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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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betty
仏蘭西映画です~。

ベティは幽霊と暗闇が怖い10歳の女の子。
お姉ちゃんは寄宿学校に行ってしまうし、パパとママは仲のいい振りをしているけど、夜になるとケンカばかり。
ベティの友達は怖いおじさんの家の檻に囚われている犬のナッツくらいのもの。
ある日、ベティはパパが院長を務める精神病院から逃げ出してきた青年イヴォンと出会う。
怯える彼を納屋に匿うことにしたベティ。
誰にも内緒であれこれと世話をするうちに、ほのかな恋心が芽生えていく。
だが、学校でクラス中にからかわれる事件が起き、飼うことも許してもらえないままおじさんがナッツを処分してしまうと言っていた期限が迫ってくる。
ベティはイヴォンとナッツと一緒に家を出て行くことを決心したのだが……

子どもは大人が思っている以上にちゃんと分かっている(気づいている)けど、大人達を思いやって何も知らない振りをしている。
でも、傷つくし、隠しているから誰にも相談は出来ないし。
一人で色んなことを抱え込むには、子どもの胸は小さすぎる。

青年イヴォン役はナイーヴな印象で、母性本能をくすぐる感じ?
最初は拾ってきた子犬を匿っているようだったベティも次第に変わっていくし、怯えてばかりだったイヴォンも心を開いていく。
そして、やっぱり、女の子って強くなくっちゃ、なんだ。
大変だけどね。

女の子だった人は、自分の過去を思い出して切なくなっちゃうかも。
幸せな子ども時代ばかりじゃないもんね。
でも、そんなこともだんだんと懐かしい思い出の一つになるのかな……
ラストの毅然としたベティの姿に、そんなことを考えた。
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16世紀のイングランド。
王妃との間に、王女メアリーしかもうけることが出来なかったヘンリー8世は、どうにかして世継ぎとなる男子を欲しいと思っていた。
一族の富と権力を高めるため、田舎貴族のトーマス・ブーリンは妻の弟であるノーフォーク公爵の勧めで自慢の娘アンを差し出すことに。
しかし、王が目をとめたのは清純で心優しい妹のメアリーの方だった。
先日、姉より先に結婚したばかりのメアリーは、一族、そして夫のためと言われ、望まないながらも宮廷にあがることに。
姉のアンは、結婚も王の愛人という役目も妹に奪われてしまった。
一族の栄華のための企みが、次第にアンとメアリーを、対立させていく。
いつしか純粋に王を愛するようになるメアリー、それを知りながら、王を奪おうとするアン。
果たして二人は、イングランドはどうなるのか!?

大きく出たな(笑)

え~、元々は王もブーリン家に立ち寄った時はアンをまんざらでもないと思っていた風なのだが、狩りの時に負傷した王の怒りを抑えるため、アンではなくメアリーに介抱させる。
から、いけないのか、よかったのか?
王はメアリーに夢中になってしまう。
ほんの半時間ほどの間に王を虜にしてしまった妹に、姉のアンは怒り心頭。
おまけに、妹のおこぼれで宮中に上がる形になってしまったのでは、プライドも傷つくってもんです。
妹も、「夫がいるのにそんなこと!」とか、言っておいてコロッと王にいかれてしまうところが、何だかな~
ま、結婚式の時に新郎に「爵位を持つ夫が良かったのでは?」と尋ねられると「私を愛してくれる夫がいれば幸福。」と答えたのだから、心底自分を『愛してくれている』ことが実感できたからこその結果なのかもしれない。
いや、でも、姉としては治まらないよね。
自分が一家のホープだと思ってたし、そういう風に育てられてきたのに。
妹のメアリーも、私が受けた感じでは、ただ心優しい娘って感じでもないし。
ま、カソリックなんか信奉してるから、徳川時代の日本に代表されるような『大奥』みたいな制度が作れなかったのが、世襲制をよしとするなら痛いところやね。

男子を産むが遠ざけられるメアリー、生まれたのが女子であったために王の関心が薄れていくのを感じて不安になるアン。
結局は二人とも家の道具にされただけ。
メアリーは謀らずも、アンは望んで。
結局、アンの生んだ女児がエリザベス女王となるのだが、だからって幸せってもんでもないでしょ?
『幸せ』って何なのか、ホント分からないと思う映画でした。

この映画の、ナタリー・ポートマンはよかったな~
何だか、スクリーンからも身体から野心がゆらゆらと立ち昇るのが見えるようでした。
そして、スカーレット・ヨハンソン。
私の目がいけないのでしょうか?
何か、偏見があるのかな~
溢れるような慈愛を持つ女性には見えなかったな。
まぁ、さっき書いたように優しいばっかりでもない風に私には見えましたしね。
仕方ないのかな。
弟は……可哀想だったね(>_<)

