私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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刑期を終えたジュリエットは、妹のレア一家に身を寄せることに。
長い長い空白の期間を経て再会した姉妹はぎこちなく、ジュリエットは妹の夫や娘たちとも距離を置く。
しかし、献身的な妹や無垢な姪達、そして新たな自分の理解者に出会い、ジュリエットの頑なな心がほぐれ始める。
そんなある日、ジュリエットが長年封じ込めていた真実をついにレアに明かす瞬間が訪れた。
彼女は、何故、愛する息子を手に掛けねばならなかったのか?
一人の女性が人気のない空港でどこか苛立たしげにタバコを吸っているシーンから、この映画は始まる。
物音に振り向く様子から見ると、誰かを待っているようだ。
その女性の元に一人の女性が駆け寄る。
微笑をたたえた彼女と待っていた女性は抱擁を交わした。
冒頭、台詞は一言もない。
迎えに来た妹のレアの車の中でも話すのは妹ばかり。
ジュリエットは多くを語らない。
15年という長い刑期を経て、出所したばかりで世の中の変化にも戸惑っているだろう。
妹とは年が離れており、それまでの時間を取り戻そうとするかのような妹に戸惑っているし、少し腹も立てているようだ。
自分の殻に閉じこもっているジュリエットのように、この映画も多くを語らない。
少しずつ少しずつ、彼女に微笑が戻り、姪にピアノを教え、妹の同僚と出かけるようになり……
そんな変化がジュリエットに訪れるにつれて、少しずつ彼女の過去が紐解かれていく。
個人的に心に残っているのは
カフェでジュリエットがレアに故郷のカフェでの思い出を語るシーン。
自分も一緒だったと姉は言うのだが、レアは全く思い出せない。
「思い出せないなんて、バカみたい!」
自分に苛立つレアに、小さかったのだから仕方がないと言うジュリエット。
大切な姉なのに、一緒に語れる思いでもないなんて……
本当に悲しくて、自分に腹が立ったはず。
途中、出てくるラスコーリニコフの話が示すものが理解し切れていないだろうことが残念なんですけど……。
罪と罰。
失われた時間。
家族の再生。
そして、赦し。
過ぎ去った過去は戻らないし、犯してしまった罪も消えることはない。
でも
自ら未来を閉ざしてしまうことはない。
降り止まない雨はないし
雨上がりの空には、美しい虹さえかかるかもしれない。
もし
虹がかからなくても、
雨に洗われた清々しい世界が、そこにはあるはず。
長い長い空白の期間を経て再会した姉妹はぎこちなく、ジュリエットは妹の夫や娘たちとも距離を置く。
しかし、献身的な妹や無垢な姪達、そして新たな自分の理解者に出会い、ジュリエットの頑なな心がほぐれ始める。
そんなある日、ジュリエットが長年封じ込めていた真実をついにレアに明かす瞬間が訪れた。
彼女は、何故、愛する息子を手に掛けねばならなかったのか?
一人の女性が人気のない空港でどこか苛立たしげにタバコを吸っているシーンから、この映画は始まる。
物音に振り向く様子から見ると、誰かを待っているようだ。
その女性の元に一人の女性が駆け寄る。
微笑をたたえた彼女と待っていた女性は抱擁を交わした。
冒頭、台詞は一言もない。
迎えに来た妹のレアの車の中でも話すのは妹ばかり。
ジュリエットは多くを語らない。
15年という長い刑期を経て、出所したばかりで世の中の変化にも戸惑っているだろう。
妹とは年が離れており、それまでの時間を取り戻そうとするかのような妹に戸惑っているし、少し腹も立てているようだ。
自分の殻に閉じこもっているジュリエットのように、この映画も多くを語らない。
少しずつ少しずつ、彼女に微笑が戻り、姪にピアノを教え、妹の同僚と出かけるようになり……
そんな変化がジュリエットに訪れるにつれて、少しずつ彼女の過去が紐解かれていく。
個人的に心に残っているのは
カフェでジュリエットがレアに故郷のカフェでの思い出を語るシーン。
自分も一緒だったと姉は言うのだが、レアは全く思い出せない。
「思い出せないなんて、バカみたい!」
自分に苛立つレアに、小さかったのだから仕方がないと言うジュリエット。
大切な姉なのに、一緒に語れる思いでもないなんて……
本当に悲しくて、自分に腹が立ったはず。
途中、出てくるラスコーリニコフの話が示すものが理解し切れていないだろうことが残念なんですけど……。
罪と罰。
失われた時間。
家族の再生。
そして、赦し。
過ぎ去った過去は戻らないし、犯してしまった罪も消えることはない。
でも
自ら未来を閉ざしてしまうことはない。
降り止まない雨はないし
雨上がりの空には、美しい虹さえかかるかもしれない。
もし
虹がかからなくても、
雨に洗われた清々しい世界が、そこにはあるはず。
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