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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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タイトル変わったんやね。
すんごい前に見た試写会の記事は『こちら』から

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観てきました。
冒頭のシーンは意外にも中年男が暗い表情で、これまた暗い部屋に座っている画から始まる。
男の声が聞こえてくる。
「あの男か とても殺人犯には見えないな。もうすぐ休暇なのについてない。」
中年男は取調べを受けるようだ。
名前は?
生まれは?
男は下町生まれと答える。
「どこの?」と問う刑事に男はこう返す。
「下町は一つしかない。」

パリ。 
下町の人々から愛されていたミュージックホール:シャンソニア劇場は、不況のあおりから借金がかさんでいた。
不動産屋の厳しい取立てに、1936年を迎えたその時、支配人は自殺してしまう。
劇場で働いていたピゴワルの一人息子ジョジョは、失業した父親を気遣い、友達と組んで街角でアコーディオンを弾き、金をもらっている。
しかし、ある日補導されて、以前自分と父を捨て、今はパリ郊外で再婚した母親の元へ引き取られる。
そんな折、昔の劇場の仲間が勝手に囲いを取り払い、自分の物まねショーを公演するという事件が起こる。
公演を止めさせようとやって来た不動産屋に、駆けつけたピゴワルや仲間達は劇場を占拠した!と言う。
お付の会計士に説得され、劇場を使うことを許す不動産屋ギャラピア。
ピゴワル達は、劇場を再建するため、オーディションを行う。
そこへギャラピアの連れて来た美しいドゥースもやってきて、採用となる。
アナウンス嬢として採用されたのだが、美しい歌声の持ち主であることが判明。
劇場は一時は活気を取り戻したかに見えたが、素人並の芸ばかりと叩かれ、唯一の売り物だったドゥースも劇場を去ってしまう。
息子に会うことも許されず、落ち込むピゴワル。
そんなある日、奇跡のような出来事が……
昔の劇場仲間で、ずっと家に閉じこもっていたマックスがドゥースの歌声を聴き、20年ぶりに家を出る。
彼女は彼が愛した歌手の娘だったのだ。
作曲家として優れた才能を持っていたマックスと歌姫として成功したドゥースが戻り、劇場はたちまち満員に!
そしてジョジョもピゴワルの元に戻り、新しいプログラムでシャンンソニア劇場は見事に復活した!
何もかもが順調だった。
しかし、革命記念日の前夜、恐ろしい事件が起きてしまう……。

さすが『コーラス』の製作コンビ。
あの映画同様、泣かせどころを心得ている。
『コーラス』で、ずっと親を待っていた子を演じていたマクサンス・ペランが健気に父親を支えるジョジョを演じている。
意外な冒頭のシーンから、劇場の波乱万丈を取調べを受けるピゴワルが回想する形で物語は進む。
上手く行くかと思わせてはダメになり、もうダメかと思わせては浮かび上がる。
終盤ドゥースを再び迎えて幕を開けた劇場のショーはとても楽しく、見所の一つ。
ここで起こるすべての出来事が、『愛』に基づいている気がする。
恋をするとイカレる。という言葉が劇中に出てくるが、愛(人に対するものだけでなく)もまた人をイカレさせる。
それでもそれは幸せなことなのかもしれない。
そして、帰る場所があるというのは、何て幸せなことなんだろう。
観てきました。

イタリアのボローニャ大学。
夏期休暇に入ったばかりの人気の無い構内。
守衛はふと机の上に置いたままにされた鍵に目を留める。
いったんは保管場所へと戻した彼だか、虫の知らせか、その『歴史図書館』の鍵を手に階段を駆け上がる。
するとそこには、信じがたい光景が!

という、サスペンスタッチで始まるこの映画。
イタリアの名匠エルマンノ・オルミが、これで最後と語る長編劇映画です。

守衛の視線の先にあった物。
それは太い釘で床や机に大量の古文書が太い釘で打ち付けられているという惨状だった。

捜査の結果、容疑者として浮かび上がったのは、将来を嘱望されていた哲学科の若き主任教授だった。
近く国際舞台で論文を発表することになっていた彼は忽然と姿を消していた。

その頃、教授はあてもなく車を走らせていた。
途中でその車も捨て、車のキー、ジャケット、財布も現金と一枚のカードだけを抜き取り川へと投げ捨てる。
残ったわずかな所持品を手に川をたどって歩き始めた彼は、川岸で朽ちかけた小屋を見つけた。
そこを住処にしようと考え、生活用品を買いに出かけた町で、郵便配達の青年にパン屋の場所を教えてもらい、そのパン屋で若い娘と知り合う。
その他にも、小屋の近くに住む人たちが教授に関心を持ち始める。
小屋の修理にも手を貸してくれるようになり、いつからか彼らはその風貌から教授を「キリストさん」と呼ぶようになる。

一方、川からは教授のジャケットなどが見つかり、警察は自殺の線でも捜査を進め始める。

村の人々との交流によって、教授の顔にはいつしか微笑が戻ってきた。
ところがある日、港建設のためポー川中流からの立ち退き命令が下る。
そこに住む人々を助けるため、教授は一枚のクレジットカードを差し出すのだが……

