私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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ぽろぽろと零れ落ちる涙の理由は自分でも解らない。
篠井英介がブランチを演じる本作の上演を見てきました。
何回目かの上演だと思うのですが、大阪には来てなくて(と、思うんですが;;)、今度上演が決まったら東京だけの公演でも、何とかして見に行こうかな。
そう思っていたので、大阪に来てくれてとても嬉しい、と思った途端にどうやら封印してしまうらしい。
観る機会があって、本当によかった。
『欲望という名の電車』
観たのは、映画が最初、まだ子どもの頃TV放送されたものを見た覚えがあるけど、ちゃんと見たのかどうかは分からない。
比較的最近、廉価版のDVDを見つけて買ったのだけど、落ち着いてじっくり観られる時…、と思うとなかなか観る機会がなて、そのままになっている。
それに、ちょっと怖いのだ。スタンリーが……多分、自分の子どもの頃の経験と関係あるんだろうけど。
今回、劇場で、芝居という、集中して見られる形で観てみて、こんなだったかな?と思った。
スタンリーとステラの夫婦は今見ると、DVの夫とせっかく逃げ出しても何故かまた戻ってしまう妻の典型のようだった。
ホントに、何で戻るんだう?
泣きつかれたり、急に優しく怪我の手当てを(自分が殴ったりしたところだ!)してくれたりすると、「私がいないとダメだ。」とか、「愛されている。」と思うらしい。
話がずれたけれど、この二人は共依存のように他人から見ると不思議に見えても、お互いは幸せに(だと思って)暮らしいてる。
そこにステラの姉、ブランチと言う闖入者が現れる。
上流の家庭で育った彼女は、妹の落ちぶれぶりも、その夫の下品さも我慢できない。
ブランチもずい分嫌な女なんである。
自分が良家の出だというのを鼻にかけているし、自分の容姿に自信を持っている一方で、誰かに褒めてもらわないと不安で仕方がない。
ストーリーをご存知の方は多いと思うが、本当はそんなご身分じゃないのだ。
だけど、その自分を捨てられない。しがみついている。
嫌な女なの。
だけと、嫌いにはなれなくて……最後には、抱き締めたくなるほどだ。
嫌な女を嫌いになれなくするってスゴイよね?
これは、モチロン、元々の戯曲の力であり、翻訳者の力であり、演出家の力であり、役者達、そして、何より篠井英介という女形の力である。と、思う。
ラスト、ステラの家を後にするブランチに涙が出た。(それまでも、何度か泣いたシーンはあるけど…)
可哀想だと思っているのか、他の人間を酷いと思っているのか、もうこれで、彼女は酷い目に遭うことはないという安堵からなのかは分からないけど……
とにかく、ぽろぽろと零れ落ちる涙は彼女のためのものだということだけ。
団十郎の相手役で揚巻をやるよりも、ブランチがいいと、篠井氏は言っているようですが、そんな素敵な機会があったらぜひぜひやっていただきたい。
ホントに。
篠井英介がブランチを演じる本作の上演を見てきました。
何回目かの上演だと思うのですが、大阪には来てなくて(と、思うんですが;;)、今度上演が決まったら東京だけの公演でも、何とかして見に行こうかな。
そう思っていたので、大阪に来てくれてとても嬉しい、と思った途端にどうやら封印してしまうらしい。
観る機会があって、本当によかった。
『欲望という名の電車』
観たのは、映画が最初、まだ子どもの頃TV放送されたものを見た覚えがあるけど、ちゃんと見たのかどうかは分からない。
比較的最近、廉価版のDVDを見つけて買ったのだけど、落ち着いてじっくり観られる時…、と思うとなかなか観る機会がなて、そのままになっている。
それに、ちょっと怖いのだ。スタンリーが……多分、自分の子どもの頃の経験と関係あるんだろうけど。
今回、劇場で、芝居という、集中して見られる形で観てみて、こんなだったかな?と思った。
スタンリーとステラの夫婦は今見ると、DVの夫とせっかく逃げ出しても何故かまた戻ってしまう妻の典型のようだった。
ホントに、何で戻るんだう?
泣きつかれたり、急に優しく怪我の手当てを(自分が殴ったりしたところだ!)してくれたりすると、「私がいないとダメだ。」とか、「愛されている。」と思うらしい。
話がずれたけれど、この二人は共依存のように他人から見ると不思議に見えても、お互いは幸せに(だと思って)暮らしいてる。
そこにステラの姉、ブランチと言う闖入者が現れる。
上流の家庭で育った彼女は、妹の落ちぶれぶりも、その夫の下品さも我慢できない。
ブランチもずい分嫌な女なんである。
自分が良家の出だというのを鼻にかけているし、自分の容姿に自信を持っている一方で、誰かに褒めてもらわないと不安で仕方がない。
ストーリーをご存知の方は多いと思うが、本当はそんなご身分じゃないのだ。
だけど、その自分を捨てられない。しがみついている。
嫌な女なの。
だけと、嫌いにはなれなくて……最後には、抱き締めたくなるほどだ。
嫌な女を嫌いになれなくするってスゴイよね?
これは、モチロン、元々の戯曲の力であり、翻訳者の力であり、演出家の力であり、役者達、そして、何より篠井英介という女形の力である。と、思う。
ラスト、ステラの家を後にするブランチに涙が出た。(それまでも、何度か泣いたシーンはあるけど…)
可哀想だと思っているのか、他の人間を酷いと思っているのか、もうこれで、彼女は酷い目に遭うことはないという安堵からなのかは分からないけど……
とにかく、ぽろぽろと零れ落ちる涙は彼女のためのものだということだけ。
団十郎の相手役で揚巻をやるよりも、ブランチがいいと、篠井氏は言っているようですが、そんな素敵な機会があったらぜひぜひやっていただきたい。
ホントに。
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