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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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シングルマザーでコミュニティラジオのパーソナリティをしているダリア。
息子(コスモ)の養育費は、母には内緒で、すでに母と離婚している父から援助してもらっていた。

一方、母のララはメキシコでも有数の伝統的なハーブの研究者。
独立心が旺盛で、別れた夫とも娘とも、適度な距離を保ち、研究を続けていた。

ある日、ダリアが訪ねると、ララは自宅の鍵が見つからない、と言う。
「きっと、夜にやって来た男が盗ったのよ。」と言いだすが、ダリアはそのカギをクッキー入れの中から見つけ出す。

不安に思ったのか、ララは薬草研究の整理をダリアに託し、専門医の検査を受ける。
診断は、アルツハイマー。

次第に壊れていくララ。
そんな恐怖に打ち勝とうと、自分が研究したハーブを試す。
娘、ダリアは初めて母との人生を振り返る。

だが、2人にはもうわずかな時間しか残されていなかった……。

メキシコ映画です。
でも、いつものメキシコ映画とは趣が違います。
この映画の監督さんは女性で、いつも女性が主人公だそうなのですが、日本ではこの「グッド・ハーブ」が初公開。

娘のダリアは一応仕事はしているものの、暮らしていけるだけの収入を得られるようなものではないし、どちらかというと普通は趣味の副業的な感じの職種と給料。
小さい子どもがいれば、フルタイムで働くのは当然難しいのですが……。
息子の父親は時々息子を預ってくれるよう。
その間に若い男の子を誘ったりしている。

聡明で独立心の強い母親ララは、ダリアの目にはどう映っていたのだろう?
憧れていたのだろうか?
それとも、違う世界の人だったのだろうか?
そんな母親に突然降りかかった病、しかも、それは聡明だった母の面影をドンドン奪っていく。
これは、堪えるだろうな~
賢くて、美しくて、頼れる存在だった人が、だんだん自分のことも出来なくなっていくのだ。
病院に行く日、ララは着替えを出すのだが、ダリアが「スカートをはいて」と言っても、取り出すのはブラウスやセーターばかり。
もう、何をどう着たらいいかも分からなくなってしまっているのだ。
そんな母の姿に思わず涙するダリア。
ララは涙の原因が分からず、ただ泣かないで、と言う。
思えば今まで母のことを何も知ろうとしなかったと思うダリア。
だんだんと娘に、子供に戻っていく母ララ。
ある時、ララが「お前の本当のお父さん」のことをダリアに話し出す。
今まで一度も聞いたことのない話に動揺するダリア。
しかも、それが病気の言わせるたわ言なのか、真実なのかも分からない。
ララはついにベッドから起き上がれないほどになる。
そして、ダリアはある決断を下す。

最初の場面でダリアが公衆電話をかけています。
「息子の熱が下がらないの」
誰かに相談しています。
「まさか、声が聞けるなんて……だって、もうこの世にはいないもの」
そう、ダリアは既に亡くなった母と話していたのです、電話で。
どうしようもなくなってダイヤルした番号に母は堪えてくれたのでしょうか?

この映画でもう一人気になる人?がいます。
ピンクのドレス姿で現れる娘。
青年はぶつかってもまるで気にしない様子。
ダリアのアパートの住人でブランキータというおばちゃんがいます。
3度結婚したけど、娘が1人だけ、そして、その娘が孫娘を産んだそう。
幸せに暮らしているのかと思っていると、実はその孫娘は誰かに殺されたことが分かります。
それも15歳を祝うパーティーの日に。
紫の花を満開に咲かせる木の枝に座るピンクのドレスの娘、それはブランキータのすでにこの世にはいない孫娘だったのでした。
電車の中で、彼女がブランキータの髪をそっと撫で、その手にブランキータがそっと触れるシーンがあります。
とても優しいシーンです。
ブランキータが孫娘の存在に気付いたのかどうかは分かりませんが、きっと何かを感じたことでしょう。

いつもはすっかり忘れたように暮らしているけど、実は“死”はとても身近にあって、死者も、もしかしたら電話で話せるような、そんな近い存在なのかもしれないと思わせる映画。
実際の話、明日生きている保証もないですし。

ダリアの決断が正しいか正しくないかは分からない。
けど、そうしなくてはいけないと思った気もちは何となく分かる。

あなたが“娘”なら、色々考えさせられる映画だと思う。
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