忍者ブログ
私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
オモシロモノ
最新コメント
[09/11 クマネズミ]
[07/20 クマネズミ]
[07/16 クマネズミ]
[05/23 樹里@]
[03/05 angie]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
バーコード
ブログ内検索
かうんたー
数え始め 2006/11/14
[41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

私は、スージー。
スージー・サーモン。
お魚みたいな名前でしょ?
私は14歳で殺されてしまった。
憧れのレイがせっかくデートに誘ってくれたのに……

いつもどおり学校へ出かけていったはずなのに、スージーは帰らない。
両親は警察へ連絡。
「家出では?」と言われるが、家族仲はとてもよく、思い当たる節もない。
捜索が続くうち、スージーがかぶっていた帽子が発見される。
スージーが家に帰らなかった、あの日の朝、母親が渡した新しい手編みの帽子。
死体が見つかったわけではないと希望を持とうとする両親に刑事は告げる。
「相当量の血液が……」

スージーは不思議な世界にたどり着く、とても美しい、でも誰もいない……
そこへ、一人の少女ホリーが現われ、スージーに告げる。
「私達はあそこへ行くのよ。」と、向こうを指差す。
自分達がいるのは『天国』ではなく、まだ向かう途中なのだと。

しかし、犯人探しに明け暮れる父、そんな夫についていけなくなっている母。
家族が崩壊していく様子を見てスージーは、『天国』に向かうのを止める。
そして、自分を殺した犯人の手が妹にも伸びようとしていた……

もう死んでしまった後も家族を守ろうとする少女の活躍(?)、葛藤、苦悩。
犯人に対する憎しみ。
あり過ぎる心残り。

スージーは天国とこの世の狭間で家族に必死で訴えかける。
彼女は壊れかけた家族を救えるのか?
犯人に罰を与えられるのか?
そして、『天国』へ向かえるのか……?

何でしょう。

14歳の少女の『キス』に対する想いとか、私には分かりませんもの……
だから、そういう甘酸っぱい感じのことは、ご覧になって感じてくださいませ。(投げるな;;)

やっぱりさ~死んじゃうのは仕方ないのだけど、殺した相手は憎いんだろうね。
だからって大事な人は人殺しにしちゃいかんね。
まぁ、ならないんだけど、幸い。

何故か『地獄八景亡者の戯れ』を思い出した。
鯖に当たって死んじゃったたっつぁん。
あの世への道中で自分が葬式も手伝ったご隠居に出会う。
ご隠居はやぶ医者の出した薬のせいで死んでしまった。
ご隠居は言う。
「わしゃ、当座もう、ムカムカしてな。
何としてでもあの医者の所へ幽霊になって化けて出たろうと思ってたんやが、考えてみたら、遅かれ早かれこっち来んならんねん。
薬に当たってこっちに来るのも洒落たあるかいな~と。
ま、こない思うて諦めて歩いてるというわけや。」
それを聞いてたっつぁん。
「そうでっか、人間諦めが肝心です。」

そうだね。

人は死ぬ。
みんな死ぬ。
いつか死ぬ。
きっと死ぬ。
絶対に死ぬ。

これだけ覚えとけばいいのかもしれない。
PR
舞台はアユタヤ王国による侵略が進む(多分)14世紀のタイ。
名武将の息子ティンは、両親を殺されながらも悪名高い山賊「ガルーダの翼峰」のボス、チューナンに救われ生き延びる。
チューナンに見込まれたティンは、彼らの住む山奥の村で生活することになった。
そこには、ムエタイ、剣術、カンフーなどありとあらゆる格闘技の使い手たちがおり、ティンは彼らから徹底的な教えを受け、やがて究極の戦士へと成長する。
チューナンはティンを自分の跡目にと考え、ティンもチューナンを父のように慕っていたが、ティンにはどうしてもやり遂げなければならないことがあった。
それは父と母を殺した者への復讐だった。
ある日、父を裏切った男が、父から奪い取った領土に王朝を設立し、王になるという知らせを受け、ティンは単身乗り込む。
彼の本当の戦いが、今始まる!

