忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ニューヨーカー誌の事実調査員で記者志望のソフィは、婚約者のヴィクターとともにイタリアのヴェローナを訪れる。
間もなくレストランを開店するヴィクターの都合に合わせた、いわば前倒しのハネムーン。
それなのに、ヴィクターは自分のレストランのためのワインや食材の仕入れに夢中。
せっかく計画した観光も全く出来ないソフィは彼と別行動を取ることにする。
ジュリエットの生家と言われる家を訪れた彼女は、壁一面の恋に悩む女性達の手紙に目を見張る。
やがて、カゴを手にした女性が、手紙を集めて去ってゆくのを見たソフィは、好奇心に駆られてその後を追う。
すると、そこでは、“ジュリエットの秘書”と呼ばれる女性たちが集めた手紙に返事を書いていた。
秘書たちの手伝いをすることになったソフィは、偶然、壁の中から50年前の手紙を発見し、返事を書きたいと申し出る。
その手紙の差出人は、クレアという英国の女性。
50年前に訪れたイタリアでロレンツォという青年と恋に落ちた彼女は、駆け落ちの約束を守れずに1人で帰国してしまったのだ。
ある日、若い男が訪ねてくる。
彼はクレアの孫でチャーリーといい、無責任な返事を責めに来たのだ。
クレアがイタリアに来ていることを知ったソフィは、ロレンツォを探す旅に同行するのだが……

何だかボーっと予告編を見ていたらしくガエル君を見逃してました(^_^;)
ソフィの婚約者、ダメダメ自己中心男がガエル君です;;
何か、勿体ないわね。
さて、お話はベタもベタなり、ベッタベタ(笑)
でも、まぁ、こういう映画はそれがいいのよね。
50年前の初恋を探す旅に重ねて描かれるのは、現在のソフィの恋愛。
大好きな彼なんだけど、離れて行動なんかしちゃってるし…これで本当にいいのかしら?と。
最初はいけ好かない男は、お約束の王子様に。
イタリアの景色を眺めながらの珍道中(?)も楽しい。
幼い頃に心に傷を受けたソフィをクレアが癒したり、いけ好かない男ことチャーリーも、クレアのことを心配するあまりの行動だと分かったり。
共通する傷を持つ2人が急速に距離を縮めたり。
このまま、めでたしめでたし?
と思いきや、もう一波乱。
でも、まぁ、最後はお約束なんですけど。
『ロミオとジュリエット』もさりげなく下敷きに。

深く考えずにキレイな景色と美味しそうな食べ物と、他人の恋愛沙汰を高みの見物。
とりあえず、アマンダ・セイフライドの上唇の上に笑うと出来るシワが気になる気になる;;
楽しいばっかりじゃないけど、最終的には楽しい気分で帰路につけるので、そういう映画をお探しの方はどうぞ。

でもさ、『ロミオとジュリエット』って、出会ってから死ぬまで、たった4,5日でしょ。
14,5歳でね~
イタリア人て怖いわ~(@_@;)
と、シェイクスピアは思わなかったのかしらん?

この映画の監督さん、脳腫瘍でなくなったんだそうですね。
まだ、若くていっぱい撮れそうだったのに……
ご冥福をお祈りいたします。
PR
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するニナ。
彼女は、母・エリカの全面的なバックアップのもと、全てをバレエに捧げていた。
ある日、彼女に新演出の「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。
芸術監督からも“白鳥”に関しては完璧だと太鼓判を押されるが、“黒鳥”を踊るには足りない要素があると言われてしまう。
邪悪で官能的な黒鳥は優等生タイプのニナとは正反対だったのだ。
さらに黒鳥役が似合う奔放なダンサー、リリーが現れ、ニナは子どもの頃の自傷癖が再発したりと、精神的に追い詰められていく。
やがて役作りに没頭するあまりか、ニナの精神は、現実と悪夢の狭間をさまよい始める。

