忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[739] [738] [737] [736] [735] [734] [733] [732] [731] [730] [729]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

フィラデルフィアで、愛する妻と娘と幸せな毎日を過ごしていたクライド。
ある日二人の男が家に押し入り、目の前で妻子を残忍な手口で殺害した。
犯人は逮捕されるが、決定的な証拠はなく、裁判での負けを恐れた担当検事ニックは、二人とも無罪になるよりは…と、独断で一人と司法取引をする。
その証言により一人は死刑となるが、本当の主犯格である男は禁固刑で済んでしまう。
クライドには到底納得できないことだったが、彼にはどうすることも出来なかった。
それから10年後、犯人の一人の死刑が執行されるが、無痛の薬物で安楽死となるはずが、もがき苦しんで息絶えた。
何者かによる薬物のすり替えが原因だった。
容疑者に上がったのは既に出所しているもう一人の犯人。
しかし、この男も間もなく、バラバラ死体となって発見される。
すぐさま容疑者に挙がったクライドは一切抵抗することなく警察に捕まる。
だがそれは、クライドの壮大な復讐計画の始まりに過ぎなかった…。

まず、何が気になるってジェリー(バトラーね)の顔のたるみ!
いや、もう結構前から気になってましたけど……
捕まる時、何でか(一切武器を持ってないと示すためでしょうか?)すっぽんぽんになっちゃいますが、身体の方は、まぁ厚みが出てくるのは仕方ないとして、結構締まってるのにね~
腹筋とかも鍛えたっぽいし(もしくは300のを何とか保ったか)。
顔はダメなのね……
美容番長シルク姐さんの出番でしょうか?
それはさておき

クライドは担当検事となったニックに自白をし、十分だと立ち去ろうとするニックに、「今の証言じゃダメだろう?」と言う。
確かに、「殺したいと思った」とか「計画を練った」という言葉は実行したのとは違うからいくらでもひっくり返せちゃうもんね。
しかし、これは前置きで、クライドは自分が殺したことを認め、司法制度には穴があると訴える。
そして、次々と要求を出し、実現出来ないと、裁判に関わった人間の命を奪って行く。
クライドが収監されてからも、妻子を殺した犯人の弁護士や裁判を担当した判事が次々に殺されていくのだ。
それを実現するためには共犯者が必要だが、その存在もつかめない。
ニックは、懸命に食い止めようとするが、クライドの正義の名の下に行われる復讐は続き、やがてフィラデルフィア全体を恐怖へと陥れていく……。

完璧な物って、存在しないと思うので、どんな物にも穴がある。
クライドが標的にした司法制度にももちろん。
検事のニックは、自分の戦績を下げるのも嫌だったろうけど、彼なりの正義で二人とも無罪放免になるよりは…と、一人と司法取引をする。
これはこれで、全くの間違いとも言えないと思うんだけどね。
ただ、彼にとってはたくさんの案件の一つである事件だけど、当事者にとってはただ一つの事件で思い入れというか…重みが違うんだね。
この辺の感覚のズレが発端だと思うのだけど、だからって、当事者と全く同じ立場でいたら成り立たないと思うのだ。
近くはあって欲しいけど。
『正義とは何か』というのが、まぁ一つのテーマだとは思うんだけど。
クライドの行動とか考えからするとハムラビ法典みたいな目には目を歯には歯をってのが、是となる感じがする。
長い歴史の中でそれじゃダメだってことで、法律は変わってきたんだと思うので、そこに戻るのはあんまりいい考えじゃないよね。
悪人とは徹底的に戦えってことなんだろうけど、徹底的に戦って負けた時に納得出来るのか?というのもあるね。
もし、取引しないで二人とも無罪になってたら、クライドは復讐しなかっただろうか?

ま、でも人殺しはどんなに高尚な理由をつけても人殺しなんで……

そうするしかなかったという気もちも分かるけど、『正義』を掲げるのは違うと思うね。
クライドが期せずして選んだ道は、彼自身への裁きでもあるってことか?

フィラデルフィアは、かつて独立宣言が採択され、合衆国誕生の地と呼ばれているのだそうで、この地を舞台に選んだのは法の象徴だからだろう。

いやいや、顔のたるみから始まったとは思えない締め方だな(笑)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
ジェラルド
たるんだかー!!・・・ショック・・・
ちゅちゅ 2011/01/19(Wed)23:29:37 編集
Re:ジェラルド
たるみました。
うん。
顔も筋肉だから、鍛えれば何とかなるらしいですけど。
シルク姐さんによると。

人のことは言ってらんないですけど。
【2011/01/24 17:49】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]