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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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観てきました。
のは、もう一週間も前なんだね~
翌日に、パッタリ倒れちゃいまして。
いや、本当には倒れてないんだけど。
朝起きて、「あれ、喉が何かガラガラ~」と思い、ちょっとダルイかなぁと思ったけど、まだ平気。
お使い物の調達に百貨店(て、関東の人はあんまり言わないんだってね)に寄って、仕事へ。
お昼ごはんに、デパ地下で買ったお稲荷さんをパクついてる時は、まだ元気だった。
なのに、その一時間後くらいには身体がバラバラになりそうな感じに……
そんな訳で、フラフラしながら早退。
昨日は、行事だったため、ギリギリまで休んでいいから、その日だけは出てくるようにということで。
ま、何とか。
帰った時は、とにかく横になるのが先決って感じだったので、夜になってやっと熱を測ったんですけど。
久々に39度近く出ました。
いったんは、下がったんだけど、どうしても!!なことが土曜日にあって、ちょっと無理をしちゃって(~_~;)
それでも、高熱状態は2日くらいでした。
家に何も食べ物がないと思ったから、金曜日、フラフラしつつもスーパーでヨーグルトだけ買って帰ったんだけど。
これがなかったら、どうしょうもなかったな~
あんなフラフラで、自分でお粥炊いてる場合ちゃうもん;;

そんな訳で、大分観た時の気もちとか薄れつつあると思うのですが、ま、何とぞm(__)m

海辺にある孤児院で育ったラウラは、長い間閉鎖されていたその孤児院を買い取った。
障害を持つ子どもたちの施設として再建するつもりだったのだ。
医師である夫のカルロスと息子のシモンとともに移り住み、施設開園の準備を進めている。
しかし、シモンは遊び相手のいない寂しさからか、空想上の友だちを作って遊ぶようになった。
ある日、シモンとラウラは海辺へと出かけた。
そこにある洞窟の中で、シモンは『新しい友だち』に会ったと言う。
帰り道『友達が迷わないように』と、貝殻を撒きながら帰るシモン。
しばらくして、その貝殻が玄関の前に小山になって置かれているのを見つける。
シモンの『新しい友達』がやってきたのだ。
その日以来、家の中に他に誰かがいる気配がし始め、不思議な出来事が起こり始める。
そして、入園希望者を集めたパーティーの日、シモンが姿を消してしまう。

古い洋館の怖さ。
いわゆるゴシックホラー、というのでしょうか?
そういう怖さと、やっぱり幽霊的なものが存在する怖さ。
それから『音』、そして謎の婆さん。
この婆さんが、また怖い。

必死にシモンを探すラウラは、だんだんと昔この館、つまり孤児院で起きた事件をも明らかにしていく。
そして、その事件こそが息子の失踪を解く鍵だと考えるのだ。

心理的に怖がらせるだけかと思うと、えぐい映像を見せられてビックリ!とか。
結構裏切られます。
そして、我が子の失踪の真相。
こ~れ~は~、こ~わ~い~わ~(>_<)
人間が一番戦慄する瞬間じゃないでしょうか?

そして、最後に訪れるこの穏やかな瞬間を、ハッピーエンドと見るかどうかは、『パンズ・ラビリンス』同様意見が別れる所でしょう。

ホラーというよりはサスペンス色が強いかな?
ただ、親子の愛情物語みたいに思って観に行くと、ビックリすると思います。
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ムーラン・ルージュのダンサー、ピエール。
身体の異常を感じて病院を訪れた彼は、重い心臓病で余命わずかと宣告される。
疎遠だった姉を自分の部屋に呼び、自分の命が残り少ないことを告白した。
「何をしているの?」
そう尋ねる姉に、彼は答える。
「ガーデニングを始めたんだ。それから、街を行く人々を見ている。」

