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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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観てきました。
新型インフルエンザ騒動の最中ですが、映画館はそこそこ入ってました。
とはいえ、観た回は到着してすぐに始まってしまう感じだったのですが、予約なしでチケットカウンターに並んで間に合う(今、ネット予約はストップなのです;;)ということは、やはりいつもよりずい分空いているようです。

さて、タヴィンチ・コード第二弾。

世界最大の素粒子物理学研究所、セルンから実験の過程で取り出された反物質が何者かによって盗み出される事件が発生した。
程なくして、先日ローマ教皇が逝去したため、新教皇選出のためにコンクラーベが開かれようというその時、有力候補である4人の枢機卿が誘拐される。
犯人は枢機卿達の胸に焼き印を押し、午後8時か1時間毎に一人ずつ公の場で処刑すると予告した。
そして、0時丁度にヴァチカンは光に包まれる。と。

残されたアンビグラム(対象形)の文字から、とっくの昔に消滅した筈の秘密結社“イルミナティ”の存在が浮かび上がる。
依頼を受け、宗教象徴学の権威であるラングドン教授は捜査に協力するためにヴァチカンへと向かう。

17世紀、カトリック教会は、神の存在を否定するものとして科学者たちを弾圧していた。
そこでガリレオ・ガリレイを中心とした科学者たちは、ヴァチカンに対抗するため、秘密結社イルミナティとして密かに活動していた。
彼らは、土、空気、火、水の四大元素を尊び、これらを完全なアンビグラムにデザインした焼き印が象徴だった。
しかし、ガリレオが有罪判決を受けたため、イルミナティも消滅したとされていた。
果たして、彼らは再び息を吹き返したのか?
そして、ヴァチカンへの復讐を果たすのか?

ヴァチカンが光に包まれるとは、反物質による爆発によるものと判明。
ラングドン教授は、さらわれた枢機卿達を救い出し、ヴァチカンを守ることが出来るのか?

今回事件の謎を解く鍵となるのはガリレオ。

ガリレオが残した暗号から、枢機卿達の居所、そして反物質の在り処を捜索する。

前作のダヴィンチ・コードはそれなりに面白かったんだけど、スリルという点ではイマイチだったと思います。
今回は前回と違いタイム・リミットがある分、ハラハラドキドキ。
新教皇候補達を救い出すためには1時間以内に謎を解いていかないといけない訳ですから。
そして、現場に急行するのでカーアクションも盛り込んだり。
殺し屋さんが出てくるわけですが、これがまぁ、バンバン殺す。
10連発なんだね。
ホントにどんどん人が死にます。
枢機卿達もそれぞれ四元素に因んだ方法で復讐を遂げられます。
ヴァチカンも反物質で吹っ飛んじゃうかもしれないし。
ホント、ハラハラするのですが……
タイム・リミットに重点を置きすぎなのかな~ちょっと忙しない;;
ラングドンの身に危険が迫ったり、コンクラーベにおけるジジィ(失礼;;)共の駆け引きとか、警察と警察、警察とラングドンの衝突とか。
小ネタも挟みこまれているのですが、何しかもう忙しい!
でも、やっぱり見応えはあるし、前作には無いスリルがあって、面白かったです。
悪い人は結構早い段階で「そうなんじゃない?」と察しがついてしまったのですが、終盤「あれ、違うの?」と思わせるところもあって、最後まで楽しめます。

これを観に行った動機は、何といってもユアンの司祭姿なんですが(私は、極端に露出の少ない服装、しかも制服の男が好きだ)、さらに嬉しいオマケが!
おぉ~スイス・ガード!!
そっか~ヴァチカンやもんね~
そっか、そっか~
おとぎ話から抜け出した兵隊さんのようで、ホント可愛いんです、この制服。
でも、可愛いと言っては失礼なのかしらねン。

あ、殺し屋さんは北欧系の男前さんで、眼鏡も似合っていい感じです(*^。^*)
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試写会に行ってきました。
といっても、映画館という場所柄か隣の人は何か食べながら見ていて、『試写会』っつう雰囲気でもなかったんですが;;

