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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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舞台は19世紀末。
ロンドンでの公演中、兄の婚約者からの手紙で、兄が行方不明との知らせを受け、久々に故郷に帰った人気俳優のローレンス。
だが、兄は彼が到着する前日遺体で発見されたという。
兄の遺体と対面したローレンスは、その無残に切り裂かれた姿に驚愕した。
兄の婚約者グエンの頼みでもあり、自らもまた兄の死に不審を抱いたローレンスは、犯人を捜索する。
父の制止を無視して出かけた満月の夜、ローレンスもまたウルフマンに襲われる。
奇跡的に一命を取り留めた彼だが、その体に異変が……
彼もまた、満月の夜になると、自分を襲ったのと同じ獣に変身を遂げるようになってしまったのだ!!
父のジョンは、ローレンスをわざと凶行に走らせ、警察へ引き渡してしまう。
彼は、再び人間に戻ることはないのか……?

最初、アメリカの話かと思いました。
だって、兄の婚約者グエンの手紙にロンドン公演を終えてアメリカに戻られる云々ていうのがあったので、「帰国をお待ちしてます!」ってことかと思ったの。
で、ハムレットの墓掘り人とのシーンがチラッと出てて、イギリスに呼ばれるアメリカ人のシェイクスピア役者って……!?と。
そんなに素晴らしい名優なのかしらん?と、そっちに興味が向いてしまいました;;
ま、それはさておき、彼は幼い頃に母の死を目撃した後、ある施設に入れられ、アメリカの叔母に預けられたことになっています。
なので、父とも兄とも子供の時に別れたきり。
それなのに、兄は無残な姿、父はあまり歓迎していない様子。
この父親との関係が、後半の物語の核となってきます。
が、そのために前半のウルフマンとして殺戮を働く自分を制御できないローレンスの苦悩が掘り下げ足りない感じが……
亡き母の面影を持つ兄の婚約者グエンとの恋物語もちょっぴりで、グエンの献身ぶりを納得させる程ではないかもしれませんが、そこはまぁ雰囲気で。
19世紀末のイギリスの持つ、ゴシックな雰囲気。
迷信や魔法と科学が混ざり合っていた時代。
そういった物語の背景がとても効果的だと思います。
後半が、ある『戦い』がメインに置かれてしまったために、ちょっと雰囲気が違っちゃったんですけど、ラストのラストで物悲しさを取り戻した感じかな。

何故、これを今作るのか?
という話もありますが、これはベニチオ自身が子供の頃から好きだった、狼男の決定版をリメイクしたいという夢を実現させたものらしい。
なので、作れるようになったから作った。
ということでしょう。
お金も集められるようになった、コネクションも出来た、仕事を選べる役者になってスケジュールに融通がつけられるようになった。
だから、でしょう。
それに、自分がやりたいなら、今がもうギリギリかな~と思いますしね。
これ以上オッサンになってからは、こういう設定ではキツいでしょう。

とりあえず、苦悩するベニチオを見足りなかったんで、マジでハムレットやってみて欲しいな~(^_^)
いや、でも、オッサン過ぎるか;;
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