う~ん。
ナタポは頑張ったね。
題材自体はそんなに目新しいものじゃないんじゃないかと思うんですけど……
描き方は斬新。
サイコスリラーというか、ホラーというか……
よくもまあ、ここまで気持ち悪くしたもんだ(~_~;)
何が現実でそうでないのか、観客をもニナと共に惑わせる手腕もお見事。
痛くて(私はケガとか見ただけで血の味がしたり感覚を思い出しちゃうから)、気持ち悪くなっちゃう映画なので、体調不良の折は気をつけて。
面白かった、と思うんだけど……。
世間一般の評価はきっとそうじゃないと思うんだけど、直前に見たYSLの方が私的には強烈だったので。
そんなには、ん~、スゴいと思わなかった。
視覚化された狂気より、静かに語られる狂気の方が胸に迫るものがあったのかもね。
ただ、映画の可能性の使い方としてはスゴいと思う。
映画の中の世界に呑まれちゃうような感覚が…トイレか何かに行く人達がやたらと横を通らなければ味わえたんではないかと……
バレエでも日舞でも、綺麗なポーズをとろうとすると本当にしんどいって聞いたことがある。
美しさと苦しさは表裏一体なのだ。
この映画もYSL共々に美の創造者の輝かしい成功とその裏の苦悩、その代償としての喝采という一瞬の幸福を描いているのではないだろうか?
なんてね;;
でも、心から完璧だと思える瞬間が一生に一度あれば相当に幸せかもしれない。
ysl_chirashi.jpg





フランスを代表する世界的デザイナー、イヴ・サンローラン。
彼と共にブランドを育て上げていった公私に渡るパートナーのピエール・ベルジェの証言や貴重な映像などを盛り込み、その創造の秘密に迫ったドキュメンタリー。

21歳でクリスチャン・ディオールの後継者に抜擢されてから50年もの間、独創的かつエレガントなスタイルで世界の賞賛を浴び、ファッション界の頂点に君臨し続けた偉大なデザイナー、イヴ・サンローラン。
彼はなぜ長い間、創造を続けられたのか?

映画は彼の引退表明の会見の映像で始まる。
“人生でもっとも大切なことは自分自身と出会うこと”と語るサンローラン。
ファッションで世界の女性に自由と美しさを与えてくれた彼の50年は、苦悩の連続だった。
徴兵された時、デリケート過ぎる性格から神経を病み、不適格とされ、ディオールを解雇されるという憂き目に遭うが、これは彼にとって大いなる転機でもあった。
1958年に出会ったピエール・ベルジェとともに自らのメゾンを立ち上げ、称賛を浴びフランスを代表するデザイナーとなっていく。
だが、その裏には計り知れない程のプレッシャーがあった。
そんな天才を見守り続けた、公私共にパートナーとして有名なピエール・ベルジェが、イヴの成功と苦悩の日々を静かに語る。
そして、もう一つの中心となるのが、二人が集めた美術品の数々のオークション。
パリのアバルトマンやマラケシュの別荘を埋め尽くすように置かれていた絵画やオブジェが次々に運び出されていく。
ベルジェは、これらが新たな安住の地を見つけてくれることを祈ると語った。
もう一度新たな命を得るように……。
この美術品の数々だけでも眼福だけど、“イヴ・サンローラン”が世界的ブランドとなっていく背景もファッションにあまり興味のない私のような者でも興味深い。
輝かしい成功とその裏の苦悩、その代償としての喝采という一瞬の幸福。
美の創造者とその守護者の50年にも亘る愛の物語。

そう、これは、ラヴ・ストーリーだ。

ぜひとも劇場で!とは言わないけど、とにかく見てみて欲しいドキュメンタリー。
将来有望な若手政治家デヴィッド。
だが、スキャンダルが原因で上院議員選挙に敗れてしまう。
敗戦会見の準備をしていた彼は、見知らぬ女性エリースと出会い、たちまち意気投合する。
彼女のアドバイスで会見を無事に切り抜けたデヴィッドは、次回上院選の有力候補として再浮上する。
そんな彼の行動を逐一監視する謎の集団の姿が……
彼らは、人間の運命を操作するエージェント達だった。
その一人が出勤するデヴィッドがバスを乗り過ごすように操作するはずが、失敗。
デヴィッドは車内でエリースと再会する。
しかし、デヴィッドとエリースは結ばれてはいけない運命だったのだ。
デヴィッドは彼らの“調整”によって、エリースと再び会えなくなってしまう。
だが、3年後、デヴィッドはエリースと偶然再会。
再び、エージェント達は二人を引き離そうとするのだが……

