私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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オモシロモノ
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。
赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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かうんたー
数え始め 2006/11/14
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この間からバタバタッと観てしまったので、ポコッと絶対に観ようと思っていたものがなくなりました。
う~ん。
ウチでゴロゴロしてもいいけど(常に身体はグッタリだし)、暑いしな~;;
気になっているのは『ノウイング』だけど、ニコケイに金払うのも何かヤダ(←オイ;;)
と、考えていてふと思い出したのがこの映画。
そういえば、予告編、結構面白そうだったな~。
という訳で、イマイチ得意じゃない韓国映画にまた挑戦!(^_^;)
勝率100%との呼び声も高い敏腕弁護士ユ・ジヨン。
彼女はは8歳になる娘と暮らしている。
忙しくなかなか娘のために時間の取れない彼女だったが、運動会のリレーでは一等を取ると約束する。
その運動会当日、娘からバトンを受け取り、懸命に走るジヨン。
一着でゴールテープを切ると笑顔で娘、ウニョンの姿を探す。
しかし、いくら呼んでも返事はなかった……
男達に囲まれ、電話を待つジヨン。
娘は誘拐されてしまったのだ。
彼女は警察に連絡し、犯人からの電話を待っていたのだ。
犯人の指示に従い車で家を出るが、さらに隠しマイクを捨て、警察をまけと要求される。
娘のため、必死で犯人の要求に従うが、結局取引は失敗してしまう。
悲嘆にくれるジヨンの元に再び犯人から連絡が入る。
身代金取引は彼女を試すためのものであり、真の目的は別にあるというのだ。
それは、殺人事件での被告チョン・チョルチンの無罪を勝ち取れというものだった。
裁判まではたったの一週間、しかも被告には前科もあり、状況証拠からも死刑は確実視されていた。
彼女はそんな被告を無罪にし、娘を救うことができるのか!?
いや~、面白かった!
最近の韓国のサスペンス・スリラーは本当に出来がいいと思う。
主役のユ・ジヨンには、韓流なんか……という人もかなり知っているんじゃないかと思う『LOST』にも出演していたキム・ユンジン。
彼女は同じ母親として、被害者の母の悲しみを痛い程感じながらも、犯人からの無理な要求に何が何でも応えようと奮闘する。
お父さんは出てこないから、死別したのか未婚なのかはたまた離婚したのか分からないけど、シングルマザーなんだね。
お風呂で明日の運動会のことを楽しげに話す2人。
そして娘との約束を果たした喜びから一転して、娘を失う恐怖へと突き落とされてしまう母親。
この落差って物凄いですよ!
映画の冒頭は、まるでホラー映画のようで、観る側に物凄く緊張感を与えます。
あちこちで鳴り響く電話のベルのように、最初あちこちへと動く時間軸も、やがて集約していき、引き込まれていく感じです。
誘拐劇であり、推理劇であり、法廷劇。
サスペンスとアクションとバイオレンスとスリル。
誘拐犯からジヨンにかけられるプレッシャー。
不慮の事故による娘のアレルギー発作。
真犯人の影。
さらに、その背後にある力。
弁護する男は本当に無罪なのか?
ならば、真犯人は誰なのか?
未だに発見されない凶器の行方は?
娘を誘拐したのは誰なのか?
疑問と葛藤を抱えながらも奮闘するジヨンにハラハラ。
もうダメか!?と思ってはまた一転。
これで、解決か?と思ってはまた一転。
ラストにはアッと言わされます。
それにしても、お母さんていうのはスゴイ人なんだね!
