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私が観たり、聴いたりしたものの感想と日常のしょうもないことをウダウダと…
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プロフィール
HN:
赤姫
性別:
女性
趣味:
映画・演劇・音楽鑑賞
自己紹介:
関西在住。生まれ育ちも関西のコテコテ(?)関西人。
洋画・洋楽・歌舞伎で育ったため(?)、ちょっと感覚がヘンかも……
野球好き。ご贔屓はロッテとやっぱり阪神。
別名(まーちゃん)で時々よそ様に出没。

赤姫とは…歌舞伎に出て来る典型的なお姫様。たいてい真っ赤な着物を着ていて、キラキラとした大きな銀の花櫛を鬘につけ、振る舞いもとても可愛いらしい。
子ども時代の私の憧れでありました。
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公開はしてくれまへんのんか?

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ちょっと迷ってたんですけどね~
「世界最速のインディアン」と同じ監督だというので、観て来ました。
バンク・ジョブっつっても銀行員の仕事ではありません(笑)←あ、おかしくない?

舞台は1971年のイースト・ロンドン。
中古車屋を経営するテリーは、借金に追われていた。
そこへ古くからの知り合いでモデルだったマルティーヌから銀行強盗の話を持ちかけられる。
付き合っている男が、ある銀行の警報システムが交換のために一時期作動しないと漏らしたのだという。
「一生に一度のチャンス」と説得され、テリーは決意する。
売れない役者やカメラマン崩れの友人の他、小悪党時代の知り合いのプロを含めて総勢7人の実行メンバーが集められた。
銀行の一軒隣の店が売りに出ており、そこから地下トンネルを掘って侵入を計画、強奪のプロではない彼らだったが何とか金庫への侵入に成功する。
しかし、その盗んだ貸金庫の中には、現金や宝石だけでなく、犯罪組織やイギリス政府、警察、王室にまで関わる秘密が預けられていたのだった!

実話なんだそうである。
というか、Based on true storyってやつですね。

1971年、ロンドンで、とある銀行の地下金庫に強盗団が侵入、数百万ポンドにも及ぶ現金と宝石が強奪された。
事件は数日間トップニュースとして報道されたが、何故か突如打ち切られる。
その理由はイギリス政府からのD通告(国防機密報道禁止令)だった……ということらしいです。
政府からの禁止令が出るくらいだから、ひょっとしたら金庫の中には王室を揺るがすようなスキャンダルが隠されていたのでは!?という設定に。

何かね、そんなに期待してなかったせいか、めっさ面白かったです。
素人ばっかりで、金庫破りなんで、みんな妙にテンション高かったり、腹が減ったと隣のレストランに出前頼んだりするアホがおったりで最初は何かユルユルなんですよ。
でも、実は金庫破りを持ちかけた女には裏の魂胆があって……という、二転三転していくのとリズムがゆるくなったりハラハラドキドキの展開になったりと、飽きさせない。
スケールがそんなに大きいわけでもないんだけど(MI5だの6だのも出てくるけど基本イギリス国内だし)、これはこれでいいんだと思うの。
元々がちっこいヤツ等がやってることなんで、そんな世界を股にかけるようなことは無理でしょ。
まぁ、そんなちっこいヤツ等が思いがけず国家レベルという身の丈に合わない大きな舞台に引きずり出されることになった、その右往左往振りや、いつも取り澄ましてるようなお偉方の狼狽振りを楽しめばいいんじゃないでしょうか?
やっぱり、小市民ですからね、ちっこい方に感情移入というか、肩入れしがちですけど。
「あぁ、もう、何をあほなことを!」と、保護者のように心配するのもよし。
「そろそろ何か大きいことをしないと」ってやるのがこれかよ!?と呆れるもよし。
この近所を借りて地下掘って銀行を襲う犯行ってホームズの話に同じようなのがあったよね?
「赤毛同盟」だっけ?
そんな古典的名作推理小説と比べてみるのも面白いかも。

好き嫌いが分かれる映画だと思いますが、「ロック、ストック~」が好きだった人はなかなか楽しめるんじゃないかと思います。(私もメチャ好き!)
「ロック、ストック~」といえば、ジェイソン・ステイサムってあの映画の時は全然印象ないのですよ、私は。
でも、一番出世したよね~。
ジェイソン・フレミングも最近観たのじゃミラーズで刑事役でチョロっと出てただけやし。(キーファーに付いて行って一緒に調べろよ!と思いました;;)
コックの人、えぇとデクスター・フレッチャーか、もチョコチョコっと見た時期もあったけど最近はあんまりのようだし。
一番のお気に入りだったエディ役のコ、えぇと忘れた。調べます……。
あ、あった。
ニック・モランは、ホントに見ない。
いや、仕事はやってるんだろうけど、全部が全部日本に来るわけでもないし。
近況をご存知の方はご一報ください(笑)

あ、そうそう、ホームズと並ぶ名探偵ポアロを演じたデビッド・スーシェが、ポルノ監督でストリップバー経営者なんだけど裏社会では結構な顔役という、悪い人で出ています。
ポアロは吹替えで観てたので、この人がそうだろうなぁと思いつつも何だか違和感があったんだけど、やっぱり上手い!
もう、何か、ホント上手い!

