忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

7月8日金曜日、午後4時――大阪、全停止……。

それを遡ること4日前の月曜日。
東京から大阪に3人の会計検査院調査官がやって来た。
“鬼の松平”と怖れられる松平元。その部下、“ミラクル鳥居”こと鳥居忠子、日仏のハーフでクールな新人エリート調査官、旭ゲーンズブール。
彼らは順調に大阪での実地調査を進め、空堀(からほり)商店街にあるOJOという団体を訪れる。
調査は問題なく済み、OJOの向かいのお好み焼き屋「太閤」で食事をとる3人。
その時、松平は携帯電話を置き忘れたことに気づき、OJOに戻る。
すると、館内はもぬけの殻……
不審に思い、再度調査に訪ねるが、経理担当の長曽我部にのらりくらりとかわされてしまう。
なおも不信感を募らせる松平に鳥居が言う。
「これでOJOが嘘をついているとしたら、大阪中が口裏を合わせていることになりますよ」。

いつもはあまり見ない邦画ですが、ちょっと面白そうかな~と思って観て来ました。
予告編を見て「大阪国総理大臣」という言葉に私が思い出したのは、昔々、ラジオで聞いた桂三枝師匠の『大阪レジスタンス』。
こちらは近未来のお話で…
中央集権化がさらに進んだ日本。
『言語統一令』なるものが出て、方言が禁止される事態に。
昔の特高警察を思わせるような、厳しい取り締まりが行われ、方言を話す者は逮捕され、矯正施設に送られ、2度と方言を話せない体に……
この事態に方々でレジスタンス活動が始まり、ゲリラ的に闘いを始める。

私が聞いたのは、ラジオドラマ仕立てになっていたもので、三枝師匠はレジスタンスの中心人物キヨハラ君役でした。
他にも吉本新喜劇の役者さん等が出演していたと思います。
何やかんやあって(オイオイ;;)
最後は既に独立した大阪の大統領(だったと思う)になったキヨハラの回想で終わったと思うのですが、スゴく好きになった話でした。
間に「はんなり」という言葉の成り立ち、方言というものの意味や意義というものについても語られていたと思います。
もちろん面白い噺なのですが、人情噺的な面というか、悲しい場面もあって、ポロポロ泣いたのを覚えています。
家族とか、近所の人とか、そういう近しい人との繋がりについて考えるような噺だったと思います。
理解するには、ちょっとまだ能力不足だったのかな~と思うので、今もう一度聞いてみたい噺です。

さて、映画に戻りまして。
実は、大坂夏の陣以降、死に絶えた筈の豊臣の末裔を守るため、立ち上がり、地下で大阪国という国家を組織し守り続けた400年に渡る大阪の男達の物語。
そんなアホな~(@_@;)
ですけど、『可哀想』という感情は結構大きな動機になる。
判官びいき等とよく言うように、可哀想なものには味方したくなるものだ。
活舌の悪いプリンセスが若干微妙ではあるけど、ちょっと特別さを感じさせる存在ではある。
幼馴染みでお好み焼き屋『太閤』の息子、女の子になりたい大輔君は、「ホンマにそんなにちっさい頃から女の子になりたいと思ってる?」と、訊きたくなってしまうが、(だって、スカートははきたいけど言葉づかいは男のままで乙女要素なしだし)『自分に正直に生きることの難しさ』を具現化した存在ではある。
“鬼の松平”に「嘘をつかない男は手強い」と言わせる、お好み焼屋『太閤』の大将、実は大阪国総理大臣、真田幸一役の中井貴一。
彼はいいですね~。
総理大臣としては本当にいい!
ただ、お好み焼き屋の大将としては、やっぱりどうかな~;;というとこではある。
敵方、松平も実は父親が大阪出身で……という設定もドラマに意外性と深みを与えていると思う。
5億円の大阪国の予算の使われ方とか、色々とどうなってんの?と突っ込みたくなるところは満載。
ではありますが……
大阪中の男達が父から子へと代々大切に語り伝えてきたものの重みを思うとジンときた。
親とまじめに話すことって、一生の間に実はそうそうないものなんだね。

松平さんのホテルの部屋に置いてあったデッカいレディーボーデン!!
うらやましい(ToT)
ウチの冷蔵庫には冷凍庫がない。
∴ アイスがなかなか食べられないんだよ~(T_T)