死刑についても、ちょっと考えさせられるかもしんないです。
う~ん。
ウチでゴロゴロしてもいいけど(常に身体はグッタリだし)、暑いしな~;;
気になっているのは『ノウイング』だけど、ニコケイに金払うのも何かヤダ(←オイ;;)
と、考えていてふと思い出したのがこの映画。
そういえば、予告編、結構面白そうだったな~。
という訳で、イマイチ得意じゃない韓国映画にまた挑戦!(^_^;)
勝率100%との呼び声も高い敏腕弁護士ユ・ジヨン。
彼女はは8歳になる娘と暮らしている。
忙しくなかなか娘のために時間の取れない彼女だったが、運動会のリレーでは一等を取ると約束する。
その運動会当日、娘からバトンを受け取り、懸命に走るジヨン。
一着でゴールテープを切ると笑顔で娘、ウニョンの姿を探す。
しかし、いくら呼んでも返事はなかった……
男達に囲まれ、電話を待つジヨン。
娘は誘拐されてしまったのだ。
彼女は警察に連絡し、犯人からの電話を待っていたのだ。
犯人の指示に従い車で家を出るが、さらに隠しマイクを捨て、警察をまけと要求される。
娘のため、必死で犯人の要求に従うが、結局取引は失敗してしまう。
悲嘆にくれるジヨンの元に再び犯人から連絡が入る。
身代金取引は彼女を試すためのものであり、真の目的は別にあるというのだ。
それは、殺人事件での被告チョン・チョルチンの無罪を勝ち取れというものだった。
裁判まではたったの一週間、しかも被告には前科もあり、状況証拠からも死刑は確実視されていた。
彼女はそんな被告を無罪にし、娘を救うことができるのか!?
いや~、面白かった!
最近の韓国のサスペンス・スリラーは本当に出来がいいと思う。
主役のユ・ジヨンには、韓流なんか……という人もかなり知っているんじゃないかと思う『LOST』にも出演していたキム・ユンジン。
彼女は同じ母親として、被害者の母の悲しみを痛い程感じながらも、犯人からの無理な要求に何が何でも応えようと奮闘する。
お父さんは出てこないから、死別したのか未婚なのかはたまた離婚したのか分からないけど、シングルマザーなんだね。
お風呂で明日の運動会のことを楽しげに話す2人。
そして娘との約束を果たした喜びから一転して、娘を失う恐怖へと突き落とされてしまう母親。
この落差って物凄いですよ!
映画の冒頭は、まるでホラー映画のようで、観る側に物凄く緊張感を与えます。
あちこちで鳴り響く電話のベルのように、最初あちこちへと動く時間軸も、やがて集約していき、引き込まれていく感じです。
誘拐劇であり、推理劇であり、法廷劇。
サスペンスとアクションとバイオレンスとスリル。
誘拐犯からジヨンにかけられるプレッシャー。
不慮の事故による娘のアレルギー発作。
真犯人の影。
さらに、その背後にある力。
弁護する男は本当に無罪なのか?
ならば、真犯人は誰なのか?
未だに発見されない凶器の行方は?
娘を誘拐したのは誰なのか?
疑問と葛藤を抱えながらも奮闘するジヨンにハラハラ。
もうダメか!?と思ってはまた一転。
これで、解決か?と思ってはまた一転。
ラストにはアッと言わされます。
それにしても、お母さんていうのはスゴイ人なんだね!
死刑についても、ちょっと考えさせられるかもしんないです。
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どうしようかな~と散々悩んでたのですが、観て来ちゃいました。
が、
ぅむう……。
16年前、ある島で、島民全員が死亡した。
しかし、その事実は政府によって闇に葬られ、世間に知られることはなかった。
だが、その島から奇跡的に逃げ延びた2人の少年がいた。
それぞれの宿命を背負って大人になった2人。
一人は頭脳明晰なエリート銀行員でありながら、凶悪犯罪を重ねる結城美智雄(玉木宏)。
もう一人は、敬虔な神父となった賀来裕太郎(山田孝之)。
彼は結城の犯行を阻止しようとしながらも毎回翻弄され、激しく苦悩する。
結城はついに、16年前の事件の鍵である「MW」にたどり着く。
「MW」を手に入れようと、さらに犯罪を重ねていく結城。
彼の目的とは……?
内容の過激さや、荒唐無稽さから、“禁断の問題作”“映像化は不可能”と言われてきたという原作「MW」。
うん、やっぱり不可能やったんやね。←イキナリ結論;;
まず最初のシーン、何でタイ?
いや、きっと、スケール感を出そうとしたんやね。
気持ちは分かるし、確かにワールドワイドな雰囲気は出てるけど……
海外ロケにすりゃいいってもんでもないと……国内で撮ってもスケールの大きさは出せると思うよ。
撮り方次第かな?
