忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[681] [680] [679] [678] [677] [676] [675] [674] [673] [672] [671]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ソウル市内を流れる漢江に飛び込んで自殺を図ったサラリーマンのキム。
彼は、目が覚めるとどこかに流れ着いていた。
死ぬことにすら失敗したマヌケな自分に失望しつつも、あそこからなら…と超高層ビルを目指して歩き出すが、周りを水に囲まれていることに気づく。
そう、彼は漢江に浮かぶ小さな無人島にいたのだ。
何とか使えるようになった携帯電話で助けを呼ぶが、全く相手にされず……
泳げないキムは自力で脱出することも出来ない。
すぐ目の前に街があるのに誰にも気付いてもらえない。
島を出たところでどうなるものでもないと、首を吊ろうとした彼を遠くから見つめる女がいた。
彼女は対岸のマンションに住んでいる。
もう3年も引きこもりの生活を送っていて、他人になりきってブログを書くことと、月の撮影が日課だ。
カメラ越しにキムの姿を見つけた彼女。
一度は忘れようとするが、それも出来ず、翌日彼が生きていることを確認してホッとする。
彼に好奇心を抱いた彼女は、キムが砂浜に書いたメッセージに応えるため、外の世界への一歩を踏み出す。

予想以上に面白かったです。
無人島に流れ着き漂流生活を送る男、キムはチョン・ジェヨンが演じています。
この人って私は『シルミド』くらいしか見たことないと思うんですけど(韓流じゃないので、私)、あの映画でもとっても良かったけど、今回もいいです。
てか、更にいい。
情けない男の無人島での奮闘ぶりを面白おかしくだけど、どこか悲しく見せてくれます。
今度はビルから飛び降りようと、岸を目指すも溺れてもがいて島に戻ってしまうキム。
死ぬ気なんだから、溺れて死んでもえぇやん。と思うのだが、怖いのはまた別の話なんだろうね。
だんだん逞しくなり、無人島での生活を楽しんでいる節まで窺えるようになるのだが、ある日見つけた物が彼を変える。
それが郷愁なのか食欲なのか分からないけど;;
人の心にはいろんなものが入り混じっているからね。
そして、そのある物は彼にとっての“希望”になる。
一方、対岸のマンションの彼女。
母親とすら顔を合わせない。
牛乳を買ってきて欲しいと頼むのすらメールだ。
そんな彼女が無人島の男=地球外生命体を見つけて変わっていく。
昼はネットの世界で生活し、夜は誰もいない月を撮影することを繰り返す毎日が、近くの島にたどり着いた地球外生命体を観察する毎日になる。
砂浜に書かれたメッセージが「HELP」から「HELLO」に変わった時、彼女は彼の呼び掛けに応えるために行動を起こす。
この返信方法が、相当アナクロで、普段の彼女の生活とのギャップがまた面白い。

絶対に出会う筈のない二人の、切なくも可笑しい、んにゃ可笑しくも切ないファンタジー。
無人島を襲う嵐や、二人が出会えるかどうかにもハラハラドキドキ。

現実的に見て、そんな所で火を焚いたりして生活してたらすぐに見つかるやろ?とか、いうのは全部横に置いといて観ましょう。
ファンタジーですから。
彼が抱えていたさまざまな問題はどうなるのか?というのも、しばし忘れましょう。
それは、これから彼が考えることですから。
彼女も、今の生活を変えられるのかどうか…ということも、彼女に任せましょう。
それも、後日談なのですから。
何よりもリアリティーを重んじるというような方は観ないでください。
行き詰った日常にため息を吐いている、そんな人は暫し二人と一緒に“奇妙な”奇跡を体験しましょう。

あ、何か食べながら観るというのは、あんまりしない方がいいかもですね~
言うだけならともかく、見せてくれなくても…まぁ、道端に落ちてるような感じのブツですけどね~(^_^;)

それにしても、韓国であんな慣習?があるとは、知らなかったです。
まだ、「休戦」なんだね。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]