私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
オモシロモノ
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
ブログ内検索
最古記事
かうんたー
数え始め 2006/11/14
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
クリスマス、家族が集まる日。
フランス、ルーベの街。
ヴュイヤール家ではいつもの顔触れに加えて、母ジュノンの病気をきっかけに、絶縁されていた二男アンリもやってくる。
昔々、アベルとジュノン夫婦が最初に授かったのは、男の子でジョゼフと名付けられた。
そして2年後には長女エリザベートが誕生。
ところが、ジョゼフは幼稚園の時に白血病と診断される。
骨髄移植を試みようとするが、家族の誰もドナーになり得なかった。
その時身籠った次男のアンリも妊娠中に検査をして、これまた不適合。
ジョゼフはたった6歳でこの世を去る。
そして、アンリは生まれた時から“役立たず”……
特に長女エリザベートは彼を嫌い、借金を肩代わりにする見返りにアンリを家族から“追放”する。
すでに初老にさしかかったヴュイヤール夫婦。
クリスマスも間近のある日、妻ジュノンに重い病気が見つかった。
死んだジョゼフと白血病。
普通は親から子へ行われる骨髄移植。
でも、逆を試みようとする夫婦。
家族の中に母を救える者はいるのか?
全然クリスマスの話じゃない!って書いてるの見たんですけど、いやいやクリスマスでしょ?
家族がそろうっていうシチュエーションがもうクリスマスだし。
クリスマスだから、こんなことあってもいいんじゃない?的な話でもある。
言いたいことを割とずけずけと言っちゃう、一家の長的存在の母親はカトリーヌ・ドヌーヴ。
いくら母親だって、そりゃあ兄弟姉妹の中で特に気に入った子がいるだろうけど、それを面と向かって言えちゃう人。
慈愛に満ちた母親役は父のアベル。
それでも、子供たちは皆母のために検査を受ける。
自分ばかりかその子供達まで。
その中で適合したのは、“追放”されている二男アンリとエリザベートの息子で精神不安定で入院していたポール。
エリザベートは、父のアベルいわく『完璧な世界』を望んでいて、彼女にとっては厄介者の弟も手に負えない息子も自分の世界にふさわしくない人間。
そんな二人だけが、母を救えるかもしれないという事実は、何よりも複雑な感情を産んだことだろう。
やっと、“合格”したはみ出し者の二人。
そして、エリザベートは許せないほど嫌いな弟よりも初めて“合格”した息子をドナーに、と言い出す。
この話、無茶苦茶といえば無茶苦茶。
子供を犠牲にしても妻を助けたい夫。
彼は移植をためらう妻を勇気がないというのだが、手術によって却って致死率が上がる可能性があると説明されたのに、その言いぐさはないだろう。
心優しい三男も、その妻も、仲良しのいとこも表面的には幸福そうでもそれぞれ影を背負っている。
集まれば喧嘩の絶えない、理想的とはいえない家族。
でも、ずけずけ言えちゃうのも“愛”があればこそ。
かも?
ラストシーン間際には、お互いを“嫌い”と言いあう二人の、親子とは違う形かもしれないが親密さを感じられる。
結局、何だかんだ色々あっても、また夜が明けて朝が来て、生き続けていくだな、人は。
フランス、ルーベの街。
ヴュイヤール家ではいつもの顔触れに加えて、母ジュノンの病気をきっかけに、絶縁されていた二男アンリもやってくる。
昔々、アベルとジュノン夫婦が最初に授かったのは、男の子でジョゼフと名付けられた。
そして2年後には長女エリザベートが誕生。
ところが、ジョゼフは幼稚園の時に白血病と診断される。
骨髄移植を試みようとするが、家族の誰もドナーになり得なかった。
その時身籠った次男のアンリも妊娠中に検査をして、これまた不適合。
ジョゼフはたった6歳でこの世を去る。
そして、アンリは生まれた時から“役立たず”……
特に長女エリザベートは彼を嫌い、借金を肩代わりにする見返りにアンリを家族から“追放”する。
すでに初老にさしかかったヴュイヤール夫婦。
クリスマスも間近のある日、妻ジュノンに重い病気が見つかった。
死んだジョゼフと白血病。
普通は親から子へ行われる骨髄移植。
でも、逆を試みようとする夫婦。
家族の中に母を救える者はいるのか?