この初っ端の誘拐事件が結構長くって本筋に入ってからがサクサクと話が進みすぎる気がする。
神父さんは苦悩し足りないし、結城さんももうちょっと自分を100%利用するような方法で相手を罠にかけて欲しい。
そして、この主人公2人。
この2人の年齢差などを変えてしまったために、2人の関係性もずい分変わってしまった。
確か、「ぴあ」のインタビューで山田君が「玉木さんを愛する役です。」と語っていたように、山田君の“愛してる感”は割りと分かるんですけど……
玉木さんには“愛されてる感”が薄い気がしますね~
まるで執着してないみたいだし。
たった2人、辛い境遇を生き延びてきた人たちとは思えないあっさりブライトさ。
ま、これは脚本や演出の問題ですね。
スケールに執着しすぎたのかな~?
まぁ、主役2人が好きなら、かなり楽しめるかと思います。(特に玉木さん派の方は)
ラストシーンも原作の方が何だかゾッとしますね。
映画を観るお金で原作を購入される方を個人的にはオススメします。
が、
ぅむう……。
16年前、ある島で、島民全員が死亡した。
しかし、その事実は政府によって闇に葬られ、世間に知られることはなかった。
だが、その島から奇跡的に逃げ延びた2人の少年がいた。
それぞれの宿命を背負って大人になった2人。
一人は頭脳明晰なエリート銀行員でありながら、凶悪犯罪を重ねる結城美智雄(玉木宏)。
もう一人は、敬虔な神父となった賀来裕太郎(山田孝之)。
彼は結城の犯行を阻止しようとしながらも毎回翻弄され、激しく苦悩する。
結城はついに、16年前の事件の鍵である「MW」にたどり着く。
「MW」を手に入れようと、さらに犯罪を重ねていく結城。
彼の目的とは……?
内容の過激さや、荒唐無稽さから、“禁断の問題作”“映像化は不可能”と言われてきたという原作「MW」。
うん、やっぱり不可能やったんやね。←イキナリ結論;;
まず最初のシーン、何でタイ?
いや、きっと、スケール感を出そうとしたんやね。
気持ちは分かるし、確かにワールドワイドな雰囲気は出てるけど……
海外ロケにすりゃいいってもんでもないと……国内で撮ってもスケールの大きさは出せると思うよ。
撮り方次第かな?
この初っ端の誘拐事件が結構長くって本筋に入ってからがサクサクと話が進みすぎる気がする。
神父さんは苦悩し足りないし、結城さんももうちょっと自分を100%利用するような方法で相手を罠にかけて欲しい。
そして、この主人公2人。
この2人の年齢差などを変えてしまったために、2人の関係性もずい分変わってしまった。
確か、「ぴあ」のインタビューで山田君が「玉木さんを愛する役です。」と語っていたように、山田君の“愛してる感”は割りと分かるんですけど……
玉木さんには“愛されてる感”が薄い気がしますね~
まるで執着してないみたいだし。
たった2人、辛い境遇を生き延びてきた人たちとは思えないあっさりブライトさ。
ま、これは脚本や演出の問題ですね。
スケールに執着しすぎたのかな~?
まぁ、主役2人が好きなら、かなり楽しめるかと思います。(特に玉木さん派の方は)
ラストシーンも原作の方が何だかゾッとしますね。
映画を観るお金で原作を購入される方を個人的にはオススメします。
この間から右側ばかり怪我するので、只今お数珠着用中の赤姫です。
そんな私よりも、はるかにお数珠が似合いそうな爺さんと婆さんのボニーとクライド的物語。
ふた昔、三昔前の少女漫画のようなベタベタな運命的な出会いして結婚したエミルとヘディ。
そんな2人も81歳と70歳になり、すっかり枯れきった老夫婦。
何かの取立てが日々部屋のドアをノックする毎日。
社会も時代も変わり、年金だけでは2人の暮らしは成り立たなかったのだ。
ある日、とうとう電気も止められ、2人の出会いの思い出の品であり、へディが何としても手放すのを嫌がっていたダイヤのイヤリングを借金のカタに取られてしまう。
怒りを覚えた夫のエミルは、イヤリングを奪い返すため、持病のギックリ腰を押して20年ぶりに愛車ウィンド・バードを飛ばし、何と郵便局強盗を!!
