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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
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14歳の時、カレンは妊娠したが出産してすぐに生まれた娘を手放した。
時間は流れて、その娘はもうすぐ37歳の誕生日を迎えようとしている。
カレンは療法士として働きながら、年老いた母を介護し、二人で暮らしている。
昔のわだかまりからか、母親にも素直に接することが出来ない。
また、すべてにおいて気難しく、新しく職場にやってきた男性パコに好意を持ちながらも、それをうまく示すことが出来ない。
カレンは、名前も顔も知らぬわが娘を密かに想い、届く事のない手紙を日々書き続けていた。
一方、母親の愛情を知らずに育ったエリザベスは、弁護士として成功していた。
養父が死んで以来、養母とも疎遠で、17歳から一人暮らし。
異性との付き合いも自分を満足させるためだけだった。
だが、そんな彼女に予想外の“妊娠”という事態が起きる。
そして、彼女は決意した。
今までのキャリアを捨て、子供を産むことを。
自分が母となったことで、エリザベスは母への想いを募らせていく。

も~カレンが怖くって……(~_~;)
いつも不機嫌そうで、他人に対してメチャ厳しい。
それは、昔の悲しみを繰り返さないためなのだろうけど。
不公平なのは分かっているけど他人に多くを求めてしまうとカレンは言う。
もう二度と傷つきたくないから。
気持ちはとても分かるのですけど……
一方、娘のエリザベスは誰とも、深入りせずに生きていくことを信条としているよう。
職場も転々とし、異性とも深入りしない。
けれども離れてもまた再び、母の故郷ロサンゼルスに戻ってくるのは否定しながらも母親を求めているのかもしれない。
探そうと思わなかったのか?と訊かれ、こうして母の故郷に暮らしているのに探そうと思えば難しくない筈だと言う。
カレンの母親が亡くなり、家政婦から「娘を不幸にした」と後悔していたと告げられたカレンは夫となったパコの励ましで娘を探すことを決意する。
お互いがお互いを探し始めた二人だけれども、世の中そう上手くいくようには出来ていないのだ。

不意に登場する黒人女性ルーシー。
彼女がこの映画の『鍵』。
彼女は、愛する夫と家庭を築いているが、子供が出来ず、養子縁組を決意する。
いったんは上手く話がまとまり、養子縁組が決まったが、生まれてきた子供を手放せなくなった相手の女性に破談にされてしまった。
失意のルーシーの元へ教会から連絡が入る。
天涯孤独の女の子をも養子にしないかと……

この女の子が、遠い昔に離れ離れになった母と娘を結びつける。
娘を手放したことを後悔しながら生きてきたカレン。
母の愛を知らずに、拒絶して生きて来たエリザベス。
空白の長い長い年月。
失望を恐れて、自分の気持ちを否定しながら生き続けてきた日々。
よく言うよね。
自分から心を開かなければ、だれも心を開いてくれることはない。
心を開く勇気をやっと手に入れた二人。
だけど、何もかもが少しずつ食い違っていく。
世の中そんな風に出来ているのだ。
それでも、重なるはずのなかった母娘の人生を結びつける小さな命の輝きがこの映画の救いか……

でも、カレンの母親の言った言葉が一番身に沁みる。
どうして生きていなければいけないの?人生は失望ばかりなのに。

さて、この試写会は梅田ピカデリーだったのですが、閉館するんだね~
知らなかった。
活動範囲は主にミナミだし。
やっぱり、ミニシアター系見ることが多いしね。
三越伊勢丹にシネコン出来るっていうからその影響かな?
しかし、これで本当に映画館らしい映画館がなくなっちゃうね~;;
時期的にか、三番街が閉館した時みたいな特別企画はナシであっさり閉めちゃうみたい。
ちょっと寂しいですね。
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