姉のエリーズはシングルマザー。
彼女は弟の身体を気遣い仕事を減らし、子供達と彼の部屋に住むことにする。
ピエールが眺める通りには様々な人が行きかう。
少し気になる向かいのアパートに住む女子学生。
彼女に恋した大学教授。
その弟である建築家は兄にいわれた言葉に思い悩む。
ごみ収集をする男。
その弟はカメルーンからやってこようとしている。
エリーズが買い物に出かける市場。
そこで離婚した妻と働く男。
などなどなど。

それぞれの人々が時にはピエールの目を通して、時には彼ら自身の視点から描かれている。
死を前にして、当たり前の日常がどれだけ幸せに満ちていたのかと、思うピエール。
移植のため、病院へ向かう彼が見たパリの景色は、その目にどんな風に映ったのだろう?

フランス映画祭で、日程の都合がつかなくて見そびれていた作品。
何かね、ストーリーはあるんだけどないような。
様々な人たちの日常の一コマを覗き見する感じ。
だから、オチは自分でつけないといけないのです。
とっても、フランス映画らしい映画だと思う。
ゆえに、ハリウッド映画好きにはオススメできない。
ちょっと、『パリ、ジュテーム』を思い出しますね。
あれは、色々な監督が撮ったオムニバス映画だけど、一人で撮ったらこんな感じかな?
美しいパリの景色を背景に行きかう人々を眺め、その暮らしを想像するのは楽しいことだろうと思える方はぜひ。

それにしても、『生』と『死』の、何と街に溢れ、埋もれていることか。
試写会に行ってきました。
全編アバの曲で構成されたロングランミュージカルの映画化です。
四季がやってた時、ちょっと観たいな~と思ってたんですが、日本語で歌われると思うとどうにも……(~_~;)
オリジナルの曲とか、全然知らないんならいいんですけど、知ってる曲に日本語詞がつくと多分耐えられない;;
ミュージカルなので、お話自体は単純です。(偏見?)
歌ったり踊ったりもしないといけないので、あまりたくさんのことは詰め込めませんからね(笑)

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島。
ホテルを経営する母に女手ひとつで育てられてきたソフィは結婚式を明日に控えていた。
ソフィの親友や、母ドナの昔のバンド(ていうか、コーラスグループ)仲間など、参列者が次々と島を訪れる中、やってきた三人の男。
実は、ソフィが母の昔の日記を見つけて、自分の父親である可能性のあるドナの昔の恋人達に招待状を送ったのだ。
ドナの名前で手紙を出した効果か、三人ともが式にやってくることに。
『本当の父親は一目見れば分かる』
そう思っていたソフィだが、実際は全く分からない。
また、ドナは昔の恋人達が一度にやってきて慌てふためく。
ソフィは本当の父親を見つけ出し、一緒にバージンロードを歩くことが出来るのか!?

という、まぁ、簡単でしょ?
結婚式前の慌しさとウキウキ感と不安と別れ。
そんなものをアバの曲で表現しようという訳です。

メリル・ストリープは思いのほか歌えててよかったんですが……
父親候補三人。
ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド(合ってる?)
コリン・ファースはまぁ、ま、いいでしょう。
ステラン…は、殆ど歌ってない(^_^;)
一番歌うピアース・ブロスナン……微妙、めっちゃびみょ~;;
下手ではないけど、ソロで長々と歌うほどでは……
俳優さんて結構ミュージカル出身者とか、そういう学校に行ってたっていう人多いじゃないですか?
彼は、違うみたい……かな?

あんまり余計なことを考えずに(悩むのは登場人物に任せて)、楽しみましょう!
ホント、最後まで楽しませてくれます。
やっぱり、アバの曲っていいんだわ(*^。^*)
と、再認識。

ちなみに、“マンマ・ミーア”を聞くと踊るガイ・ピアース(『プリシラ』ね;;)を思い出すのは、私だけ~?
試写会に行ってきました。

幕開け、老女が病院のベッドに寝ている。
様々な機器が周りに置かれ、娘に付き添われている。
旅立ちは間近らしい。
外では嵐が近づいていた。
聞こえてきた時計の鐘の音で、老女は駅にあった時計の由来を語り始める。