それを皮切りに次々と強盗事件を重ねていくが、彼はあくまでも紳士的だった。
一度は警察に協力した妻のヘディだが、再会した夫の言葉にかつての愛を思い出し、手を取り合って逃げる決心をする。
やがて、2人の逃避行は、多くの高齢者達の支持を得ていく。
連日報道され、有名になっていく2人、何故か運に恵まれ捕まらない彼らだったが、遂に警察の手が……
楽しかったよ(^・^)
上映スケジュールの都合で仕方なかったんだけど、扉を~よりもこちらを後に観たかった……
最初はお互いのことにあまり関心もなく、惰性で暮らしているような老夫婦が、「強盗」という共同作業によって、かつての姿を取り戻していく。
すっかり疲れたような表情だった婆さんは、美しいドレスに身を包み10年も若返ったかのようだし。
難しい顔ばかりした頑固じじいを絵に描いたような爺さんの顔にも笑顔が戻ってくる。
年金問題といった社会的な問題を背景にしつつ、自分達はもちろん、同じ境遇の人々にも笑顔を与える2人の活躍が描かれている。
うん、まさしく活躍。
痛快!
切ない……
そして、爽快!!
ハンガリー映画なんだけどもさ、食わず嫌いは止めてぜひご覧あれ。
余談なんだけども
車。
カッチョイイんである。
爺さんがウィンド・バードと呼ぶ愛車は1958年製のチャイカ。
彼が30年間共産党の高官の運転手を務めた証。
やっぱ車はこう、デカくって庶民には手が出なさそうな感じがいいんじゃないの?
そうしたらさ~CO2問題とかこんなスゴイことになってなかったかもよ。
そんな私よりも、はるかにお数珠が似合いそうな爺さんと婆さんのボニーとクライド的物語。
ふた昔、三昔前の少女漫画のようなベタベタな運命的な出会いして結婚したエミルとヘディ。
そんな2人も81歳と70歳になり、すっかり枯れきった老夫婦。
何かの取立てが日々部屋のドアをノックする毎日。
社会も時代も変わり、年金だけでは2人の暮らしは成り立たなかったのだ。
ある日、とうとう電気も止められ、2人の出会いの思い出の品であり、へディが何としても手放すのを嫌がっていたダイヤのイヤリングを借金のカタに取られてしまう。
怒りを覚えた夫のエミルは、イヤリングを奪い返すため、持病のギックリ腰を押して20年ぶりに愛車ウィンド・バードを飛ばし、何と郵便局強盗を!!
それを皮切りに次々と強盗事件を重ねていくが、彼はあくまでも紳士的だった。
一度は警察に協力した妻のヘディだが、再会した夫の言葉にかつての愛を思い出し、手を取り合って逃げる決心をする。
やがて、2人の逃避行は、多くの高齢者達の支持を得ていく。
連日報道され、有名になっていく2人、何故か運に恵まれ捕まらない彼らだったが、遂に警察の手が……
楽しかったよ(^・^)
上映スケジュールの都合で仕方なかったんだけど、扉を~よりもこちらを後に観たかった……
最初はお互いのことにあまり関心もなく、惰性で暮らしているような老夫婦が、「強盗」という共同作業によって、かつての姿を取り戻していく。
すっかり疲れたような表情だった婆さんは、美しいドレスに身を包み10年も若返ったかのようだし。
難しい顔ばかりした頑固じじいを絵に描いたような爺さんの顔にも笑顔が戻ってくる。
年金問題といった社会的な問題を背景にしつつ、自分達はもちろん、同じ境遇の人々にも笑顔を与える2人の活躍が描かれている。
うん、まさしく活躍。
痛快!
切ない……
そして、爽快!!
ハンガリー映画なんだけどもさ、食わず嫌いは止めてぜひご覧あれ。
余談なんだけども
車。
カッチョイイんである。
爺さんがウィンド・バードと呼ぶ愛車は1958年製のチャイカ。
彼が30年間共産党の高官の運転手を務めた証。
やっぱ車はこう、デカくって庶民には手が出なさそうな感じがいいんじゃないの?