1989年17歳のマイクの人生は輝いていた。
バスケットボール部の花形選手として活躍し、大学からのスカウトを受けることもほぼ間違いナシだった。
のだが……
大学のスカウトマンが見に来ている大事な試合の日、ガールフレンドの様子がいつもと違う。
「大事な試合の前だから、後で話す」という彼女に、食い下がるマイク。
とうとう彼女は妊娠したことを告げる。
やがて試合が始まるが、彼女、スカーレットのことが頭から離れないマイクはコートを出てしまう。

進学を諦め結婚を決意したのだ。

しかし、20年後マイクは悲惨な状況にいた。
結婚生活は破綻し、高校時代の親友ネッドの家に居候。
確実と思われていた昇進もお預け。
子供達からも全く相手にされない。

そんなある日、懐かしさから立ち寄った高校で、用務員の老人に話しかけられる。
初対面なのに、いきなり名前を呼ばれ、驚くマイク。
一瞬目を放すと、老人はいなくなっていた。
そして、土砂降りの夜、その老人が橋の上に。
気づいたマイクが止めようとするが、またしても老人の姿は消えていた。
落ちたのかと橋を覗き込んだ、その時、渦の中に過去の自分を見たマイクは、そのまま渦に飲み込まれ……

泥まみれでネッドのところに戻り、シャワーを浴びると……
鏡に映ったのは、何と17歳の頃の自分!
人生をやり直そうと、ネッドの協力を得て再び高校に入学する。
しかし、中身は37歳。
しかも、娘はクラスメート!
当然気になって仕方がない。

彼が再び17歳になったのは、諦めた夢を叶えるためなのか?
それとも……?

いや~予想以上に面白かったです。
大きく括ればファミリー・ドラマであって、中身はそのままで外見だけ若返っちゃうというのも過去無かった設定ではないし、どれもがそんなに目新しいものじゃないんだけど、だから、いいのかも。
結構難しい役どころだと思うんですが、頑張ってたと思いますよザック・エフロン。
17歳イケメン(らしい;;)の中身が中年に差し掛かったオッサンというギャップがもう笑いを誘うけど、それ以上に大活躍だったのが親友のネッド。
基本的に笑ってた場面は殆どこの人絡み。
高校時代からオタクだった彼、家にはSF映画のコスチュームやら小道具やらがいっぱい。
寝室も特別仕様でスターウォーズの場面を再現。
特に働いてる風でもないし、何してんのかと思ったら違法ダウンロード防止ソフトを開発して大儲けしたらしい。
だって、今時の高校生風にしたつもりのマイクが実はダサダサで(だって、ブリトニーの別れた夫風って;;)馬鹿にされているのを見た彼。
「買い物だ!」と、取り出したのはブラックカード!!
おぉ~私もこんな父ちゃんが欲しい!
このネッドが、まぁ、小ネタ担当。

本筋は自分のためだけに人生をやり直すと、最初考えていたマイクが本当に大切なものは何か?ということに気づくお話。
王道中の王道だけど、楽しく見れるのは設定の上手さだと思います。
最後、ちょっとほろっとするしね。
なかなかHAPPYな気分で映画館を出られると思いますよん。

今の記憶を持ったまま過去に戻ってやり直せたら……というのは、生きている間に1回くらいは思うだろうけど、それもなかなか大変そう(^_^;)

見終わった後、「カッコイイ!!」と感激しまくりの若~い娘達の隣で、「腋毛の生え方変じゃない?」と大ウケする私ら。
17歳は遠い昔だ(爆)

試写会に行ってきました。

ある夜、ワシントンD.C.で黒人青年が射殺される事件が起こった。
目撃者であっただろうピザの配達人も撃たれ、病院に担ぎ込まれ一命は取り留めたものの重体で証言出来る状態ではない。
恐らくは麻薬がらみの事件だろうと警察は推測していた。
翌朝、一人の女性が地下鉄に転落し命を落とした。
彼女は気鋭の国会議員コリンズのもとで働く調査員だった。
記者会見で彼女の死に涙を浮かべた議員に不倫疑惑が持ち上がる。
ワシントングローブ紙のベテラン記者カルは、黒人青年の射殺事件を調べるうち、一見全く関係のないこの二つの事件に奇妙な関連性を発見する。
彼は編集長から、渦中のコリンズと接触するよう言われる。
実は二人は大学時代からの友人だったのだ。
同紙のWEB版の議会担当の若手女性記者と協力しながら捜査に当たるうち、思いもかけない真相に迫ることになる。