その時計を作ったのは盲目の時計職人だった。
彼は、戦争で息子を失った。
時間を巻き戻すことが出来たなら……
失った息子を取り戻せるのではないか
そう考えた彼が作った時計は時を逆に刻む物だった。
その後、彼は店を閉めた。
そして、海へ消えたとも、ひっそり息を引き取ったとも言われた。

そうして、老女は娘にカバンに入っている日記を読んでくれるように頼む。
それは、彼女自身の日記ではなくベンジャミン・バトンという人物の日記だった。

「私はベンジャミン・バトン。変わった境遇で生まれてきた。第一次世界大戦も終わり、生まれるには最高の夜だった」

彼は生まれてすぐに、父親に養老院の階段に捨てられた。
生まれたばかりの彼だったが、その容姿はまるで老人だった。
その養老院で働いていた黒人女性クイニーに、拾われベンジャミンと名づけられた。
生まれながらの老人であるベンジャミンは、すぐに施設の老人たちの中に溶け込んだ。

“母親”クイニーの愛情に包まれて、ベンジャミンは成長していった。
車椅子から立ち上がって歩き、シワだらけだった顔は次第に若々しくなり、髪も増えていった。
ベンジャミンは時が経つにつれて若返っていったのだ。

ある日、ベンジャミンは、施設の入居者の孫娘、デイジーと出会う。
彼女こそが、彼の運命の鍵を握る人物だった。
やがて、船に乗り込み働くようになり、様々な経験をしていくベンジャミン。
その間にも、デイジーと再び出会い、そしてまた、別れを繰り返す。
やがて、二人は共に人生の半ばに差し掛かり、ついに結ばれた。
だが、自分の数奇な運命にベンジャミンは、ある決心をする。

前日、寝るのが遅くなってしまったので、3時間近くも大丈夫かな?と不安だったのですが、寝ませんでした。
フィンチャー作品て苦手なんですけど、これは大丈夫だった。
て、ことは、フィンチャーファンには物足りないんだろうなぁ……
「セブン」は早々に観る気をなくし…、「ファイト・クラブ」は結構早い段階で気づいてしまったので、「シックス・センス」のごとく、やっぱりな…と思って終わり。
なので、ちょっと心配してたんですよね~
でも、まぁ、思ってたよりは大分と良かったです。

元々はフィッツジェラルドの短編小説らしいのですが、こちらを読んでいないので、ストーリーがどの程度小説どおりなのかは分かりませんが、短編小説であるということは、相当に膨らませてあるんだろうなぁ。
ベンジャミンの境遇が数奇なのであって、ストーリーとしては至極真っ当という感じです。
ベンジャミンとデイジーの「悲恋」がお話の軸なので、見ようによっては一大メロドラマとも言えますね。
彼の数奇な運命が、駅に作られた時計と関係あるのか?とか、彼の晩年はそんでいいのか?とか、色々つっ込みたいところもありますが、まぁ程々の出来なのではないでしょうか?
お金払ってみても、損ではないと思う。(フィンチャー好きは、お金を捨てる覚悟がいるかも)

この映画で凄いなぁと思ったのは、各年代の主役の二人。
老人姿は、今のメイク技術だと、それ程驚くものでもないけど、若い時代は凄いですね。
まぁ、メイクだけじゃなくてCGも使ってるんでしょうけど。
皮膚感が昔のディズニーのアニメみたい。
白雪姫とか、あんな感じじゃなかったかな~

時間を巻き戻せたら……というのは、人間誰しも一度は思ったことがあると思いますが、それはいったん『正』の方向に進んだものを『負』の方向に戻したいんであって、ベンジャミンのようにただ逆方向に進んでいくというのは、どんな感じなんだろうなぁと思います。
僕は特別なんだ、と思うだけじゃ、普通は済ませられないよね。

個人的にはティルダ・スウィントンがよかったな。
まぁ、別に彼女でなくてもいいといえばいい役かもしれないけど、こういう『可愛い』彼女を見るのは初めてといっていいくらいなので。