あ、たこ焼きは、2本の楊枝を少し間隔を開けてほぼ平行に刺して持ち上げ、食べましょう。
そうすると、安定して落っことしにくいよ!
そのために、楊枝は2本刺してあるのだ~分けっこする用じゃありませんのです。

追記:平田さんのイントネーションは完璧です。
PR
明王朝の秘密警察組織“錦衣衛”。
孤児から殺人マシーンへと育てられた青龍は指揮官としてそのトップに立っている。
宦官・ジアから、重臣・ジャオの持つ箱に謀反の印があるとの密令を受ける。
だが、それはジアがかつて謀反を企て追放されたチン親王と共謀した罠だった。
箱の中には玉璽が収められており、これが親王の手に渡ることは絶対に避けなければいけいない。
ジャオの屋敷では、突如現れた女に率いてきた部下たちは殺され、玉璽も奪われてしまう。
自分が謀られたことを知った青龍は深手を負いながらも逃げ延びるが、追われる身となる。
一方、指揮官の座を狙う玄武は、ジアにそそのかされ仲間を裏切り、青龍の殺害を企む。
玉璽を奪い取った女は実はチン親王の義娘トゥオトゥオであった。
無実の罪を着せられ、負傷した青龍が助けを求めにやってきたのは“正義護送屋”。
しかし、商売を畳んだばかりだという。
青龍は頭目に大金を渡し、自分の護送を頼むが……

特に、ドニー・イェンのファンではありませんが(昔からあの肌感が何だかダメなんです;;レスリーとかツルツルだったのに…、何であんな凸凹…いやいや)、こういうお話は好きなので見て来ました。
呉尊も出てるしね(*^。^*)
英語タイトルは14BLADESなので、カンフーというよりは剣がメインです。
ワイヤーも使いまくり(笑)
「そんな、バカな(@_@;)」みたいな技が連発です。
謀反で追放された親王を演じるのはサモハン(・キンポーはもういらないんだっけ?)。
足切りの刑に遭い、都に再び戻ることを禁じられた親王は再び謀反を企んでいます。
で、もう一度都に行くのに玉璽、つまり皇帝のハンコを押した書類がいると言う訳です。
護送屋の娘との淡いロマンスあり、砂漠の盗賊との友情あり、そして青龍の悲しい過去と、ストーリーとしてもまぁまぁ楽しめます。
最近ドニ―はめっきり男前な役どころですね。
いいけど。
そんなに物凄く深い話ではないですけど、青龍“漢”だね~という感じでいいですね。
ラストサムライみたいにならないラスト(どうしても納得出来ない;;)は日本人にもジーンとくる筈。

脱脱(トゥオトゥオ、チン親王の義娘)の蛇チェーンの素材とどういう構造設定なのかがとても知りたい!
1943年5月、モスクワのスターリン私邸に呼び出されたドミートリ・アーセンティエフ大佐は、元陸軍大佐コトフについて尋ねられる。
革命の英雄として名高いコトフは処刑されたことになっているが、スターリンは彼の生存を勘づき、ドミートリにコトフの捜索を厳命する。

うぅ~ん。
これね、原題は『UTOMLYONNYE SOLNTSEM 2/BURNT BY THE SUN 2』となっているのです。
つまり『太陽に灼かれて2』だったんですね~
前作は、去年何かでツアってた時にホテルでちょっと見たのと(早く寝ないとだし、途中でやめた)、その前にもちょっとだけTV放送を見たことがあるんですけど……
要は、一回もちゃんと見たことがない訳です。
これは、ダメだったな~
登場人物の関係性がイマイチよく分からないし。
『太陽に灼かれて』をしっかりご覧になってない人は、分かりにくいと思います。
もちろん、そこを別にしても見どころはあるのですが、根底にあるものが曖昧だと魅力が半減かと思います。
コトフと彼の娘ナージャがそれぞれ戦火の中を生き抜き、互いを思っているというところがお話の中心ですが、時間軸が行ったり来たりなのも、理解の大変さを倍増させています。