BBCのドラマの焼き直しだってことは知ってたのですが、原題を見ていなかったのです。
で、観始めてから、「あら、これは……」
少し前にBSでやってたドラマじゃんか!と。
もう、あんまり内容は覚えてないんですけど;;
あれは石油会社との癒着だったのかな?
舞台がアメリカに移ったので、民間軍需企業というのか、武器は…どうなんだろう?
傭兵派遣会社みたいな感じだったと思います。
そういう巨大企業と政治の関係が、暴かれていく……筈だったと思うんだけどな~
うぅ~ん。
ストーリー自体は、ジャーナリストが主役のサスペンスにありがちな感じですね。
思わぬところから運良く(?)情報が手に入り、他紙にすっぱ抜かれつつも、真実をひたすら追究するために中途半端に記事は書かず、真相に迫るにつれ自分の身も危うくなる。
取材対象が実は友達、とか。
そういうのも、多いかな~
オリジナルはミニシリーズというのかな3話か4話あったので、小ネタが結構入ったり、中だるみと感じるシーンもなくは無かったのですが、それを半分くらいの時間に縮めただけあってだれることはないです。
でも、最初黒人青年が何者かに追いかけられて逃げ惑っているシーンとか、テンポがよくてついつい見入ってしまう感じなのですが、終盤になってくるとあまりにもホイホイと物事が進んでいくのですよ。
まぁ、「締め切りは8時間後、もう待たないわよ!」と言われて、実際いろんなことが急展開していくのですが……
ただ、言葉だけみたいなシーンも多くて、納得出来ない部分もありましたね。
そして、ラストが……まぁサプラーイズ!!なんですけど、この『真実』が分かるきっかけっていうのも何だかいい加減な感じ。
というか、「あれ、そっちなの?」と思わされてしまうミスリードは脚本家の仕込みではない筈。
だって、それまでそういう筋立てじゃないのに、いきなりその部分だけそんなことしないと思うのですね。
だから、終盤に来て「あぁっ、コレじゃ長くなりすぎる!」と、色々端折っていくうちにそんなことになってしまったのではないかと思います。
ラストは確かにサプライズだったけど、そのために『巨悪対ジャーナリズム』みたいな構図が最後に来て、まるっきり崩れてしまった。

オリジナルがどういうラストだったか忘れてしまったのですが、多分もう少しまともで静かな着地点だったと思うのです。

でも、見応えはなかなかありましたよ。
これは、キャスト陣の頑張りじゃないでしょうか?
編集長役のヘレン・ミレンは出番は少なかったけど、場面を引き締めてたと思うし。
若手女性記者は、レイチェル・マクアダムスが演じてますが、今までの私のイメージと違うキャラも違和感なく見れました。
主役のベテラン記者、ラッセル・クロウは(好きじゃないけど)かなりよかったと思います。
でも、この分厚い身体は役作りでは絶対にないと思う。
あの台詞は、体重が落とせなかった彼への思いやりですわ、絶対!
終盤に横向きの体勢で大物政治家と対峙する引きの絵があるんですけど、も~スッゴイよ!!
吹き出さないように気をつけて!
だって、シーンはシリアスなんだもの(^_^;)
韓国映画が好きなわけではないのですが(韓国語の語感がちょっと怖いので;;)、予告編とか見て気になったので、観ることにしました。

