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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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終戦間近の昭和20年8月10日。
帝国陸軍の真柴少佐は、突然、軍のトップに呼び出され、重大な密命を受ける。
それは、山下将軍が奪取した900億円相当のマッカーサーの隠し財宝を、移送し隠匿すること。
もはや敗戦を悟った軍のトップ達が祖国の復興をその財宝に託そうとしていたのだ。
真柴は、経理部の小泉中尉、実戦経験のない2人を補佐する望月曹長と共に極秘任務の遂行に当たる。
勤労動員として20名の少女達が集められた。
彼女達には新型の本土決戦用の爆弾と告げ、少女達はそれとは知らず財宝隠しに加担する。
任務の終わりが見えた頃、上層部から思いがけない命令が下される。
果たして少女たちの運命は?

珍しく邦画です。
東京オレンジの軍人さんはどんな感じかな~?と思って観に行きました。
見る前にレビューでチラッと読んだのですが、嫌いなユースケ・サンタマリアが確かに思いがけずよかったです。
試写で見た『男たちの大和』では、ウルサイばかりだった獅童も静かに喋れるようになったんですね。
日本を代表するベストセラー作家・浅田次郎の小説の映画化です。
20名の少女達の1人で級長だった老婦人が、連れあいの死をきっかけに当時を振り返ります。

マレーの虎、山下将軍の財宝が実はマッカーサーの父の財産でそれが日本に運ばれていた。という設定です。
今のお金に換算すると200兆円だそうなので、もし、今そんなものがあったら日本経済はとっても助かりますね。
冒頭は、密命を受けた3人の軍人の緊迫感漂う話の運びなのですが、少女達が登場すると途端に和やかに。
戦争中といえども少女はやはりこうでなくてはいけません。
そんな彼女達が『七生報国』と書かれた鉢巻きを無邪気に締め、本当に一生懸命頑張る姿は感動的でもあり、ちょっと怖くもあり。
やっぱり、教育の力って色んな意味で凄いんだな……と思いました。
前に書いたかどうか分かりませんが、ウチのオトンは戦争に行った人でして……
終戦時、十代でしたから、もちろんペーペーなんですが(南方にいったらしいです。詳しくは知らないんですけど)、昭和天皇が亡くなった時、新聞をビニールシートに包んでアイロンでピッタリ閉じて、パウチっこしてました。
彼にとっては、玉音放送の後も人間宣言の後も、やっぱり特別な人だったようです。
オカンは10歳程離れているので、これまた極端な戦後教育を受けた人で……
よくまあ一緒になったな~と。
傍迷惑な……俺なんか生まれて来ちゃって、踏んだり蹴ったりです(-_-;)

話が横道にそれましたが、このお話はそういうことの善し悪しとかではなく、少女達が一生懸命に未来の国のため、つまり私達のためにしたことについて、考えようよ。
ということなんだと思います。
もちろん、お話はフィクションなのですが、こんな風に一生懸命だった人達がいっぱいいた筈。
状況を知っているだけに心揺れる3人の軍人さんに国のためになすべきことを決意させた少女達。
未来のために戦った人達に、今の日本は応えられているか?と。
応えられていないなら、これからでも応えられるようになろうじゃないか!と。

もうすっかり、ヘタレな日本人には難しいことかもしれないですけど、それでもそれなりに『出来る何か』を考える映画、なのかな。
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