そうしたらさ~CO2問題とかこんなスゴイことになってなかったかもよ。
コネティカットの大学の経済学教授のウォルター・ヴェイル。
愛する妻が他界して以来、すべてに心を閉ざして孤独に生きていた。
今では何年も同じ内容の講義を毎年繰り返し、同僚との関わりも避け、レポート提出が遅れた学生を冷たく追い返す有様。
そんなウォルターの唯一の関心事は、ピアノの習得だが、なかなか上達せず、すぐ教師を替えてしまう。
ある日、ウォルターは同僚の代理で学会に出席するため、いやいやながらニューヨークへ出張することに。
久しぶりにマンハッタンにある別宅のアパートを訪れると、何やら人の気配が……
若い移民のカップルがそこに住んでいた。
この部屋を買ったのだというが、彼らは詐欺にあったのだった。
2人はウォルターの言葉に納得し、警察は呼ばないでくれと頼み、素直に荷物をまとめて出ていく。
不法滞在だったため、もし警察沙汰になれば国外追放になってしまう可能性があるからだ。
2人を見送ったウォルターだが、残された2人の写真に気づき彼らの後を追うと、今夜の宿もなく途方に暮れていた。
今夜は部屋に泊まれというウォルターの優しさに感激したタレクは、ジャンベ奏者で、彼の楽器に興味を示したウォルターにジャンベを教える。
2人がジャンベを通じて友情を深めていく一方で、ゼイナブはウォルターにどこか心を許せずにいた。
ある日、タレクと連れ立ってセントラルパークへ行ったウォルターは、はじめこそ躊躇したものの、大勢の輪に入り、ジャンベをたたく。
ウォルターの表情にはいつしか喜びが溢れていた。
しかしその帰り道、地下鉄の駅で事件が起こった。
ゼイナブとの約束に急いだタレクが無賃乗車を疑われ、ウォルターの目の前で逮捕されてしまったのだ。
タレクは地下鉄用のカードを持っており、単なる誤解だったのだが、警察はウォルターの言葉も聞かず、タレクを連行してしまう。
タレクは警察から、入国管理局の拘置所へと移送された。
彼を救いだすためウォルターは弁護士を雇い、毎日クイーンズにある収容施設へ面会に行く。
かつて拘束された経験のあるゼイナブは入管に捕まる恐れがあるため、面会に行くことができないのだ。
タレクは難民申請を却下されていたが、移民手続きはちゃんとしていたと主張していた。
数日後、ウォルターの部屋を美しい女性が訪ねる。
タレクの母モーナだった。
ミシガン州に住む彼女は、連絡がつかなくなった息子を心配し、ニューヨークまでやって来たのだ。
タレクのルームメイトだと自己紹介したウォルターは、モーナを既にいとこの家に移ったゼイナブを引き合わせる。
モーナもまた、息子に会うことのできない身だった。
そんなふたりに代わってウォルターはタレクを訪ね続ける。
モーナと一つ屋根の下で暮らし、親しくなるにつれ、ウォルターは彼女に惹かれていく。
ある日モーナを慰めるため、ウォルターは彼女を誘う。
誕生日にタレクからCDをもらったと話していたミュージカル「オペラ座の怪人」へ。
久しぶりに楽しいひとときを過ごした2人だったが、翌朝、タレクから緊急の連絡が入る。
どこかへ移送されそうだというのだ。
2人はタクシーに飛び乗り、収容施設へと急ぐのだが……
9・11以降の移民に対して急激に扉を閉ざしたニューヨークでウォルターのドアを次々とノックする、それまでは関わりあうことを考えることすらなかった人々。
愛妻の死以来、何もかもを拒絶してきたウォルターは、そんな人々との出会いによって、人間らしさを、忘れていた愛や情熱を取り戻していく。
のですが、
エンディングは切なく辛気臭い……
うぅ~ん。
ウォルターの変わっていく様子が、とてもいい感じです。
アカデミーノミネートも納得?
アメリカで結構ヒットしたらしいですね。
てことは、「こんなアメリカじゃいけないんじゃないのか?」と思う人がたくさんいるってことなのか……?