元刑事のジュンホは、今はデリヘルの店長をしている。
目下の頭痛の種は、支度金を払ったばかりの女の子が続けて失踪してしまったことだ。
上からは怒られるし、金の工面もつかない。
働いている他の女の子から、「そうじゃないかもしれないわよ。」と言われても、『持ち逃げ』したと決め付けている。
そんなある日、店から電話が入り、皆出払っているが何度も電話があると連絡が来る。
ジュンホは風邪で休んでいる一人を、無理に行かせた。
店に帰ってから先程の客の電話番号に、ピンと来たジュンホは過去の注文を当たると、その客の所に行った後に女の子達が姿を消していることが分かった。
その男が女の子達を売り飛ばしたと考えたジュンホは、早速派遣したミジンに連絡を入れ、男の住所を知らせるように言うのだが……
連絡は来ず、彼女の車も置き去りにされたままだ。
彼女を捜すうち、挙動不審な男ヨンミンを捕まえる。
ヨンミンに暴力を振るってしまったために、共に警察へと連行されるジュンホ。
そこで、「この男が、女の子達を売り飛ばした」と主張するとヨンミンは悪びれる様子もなく言った。
「殺しました」と。
淡々と告白するヨンミンだが、自供だけで物的証拠は何一つ無い。
そして、ヨンミンは、最後の女、ミジンがまだ生きていると言う。
ヨンミンの拘束期限はわずか12時間。
刑事達が物証、つまり死体を探すことに躍起になる一方で、ジュンホは、まだ生きていると信じてミジンを必死に探し回る。
ヨンミンの証言に振り回され、証拠があがらぬまま、彼は釈放されてしまった……

全然違うのに何故か『オールド・ボーイ』を思い出します。
オッサンが、走って走って走るからでしょうか?
最初は、女の子達の失踪も持ち逃げと決め付けて、心配する素振りも見せない、ピンはねした金でジャガーに乗ってるメチャ嫌な男。
それが、変わっていくきっかけは何だろう?
自分の決めつけていたことが間違っていたことの罪悪感?
実は娘と二人暮しのミジンの境遇?
無理に行かせたことの後悔?
元々刑事だった彼の奥深く眠っていた正義感だろうか?
ミジンの娘のも存在ももちろん関係あるだろう。
そんな色んなことがごちゃ混ぜになった訳の分からない心境で、ジュンホは走る。
走る走る走る。
それでも、まるでボタンのかけ違いのように、物事は不気味な方向にずれていく。

警察官がサボってなかったら……
ケータイが鳴っているのに気がついてれば……
オバハンが余計なことを喋らなければ……
もっと早くに刑事が踏み込んでいれば……

ラストは苦く悲しいが、それでも極々小さな灯りが胸に灯るよう気がする。

ハリウッド・リメイクも決まっているそうなんですが……どうでしょう?
妙に湿った空気、ねっとりと絡みつくような闇、明るいのにくすんでいるように見えるネオン。
この、何ともいえないこもった熱気みたいなものが、彼らに描けるのでしょうか?

そんな訳で、先にこちらを観ておかれることをオススメする次第であります。
『ミルク』の元になったドキュメンタリー映画です。
なので、基本的には『ミルク』と変わらないんです。
当時を知る人たちのインタビューや、ダン・ホワイトについて客観的な意見が述べられていたので、その辺りが興味深かったです。
ダン・ホワイトは「自慢の息子」タイプ、というリポーターの言葉がありました。
元々は警察官だったという話なので、正義感の強い人だったのかもしれません。
中流の白人の家庭で育って、そういう立場で培われた彼なりの理想の社会とか、正義とかがあったのでしょう。
まぁ、とんとん拍子で来て突然の挫折だったんですかね~?
「理想の社会」といっても、人それぞれだし、曖昧ですよね。
そういう曖昧なものを目標に掲げたところで、実現の方法はイマイチ分からない。
ミルクのような『コレ』という主張、実現したいことが無いから、周りもついてこない。
ということで孤独感を深めて、自分で勝手に辞めるたら何たら言っちゃったようです。
それじゃあね~;;

当時の関係者達がミルクのこと、特に彼の死について語る時、誰の目にも光るものがあって(ドキュメンタリー完成は84年なので、亡くなって日が浅いこともあるでしょうが)、彼がどれ程愛されていたかをひしひしと感じました。
彼みたいな人がいたことは、幸せなことだと思います。
あんなに早くに亡くならなければ、もっと色々なことを実現させたかもしれないと思うのと同時に、亡くなったからこその役割があると思うのでした。
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