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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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ナチスの足音が近づくウィーン。
ユダヤ人画商のカウフマン家は、400年前にヴァチカンから盗まれたミケランジェロの絵を密かに所有しているとの噂が立った。
ある日、長くウィーンを離れていたカウフマン家の使用人の息子で、一家の息子ヴィクトルの親友でもあるルディが訪ねてくる。
ヴィクトルは彼をすっかり信用して、絵の在りかを教えてしまう。
実は、ナチスに傾倒していたルディは、軍で昇進するためにそれを密告、一家は絵を奪われ収容所へと送られる。
ナチスは絵を取引の材料にイタリアと優位な条約を結ぼうとするが、その絵は贋作だった。
本物の絵の在り処は父親しか知らない。
ヴィクトルは絵の在りかも分からぬまま、母の命を救おうとナチスを相手に危険な賭けに出る。
彼の作戦は成功するのか?
そしてミケランジェロの絵はどこにあるのか……!?

どうも、急に涼しくなりましたね。
身体がついて行かないせいか、先日より発熱気味……(-_-;)
またも、記事が遅くなってしまいました。

お気に入りのモーリッツ・ブライブトロイ主演作。
しかも、(SSの)黒服が相当見れそうという個人的には大変美味しい映画。

『ミケランジェロの暗号』というからには、絵自体に何か秘密の暗号があるのかと思ったら違った;;
ミケランジェロの絵を探すための暗号を解くという話、かな?
でも、この謎解き部分はハッキリ言って簡単で、多分殆どの人が主人公よりも早く解けちゃうと思うんですよね~(^_^;)
だから、楽しみはそれ以外の部分ですね。

さて、久しぶりにカウフマン家を訪ねたルディは、最初から何かを企んでたという訳ではなかったと思う。
店の窓ガラスにダビデの星を落書きした子達を追い払ったりしたしね。
うがった見方をすれば、それも作戦なんじゃ……となるけど、そうは思えない。
甘い?
元々家族同然に育った二人、しかも今も変わらず自分を大切に思ってくれていると思ったヴィクトルは秘密を打ち明ける。
秘密の共有は一番の信頼の印だもんね。
が、それを聞いてしまったが故にルディの心にモクモクといけない考えが……
きっと親衛隊に入るのも断られてたんじゃないかと思うんですよね~最初は。
育ちもまぁ、アレだし。
で、絵の情報と交換条件に、入れてもらった感じがする。
家族同然に育ったといっても、お金持ちなのはやっぱり自分じゃなくてヴィクトルな訳で、コンプレックスを感じるのは当然かも。
親衛隊に入るとなれば、まぁ、エリートと言ってもいいですし、自分の母親が使われていた一家はユダヤ人だし、まるっきり立場が逆転するという誘惑に抗えなかったのではないかと……

さて、絵を渡せば国外に出してやると言われた一家ですが、結局、収容所に送られてしまいます。
ルディには、予想外のことであって、世話になった一家をそこまで陥れる気はなかったよう。
絵が偽物と分かって、本物の在り処を吐かせようとヴィクトルに拷問がかけられます。
しかし、実はヴィクトル自身も絵の在り処はもちろん、偽物だったことすら知らなかったのでした。
ただ一人、真相を知る父親は収容所で既に亡くなってしまっていました。
手に負えなくなったウィーン在中のナチス軍、「ベルリンに連れて行こう」となります。
その途中飛行機はパルチザンに撃ち落とされ、ヴィクトルと同行していたルディ以外は皆死んでしまいます。
迷ったものの、ルディを放っておけなかったヴィクトル。
2人が逃げ込んだのはパルチザンのアジト。
帰ってきたら襲われると怯えるルディにヴィクトルは自分の服(収容所で着せられるヤツ)を貸してやると言います。
ルディの黒服をいったんは隠そうとしたヴィクトルですが、何故か着て戻って来る。
と、そこに現れたのはパルチザンじゃなくて、飛行機墜落の情報を得たナチス兵士だったのでした。
立場逆転。
入りたてのSSと、ユダヤ人。
顔を知っている人はわずか。
本当は絵の行方なんてさっぱり知らないヴィクトルはハッタリをかまし続け、幸運も働いて、母親を収容所から出すことに成功。
この辺りは結構クスクスッと笑わせてくれます。(大笑いな人もいたけど;;)
後半は結構サクサクっと進み過ぎたかな~と思うので、もう一捻りあってもよかったかなと思うのですが、ラストシーンのニンマリ顔にこっちもニンマリ。
でも、ルディも気づいたと思うんだね~あの瞬間。
あの後、彼が何も言わないのか、何かするのかもちょっと気になるところ。

タイトルから連想される謎解き要素はほぼ皆無ですが、悲惨さの少ないナチスとユダヤ人のお話。
辛い時こそユーモアを。
難しいけどね。

さて、やっぱり黒服とかあの軍服とかは、彼の民族ために作られたのだな~と思いますね。
ハリウッド映画とかでアメリカ人が着たりすると何だか変で仕方ないし、イギリス人もやっぱり違う。
あの腰や肩の厚みがあってこその美しさなのだなと思います。
念のために言うけど、私は服飾として、あの軍服が美しいと思うのであって、思想的に傾倒しているということはない。
興味深くはあるけどね。
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