今回もCGなし、ワイヤーなし(自分は)、スタントマンなし(自分でやります)、早回しなし。
『マッハ!』の超絶アクションで映画界に衝撃を与えたトニー・ジャーが、自らメガホンを取ったのが、この作品。
『マッハ!』は、観たんだけど全然内容を覚えてなくって、「どんな話だっけ?」と友達に訊いたら「村の仏像が盗まれて、取り返しに行くんだよ」と。
あぁ、そんな話だっけ……?
何かもう、滅多やたらと痛そうで、「もう、馬鹿じゃない!?」と思ったことしか覚えてませんでした(^_^;)
今回はムエタイだけじゃなくて、剣を使ったり、総合格闘技ぽかったり、ヌンチャクや酔拳まで(!!)
話自体は簡単ですね。
ストーリーよりもアクションが売りだから、初恋(多分)の少女との再会もあっさりスルー;;
見所はいっぱいあるのですが、ありすぎたのか、途中ボーっとしてしまいました……
イマイチの体調では処理し切れなかったみたい(>_<)
ラストは、あっと驚く(でも、ありがちな)どんでん返しに思わず涙するも、唐突。
後で、実話ベースにありがちな、「この後彼は……」という文章が続く。
物凄く尻切れトンボに終わっているというレビューは、この文章がくっついてなかったのを観たのかも。
何か、唐突ですが、仏教の国タイっぽい終わり方といえばいえます。
やっぱりさ、『因果は巡る風車』ってやつなんですよ。という。
まぁ、そのレビューのとおり、製作がトラぶったんでしょうね。
うん。
まぁ、もう『3』も作ってるという話ですが、多分続きではないんじゃないでしょうか?
だって、文章だけど話としては落としたんだし。

HEROESでしたっけ?真田宏之と、チャン・ドンゴンとニコラス・ツェーが出た思わず笑ってしまう映画がありましたが、アレでリウ・イエが演ってた黒ずくめの殺し屋がいたでしょ?
あんな感じの人とトニー・ジャーが象の上で戦うんですけど、この人が目とかがトニーに似てる感じがして、誰!?と。
どうやらこれが、ダン・チューポンらしい。
これは、今回のとっても見所らしいですよ。
『七人のマッハ!』に出てたんですよね?
私、この映画は見逃しちゃったんでよく分かんないんですけど、この人もスゴイらしいです。
とにかく、アクションシーンは圧巻です。
でも、『マッハ!』ほどはスカッと爽やかな帰り道ではない感じですね。
って、お前『マッハ!』覚えてねぇじゃねぇか!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
nikutainoakuma
高校生のフランソワは、高校が臨時の病院となった折、看護婦としてやってきた年上の女性マルトと出会う。
一目で彼女に恋をしたフランソワだったが、マルトには出征中の婚約者がいた。
しかし、フランソワの想いは通じ、二人は愛し合うようになる。
やがて、マルトはフランソワの子供を身ごもるが……

第一次世界大戦末期のパリで出逢った、17歳の若者と年上の人妻の激しい恋…。
原作はレイモン・ラディゲ。
ジェラールは撮影当時24歳でしたが、若者特有の傲慢さと繊細さを見事に演じ、高い評価を得たそう。

ジェラール・フィリップの出世作ですね。
形を変えて何度も繰り返されるテーマ(曲)も美しく、耳に残ります。
機会があればぜひ見ていただきたいのですが……
DVD化されてないんですよ(>_<)
これと、「しのび逢い」が未DVD化なのかな?
主な物の中では。
時々、自分が見落としててもう出ているのでは!?と、検索してみたりするんですけど……
2年くらい前に、遂にDVD化!!という話があったようなんですが、実現はしてないみたいです。
今回の上映で観て、初めて観た頃よりも更に状態が悪くなったんじゃないかな…と思うので、早く何とかしてもらいたいのですが……。
このまま、ダメになってしまうのは勿体なさ過ぎます!
ジェラールの映画を上映したいがために会社を立ち上げたというセテラ社長様(今も現職でおられるのかしら?)、何とかなりませんか!?
アメリカ、大恐慌時代、銀行強盗ジョン・デリンジャーは、警察をあざ笑うかのような大胆不敵な犯罪の手口と、金を奪うのは強者からだけという独特の倫理観で、それまでの“強盗”のイメージを覆し、不況に苦しむ多くの国民を魅了した。
ある日、デリンジャーは、運命の女、ビリー・フレシェットと出会う。
彼女との出会いは、デリンジャーのこれからの人生を決定付けるものだった。
ビリーもまたデリンジャーのことを危険な存在だと分かりながらも次第に惹かれていく。
その頃、FBIはデリンジャーをアメリカ初の“社会の敵ナンバーワン(PUBLIC ENEMY NO.1)”として指名手配。
離れ離れになってしまっても、二人の愛は決して揺らがなかった。
捜査の目をかいくぐり、デリンジャーは遂にビリーと再会を果たす。
だが、二人を取り囲むFBIの捜査網は徐々に縮まっていた……。