ところで、T-REXといえば“Get It On”なの?
カバーアルバム出した時にウシこと、ジョー・エリオットも言うてたけど。
日本では“20th Century Boy”なんじゃないかな~と思うんやけど、20世紀少年とは関係なしに(と思うけど)。
まず、あの曲ありきでしょ?
だって、あのイントロ、忘れられんやん!
実は、今年最初の鑑賞作品がこれ。
いつも試写会とかにご一緒させていただくお姉様に、ピンチヒッターとして誘われて行ってまいりました。
ホラーは苦手なんで余程じゃないと自発的に観に行かないのです。
だってぇ、イヤな気が溜まってたりするや~ん。

お話は
誤って同僚を射殺したために停職になった元警官のベン。
彼は、昔火災にあった、今は荒れ果てたデパートの夜警をすることになった。
しかし、そのデパートの『鏡』に触れたことをきっかけに、恐ろしい体験をすることになる。
前任者から届いた小包、鏡に浮かぶ謎のメッセージ、不可解な連続死、そして魔の手は彼の家族にまで……
家族を守るため、『鏡』にまつわる過去の怪事件を探るうち、ベンはある一人の少女の存在にたどり着く。

CMで、鏡を離れた後もその人の姿が映っていて不敵な笑みを浮かべているというシーンがありましたね。
これは、ちょっと怖い。
でも後は、音とかで怖がらせようとしている感じで、『ショッカー』の要素が強い作品だと思います。
これもCMや予告編で女の人が自分の口に手をかけて……というシーンがありますが、ここが一番えぐいかも~(-_-;)
いきなり届く小包とかも、ホントにいきなりでちょっとした恐怖を感じさせるんだけど、結構簡単に納得してスルーだし。
結局『それ』なの?という結論は、まぁ、いいとしても、唐突過ぎて取ってつけたような感じがする。
もう少し掘り下げてもいいのでは……そもそもの原因が何も描かれないしね。

大体何処もかしこも焼け落ちて廃墟同然のデパートの中で、全く無傷な鏡をあんまり「おかしい」と誰も思ってないんですよね~。
「おかしい」やん、普通。
まぁ、無傷なだけでなくピカピカなのは、また訳があるのですが……。
ラストはあっと驚くといえば、あっと驚く。
でも、あっと驚くラストといえば、これしか無いわな。
それにしても、キーファー君が、あ、ベンですね、何か身勝手過ぎると思うのは、私だけ?
ちょっと疲れる映画でしたが、思ったより楽しめました。
ありがとうございました。

ちなみに、イヤな気は溜まってませんでした。(あくまで私の感じでは…、でも鈍ってたのかも;;)
日本人には、オリジナルの韓国版の方が怖いかも。(私は観てないけど)
アジア人の怖いと西洋人の怖いはちょっと質が違うと思うから。
17世紀のスペインを舞台に、最高の剣士と称された一人の男の人生を描く。
勇気と誇り、そして愛と義に生きた男『アラトリステ』

歴史上の出来事の中に架空の剣士アラトリステを登場させた作品。
大掛かりだし、いつもは悪役にされてしまうスペイン側からこの時代を描いた作品は珍しいですね。
いつまでも悪役ばかりに甘んじてられないしね。
物事にはそれぞれの視点で見た事実があるのです。
アラトリステは時に傭兵だったり、剣客だったりするけど、基本、スペインのために戦っている。
そんな彼に、次々と謀略やら災難が降りかかり、彼の望むささやかな幸せすら叶えられないのだった。

何かね、土臭いっつか、埃っぽいつか、アラトリステがいつも小汚いのよ。
まぁ、戦場ではそんなもんだろうし、今の時代リアルさが求められるから致し方ないのかな~とも思うのですが……。
華やかさに欠ける感じが…、女性陣もそれ程華やかさはないし。
そんで、長いのですよ(~_~;)
いや、2時間半弱だから、メチャクチャ長いって訳ではないし、原作の小説は大作だそうだから、その割りには……と思うのですが。
何かね~2,3回、「まだ死なんのか!?」と思ってしまいました;;
素敵な衣装のエドゥアルド・ノリエガがいなかったら、寝てたかも(^_^;)
ちょっとくらい嘘っこでもいいやん。
もうちょっときらびやかなヴィゴとか、他の剣士が見てみたかった……。
それと、お話全部を取り入れようとしたせいなのかな~?
何だかダイジェスト版みたいな感じがちょっとしますね。

