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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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7月8日金曜日、午後4時――大阪、全停止……。

それを遡ること4日前の月曜日。
東京から大阪に3人の会計検査院調査官がやって来た。
“鬼の松平”と怖れられる松平元。その部下、“ミラクル鳥居”こと鳥居忠子、日仏のハーフでクールな新人エリート調査官、旭ゲーンズブール。
彼らは順調に大阪での実地調査を進め、空堀(からほり)商店街にあるOJOという団体を訪れる。
調査は問題なく済み、OJOの向かいのお好み焼き屋「太閤」で食事をとる3人。
その時、松平は携帯電話を置き忘れたことに気づき、OJOに戻る。
すると、館内はもぬけの殻……
不審に思い、再度調査に訪ねるが、経理担当の長曽我部にのらりくらりとかわされてしまう。
なおも不信感を募らせる松平に鳥居が言う。
「これでOJOが嘘をついているとしたら、大阪中が口裏を合わせていることになりますよ」。

いつもはあまり見ない邦画ですが、ちょっと面白そうかな~と思って観て来ました。
予告編を見て「大阪国総理大臣」という言葉に私が思い出したのは、昔々、ラジオで聞いた桂三枝師匠の『大阪レジスタンス』。
こちらは近未来のお話で…
中央集権化がさらに進んだ日本。
『言語統一令』なるものが出て、方言が禁止される事態に。
昔の特高警察を思わせるような、厳しい取り締まりが行われ、方言を話す者は逮捕され、矯正施設に送られ、2度と方言を話せない体に……
この事態に方々でレジスタンス活動が始まり、ゲリラ的に闘いを始める。

私が聞いたのは、ラジオドラマ仕立てになっていたもので、三枝師匠はレジスタンスの中心人物キヨハラ君役でした。
他にも吉本新喜劇の役者さん等が出演していたと思います。
何やかんやあって(オイオイ;;)
最後は既に独立した大阪の大統領(だったと思う)になったキヨハラの回想で終わったと思うのですが、スゴく好きになった話でした。
間に「はんなり」という言葉の成り立ち、方言というものの意味や意義というものについても語られていたと思います。
もちろん面白い噺なのですが、人情噺的な面というか、悲しい場面もあって、ポロポロ泣いたのを覚えています。
家族とか、近所の人とか、そういう近しい人との繋がりについて考えるような噺だったと思います。
理解するには、ちょっとまだ能力不足だったのかな~と思うので、今もう一度聞いてみたい噺です。

さて、映画に戻りまして。
実は、大坂夏の陣以降、死に絶えた筈の豊臣の末裔を守るため、立ち上がり、地下で大阪国という国家を組織し守り続けた400年に渡る大阪の男達の物語。
そんなアホな~(@_@;)
ですけど、『可哀想』という感情は結構大きな動機になる。
判官びいき等とよく言うように、可哀想なものには味方したくなるものだ。
活舌の悪いプリンセスが若干微妙ではあるけど、ちょっと特別さを感じさせる存在ではある。
幼馴染みでお好み焼き屋『太閤』の息子、女の子になりたい大輔君は、「ホンマにそんなにちっさい頃から女の子になりたいと思ってる?」と、訊きたくなってしまうが、(だって、スカートははきたいけど言葉づかいは男のままで乙女要素なしだし)『自分に正直に生きることの難しさ』を具現化した存在ではある。
“鬼の松平”に「嘘をつかない男は手強い」と言わせる、お好み焼屋『太閤』の大将、実は大阪国総理大臣、真田幸一役の中井貴一。
彼はいいですね~。
総理大臣としては本当にいい!
ただ、お好み焼き屋の大将としては、やっぱりどうかな~;;というとこではある。
敵方、松平も実は父親が大阪出身で……という設定もドラマに意外性と深みを与えていると思う。
5億円の大阪国の予算の使われ方とか、色々とどうなってんの?と突っ込みたくなるところは満載。
ではありますが……
大阪中の男達が父から子へと代々大切に語り伝えてきたものの重みを思うとジンときた。
親とまじめに話すことって、一生の間に実はそうそうないものなんだね。

松平さんのホテルの部屋に置いてあったデッカいレディーボーデン!!
うらやましい(ToT)
ウチの冷蔵庫には冷凍庫がない。
∴ アイスがなかなか食べられないんだよ~(T_T)

あ、たこ焼きは、2本の楊枝を少し間隔を開けてほぼ平行に刺して持ち上げ、食べましょう。
そうすると、安定して落っことしにくいよ!
そのために、楊枝は2本刺してあるのだ~分けっこする用じゃありませんのです。

追記:平田さんのイントネーションは完璧です。
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