全然クリスマスの話じゃない!って書いてるの見たんですけど、いやいやクリスマスでしょ?
家族がそろうっていうシチュエーションがもうクリスマスだし。
クリスマスだから、こんなことあってもいいんじゃない?的な話でもある。
言いたいことを割とずけずけと言っちゃう、一家の長的存在の母親はカトリーヌ・ドヌーヴ。
いくら母親だって、そりゃあ兄弟姉妹の中で特に気に入った子がいるだろうけど、それを面と向かって言えちゃう人。
慈愛に満ちた母親役は父のアベル。
それでも、子供たちは皆母のために検査を受ける。
自分ばかりかその子供達まで。
その中で適合したのは、“追放”されている二男アンリとエリザベートの息子で精神不安定で入院していたポール。
エリザベートは、父のアベルいわく『完璧な世界』を望んでいて、彼女にとっては厄介者の弟も手に負えない息子も自分の世界にふさわしくない人間。
そんな二人だけが、母を救えるかもしれないという事実は、何よりも複雑な感情を産んだことだろう。
やっと、“合格”したはみ出し者の二人。
そして、エリザベートは許せないほど嫌いな弟よりも初めて“合格”した息子をドナーに、と言い出す。
この話、無茶苦茶といえば無茶苦茶。
子供を犠牲にしても妻を助けたい夫。
彼は移植をためらう妻を勇気がないというのだが、手術によって却って致死率が上がる可能性があると説明されたのに、その言いぐさはないだろう。
心優しい三男も、その妻も、仲良しのいとこも表面的には幸福そうでもそれぞれ影を背負っている。
集まれば喧嘩の絶えない、理想的とはいえない家族。
でも、ずけずけ言えちゃうのも“愛”があればこそ。
かも?
ラストシーン間際には、お互いを“嫌い”と言いあう二人の、親子とは違う形かもしれないが親密さを感じられる。
結局、何だかんだ色々あっても、また夜が明けて朝が来て、生き続けていくだな、人は。
PR
この記事にコメントする
言葉足らずで…
この映画の発病したご婦人は何しろ初老なので、自分の親はいませんし、兄弟姉妹もあいにくいませんでした。ドナーバンクに当たってもダメでした。
それで、「子供からは?」と訊きます。
すると、医師(役)は「親から子への移植の例はあるが、子供から親へは例がない」というようなことを言って躊躇します。
見てから時間が経っていますし、一言一句覚えている訳ではないので、もちろん正確ではありませんが、このようなやり取りだったと思います。
残念ながら、このことが医学的に正解なのかどうかは、私は分かりません。
私が言う“犠牲”というのは
痛い思いをさせたり、時間を費やさせたり、精神的に負担を負わせたり…
ということであって、“死んでしまう”ということでは、もちろんありません。
そうなると、ラストシーン間際の大事(だと思う)シーンが無くなってしまいますから。
それで、「子供からは?」と訊きます。
すると、医師(役)は「親から子への移植の例はあるが、子供から親へは例がない」というようなことを言って躊躇します。
見てから時間が経っていますし、一言一句覚えている訳ではないので、もちろん正確ではありませんが、このようなやり取りだったと思います。
残念ながら、このことが医学的に正解なのかどうかは、私は分かりません。
私が言う“犠牲”というのは
痛い思いをさせたり、時間を費やさせたり、精神的に負担を負わせたり…
ということであって、“死んでしまう”ということでは、もちろんありません。
そうなると、ラストシーン間際の大事(だと思う)シーンが無くなってしまいますから。