教授が「キリストさん」と呼ばれることからも分かるとおり、このお話は宗教というかキリスト教に深く関わっているのだと思います。
なので、そういった知識があればより深く理解出来ると思います。
私は全然ないんですけどね;;
教授は古文書を磔にして、いわば決別してきた訳ですが、近隣の老人達にせがまれキリストの奇跡の話や、キリストが語ったといわれる話をするようになる。
彼が起した行動の本当の意味は何だったのか?
というのが、テーマかな。と思うのですが……

クレジットカードを使ってしまったことから居場所を突き止められてしまい、警察がやってくる。
連行された警察署で彼は話し始める。
自分の人生を振り返ってみると出てくるのは本ばかり、でもたくさんの本よりも友人と飲む一杯のコーヒーの方がいい。
彼の元に、図書館の本の槐集に一生を捧げた、彼の師でもあった司教が訪れる。
あなたは人間よりも書物を愛している、と詰め寄る教授。
書物は裏切らない、という司教。

この映画の冒頭に登場した言葉がある。
「どんな書物もそれ自体は何も語らない」
書物に語られるべき言葉を閉じ込めてしまった宗教に対する反乱というか……。
これも愛情なのかと思う。
結局この人も神を捨てられないのだ。
捨てられないから、失望したのではないのかと思う。
愛しているからこその仕打ちなのかもしれない。
でも
そんなことは、見終わってからちょっと振り返って考えてみればいいことで。
スクリーンに映し出される数々の美しい光景を観るだけでも価値がある、と思う。
長くない映画ですが、時間以上のボリュームがあります。
観てきました。

1930年代の満州。
ギャングのパク・チャンイ(イ・ビョンホン)は、ある人物から頼まれ、金丸という日本人に売った地図を取り戻すよう依頼される。
その依頼を実行するため金丸が乗る大陸横断列車を襲う。
ところがその列車には、盗賊のユン・テグ(ソン・ガンホ)も乗り合わせており、地図は偶然、彼の手に。
チャンイを狙っていた賞金稼ぎパク・ドウォン(チョン・ウソン)も加わり、自体はさらに複雑化する。
何の地図かもよく分からないまま、逃げる泥棒を追いかけるギャング団と賞金稼ぎ、という当然のようで奇妙な組み合わせ。
また、日本軍や、騎馬民族らしい一団もこの地図を狙っており、壮大な争奪戦を繰り広げられる。
果たして宝はあるのか!?
あるとすれば何なのか?
そして、最後に笑うのは誰なのか!?

え~
私ゃ、韓流ドラマが好きではありません。
くっついたの離れたのって、ま~ウジウジうじうじ……
ど~でも、えぇがや!

この映画はそういうものとは一線を画してますね。
なので、私と同じような方も安心して観れますよ(笑)

今回お目当ては何といっても
ソン・ガンホ!
え、おかしくないですよ!!
キム・ジウン監督と組んだ『反則王』で初めて観たんですけど、それ以来かなり好きですね。
今回も役者として一番おいしいのは、彼の役なんじゃないでしょうか?
演るなら、あれだな~と、思う。
チョン・ウソンも、初めて見たのは『上海グランド』で、「あれは誰!?」と、エンドロールで必死で探した覚えがあります。
10年以上前ですね。
レスリー(・チャン)とアンディ(・ラウ)が出ている映画で目を引くんですから、ホント男前さんだったんですね~。
ただ、あのお年頃は豊頬の美少年な感じもよかったのですが……
うぅん、何でだろう?
何で、豊原功介(あれ、こんな字だっけ?)になっちゃったんだろう……?と。(いえ、男前だと思いますけどもね、豊原さんも)
ビョン様は、私が言うまでもなくキレイな方ですね。ハイ。
ビョン様の手下に清原がいるのも、見所の一つ。
え、似てるだけですか!?

さて
プロの方のレビューとか拝見したところによると、この映画、「続・夕陽のガンマン」をまんまパチッてるとか……;;
通の方ならタイトルでピンと来るらしいです。
私は西部劇は全然知識がないんで、アレなんですけど;;
チラシに「ムチャクチャでイイのだ」と書いてあったとおり、ムチャクチャでございます。
ま~三人とも撃ちまくる撃ちまくる!
それぞれがキャラクター出来上がってるんで漫画チックではあります。
面白かったですよ、ギャグあり、ド派手なアクションあり、サスペンスタッチあり。
ビョン様の腹筋以外にも見所は色々ございます。
でも
後で、何か残るかっていうと
う~ん……
何にもないね~(^_^;)
という感じ。
韓流ドタバタ西部劇、かな?
男のロマン的な部分がもうちょっとあってもよかったんじゃないかな~と。
ドタバタ劇に終始し過ぎた感じがします。
とはいえ、退屈ということはないので、129分、エキセントリックなビョン様にうっとりするもよし、クールなウソンにウットリするもよし、相変わらず上手いガンホにニヤリとするもよし、たっぷりお楽しみください。

ところで
あれ、白竜だよねぇ?
日本軍の人。
エンドロールで見つけられなかったんだけど……
昔々は(今もちょっとやってるらしいけど)ロック・スターさんだったとか…どんな感じなんでしょう?
あ、
エンドロールといえば、黒い画面にキャスト名が出た後、パラパラと出て行く人が結構いたのですが、ちょっぴり続きがあります。
なので、余程お急ぎでなければ、最後まで座ってご覧ください。
続きが終わった後も撮影中のスチールとか、素敵なビョン様が(以外の人も)見られますよ。
T-Rexといえば“Get it on”という国が多いのだそうだ。
個人的には断然“20th Century Boy”の方が印象が強いと思うのだが、どうだろう?
あの、強烈なイントロ。
一度聞いたら忘れらんないべ?