え~と、これってラヴ・ストーリーだったのですか!?
いや~気づかなかった……(^_^;)
あちこちで粗筋とかレビューとか読んでビックリさ~;;
ジョン・デリンジャーはいい男だよね。
いや、ハンサムってことではなく(私、ジョニデの魅力が「サッパリ分からない」ので)、仲間思いだし、女には優しいし。
ま、これ、この前に書いた「ジャック・メスリーヌ」もそうなんだよね~
仲間を裏切らず、女には優しく、金を奪うのは銀行や大金持ちからだけ。
ね、一緒でしょ?
でも、ジャックにはムラがあるわけ。
女は愛すべきものと思ってるけど、キレて奥さんを殴ったりするし
自分は必ず正しいと思ってるし……
まぁ、欠点だらけといえばいえる男なのだ。
デリンジャーは、欠点がないよね?
ビリーの他に女がいたかどうかとかは、この映画では描かれないし分からないけど。
仲間を最後まで見捨てないし……
でも、そんな人いるのかな?
まぁ、これが本当に彼の実像だとしたら、面白味がない男だな~と思う。
映画としては、ヘンにどこかに偏ることもなく(デリンジャーをヒーローとして奉ったりとか)、淡々といい出来なのかもしれないんだけど。

「つまんねぇ」

勇気を出して言ってしまう。
感想は?と訊かれたら、この一言。
ジョニー・デップに何の思い入れもないし。
だから、思い入れがある人が観るのとは全然違うと思うの。
今回、クリスチャン・ベイルは誰でも、どうでもいいような役だったね。

でも、まぁ、組んで一緒に仕事するなら、デリンジャー。
端から見てるなら、メスリーヌ。
かな。
フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)№1と呼ばれた男。
観てきました。
本作は、Part1、Part2に分かれていて、それぞれが2時間程なのですが、せっかく一気観出来るように映画館側がスケジュール組んでくださったこともあり…
何回も出かけるのは面倒くさいこともあって;;
4時間ちょい、一気観です。
疲れた~&どこまでがPart1で、どこからがPart2だったか記憶が曖昧に……(^_^;)

Part1[ノワール編]では
1959年、ジャックはアルジェリア戦争の兵役を終えパリに戻る。
父親からレース商の仕事を紹介されたが、友人に誘われて強盗をするようになり、ギャングのボスにも紹介されるようになる。
強盗を重ねるジャックだが、62年に初めて刑務所に入ることになる。
面会に来た妻と娘の姿を見て改心した彼は、出所後、堅気の仕事に就くが、運悪くリストラされてしまい、再び悪の世界へ。
それを止めようとした妻と決別する。
その後、バーで偶然知り合ったジャンヌと組んで二人は派手な強盗をやってのける。
しかし、ジャックが路上で狙撃される事件が起き、二人はしばらく国外に脱出することに…。
ジャンヌが億万長者の家での住み込みの仕事を見つけ、その頃建設現場で働いていたジャックと一緒に働くようになる。
二人とも主人に気に入られていたが、他の使用人とトラブルを起こしクビになってしまう。
その腹いせに、二人は億万長者を拉致して身代金を取ろうとしたが失敗に終わった。
二人はアリゾナの荒野でパトカーに追いつめられ、ついに逮捕される。
ジャックは刑務所で、かつて建設現場でともに働いたメルシエに再会。
「脱獄か死か」を合い言葉に、仲間の協力も得て、見事脱獄に成功する。

パンフとか参考にさせてもらうとこんな感じ。
若き日のジャック・メスリーヌが普通の家庭を飛び出し、犯罪を重ねて入獄、そして驚異の脱獄により〈社会の敵No.1〉と呼ばれるようになるまでを描いています。