主役のアラトリステはヴィゴ・モーテンセンが演じているのですが、なかなかにハマり役だと思うし、ストーリー自体は面白いものだと思うんですよ。
ただ、ちょっと、失敗しちゃったかな~とは思うけど。
歴史物が大好き、とか、ウィゴのファンならもっと楽しめるかも。

でも、正直言うと何でヴィゴだったんやろ~?とは思う。
スペイン語圏に、ふさわしい俳優が全くいないとも思えないけど。
ま、でも、ヴィゴちゃうかったら、日本での公開は難しかったかもですね。
boy_a.jpg




穏やかに光の射し込む部屋で、青年が中年の男性と向き合っている。
青年の顔は喜びに満ちて、目はキラキラと輝いているが、どこか落ち着かない様子。
向かいの中年男性、テリーから『ESCAPE』とタグの付いたスニーカーをプレゼントされた青年。
彼には先ずすることがあった。
それは、自分に新しい名前をつけること。
彼は『ジャック』に決める。
『ジャック』の世界はここから始まるのだ。
『ジャック』は少年時代に重大犯罪を犯し、今日出所するのだった。
大人になって初めて見る世界は、何もかもが目新しい。
『ジャック』の新しい住処となる家(下宿みたいな感じ)に着くとテリーは自分の甥として紹介した。
しかし、外には警護の警官がいる。
テリーは日本でいうと保護司(かな?)。
不安そうな『ジャック』にテリーは言って聞かせる。
「過去の君は死んだ。」
その夜、『ジャック』は夢にうなされた。
テリーを説得して出かけたフィリップの墓前で、「罪悪感から死を選んだのかな。」、『ジャック』は呟いた。

『ジャック』は運送会社に勤めることになった。
同世代の青年クリスとペアを組んで仕事をすることになる。
職場で出会ったミシェルという女性も気になった。
クリスや他の職場の仲間と仲良くなり、ミシェルとも思いを通じ合わせるようになった『ジャック』。

何もかもが上手くいっているように思えた。
しかし、自分を偽っていることは、『ジャック』を酷く苦しめた。
『ジャック』は、せめてミシェルには真実を打ち明けたい、とテリーに話すが、身の安全のために、絶対に過去のことを話してはいけない、と諭される。

その頃、世間では、「BOY A」の釈放が大々的に報じられていた。
成長した「BOY A」をモンタージュした写真に似た人物の家が放火されたり、ネットでは懸賞金がかけられたり、世の中はまだ「BOY A」を激しく憎んでいた。

ある日、クリスと配達に出た『ジャック』は、その途中で事故を起した車を発見する。
助手席の少女を必死で助け出す『ジャック』。
『ジャック』はその時、命の重みをひしひしと感じていた

『ジャック』が様々な経験をしていく合間合間に、少年時代の彼が挿入されていく。
挿入されるのはあくまでも、短いシーンであり、私達は少しずつ少しずつ『ジャック』となった青年の過去を知っていく。
学校でいじめられている少年。
ある日、いじめっ子から救ってくれた少年、フィリップと出会う場面。
フィリップと楽しい時間を過ごす彼。
そして
犯してしまった罪。

現在の『ジャック』を私達が愛しく思い、彼のために悲しむ頃、彼の罪が暴かれる。

その時、私達は目の前にいる、その、『ジャック』だけを受け止めることが出来るのか?

「BOY A」は、日本でいう「少年A」ですね。

世間を騒がせた大事件の犯人が、もしも自分の身近にいたら?
その時どうするのか?
どうすればいいのか?
どうすべきなのか?
どうすべきなのか分かったとして、実行できるのか?

悲しくて難しくて愛らしくて残酷。
自分自身を見つめ直さずには、結論を出すことは出来ない。

ラストシーンは、私達に委ねられている。
ただ、私には悲しい結末しか思いつかないけど。
彼の手に握られた助け出した少女からのお礼の手紙。
それは彼の「免罪符」にはなり得ないのか?
目の前にないものを信じられないでいるくせに、目の前にあるものだけを信じることが出来ない。
人は、厄介だ。

あんまり、色々と自分の考えを書くのははばかられる感じがする。
とりあえず、先入観は出来るだけナシで観ていただいた方がいい映画だと思う。(って、ブログ書いてりゃ世話ねぇ;;)
ちょっと書きすぎたかもしれないけど、とりあえず、監督からの注意だけは守ったつもり。
ただ、主役のコが……可愛く見えるんだけど、大体の時は……時々、ギャラガーさん家の人っぽいんだね~
私と同じくあの兄弟がダメな人は、ちょっと注意(^_^;)
それおいといて
いろんなことが揺らいでしまうかもしれない、観る側も痛みを受けずには済まされない、そんな映画でした。
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