豪勢で愛憎渦巻く、昼メロタッチ歴史大作。
結構、楽しめました。
映画館に着いたら、すっっっっごい並んでて(祝日の朝だったから?)、思わず挫けて帰りそうになったんですが、朝1回しかなかったので我慢。
それでも、カウンターに行き着くまでに上映時間になっちゃうかも(>_<)
と、思い始めたところで、ピックアップされて優先でチケットカウンターへ。

見終わって思うのは、何だかミシェル・ゴンドリーらしくなくて、ヨカッタ(笑)
いやいや、嫌いじゃないのよ、ホワイトストライプスのレゴのクリップとかいいよね。
でも、『エターナルサンシャイン』とか、『恋愛睡眠のすすめ』とか、嫌いじゃないんだけど「好き」って言えない感じだったんですよね。
よぉく考えたら、どっちも『恋愛』が、話の核なんだよね。
本当に、そういうのが好きじゃないんやわ(笑)

再開発の波が押し寄せる街角。
未だにビデオテープしか置いていない、おんぼろレンタルビデオ店。
ジェリー(ジャック・ブラック)とこの店の店員のマイク(モス・デフ)は友達だ。
ある日、マイクに店を任せ、店長(ダニー・グローヴァー)は旅行に出かける。
店長の期待に応えようと、張り切るマイクだったが、何故かテープが空だとのクレームが相次ぐ。
実は、前日に発電所を破壊しようと忍び込んだジェリーが強力な電磁波を浴びてしまい、そのジェリーを店に入れたせいで全てのビデオの中身が消えてしまったのだ!
そこへ、店長と親しいおばさんが来店、「ゴーストバスターズ」を借りたいと言い出した。
貸し出せないとなると店長に言いつけられると考えた二人は、明日までに用意すると、とりあえずおばさんを帰す。
友達に電話をかけまくり、「ゴーストバスターズ」を探すマイク、しかし唯一持っている友達もDVDだという。
困りきったマイクは、店に古いビデオカメラがあるのを思い出した。
このカメラで「ゴーストバスターズ」を自分達で撮影することを思いついたのだ。
見たことのないおばさんなら、何とか誤魔化せるかもしれない。
しかし、お客はおばさんだけのわけがなく、二人は更に「ラッシュアワー2」などビデオテープから消えた名作・旧作を自分達でリメイクすることに!
驚くことにその『リメイク』が、大評判になり、たちまち店には長蛇の列が!
リクエストに応えて、次々と作品を増やすために、町の人達も巻き込んで撮影を敢行していく。
ところが、そこへハリウッドの映画会社の弁護士達が著作権の侵害を訴えにやって来た。
二人は、レンタルビデオ店は、そして町はいったいどうなってしまうのか…?

ミシェル・ゴンドリーらしからぬ映画かもしれないけど、彼の監督作の中では一番好きかも。
『落下の王国』で映画への愛がある映画と書いたけど、この映画は映画制作への愛が溢れている。
いろいろなことを自分で考え、工夫して作る楽しさ。
子どもの頃にパラパラ漫画を書いた時の喜び。
そういうものが、画面から滲み出している感じがする。
二人の作る映画は、アルミ箔の衣装、ダンボールに書いた背景などなどチープ感満載なのだが、そういうのが楽しいんだよ。というのを私達にもう一度訴えようとしているのじゃないかと思う。
確かに、お金をかければCGで何でも作れてしまうけど、それってやっぱりつまらないでしょ?
どんどん向上していく二人の特撮技術(?)は、映画の歴史をたどっているよう。

最後に撮った映画の上映会の後、店や二人や店長がどうなってしまうのかは誰も分からない。
ま、多分、Happy End とはいかないんだろうけど。
何かを自分の手で作ることの楽しさを思い出させてくれる映画、かな?
私は、メジャーどころの映画って見ないから「あぁ、これはあの場面か……」と分かるものは少なかったんだけど、それでも楽しめたので、映画好きを自負するあなた様、ぜひどうぞ。

ところで、この邦題は百歩譲っていいとして(「巻き戻してね、よろしく」じゃね~;;)
キャプション(ていうのかな?)の『はっぴいえんどにリメイク中』は、余計だよ。
試写会に行ってきました。

落ち目のアクション俳優スピードマン(ベン・スティラー)は、ベトナム戦争を描いた大作『トロピック・サンダー』での返り咲きを目指す。
そこに、下ネタ専門のコメディー俳優ジェフ(ジャック・ブラック)、演技派過ぎるラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)も加わり、撮影に入る。
しかし、役者も特撮も噛みあわず、日々無駄が募り、クランクイン早々に予算オーバーに陥ってしまう。
原作者の発案で、ある地のジャングルで撮影をすることになったのだが、物陰から彼らの様子を窺う人影が……
果たして、撮影は成功するのか?