全然違うんだけど、小さい頃TV放送されてた『八甲田山』を思い出しました。
ガチャガチャとチャンネル変える途中で何度も目にするんだけど、いつ見ても雪の中を歩いてるんですよね~;;
そんな感じで、いつ見てもほぼ戦場。
登場人物は色々魅力的な人が登場するので、前作を見てなきゃ見る価値ない!とは言えないんですけど。
前作を見れるなら、見てから行った方がいいです。
あ、戦闘シーンや、死んだ人、死んでいく人はなかなかにエグいので、そういうの苦手な方はご注意くださいね。
戦闘は、ソ連対ナチス・ドイツです。
ドイツ側の戦車隊の軍服が一瞬見られるのが、個人的にはちょっとよかったところかな~?
ナチスの軍服っていうと、まぁ、色々言われますけど。
もちろん、嫌な記憶を喚起されるという方もいらっしゃらるでしょうし、お気持ちも分からないでもないんですけど。
自分が見る時は、ナチス・ドイツの思想とは切り離された『軍服』という衣服として見ているので、ちょっと不思議でもあるというか。
やっぱり、実際に体験した人達と、同じ感覚になるというのは難しいですね。
単純に衣服・服飾、として見た時は、軍服としては一つの完成形だと思うので、個人的には好きです。
だから、何?って感じですけど(^_^;)
同性の夫婦ニックとジュールズ。
2人は同じ提供者の精子で18歳の長女ジョニと、15歳の長男レイザーをそれぞれに産み育てている。
母親二人と姉弟というちょっと変わった家族構成ながらも、仲良く暮らしている。
しかし、18歳になって自分の生物学上の父親を知る権利を得たジョニは、気が進まないながらも弟に頼みこまれて、権利を行使することに……
2人の父親は、オーガニックレストランを経営し、気ままな独身生活をするポール。
初めは乗り気でなかったジョニは(今まで父親がいなかったせいもあってか)、ポールを気に入り、あんなに会いたがっていたレイザーの方はイマイチ。
それでも、初めての“父親”との交流を楽しむ2人だったが、ニックとジュールスにそのことが知られてしまう。
これをきっかけに、家族に少しずつ異変が起き始める……。

やっと観て来ました。
どうも、Be動詞抜きの邦題に抵抗が否めないんですけど;;
The Whoの名曲(じゃないとしても、私は超好き!な)The Kids are Alrightとは関係ないのね。
考えてみれば女性カップルの方が子どもを持つってことは割と現実的ですよね。
男性カップルだと代理母探して、卵子はどうするか、とか…結構大変そう;;
自分が産んだ自分の子どもだし、相手にとっても好きな人の子どもである訳だし。
ニックはお医者さんなのかな?
一家の稼ぎ頭で、てか、実際にはこの人しか稼いでないけど、容姿もいわゆるバリタチ系で父親的役割を担っているのかな?
と思うのですが、やっぱり感情面ではちょっと女性的なところもある気がします。
一方のジュールズは仕事をまぁ、自営でね、始めてみては失敗し、始めてみては失敗し……という。
それで、ちょっとニックに対してコンプレックスもあるし、本当なのか彼女の気のせいなのかは分からないけど、ニックは彼女の成功を望んでなくて、邪魔してるとも思ってる。
そんなことがありながらも、まぁ、結婚当初はラヴラヴだったんだろうし、子どもが小さい内はそっちに手を取られるから余裕もないし……
なんだけど、長女はもうすぐ大学に進学して家を出るし、長男も少年から男へと変化していく年頃となると、手は離れるし、親より友達との時間が長くなるし……で、改めて2人で向き合う時間が増えると思うんですね。
すると、ちょっと、色んなことを考え出すんじゃないかと。
最初は、2人の母親で一致団結して、感じよくしながらも、ポールを遠ざけようとしていたんだけど、いざ会ってみるとちょっと変わって来る。
“父親”役としてちょっとカブるニックはやっぱり良く思ってないけど、新しく景観デザインの仕事を始めようとしていたジュールズは、自分を分かってくれて、仕事も任せたいというポールに好意を持つ。
これだけでも、ちょっとマズイ感じだけど、何の弾みでかジュールズはポールと浮気しちゃうんだな~
何の“弾み”かはなかなか説明しがたいところだけど、ジョニ同様ジュールズも、自分を一人前の人間として見てくれるってことが嬉しかったんだと思う。
ジョニはもう大学生になって、ひとり暮らしも始めるのに、いまだに子ども扱いされることにイライラしてたし。
ジュールズは何にもない自分に引け目があった。
ま、でも、ニックはこれからかまえなくなるから、娘をかまいたい!って気持ちが強かったんだろうし、ジョニの方は母親のそういう気持ちは分からないしただウザいだけに感じたんだろうし。
ジュールズの方はニックを愛しているが故に、対等でない自分に苛立ってたとも言える。
ポールはたまに来る親戚のおじさんみたいな、血のつながりはあるけど、家族って呼ぶにはどうかな~という。
お土産持ってきてくれるし、ガミガミ言わないから好かれるけど、それは責任を負ってないからでもある、よね?
ポールはポールで気楽にやって来たけど、もういい年だし、自分の血を分けた子どもがいるっていうのを実際に目で見て実感して、ニックとジュールズを見て家族っていいな~と思ったんだろう。
自分が父親であることに間違いはないし、出来れば仲間に入れて欲しいのも、分かるけど。
やっぱり、横入りはダメなんだな。
生みの親より育ての親、とか、よく言うけど、一緒にいた時間、お互いのために割いた時間が重要なのかな。