さて、20世紀少年、三部作の最後です。
実は、二作目観てないんだよね~
試写当たったんだけど、熱出してぶっ倒れちゃって……
でも、行きたくて着替えて玄関を出てみたんだけどさ~
帰って来られんかもしれん……と諦めた。
2日後にどうしても休めない行事(仕事ね)もあったしね。

という訳で、TV放送するだろうと当て込んでいた訳です。
その通りやったんだけど、放送時間の都合か、はたまた製作サイドの希望か、新編集版てことで。
劇場公開されたのとは別物だったんだね。
でも、まぁ、これで話が一応繋げられるだろうと、TV放送を見て日が経たないうちに出かけたんだけど……
うぅむ。
裏目に出たかな。
今、頭の中でごっちゃになっちゃってます;;

という訳で、粗筋はオフィシャルサイドなどを参考に書かせてもらいました。(ま、いつも一応見直さしてもらってるんですけど)

“ともだち歴3年”(西暦2017年)。
“ともだち”は「世界大統領」として世界を支配していた。
殺人ウィルスが蔓延した東京は高い壁によって分断され、外から東京に入ることは非常に難しく、また壁の中の都民の行動も制限されていた。
かつての仲間達は“ともだち”の追手から逃れ、身を潜めている。
壁を乗り越え、侵入した東京でオッチョは両親を連行された姉弟と出会う。
追われる彼を助けてくれたのだ。
そして、TV放送の終了後“ともだち”が人類の滅亡を予言する8月20日に武装蜂起を呼びかける『氷の女王』の存在を知り、また放送されていないはずのラジオから時々流れてくるというある歌を聞かされ、『血の大晦日』以降行方が知れないあの男がどこかで生きているのではないかと思うようになる。
荒れ果てた新宿でオッチョは再び神様と出会い、氷の女王がカンナであると確かめる。
 
着々と近づく新たな絶望。
“しんよげんの書”には何が書かれているのか? 
“ともだち”の計画とは何なのか?
そして、“ともだち”とは誰なのか?

打ち明けちゃいますが、“ともだち”役の人は一作目からずっと分かっていました。
なので、被り物を取った時は「あぁ~やっぱりね~」でした。
だって、うなじで分かっちゃったんだもん(^_^;)
でも、それが本当は誰かというのはまた別の問題だね。

二作目でどれくらい話が展開したのか全然分かんないのですが、一度死んで生き返った“ともだち”は、それこそ神になってしまったんだね。
宙にちょびっと浮かぶくらいで、信仰を集めちゃうんですから、生き返ったりしたら、もう、ねぇ……。
世界を完全に掌握してしまった友達は、もう人類を滅ぼしちゃうことしかすることがなくなってしまって、実行にかかる。
そんで、自分を信じて、共にあるものだけが救われるという。
邪魔者のいなくなった世界で、仲良しだけで暮らそうってことか。
で、この人類滅亡計画を阻止すべく、秘密基地の仲間達が立ち上がる。
北海道で、密かに流行する謎の曲を放送するDJも実は、引っ越して行った当時の友達だったり。
あの、スナイパーも何やら関わりが深いらしい。

オッチョに説得されて武装蜂起を諦めたカンナは代わりに音楽フェスティバルを開くと宣伝する。
そこには、あの、謎の歌手もやって来ると……。

このフェスティバルが、まぁ一応の大団円なのだが、よ~く考えてみると、ちょっと怖いかもしれない。
熱狂する人々の対象がすげ代わっただけとも思えちゃうしね。

エンドロール後の10分は、そんなことが出来りゃあ苦労しねぇよ(--〆)
と思うのだが
そっか、これはアタマの中のことだね。
本当の時間は、とっくに過ぎ去って手の届かない彼方にある。
そう思うと、これは、あの可哀想な彼のためでなく過去に過ちを犯した彼のための、ある種の儀式なんだろうね。
そう思うと可哀想な子は可哀想な子にとっては可哀想なままなのである。
切ないね。

私は、原作の方はチラッとしか読んだことがなく、読んだ内にも入らないので、比べて云々ということは出来ない。
しかも、二作目も見れてないから、三部作としてどうかということも評価できないし……

でも、まぁ、何て言うか、それなりにカタルシスがあって、よかったと思う。
帰り道は嫌な気分じゃないしね。

あ、でもさ~古チン何とかしようぜ、その身体。
昔は、ほっそりしててバニーちゃんもよく似合ってたのにね~(>_<)
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