試写会で見て来ました。
『ブレードランナー』のフィリップ・K・ディックの短編小説が元になっているそうです。
『ブレードランナー』は確か、子どもの頃にTVで見て「何じゃ、こりゃ?」となってしまった記憶しかないという……
見直そうと思ったりするものの、DVD買うっていうのもイマイチ気が進まないし。
また「何じゃ、こりゃ?」になるかもしんないしね~
この映画では舞台は現代ですが、まぁちょっと近未来への警告というか……
運命の運営を司る一番の大本は“チェアマン”と呼ばれていて、まぁ大雑把にいうと“神様”という名前を宛てといてもいいかもしれないですけど。
お話は、まぁ、そういうファンタジックな存在がそういう力を持っているという体で進んでいきます。
が、この力、一人ひとりの行動を監視し把握する力を国家とかが持ったら……?
というのが、元々描きたかったことなんでは…と思います。
まぁ、個人的にはそこまでお互いに執着する二人が理解出来なくて……
元々結ばれる運命にあったのが、変更になったけどまだ変更前の計画が影響してると。
で、二人は“今の運命”に逆らって、結ばれようと頑張る訳ですが(まぁ、主に頑張るのジミーちゃんことマット・デイモンですが)、それだって元々自分の意志でも何でもない運命の最初の計画なのに、何をそんなにむきになっているのやら…
と思わなくもない。
私的には二人ともそこまで魅力的じゃないしね。
エンディングは…アメリカ人はこうじゃないと嫌なのかしらね~な感じで。
簡単なラストです。
原作はどうなのか知らないけど。
5年後の不幸な二人が目に見えるようだ。
と思うのは私だけ?
『ブルー・バレンタイン』のとこで書いたけど、長所は短所に変わり得る。
というか、受け止める人間が変わっていくのだけど。
時間が経つにつれて「自分にはもっと輝かしい未来があったのではないか?」と思い始めないとは限らない。
それが想像ではなく、実現すると知っていれば尚更だ。
それを二人の“愛”とやらが上回れば問題はないのだろうが…
まぁ、そこを見る映画じゃないんだろうね。

テレンス・スタンプが素敵な以外はあんまりおススメするとこないな~
ジミーちゃんがお好きならどうぞ。
ニモが目を開けると、目の前にはフェルドハイム医師と名乗る男がいた。
2092年。
ニモは自分を34歳だと言うが、その風貌は老人そのもの。
実際は、彼は118歳。
化学の力で人々が不死となった世界で最後の“死ぬ人間”だ。
そして、人間が死ぬ姿を一目見ようと、ニモの姿は生中継されていた。

1人の新聞記者がニモの病室に忍び込む。
彼は旧時代のテープレコーダーを持ち込み、インタビューを録りたいと言う。
「人間が"不死"となる前の世界は?」
ニモは、少しずつ過去を遡っていく。

9歳のニモの前には、3人の少女。
それぞれ赤い服、青い服、黄色い服を着ている。
ある日の学校帰り、ニモは自分の母親の密会を目撃する。
そのせいか、両親は喧嘩ばかりするようになる。
とうとう両親が離婚することになり、9歳のニモは母と行くか、父と残るかという選択を迫られる。
母が乗り込んだ電車が動き出すとニモは父の手を離し、電車を追いかけて乗り込む。
その一方で
母が乗り込んだ電車を追いかける途中、靴ひもが切れ、電車には追いつけない。
彼は母親と行ったのか?
それとも父親と残ったのか?
どの女の子と恋に落ちたのか?
人生は岐路で枝分かれを繰り返し、ニモを全く別の世界に連れていく。
ニモの語る人生の、いったいどれが本物なのか?

実は、恥ずかしながら『トト・ザ・ヒーロー』は、見てみたいと思いつつも未だ未見のまま;;
私と、ジャコ・ヴァン・ドルマル監督との出会いは『八日目』でした。
あの不思議で楽しく悲しく優しい物語をずっと忘れることができませんでした。
そんな監督の本当に久々の作品。
しかも、ジャレたん(ジャレッド・レト)だし。

何だかとっても好き。
と、思うのにどうしてもうまく説明出来ない(>_<)
そんな映画です。
ニモは記者に3人それぞれの少女と結ばれた自分の暮らしぶりを語ります。
その場面には、それぞれの少女のモチーフとなる赤、青、黄色が配されていて、入り組んでいるのに混乱することはありません。
どの人生にもそれぞれの幸せと不幸せが存在します。
こんな風に分かれ道で別れたそれぞれの人生について知ることが出来たら……
そのこと自体がまた人生に変化をもたらしてしまうのでしょうけど。
量子力学(だったかな?)で観察者が事象に影響を与える、というのを読んだことがあるし。

ニモはいったい何を選んだのでしょうか?
それとも……

そんな、選択肢もありだったら、いいわよね。
いや、それはダメかな……。

個人的にはジャレたんが『超ひも理論』や『ビッグ・クランチ』の説明もしてくれるのが嬉しい(^_^)
もう、一度か二度見れば、もう少しきちんと理解出来るのかな?
忍者ブログ [PR]