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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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1983年のイタリア、ミラノ。
労働組合員ネッロは正義感が強く、活動に対して情熱を傾けていた。
しかし、やや行き過ぎた情熱が災いし、所属していた組合から異動を命じられる。
そこは、元精神病院の患者達の協同組合。
新しく制定されたバザリア法によって精神病院を出された者達の集まりだった。
仕事はあるものの行政の郵便物に切手を貼るというような、“施し”のような仕事のみ。
彼らの無気力ぶりに、精神病患者に先入観のないネッロは彼らを労働者とみなし、もっといい仕事をして稼がないかと持ちかける。
みんなを集めて会議を開くが、意見はバラバラで、なかなかまとまらない。
しかし、何とか床貼りの仕事に決まる。
ネッロは彼らとともにこの無謀な挑戦を始めるが、注文はなかなか入らない。
やっともらった仕事でも失敗続き。
しかし、ある日床材が足りなくなるというアクシデントが、彼らの人生を変えるようなチャンスになる!

台風とかで、なかなか行けなくって、この間やっと観てきました。
原題は“Si Puo Fare”で、「やればできる」という意味だそう。
協同組合の初会議で仕事を決める時、とんでもない意見も出るのですが、ネッロは“Si Puo Fare”と言って、頭から否定するようなことはしません。
ボヤ~っと切手を貼ったりしている彼ら。
その切手もあっちこっちに貼られているように見えます。
元々入院していた病院の片隅で活動する彼ら、組合も病院長が管理しています。
ということで、元患者達には入院していた頃とあまり変わらない対応が取られていました。
薬も院長の処方で与えられ続けています。
最初は部外者のネッロになかなか心を開いてくれない元患者達ですが、彼の熱心さや自分達を特別視しないところが気に入ったのか、次第に打ち解けて行きます。
そして、下手くそな切手の貼り方の秘密を明かしてくれるのです。
そのことでネッロは彼らの芸術センスを見抜き、床貼りの仕事を思いつくのです。
ネッロが葬式に出かけた日、現場で材料が足りなくなるアクシデントが起きます。
そこで、彼らは廃材をモザイク状にすることで隙間を埋めるのです。
注文通り出来上がらなかった床を見て、ネッロは慌てますが、依頼主は以外にも気に入り、他も任せたいと言い出します。
彼らの貼る芸術的な床は大評判。
ネッロは病院の片隅という環境では本当の自立は出来ないと思い、場所を借り、また、多過ぎる薬の処方を考え直してくれる医師を彼らの担当にします。
外に出た彼らは色々なことに出会います。
恋もしたり。
ただ、世馴れていない彼らに、それゆえの悲劇も降りかかってしまいます。
そのことで、自分は彼らのことを何も分からずにただ、がむしゃらなだけだった……と、深く悲しむネッロは組合を去ってしまいます。
そして、嫌っていた男の下で仕事をすることに。

最後のどんでん返し、でもない、大逆転?違うな。
とにかく、スカッとするラスト。
悲喜こもごも。
イタリア映画らしい、イタリア映画かな……と思います。

仕事に関して、嫌々なんだし、もらえるお金は変わらないんだし、そんなに一生懸命やることない、という彼らにネッロはスゴく怒る訳なんですけど。
正直言って私もそういう感じで仕事してるな~
なかなか、頑張ろう!と思える仕事を出来ることって世の中には少ないですよね?
そんでも頑張らなきゃいけないと言われるのでしょうけど。
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