ん~でも、何か…難しいですね~
一人一人の人は、誰も彼もがテロリストじゃないって分かっているはずなのですが、組織とかになると違ってしまうのか…。
「理想の国」だったはずのアメリカが変わってしまったことへの怒りと嘆きの表現なんじゃないですかね。
この映画も、最後のウォルターも。
でも、とりあえず、帰り道が楽しくはない映画です。
愛する妻が他界して以来、すべてに心を閉ざして孤独に生きていた。
今では何年も同じ内容の講義を毎年繰り返し、同僚との関わりも避け、レポート提出が遅れた学生を冷たく追い返す有様。
そんなウォルターの唯一の関心事は、ピアノの習得だが、なかなか上達せず、すぐ教師を替えてしまう。
ある日、ウォルターは同僚の代理で学会に出席するため、いやいやながらニューヨークへ出張することに。
久しぶりにマンハッタンにある別宅のアパートを訪れると、何やら人の気配が……
若い移民のカップルがそこに住んでいた。
この部屋を買ったのだというが、彼らは詐欺にあったのだった。
2人はウォルターの言葉に納得し、警察は呼ばないでくれと頼み、素直に荷物をまとめて出ていく。
不法滞在だったため、もし警察沙汰になれば国外追放になってしまう可能性があるからだ。
2人を見送ったウォルターだが、残された2人の写真に気づき彼らの後を追うと、今夜の宿もなく途方に暮れていた。
今夜は部屋に泊まれというウォルターの優しさに感激したタレクは、ジャンベ奏者で、彼の楽器に興味を示したウォルターにジャンベを教える。
2人がジャンベを通じて友情を深めていく一方で、ゼイナブはウォルターにどこか心を許せずにいた。
ある日、タレクと連れ立ってセントラルパークへ行ったウォルターは、はじめこそ躊躇したものの、大勢の輪に入り、ジャンベをたたく。
ウォルターの表情にはいつしか喜びが溢れていた。
しかしその帰り道、地下鉄の駅で事件が起こった。
ゼイナブとの約束に急いだタレクが無賃乗車を疑われ、ウォルターの目の前で逮捕されてしまったのだ。
タレクは地下鉄用のカードを持っており、単なる誤解だったのだが、警察はウォルターの言葉も聞かず、タレクを連行してしまう。
タレクは警察から、入国管理局の拘置所へと移送された。
彼を救いだすためウォルターは弁護士を雇い、毎日クイーンズにある収容施設へ面会に行く。
かつて拘束された経験のあるゼイナブは入管に捕まる恐れがあるため、面会に行くことができないのだ。
タレクは難民申請を却下されていたが、移民手続きはちゃんとしていたと主張していた。
数日後、ウォルターの部屋を美しい女性が訪ねる。
タレクの母モーナだった。
ミシガン州に住む彼女は、連絡がつかなくなった息子を心配し、ニューヨークまでやって来たのだ。
タレクのルームメイトだと自己紹介したウォルターは、モーナを既にいとこの家に移ったゼイナブを引き合わせる。
モーナもまた、息子に会うことのできない身だった。
そんなふたりに代わってウォルターはタレクを訪ね続ける。
モーナと一つ屋根の下で暮らし、親しくなるにつれ、ウォルターは彼女に惹かれていく。
ある日モーナを慰めるため、ウォルターは彼女を誘う。
誕生日にタレクからCDをもらったと話していたミュージカル「オペラ座の怪人」へ。
久しぶりに楽しいひとときを過ごした2人だったが、翌朝、タレクから緊急の連絡が入る。
どこかへ移送されそうだというのだ。
2人はタクシーに飛び乗り、収容施設へと急ぐのだが……
9・11以降の移民に対して急激に扉を閉ざしたニューヨークでウォルターのドアを次々とノックする、それまでは関わりあうことを考えることすらなかった人々。
愛妻の死以来、何もかもを拒絶してきたウォルターは、そんな人々との出会いによって、人間らしさを、忘れていた愛や情熱を取り戻していく。
のですが、
エンディングは切なく辛気臭い……
うぅ~ん。
ウォルターの変わっていく様子が、とてもいい感じです。
アカデミーノミネートも納得?
アメリカで結構ヒットしたらしいですね。
てことは、「こんなアメリカじゃいけないんじゃないのか?」と思う人がたくさんいるってことなのか……?
ん~でも、何か…難しいですね~
一人一人の人は、誰も彼もがテロリストじゃないって分かっているはずなのですが、組織とかになると違ってしまうのか…。
「理想の国」だったはずのアメリカが変わってしまったことへの怒りと嘆きの表現なんじゃないですかね。
この映画も、最後のウォルターも。
でも、とりあえず、帰り道が楽しくはない映画です。
1974 年8月7日の朝
今はもう無いニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーの間を綱渡りする男の姿が!