とにかく、アホです。
ロバート・ダウニー・Jr演じるラザラスは、黒人兵士役になり切るために皮膚の移植手術を受けた。とか。(これが、また、昔どっかで見たような黒人のおっちゃんの出来上がりなのがスゴイ!)
あんまり何度も地球を救い過ぎてネタ切れのアクション俳優とか、一人で何役もこなして画面に出てくるのは全部お前やんけ?なバカコメディー映画とか。
気をつけた筈の差別的発言も何か、抗議されてるみたいやね。
でも、言うてるもん(~_~;)
たまには、何にも考えんと、こんな映画見るのもいいかもしれないです。
面白かったよ~。
それは、カメオって言わんやろ?な、カメオ出演のあの人、ファンだったら止めた方がいいかもな~
でも、チラッと映っただけで分かっちゃうけどな。(大分経ってから「えぇ~!?」ていう声も聞こえたけど。)
そしてそして、ランス~(^o^)/
あの、ボーイズグループが好きだった貴女、出かけましょう!

そうそう、冒頭のなんちゃって予告編が、いい!
Satan's Alley が封切られたら、観に行くよ、私は!(笑)
先週末から見倒れていました(^_^;)
試写会に連れて行ってもらって~、映画の日に梯子して~、舞台が1個あって、また映画……
も~見るだけで目いっぱいで;;
そんな訳で、ぼちぼち書いていきたいと思います。
まずは、これ。
順番どおりじゃないんですけど。
every_little_step.jpg




トニー賞9部門受賞、15年にわたるロングラン記録を打ち立てた、ミュージカル『コーラスライン』。
2006年秋、その『コーラスライン』が16年ぶりに再演されることになった。
これは、その舞台裏、ブロードウェイ史上世界初、オーディションの行方を追った作品。
オーディションへの応募者数3000人、最終選考まで8ヶ月、選ばれるのは、わずか19名。
伝説のミュージカル舞台に立つための熾烈なオーディションの幕が上がる。

それぞれの役柄のオーディションと、スタッフやオーディション参加者へのインタビュー、オリジナルキャストの舞台フィルム、『コーラスライン』の素となったマイケル・ベネットとダンサー達が語る話。
これが映画を構成する要素のすべて。
応募者達の必死さ、スタッフ達の厳しさ(と、優しさ)、『コーラスライン』という作品への思い。
色んなものがごちゃ混ぜになって、何ていうんですか、月並みだけど、胸が熱くなる。っていうかね。
観ている方は、オーディション参加者にすごく共感したり、友達みたいに親身になったり、かと思うと審査員のように順位を付けてみたり。
ある役の候補者で、一次審査で審査員達から彼女だけが役柄を理解しているといわれている人がいたんだけど、最終選考で、審査員達は首を傾げる。
自分達が気に入っていた演技とはまったく違うからだ。
やり直すチャンスを与えられるが、やはり上手くいかない。
彼女は言う、8ヶ月も前に自分がした演技なんて思い出せない……

努力や流した汗は裏切らないという思いとともに、感じるのはそれだけでは成功は掴めないという現実。
それでも、進み続けようとする強い心。
もちろん、ショックを受けてめちゃくちゃ凹んだりもするのだけど。

何か、もう泣けてきちゃう(;_;)
この見倒れ期間に見た映画の中で一番泣いたと思う。
皆がみんな、そう感じるとは思えませんが……
『コーラスライン』への思い入れがあって、舞台に立つということへの執着が分かる人は、見ていただきたいな。

時々不意に見たくなる『コーラスライン』ですが、この映画を観てまた見たくなって……見ちゃいました~(^_^;)

さっきの8ヶ月前の演技ができなかった彼女が言った台詞が印象的だった。
「他人が自分を好きになってくれる可能性はNOが100人、YESは1人よ、だから自分くらい好きでいなくちゃ。」
うん、そうなんだよね。
昔々言われた。
「もうちょっとだけでいいから、自分のこと好きになり。」
でもね、それって、めっちゃ難しいやん?
わが身が可愛い、のとはまた違う話やもんね。
あ、映画の感想から離れちゃったよ。

夢に向かって、努力するってやっぱり素晴らしい!!と思える映画、『蟹工船』(て、読んだ記憶がないんだけど;;)読んで嘆くよりも、これ見て前向きに生きるベクトルを分けてもらおう、若者よ。
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