Part2[ルージュ編]では
1973年、フランスに舞い戻ったジャックは、旧友のミシェル・アルドワンと銀行強盗を重ね、またも逮捕される。
しかし、裁判所に出頭した折に、脱走に成功した。
そんな彼の元に、父親が危篤との知らせが…
厳重な警戒の中、医師に変装して入院先に忍び込み、父を見舞う。

新しい仲間を加えて銀行を襲うが、運転手役の新入りが待機中に捕まってしまう。
やっとのことで逃走するジャックとアルドワン。
自分の選んだ男に間違いはないと言い張るジャックにアルドワンは愛想を尽かして去っていった。

ある日、ついにジャックの隠れ家をブルサール警視のチームが急襲。
自分の出した条件をすべて飲んだ警視に敬意を表し、ドアを開けたジャックは警視をシャンパンで歓迎した。
再び刑務所に入ったジャック、新聞に書かれた自分の来歴が気に入らず自伝を書く。
そこには犯罪歴が赤裸々に綴られていた。
法廷で下された判決は懲役20年だった。

刑務所でジャックは黙々と体を鍛えている男、フランソワ・ベスに出会う。
そして二人は、フランス一厳戒といわれる刑務所からの脱獄に成功する。
逃亡中の二人は刑事の変装をして警察署に堂々と現われ、街の警備体制をチェックすると、カジノを襲撃。
激しい銃撃戦や厳重な包囲網をかいくぐって何とか逃げ延びた。 
その後、再び街に戻ったジャックは、最期の時に一緒にいることになるシルヴィアと運命的な出会いをする。
女性記者からインタビューを受けたり、隠れ家に女を連れ込んだりするジャックに対称的な考えのフランソワは去っていく。

その後、ジャックは、自分をゴロツキ呼ばわりしたジャーナリストをリンチしたことで、今まで好意的だったマスコミを敵に回してしまう。
ジャック自身も終わりが近づいていることを感じ、シルヴィアに向けた遺言をテープに吹き込んだ。

実は、Part1の冒頭は、彼の最期、銃撃を受ける直前から始まる。
そして、Part2は21発の弾丸によってジャックが命を落とすところで終わる。
だから、この映画はジャック・メスリーヌという男が命を落とす直前に走馬灯のように人生を振り返った瞬間を描いている、とも言えるかもしれない。

とにかく、このジャックという男が一筋縄では行かない。
機嫌よく料理を作っていた(いい腕前らしい。みんな褒めてた)かと思うと奥さんを殴りつけるわ。
子供と仲良く散歩してるかと思うと、アラブ人の男をリンチして埋めちゃうし。
そうかと思うと、父親の言葉に病室で泣き崩れる。
多重人格かと思う程なのだ。
しかも、自己顕示欲が強く、サービス精神があり過ぎ。
自伝に書かれている犯罪歴について、こんなに告白するなんて自殺行為だと言われると「読者はアクションが好きだから…」と言う。
何ちゅうヤツや!!と思いつつ、魅力があるのも確か。
何てったって弁護士(女性)が、脱獄のためにピストルまで手配しちゃうんだもの;;
いくら、お金が入るとしたって、そんな危ない橋はなかなか渡れないよ(^_^;)
でも、この人は自分が言わば「畳の上では死ねない」ことも承知している。
だからこそ、目いっぱい人生を謳歌しようとしたのかも。
まぁ、私は、どちらかといえばフランソワな性格なんで、一緒に仕事をするのは勘弁願いたい(笑)

もう1つのパブリック・エネミーも観ましたが(後で書くね)、こっちの方がダントツで面白い!
映画が、というよりは、多分主人公になった男が…なんだろうけど。
同じお金を払うなら、断然こっち!なんですが、同じじゃないんだね~2本分要ります(-_-;)
どうせならPart1もPart2も観ていただきたいので。
フレンチ・ノワール好きならずとも、楽しめる作品だと思います。

それにしても、人間て不思議。
ジャックの最期に立ち会ったシルヴィア。
彼の死体も間近で見た筈、そして自分も怪我をしている筈なのに……抱いていた犬の心配してるのよ。
「あんた達、あたしの犬を撃ったわね!!」
ジャックが聞いてたら、どう思うんだろう?
忍者ブログ [PR]