「史上最も美しい犯罪」とも呼ばれた出来事を描いたドキュメンタリー。
高さ 415m、地上110階という巨大な2つの建物の間に渡された1本のワイヤーの上を歩く。
もちろん命綱はつけていない。
この無謀である意味偉大な企ては全てゲリラ的に進められた。
雲まで届くような高層ビルを綱渡りで歩き、踊った伝説の大道芸人フィリップ・プティ。
彼と計画に関わった人たちのインタビューと、当時の映像そして再現ドラマでこの「史上最も美しい犯罪」の全貌が明かされる。
そういえば、そんな写真を見たり、話を聞いたことがあるな~という感じの出来事だったのですが、いや、何か、凄いわ!
17歳の時に歯医者で見た新聞に載っていたツインタワーの建設のニュース(まだ計画だけ)を目にして以来、取り付かれたようになったプティ。
大道芸人としてスタートしてからの数々の挑戦も、ここに至るためのステップのように思える。
そして、この無謀な挑戦に手を貸した仲間達。
中でも幼馴染でもあるジャン・ルイが印象的。
彼はフィリップを死なせたくないと思うが故に度々衝突する。
でも、彼がいなかったらこの世紀の綱渡りも、その他の挑戦も実現し得なかっただろうと思う。
当時のことを話しながら時折声を詰まらせるのが、とても印象深かった。
ツインタワーでの綱渡りの成功の後、彼らの間柄には変化が生じてしまったようで……
当時を振り返り、今の自分達の関係を見つめなおして、何ていうか、切なくなったのかもしれないと思った。
ツインタワーの綱渡りって、もう最高峰の挑戦じゃないですか?
この次、これを超えることってちょっと考えられないですよね?
だから、みんなが燃え尽きちゃったのかもしれないな~と思いました。
もう一つ印象深かったのは、綱渡りが成功した後のことを振り返ってプティが語った言葉。
「みんな、何故こんなことをしたのか、理由を知りたがるんだ。理由が無いから素晴らしいのにね。」
確かに、何もかもに理由があるわけじゃない。
スリルとサスペンスと人間の絆と未知へ挑戦する野望と人間関係のバランスと若さゆえの無謀さと人との絆の終焉の切なさを観られる1本。
個人的には、とってもオススメです。
今はもう無いニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーの間を綱渡りする男の姿が!
「史上最も美しい犯罪」とも呼ばれた出来事を描いたドキュメンタリー。
高さ 415m、地上110階という巨大な2つの建物の間に渡された1本のワイヤーの上を歩く。
もちろん命綱はつけていない。
この無謀である意味偉大な企ては全てゲリラ的に進められた。
雲まで届くような高層ビルを綱渡りで歩き、踊った伝説の大道芸人フィリップ・プティ。
彼と計画に関わった人たちのインタビューと、当時の映像そして再現ドラマでこの「史上最も美しい犯罪」の全貌が明かされる。
そういえば、そんな写真を見たり、話を聞いたことがあるな~という感じの出来事だったのですが、いや、何か、凄いわ!
17歳の時に歯医者で見た新聞に載っていたツインタワーの建設のニュース(まだ計画だけ)を目にして以来、取り付かれたようになったプティ。
大道芸人としてスタートしてからの数々の挑戦も、ここに至るためのステップのように思える。
そして、この無謀な挑戦に手を貸した仲間達。
中でも幼馴染でもあるジャン・ルイが印象的。
彼はフィリップを死なせたくないと思うが故に度々衝突する。
でも、彼がいなかったらこの世紀の綱渡りも、その他の挑戦も実現し得なかっただろうと思う。
当時のことを話しながら時折声を詰まらせるのが、とても印象深かった。
ツインタワーでの綱渡りの成功の後、彼らの間柄には変化が生じてしまったようで……
当時を振り返り、今の自分達の関係を見つめなおして、何ていうか、切なくなったのかもしれないと思った。
ツインタワーの綱渡りって、もう最高峰の挑戦じゃないですか?
この次、これを超えることってちょっと考えられないですよね?
だから、みんなが燃え尽きちゃったのかもしれないな~と思いました。
もう一つ印象深かったのは、綱渡りが成功した後のことを振り返ってプティが語った言葉。
「みんな、何故こんなことをしたのか、理由を知りたがるんだ。理由が無いから素晴らしいのにね。」
確かに、何もかもに理由があるわけじゃない。
スリルとサスペンスと人間の絆と未知へ挑戦する野望と人間関係のバランスと若さゆえの無謀さと人との絆の終焉の切なさを観られる1本。
個人的には、とってもオススメです。