受けつけなかった。
誰にも頼らないと決めたのか、もう、だれにも頼れないと思ったのか……。
最後にやっと重荷を下ろした彼女がすがすがしい。
でも、それだけでは終わらない。
だけど、これはとても幸せなお話なのかもね。
人には皆それぞれに役目があるとよく言う。
でも、役目があると思いたいのじゃないかな?と思っている。
ヤコブ牧師は人々のために祈ることが自分の役目だと思っていた。
自分が人々を支えていると思っていた。
でも、実はあべこべだと気づく。
誰からも必要とされないのは、とても寂しいことだ。
彼のような人にとっては、生きている意味すらないに等しいことだ。
だけど、そうじゃないと思うんだ。
上手く言えないんだけど……。

監督自身にとっても宗教は大切な存在らしいし、そういう意味合いを込めた映画なのかもしれないけど……
個人的には、やっぱり、人を救えるのは人“だけ”なんじゃないかと思った。

ところで、記事を書くにあたって、オフィシャルのHPを見てみると、郵便配達人に関する疑問が書いてある。
なるほど。
どうしても、レイラと牧師を中心に見てしまうから、彼は心の中で端役扱いになってしまうのだが……
言われてみれば気になる。
牧師ではなく、レイラが手紙を受け渡しするようになったある夜、牧師館に忍び込んだ人間が…!
レイラが捕まえてみるとそれは郵便配達人。
彼は理由を話すが、その理由が本当かどうか……などと考え始めると色んなことが怪しい!

こうやって、後から考える余地があるのもよい映画の条件ではないのかな~と、個人的には思うのです。
75分と短い映画なのだけど、長い間楽しめるというか、心に残る映画です。
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