家族って、そばに居ればそばに居たでやっぱりウザい。
一人に慣れればそれはそれで居心地がいいから、さして恋しいとも思わない。
でも、たまに会って、別れる時ってやっぱり寂しい。
ラストのジョニの気持ちは、経験したことある人も多いと思うし、自分もスゴい分かった。
傍から見ればいびつな形でも、ちゃんと家族してるんだよ。
いびつな分、一生懸命家族なのかもね。

それにしても、ジュールズ、髪の毛抜け過ぎじゃない?(笑)
植物学者マーティン・ハリス博士は、学会に出席するために、妻エリザベスとベルリンにやって来た。
だが、ホテルに着くと荷物が一つ足りないことに気づく。
彼は、タクシーで空港へと引き返すが、途中で交通事故に遭ってしまう。
彼が目を覚ましたのは病院のベッドの上だった。
聞けば4日間も昏睡状態だったという。
最初は、何が起こったのか、自分が何者かも思い出せない彼だったが、妻の存在を思い出し急いでホテルへ向かう。
しかし、彼女は自分を知らないと言う。
それだけでなく、自分の名を名乗る見ず知らずの男が……
しかも、マーティンには身元を証明するものが何もない。
一方のマーティンを名乗る男は、パスポートはもちろん、妻との写真まで持っていたのだ。
もちろん、疑いの目はマーティンに向けられることに。
やがて、自らの正気を疑い始めるが、何者かに命を狙われたことで、すべては何者かの陰謀だと確信する。
タクシー運転手ジーナや元秘密警察の男の協力を得て、自分の存在を証明するための彼の戦いが始まる!

やっぱり、季節の変わり目ですね~熱が出ました;;
それはさておき。
アクション俳優に転向したのかしらん?なリーアム・ニーソンの主演作。
なかなか面白かったです。
ブルーノ・ガンツもいい味出してるし。
俳優陣はなかなかに豪華。
話題のジャニュアリー・ジョーンズもいるしね。
自分のことは分かっていても、それを証明するものが何もなかったら、他人にどうやって自分だと信じてもらえるのか?
事故の後の記憶の混濁具合は経験あるので、よく分かります。
私ン所に脅しに来た保険屋にもぜひ見てもらいたい。
救急隊員のおっちゃんに呼びかけられた時は家で寝てると思ってたし;;
後で意識が戻った時も、今に至っても(ま、今となると記憶が薄れてるんだろうけど)、直前直後のことはよく分かりません。
直後は意識が無くなったり戻ったりだったから当然だけどね。
直前も海馬に入った記憶が保管場所に定着されないままショックでフッ飛んじゃうんだろうから、どこにもないんだろうし。
そんな訳で、直前のことはやっぱり曖昧なマーティンですが、ベルリンに来た理由、自分がこなす筈だったスケジュールなど少しずつ思い出していきます。
何らかの秘密を握っているのではないかと、事故に遭った時に乗車していたタクシー運転手を探し出したものの、彼女は不法移民故に逃走したのでした。
病院で親切にしてくれた看護士が殺されたり、自分も危うく殺されかけたり、とんでもなく大きな何かに巻き込まれたのだと確信するマーティン。
看護士に教えてもらった探偵(?)を訪ねたり、自分でも調べたり思い出したりしていくのだけど、肝心な部分は靄の向こう。
いったい彼は、本当にマーティンなのか?
自分がマーティンだと証明できるのか?
彼を名乗る男の目的は何なのか?
そして、陰謀とは?
“記憶の混濁”というモチーフを上手く使った作品。
最後のどんでん返しに「おぉ」となります。
ま、そういや、植物学者がこんなカーチェイス出来るんか!?やもんね。
それにしても、自分が自分であることを証明するのって、こんなに難しいもんなんか~としみじみ。
忍者ブログ [PR]