それと、タイトルですが、やっぱり普通に『ベンジャミン・ボタン』にした方が良かったんでは?
『ボタンのボタン社』じゃないと、別に洒落でもなんでもないし、オープニングの凝った作りのロゴマークも意味が分かってもらえないのでは?と不憫です(>_<)
28歳~を観ようかどうしょうかな~?
と、思っていたら『39歳~』の試写会に行かないかと誘ってもらい、順番通りに観なくて大丈夫かしらん?とちょっと心配しながら観て来ました。

1965年の3月、ゲバラは「サトウキビ農場の視察に行く」と言い残して、忽然と姿を消した。
様々な憶測が飛び交う中、カストロはキューバ共産党中央委員会で、とうとうチェ・ゲバラの『別れの手紙』を公表する。
「今、世界の他の国々が、僕のささやかな助力を求めている。君はキューバの責任者だからできないが、僕にはできる。別れの時が来たのだ─」と、そこには書かれていた。
ゲバラはキューバでの地位や市民権を全て捨てて、再び革命の旅に向かう。
禿げた中年男“ラモン”に変装したゲバラは、自分の子供達にすら気づかれないまま、“お父さんの友達”として家族と食卓を囲み、愛する妻と最後の時を過ごす。
1966年11月、“ラモン”はボリビアに入国する。
ボリビアは独裁政権下にあり、農民やインディオは圧制と貧困にあえいでいた。
ゲバラの命令を受けて諜報活動をしていた女性戦士タニアも加わり、新たな革命戦争が始まる。
しかしボリビア共産党とは決裂し協力が得られず、ゲリラ軍は孤立し迷走していく。
アメリカの援助を受け、爆撃機まで投入し、大規模な一掃作戦を展開するボリビア政府軍。
地元民にも裏切られ、食料も、薬も、武器や弾薬さえ尽きかけた、無力なゲリラ軍。
「革命には、勝利か、死しかない。」
勝利とは別の結末がゲバラに忍び寄っていた。

これ、ソダーバーグだったんだよね~(~_~;)
この人の映画、あんまり面白いと思ったことないんですよ。
オーシャンだって、豪華だろうけど、別に。って感じやし。(DVD持ってんのは小山力也さんだから<3)
淡々とした語り口というか、ストーリーはほぼ時系列に沿って進んでいく。
彼の最期まで。
仲間が捕まったり、死んだり、隊が襲撃されたり、色々事件は多いのに、特に盛り上げることもない。
いや、淡々としててもつまらなくない映画は、あると思うんですよ。
そういうの、観てきたと思うし。
これは、でも、何て言うかな~……
何やろね?(お前が訊くな;;)
淡々としたドキュメンタリーのような味わいを出したかったのかもしれないけど、何か足りないスープみたいになってる。
不味くはないんやけど、何やボヤーっとした味やなぁ……何が足りんねやろ?
ていうような時あるでしょ?あれあれ。
何か、惜しい感じです。

ゲバラに対して、特に思い入れがあるわけでもないのが、足りないスパイスかもしれません。

ゲバラのこと、特に晩年はあまり知らなかったので、それなりに興味深かったのですが、この人は、あれやね。
心優しきワーカホリック。
ていう感じがする。
ほっとけない、ていうだけでなくて自分が動いてないと気持ち悪いんやろね。
ボリビアでの行動について、個人的な感想を書くと、先走りすぎかな~と。
圧政に苦しんでいる(と彼が思う)人達に『革命』が必要だと思わせないまま、突っ走ってしまったのが、失敗の原因かと。
人間は慣れてしまうものやし、酷いことされてて、自分達はもっといい思いをする権利があると教育するのが先やったかな、と。
まぁ、そんな悠長なことは言うてられないんでしょうが。
本人にとって、ボリビアでの革命の失敗は悔しくて残念なことやったと思います。
でも、『死』は突然、誰にも平等に訪れると彼自身も知っていたと思うので、「こんなもんかな。」と思ったかもしれない。
ね。
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